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FUERZA BRUTA WA! @品川・ステラボール

FUERZA BRUTA WA!、クッソ面白かった!!!!!!獰猛で、あまりに肉体的なイリュージョン!!基本的にはクラブとサーカスのフュージョンなのだけれども、視聴触覚に訴える夢幻が現前したときの物理的驚異!

私は2014年に赤坂で演ったフエルサブルータもみているのですが、あれみた人間も最上に昂れる新演目あり!あの時も呟いてましたが江戸川乱歩の『影男』に出てくる極上の体験のような、血沸き肉踊るIllusionがこいつぁやっぱりヤバい!和の要素も最初不安だったのですが、最後は上手く昇華させてたように感じました。

さて、撮影OKだったから写真素材が夥しくあるのだけれど、とてもお薦めだから事前知識は余り無しで出来れば生でステージを味わっていただきたいところ。(勿論現場という意味がこれほどある舞台もなかなかないのですが)

と、言うことで、PVを貼った後に写真を掲載し、その後にネタバレアリの感想を書きます。どうぞ、この先はLIVEを愉しんでからが推奨です◎



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さて、上にも書いたのですが、今回の新作の最大の特徴である”WA”という点が、実は視る前の最大の懸念要素でもありました。なんというか、「ナポリタンをイタリア人として食わされる」みたいなコレジャナイ感じになりやしないかと。

実際、初っ端の法被や鎧武者の下り辺りはちょっとその気を感じて。海外、或いは現代を意識した"和のパフォーマンス"という点ならば、それこそリオ五輪閉会式のステージや、或いはこの初夏にスカイツリーで行われた能×VJ LIVEに軍配が上がるな、と想っていました。

個人的には前回のFUERZA BRUTAの魅力の一つにアルゼンチンの今の音楽の感性という点があって。今回のWA!においても、例えば能や狂言の非対称的で妖気のある聲を使ったら更に幽玄なWONDERが拡がったように思います。

と、いった心持だったのですが、一気に気持ちが変わったのは着物風の踊り子3人が踊っている時にレールがぐわっと円周を描いて天井へ滑り込んだ時。"うぉお!これは前回みてない!"と引き込まれました。よくみれば、スモークのラインが波打って流れているし、どうやってんだこれという工夫が凝らされていて。

そして天幕から落下してきた人間がエア・ポールの中で空中で止揚する様も凄くて!そこから客も空中へ引き上げるわ!そして今回も空中水面の色っぽい破壊的な演目が能面verで展開されて!

さらに、FUERZA BRUTAといえばこれ、ランニングマンが最後に輝く鳥居の連環の中から飛び立って。ここまでやられたらもう御見それするしかない。すっかり魅了されました。

間に入るドラムの祭囃子なんかもヨサコイソーランなノリというか、アーティスティックなパリピわちゃわちゃな感じで。ここら辺、BJORKや俚謡山脈の民謡DJ Setを取り入れたらさらにDopeになりそう。またねぷた的な山車は立佞武多並みにやってほしかったw

とはいえ最後はビーシャビーシャになりながら、最高の笑顔で帰りました。ホント、至高のEntertainmentっした★
by wavesll | 2017-08-11 21:34 | 舞台 | Trackback | Comments(0)

野村萬齋x真鍋大度(ライゾマティクス) FORM -伝統×最先端が挑む日本最古の舞・「三番叟」

野村萬齋x真鍋大度 FORM


NHKBSPで流れていた舞台「FORM」、スカイツリーでみた能VJ LIVEもそうですが、伝統も最新型へメタモルフォーゼしていくのだなと。TOKYO2020開会式への期待も高まります。

音楽的にはアシンメトリーな妖声に日本の藝能を感じました。
by wavesll | 2017-07-12 21:56 | 舞台 | Trackback | Comments(0)

能×VJ LIVE at 天空樹にて妖気に触れる

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Tokyo Skytree’s new lighting pattern and ‘Noh x VJ Live’ performance


能×VJ LIVE~演出(1/2)~(東京スカイツリータウン5周年)(2017)(1/4)


能×VJ LIVE~演出(2/2)~(東京スカイツリータウン5周年)(2017)(2/4)


スカイツリーへ能×VJ LIVEを堪能してきました。

いやー、えがったー!能×VJ!

LED屏風の前で演舞するというステージ。小狐丸という伝説の劔が造られる物語でした。

18:30からの最終回の為ライティングにも映えた刀鍛冶の端正な、しかし狂気に迫るような演技の迫力、そして相槌の狐神の異様な圧倒さ。

そして楽器隊のサイケデリックな音!音波が映像化されるといったVJとの同期も相まって相当な感無量。“日本の妖気”に魅了されました。

90分前から前方真ん中三列目に座って待っていただけあって演者の目の演技まで楽しめて。

最初は舞台撮る気満々だったのですが、上に載せたようにYouTubeに動画(別の回)を全編上げてる人がいて、これはみるのに集中できるなと。

で、写真撮る気の写の字も起きないほど圧倒的な時間。能にSEが重なることで取っ掛かりが出来ると共に能の舞台そのものの凄味が逆に浮かび上がるという。

これが気に入った方に"伝統音楽Xエレクトロニクス"という点でお薦めなのがモロッコの呪術音楽ジャジューカをローリング・ストーンズのブライアン・ジョーンズがディストーションかけたアルバム。因みに本場のジャジューカ・マスター達による来日ライヴも今秋あります。

あやかしが息づく年月の九十九。その幽光・妖音の幻に一時の夢を視た宵となりました。
by wavesll | 2017-05-22 07:47 | 舞台 | Trackback | Comments(0)

菅原小春の舞踏 at TOKYO M.A.P.S

Quickstyle x Sinostage Opening Ceremony - Koharu Sugawara (Live performance)


GWの六本木ヒルズといえば毎年J-WAVEが開いているFREE LIVEイヴェント、TOKYO M.A.P.S。

今年の個人的な目玉はStevie Wonderとの共演CMからこちら八面六臂に魅了される菅原小春さん。彼女のダンスパフォーマンスがみたくて欅坂広場へ向かいました。

かなり良かった!3部構成で、第1部は表情も豊かにダンスの表現でベッドルームで目覚める様が。冒頭に映像を載せたコレオグラフィーの赤い衣装でヴァイオリンで女性3人で踊る第2部がとてつもなくカッコ良くて、男女2人ドラムで踊る第3部に“シンクロ、コンビネーション”の素晴らしさを。

漫画『昴』以来、ダンスの持つ意識の魔術的拡大を求め、シルヴィ・ギエムのボレロ 於 東京バレエ団創立50周年 祝祭ガラCompagnie Marie Chouinard 『春の祭典』そしてヤン・リーピンのシャングリラなど観てきたのですが、菅原小春さんのダンスはそれこそアートに持つ幼い頃の原初体験からぐんぐん大人へ進化していく様をみるような、プリミティヴで真っ直ぐな舞踏表現に昂りました。

ヒューマンビートボックスに振付を付けるのもカッコよかったし、あのドラムのコレオグラフィーをみるとMark GuilianaのDrum Soloを身体表現で魅せて欲しい、どっかの企業がCM企画出してくれんかなーとか妄想が拡がりましたw Nonverbalな體と音の炸裂は宇宙人にともコミュニケートできるような伝達表現。やー、いいものみれたなぁ。
by wavesll | 2017-05-07 04:14 | 舞台 | Trackback | Comments(0)

現代に蘇る『曽根崎心中』の"舞台裏" ー『杉本文楽』&『ちかえもん』

c0002171_2032898.jpg如月晦日、熱海へ紅白梅図屏風をみにいったのですが、展覧会が開かれたMOA美術館のリニューアルをディレクションし、自らの『海景』『月下紅白梅図』の作者でもある杉本博司さんが『曽根崎心中』を近松門左衛門のオリジナル版で上演したと聴いて。

是非みてみたいなぁと想っていたところ、DVDが出ているということで手に入れ鑑賞しました。
この『この世の名残 夜も名残 ~杉本博司が挑む「曾根崎心中」オリジナル~』、予想外にもメインはNHKの杉本の舞台製作を追ったドキュメント番組でした。ただ本編でも舞台本番映像があり、特典映像に30分強の舞台の様子が収録されておりました。

そもそも私が『曽根崎心中』に興味を持ったのは昨年にNHK木曜時代劇で放送された『ちかえもん』というドラマが契機で。

スランプに陥っていた近松門左衛門が大阪の街で起きた騒動に関わることで『曽根崎心中』を書き上げるまでをコメディタッチで描いたこの作品がとても面白かったのです。

実際に近松門左衛門が『曽根崎心中』のインスピレーションを得たという大坂堂島新地天満屋の女郎「はつ(本名妙、21歳)」と内本町醤油商平野屋の手代である「徳兵衛(25歳)」が西成郡曾根崎村の露天神の森で情死した事件を縦軸に様々な仕掛けがあるドラマで。

松尾スズキ演じる近松門左衛門が歌う昭和歌謡の替え歌がBGMで流れたり、アニメが挿入されるなど時代劇に馴染みがない人間でもとっつき易い演出と、松尾スズキや小池徹平等役者陣の好演、そして脚本の妙ががっちり嵌っていたのです。

"ちかえもん"のキャラクター造詣が、燻るアーティストで情けないオッサンというのが人間味にあふれていて。マンガ世代にも響くキャラクター性がありました。

私はスポーツを試合だけがっつり見続けるファンではないのですが、スポーツ漫画は大好きで。試合に至る人間模様には心打たれるタチでして。

『ちかえもん』は"創作の舞台裏"という点では『G戦場ヘヴンズドア』もかなり近いものがあるのですが、何よりもこの作品には『あしたのジョー』のような、"輝く表舞台の裏側のドラマ"が本当に見事に描かれていました。

さて、そんなこんなで『ちかえもん』を機に『曽根崎心中』に興味を持ったのですが、現在文楽で上演されているのは1950年代に復活したヴァージョンで、近松のオリジナル脚本ではないと。

そこにこの杉本曽根崎心中の話を聴いて。勇んでDVDをみたのですが、舞台製作のドキュメンタリーには大変興味深い"舞台の裏側のドラマ"が写されていました。

杉本さんにはちょっと複雑な気持ちも個人的にありまして。男の嫉妬は見苦しいですが、現代美術家全般に感じる"巧いことやりやがって感"とでもいうか、昨年の東京都写真美術館でのロスト・ヒューマン展でもコンセプトとそれを成し遂げる資本力は凄いけれども、実装はまだぬるいところがあるなぁと想ったり。

けれども流石写真の『仏の海』は本職仕事だったし、MOA美術館のディレクションも素晴らしくて。NYに拠点を置くことで"国際人としての日本文化理解"は転がる岩に苔は生えずとも、一種外側からの視点ともいうか、今回の『曽根崎心中』の原点に返る試みは古民家の黒ずんだ木材を彫刻刀で削ったような真新しい感触を古典に与えるとも感じて。

実際、現行の昭和verの『曽根崎心中』と比べ近松の原文verは字余り字足らずがあって節回しに難がありました。しかしこの"違和感"が"臨場感・リアリティ"に繋がると文楽の人間国宝たちに新鮮な風を吹き込んでいたのです。。

また杉本演出はただオリジナリティをなぞるだけではありませんでした。

通常文楽は人形遣いの腰から下が隠れる板の後ろで演じられ、縦の移動はないのですが、杉本は会場となったKAATの舞台を活かし、縦にも動く演技プランを提案。さらに文楽は通常明るい中での人形劇なのですが杉本は暗闇の中での劇を提示します。

現代の感覚で原点を演出する。ここは杉本さんの確固としたVISIONと、それを成すだけの実績があるからこそ実現できるなと。

そのコンセプトの企画を通すために、様々な舞台装飾の見識や、センスを裏付けするロジカルな部分、これは現代美術アーティストだからこその仕事だなと感嘆しました。

MOA美術館での展示でも映像作品に挑んでいましたが、杉本さんがあえてクオリティには目をつぶったように見えても新分野に挑むのは、いつまでもクロック数を若々しく火のような心を持ち続けるアティチュードなのかなと想いました。

そして『曽根崎心中』のプロジェクトには、杉本さんのアイディアを身体化する浄瑠璃の達人たちがいました。文楽の巨匠たちの手で無理難題の発想が実装され、夢のような舞台が創り上げられ、満員の観客を幽玄の熱界へ連れて行って。

歌舞伎もそうですが、浄瑠璃も"浮世絵の実写化"のように感じて。今の2.5次元舞台もそうですが、日本には二次元と三次元の狭間の感覚があるのかもしれぬと想いました。

最終的にはヨーロッパ公演まで舞台はロールし、まさに"国際的な日本感覚"が立ち上がっていたこの曽根崎心中。理想化された悲恋の物語、もし再演があるならば是非見てみたいです。"表の舞台"と"裏の舞台"、現実は物語とはまた異なるけれども、その"素の味"も含めて大変愉しめました。

cf.
俺たちの国芳 わたしの国貞展@Bunkamura ザ・ミュージアムに行ってきた

シネマ歌舞伎 『スーパー歌舞伎II ワンピース』をみた
by wavesll | 2017-03-01 21:32 | 舞台 | Trackback | Comments(0)

シネマ歌舞伎 『スーパー歌舞伎II ワンピース』をみた

c0002171_1244197.jpgシネマ歌舞伎 『スーパー歌舞伎II ワンピース』をみました。面白かった!

原作は空島篇で脱落したのですが、エースを救うための頂上戦争篇はハンターを読むためかジャンプで読んでいて。そこを題材としていたらかなり面白いだろうと想ったら期待に応えてくれました。

まず驚いたのはヴィジュアルの違和感のなさ。特に男のキャラ達はかなりのドンピシャぶりで。ゾロ、サンジ、ボン・クレーなんかはよくぞここまで仕上げたものだと想いました。

ルフィ、エースはヴィジュアルは原作と印象は違いますがスピリットは良く現れていて、実際に人間が演じる歌舞伎版ならでは良さがありました。そういう意味では白ひげはその最たるもので、原作を超えたのではという位の魅力を放っていました。個人的な最高潮も白ひげの叫びの場面でした。

逆に女性陣は、まぁこれは歌舞伎だから男が演じるのは仕方のないのだけれども、どうにも老けて色気なく見えたのは残念でしたね。弾ける艶があったらもっと良かったのだけれども。

このシネマ歌舞伎、舞台版のダイジェストというか、アマゾンリリーとインペリアルダウン、海軍本部での戦いの一部がナレーションでさっとカットされていて。特にアマゾンリリーでの一幕がないとラストのアマゾンリリーでのシーンが効いてこないなぁと想いました。舞台は休憩挟み5時間もの長さだったようですが、せっかくならFullで流してほしかったなぁと想います。

カット処理がされたという以外でも、そのテンポの速さ、情報量の多さには目を見張りました。ファンタジー漫画の中でもその世界観が凄まじいワンピースだけあって設定の嵐に頭がヒートアップ。

ガツンガツンの展開にちょっとくらくらでしたが終盤になるにつれ骨太なドラマが展開されて。白ひげの叫びとエースの想いにはぐっと来ました。泣いている観客の人もいたなぁ。火拳とマグマのバウトの紅旗の演出も見事で。シャンクスの台詞で映画が終わっても良かったなぁと想う位の満足感がありました。

最もアンビバレンツな気持ちになったのは、この歌舞伎随一の名キャラ、ボン・クレーについて。インペリアル・ダウンではおかまキャラが大量に出てくるのですが、単純にTVのオネエ的な扱いというか。バカ騒ぎ要員としての扱いにLGBTの人の誇りを傷つけはしないかなぁと大きなお世話を想ったというか。Twitterのフォロワーさんでゲイの人がいて、あの人がこれ見たらムッとしそうだなぁとは想いました。

少年漫画を読むとき、少年はみな自分を主人公に重ねると想います。劇中でルフィは「お前は仲間を惹きつける魅力こそが最大の長所だ」と言われ、「俺は仲間に助けてもらえなければ何も出来ねぇ」と言う場面がありました。その『ダイの大冒険』以来の勇者の特長、この"仲間との絆"という点こそがワンピースとドラゴンボールの最大の異なる点に思えます。悟空もルフィも底の見えないシンプルさを抱えた人物ですが、ルフィは悟空よりも仲間の存在を求めている気がし、それが現代のヒーロー像、少年が求めるものなのではないか。そんな気がしました。

そのルフィの最大のダチであるボン・クレー。まさに漫画からそのまま抜き出でてきたような熱演、そして最大の良キャラながら、オネエ系と言う馬鹿にされるノリを背負わせることに暴力性を感じるというか、"主人公以外の人間は主人公の為だけに存在しているわけではないよなぁ"なんぞと世間を通ると大きなお世話を焼いてしまうのです。まぁポリコレばっか唱えたり総花的な演出を言ったりして作品の勢いを失わせてしまったら元も子もないのですけれども。と、いうよりこういう色眼鏡を気にする私自身が一番差別的である、と逆説的に言えるかもしれません。

ルフィ達の"海賊"という、犯罪集団でありながら己の正義と自由を究めようとする生き方、コミュニティは現実の存在では一昔前は『爆音列島』に描かれたような暴走族が破滅を孕みながら担っていたように思えます。Blankey Jet CityのPunky Bad Hipにある
『新しい国が出来た人口わずか15人 それも全員センスのない単車の乗りばかりが揃ってる 古い世代の奴らは金で何でも買い漁った だけど俺たちは自然の掟の中で生きるケダモノの世代さ』
な世界軸。「俺たちの国境は地平線さ」を超えて少数精鋭で世の中を引っ繰り返そうとする若者集団は現在でいえばFacebookのような学生起業のITベンチャーかもしれません。

その上で、どちらかと言えばシステムを維持する側の苦心ぶりが分かってしまう世代となってワンピース歌舞伎をみて心動かされるのは、白ひげやシャンクスといった仲間を愛し慕われそして世界のシステムの中で独立した場を創ろうとする男たちの姿でした。

私自身は集団の中で上手くサーヴィスと任務とプライヴェートの立ち振る舞いを鼎立させるのが苦手な人間でしたが、それぞれ家族が出来たり、友達と常に一緒という環境を離れてムカシミタイニハアソベナイ今だからこそすべらずに済むような気が今しているのかもしれません。それは共に独立しながら生き抜いていく仲間への敬意からで。

カイジの鉄骨渡りでいうように、我々の人生は個々に天空を渡る57億の孤独(あかり)なのだと想います。

だからこそ一緒に生きる人達は特別で。と同時に私自身も宙に地に、海に、道を歩んだり、創っていけたら。その途中で自由運動の途中で旅を共にする仲間との場を創れたら。そんな事を想った劇でした。

ルフィは劇中で大きな挫折を味わいます。それはただシンプルに冒険を邁進するだけだったルフィの人生自体に破壊的な衝撃を与えるくらいの不可逆的な喪失でした。その痛み、その苦みに人生の味を感じると共に、そこから立ち直る彼の未来を見届けたい気持ちになりました。

『スーパー歌舞伎II ワンピース』、なんと来年新橋で再演されるそうです。それもみてみたいけれど、『スーパー歌舞伎II ワンピースII』もぜひみてみたい。楽しい時間を過ごせました。

cf.
超歌舞伎 「今昔饗宴千本桜」@ニコニコ超会議2016を観る

by wavesll | 2016-11-11 21:42 | 舞台 | Trackback | Comments(0)

大田楽 いけぶくろ絵巻へいってきた!

南池袋公園へ大田楽 いけぶくろ絵巻に行ってきました!
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平安時代から室町時代にかけて日本中で大流行し、忽然と消えた芸能”田楽”をもとに、狂言師野村耕介(五世野村万之丞、1959-2004)が舞踊家、音楽家、俳優、学者らと協働作業で創り上げた「大田楽」。
この秋、九世野村万蔵が演出し、池袋の街を舞台に繰り広げる。色とりどりの花を飾った笠や五色の装束を身につけた田楽法師たちが、いにしえの旋律と軽やかなリズムで舞い躍る野外パフォーマンス。
池袋の街と人が生み出す、新たな大田楽が幕を開ける。
というモノ。

第21回 山代大田楽


やるせなすの石井ちゃんがMCで"石井ちゃん久々にみたなーw"と想っていたら極彩の絵巻が繰り広げられました。途中では川劇のような変面ショーも!
最後は観客も赤絨毯の上へあがって踊り手を奏でました。上の動画よりもがんがんにドラムが効きながら、笛が吹き荒んで。ジャズフルート好きにも堪らない舞台でした。

そしてパレードは豊島区役所へ練り歩き〆。
フェスティバルトーキョーを内包する東京芸術祭2016の企画とのことでした。エキゾチックな平安のいにしえを味わうひと時を味わえました。
by wavesll | 2016-11-06 05:27 | 舞台 | Trackback | Comments(0)

古川日出男/蓮沼執太/青柳いづみ『偽ガルシア=マルケス』@東京都庭園美術館

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東京都庭園美術館に来たのは初めてで。アンリ・ラパンや宮内庁の宮大工によって粋に仕上げられた旧朝香宮邸のレリーフ、壁紙、カーテン、床タイルetcetc…美事でした。旧館玄関のラリックによるガラスの女神も、新館の杉本博司によるうねったガラスのエントランスも双方とっても魅力的でした。

開催していた“こどものファッション展”。こども服はどれも可愛いなーくらいしか解らなかったのですが、児島虎次郎の『登校』・『雁来紅と子供』とラファエル・コラン『エリーズ嬢の肖像』の三枚の絵画は気に入って。あと植田正治の『少女達』がみれたのは嬉しかったです。玄妙な表情がとても良かった。

そして本日来館した目的が演劇『偽ガルシア=マルケス』。
何と脚本が『アラビアの夜の種族』の古川日出男さんで◎古川さんは出演もされて。もう一人の役者は青柳いづみさん。ハロプロ顔というか綺麗な方で、声も可愛らしかった。そこに蓮沼執太さんの演奏が奏でられる構成。
三者が同時多発的に音を鳴らす演出はガルシア=マルケスの濃密な情報洪水を顕していたとしたら成功していました。そこから漏れ聞こえる『百年の孤独は土地の物語でなく家の物語』だという見立てなども見事。

ガブリエラ・ガルシア=マルケスと日本人作家によるガルシア=マルケスの解読劇。都会的な清潔さを想わせる蓮沼さんの音を魔術的リアリズムの題材に合わせるのは何故だろうと考えていたのですが、“ここ”が書物内部、或いは記憶の内部、“本の紙魚”の情報空間だと解釈するとぴったり来ました。

様々な読み解きにより主体的に芸術に関われるのも演劇の魅力。『百年の孤独』や『エレンディラ』等のガルシア=マルケス作品への興味がないとちょっと厳しかっただろう劇でしたが幸いにマルケス好きで『アラビアの夜の種族』も好きだったのでかなり楽しめました。冒頭の“解答をするより良い質問をするほうが難しい”という話、その通りだなと。批評も解答の一形態だとすれば、良い批評とは良い問いを含んでいるものなのではと想いました。

その上でこの舞台から“良い問い”を導くとすれば、“家とは何か?後天的に家を造るとはどういうことか?”というテーマから、“人が集団を造るとき、単なる集団と家の違いは何なのか、血でしか家は造れないとしたら、他者と夫婦になるとは?”というものを、今は挙げておきます
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by wavesll | 2016-08-28 20:13 | 舞台 | Trackback | Comments(0)

五輪開会式動画集

東京オリンピック開会式     (1964年)


Los Angeles 1984 Olympic Opening Ceremony Full Parade of Athletes


Sydney 2000 Opening Ceremony


Athens 2004 Olympic Games - Opening Ceremony, English Subs & Greek commentary


Beijing 2008 Summer Olympics Opening Ceremony - Australia 7 (English/Chinese Lyrics Subtitles)


The Complete London 2012 Opening Ceremony | London 2012 Olympic Games


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近年の五輪開会式はOlympic公式アカウントがULしているので、その内リオ五輪のもみれると想います。

スタジアムを使った美しい舞台芸術、五輪開会式。TOKYO2020、ハラハラしながらも楽しみです。でも『シン・ゴジラ』もハラハラしながら見たけど会心の出来だったし、期待!アニメ人脈を使うのもアリかもしれませんね^^
by wavesll | 2016-08-06 20:16 | 舞台 | Trackback | Comments(0)

CRAZY HORSE パリの前衛的なヌードショー

映画『クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち』予告編


AbemaTVにて、『クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち』をみました
『パリ・オペラ座のすべて』などで知られるフレデリック・ワイズマン監督が、世界的に­有名なパリの老舗ナイトクラブ「クレイジーホース」の舞台裏を追ったドキュメンタリー­。きらびやかなショーの模様をはじめ、常に100パーセントの出来を追い求める女性ダ­ンサーたちやスタッフ、オーディション風景など、パリの夜を彩る同店の知られざる裏側­に密着。オリンピックの開会式、閉会式の演出を手掛けたことのある振付師フィリップ・­ドゥクフレによる新作ショー「DESIR」を作り上げていく過程も収められ、幻想的な­世界を堪能できる。

というこの映画、細かい荒筋はこちらのサイトをご参照頂きたいのですが、ヌードショーが数々のクリエイターにインスピレーションを与えるレベルと言うのは凄い。演出、衣装、音楽、ダンサー、経営者がぶつかりあって舞台が創り上げられていくのはスリリングでした。

一昨年みたギエムのボレロ、去年みたマリー・シュイナールの春の祭典、そして先月のヤン・リーピン/シャングリラと、音楽への興味を拡張しダンスの舞台をみたりしているのですが、クレージーホースのステージにも好奇心をそそられました。

前衛的なヌードショー。映像で見ただけでも素晴らしいショーでした。
水準は違いますが、人生で一回だけ日ノ出町の浜劇でストリップをみたことがあります。その時も"ただ脱ぐだけでなくて、ショーを創り上げるんだなこの踊り子たちは"と想ったのですが、生で見る熱は、クレイジーホースでなら更なる蠱惑がありそう。性的刺激とアートダンスは極めて隣接、音楽と踊りくらいの近い関わって相互作用するんだなと想いました。

Crazy Horseの映像はこの他にも一杯Youtube上にあるので、取り敢えずはこれで好奇心を満たしたいです。あと、歌舞伎町のロボットレストランも気になっているんですが、一緒に誘える奴がいない。誰か行こうw
by wavesll | 2016-05-09 20:07 | 舞台 | Trackback | Comments(0)