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Columbus in Standalonecomplex 『コロンブス航海記』

Bump of Chicken 『Sailing day』


ここ数日『コロンブス航海記』を読んでいた。Cristóbal Colónの記した航海記をBartolome de Las Casas神父が要約したものだ。

コロンブスの航海は色々なことを教えてくれる。人生において自分のなすべきことをどのようになすべきかを教えてくれる。

彼は当時かなりの先端科学だったトスカネリの地球球体説に基づいて、東回りでなく西回りで香辛料の国インドと黄金の国ジパングに行こうとしたんだ。

当時の船乗りの多くは地球は平らで、世界の果てから海の水が滝のように宇宙に落ちていくと想っていた。だから航海が進むうちにだんだん不安が広がって、反乱が起きそうな不穏な空気が流れ始めたんだ。

そこでコロンブスは航海図に実際より短い距離を書き込んで、余り進んでないように船員に想わせたんだ。うまいよな。

コロンブスがインド人だと想ったのはカリブの島々の人々だった。彼はインドにキリスト教を広めてスペインの植民地にしようと考えていたのだけれども、実にうまいやりかたでやったんだ。

それは、とにかく向こうの人々に優しくして、自分たちが悪い人間ではないと想わせることだった。向こうからもらえるもの以外は何も奪わず、向こうが与えようとしたときも必ずこちらのものとの交換にしたんだ。

まず心を掴んで懐柔することから支配を始めることは冒険を続ける上でも非常に上手い戦略だった。それにカリブの人々は白人のことを天からの使いだと想ったから、何でもくれたんだ。

彼の第一の航海はこうして大成功のうちに終わった。

しかし、第二の航海で再びカリブに訪れると、島に残しておいた船乗り達は皆殺しにされていた。
それは、欲深い部下達は先住民に金を採らせるために過酷な労働を強いたり、女を犯したりしまくったからだ。先住民は「この人たちは天からの使いではなくて、我々以下の醜い人間だ」と想ったのかもしれない。幻想は崩れ、温厚な人々の心に憎しみが芽生えたんだ。

また、コロンブスにとっても誤算だったのは、彼が想っていたほどカリブには黄金は埋まっていなかったことだ。そのため、一緒に乗ってきたスペイン人達の欲を満足させるものではなったんだ。

またコロンブスを含め彼らは「自分たちの科学とキリスト教の理論は最高だ」という自尊心に溢れていたから、極めて無邪気に先住民の文化を軽視し、破壊したんだ。ここら辺はラス・カサス神父の著書に詳しい。

またコロンブスに目をかけていたイサベラ女王も死んでしまい、後ろ盾を失ったコロンブスは結局「総督」の地位も奪われ、死んだ。

あまりに最先端過ぎて誰も理解できないけれど自分が信じていることをやりきるためには、細心の注意と論理と、パトロンへの利益も用意した上で事を運ばなくてはならない。ゴールまでどんな手を使ってでもたどり着くように努力しなければならない。

またコロンブスと船乗りの部下、王様、女王、貴族、商人、先住民、それぞれがそれぞれの意思で生きている。そんな複雑な独立体の集合の嵐を沈没せずに渡りきるには、とにかく「その時やるべきことをやりきり続けること」が大事なのだろう。

しかし、真の問題はゴールした後、旅が終わった後だ。普通の日常、植民地の経営は幻想を打ち砕く。それはコロンブスにとっても、先住民にとっても。相手への幻想が砕かれたはずだ。

『あいのり』でできたカップルって、そりゃ旅をしてるうちは楽しくてロマンチックな気分になるだろうけれども、それが「日常」に戻って安定しても、幻想って続いているのかな?

この世で最も難しいことは、普通の日々で普通のことにいかに心をときめかせるかという問題だと想うんだ。


エレファントカシマシ 『普通の日々』


でももし退屈な普通が嫌で嫌で、でもジタバタぐらいしかできないんだったら、ジタバタしようぜwwwwwwジタバタすれば風くらいなら集められるかもしれないぜ。


はっぴぃえんど 『風をあつめて』
by wavesll | 2007-10-31 23:22 | 書評 | Trackback(3) | Comments(0)

To climb 男坂

この果てしない男坂の登り方を説明するのは、登り始めたばかりの俺にはあまりに難しいから、先輩の歌声に耳を傾けよう。俺が目指してるのはこんな男です。


怒髪天 『サムライブルー』



エレファントカシマシ 『孤独な太陽』


こういうだっせぇロマンチ、最近じゃなかなか見かけねぇだろwwwwwwww
by wavesll | 2007-10-31 20:42 | 私信 | Trackback | Comments(0)

テラ凄ぇ人間になるために

Boredoms 『Vision Creation Newsun』


昼過ぎて、三田に行って後輩とかと歌広に行って久々にカラオケった。

後輩から「ライヴみたい」とか「イエモンの吉井さんみたい」とか言われてすっかり嬉しくなってしまったw単純だからwwwwwww

その後アラビア語まで少し時間があったのでキャンパスをぶらついていたら日吉で脳科学者の茂木さんの講演会があるというポスターがあったので、サボってこっちにいくことにしたw

教室は超満員。非常にフランクな感じで話は進んだ。
要は「インスピレーションにしたがって勝負し続けよう」ということ。それが彼が主張していたことだった。ルールや抑圧から自分を解放することで人生を硬直させずに楽しめるらしい。

ってか話し聞いてて俺に考えが近いなと想ったwwww今日も直感にしたがってアラビア語サボったしwwwwww
めくるめく日常を突き進むために、一本絶対に勝てる武器を手に入れる必要があるというところも気に入った。

なんかこの人ってES細胞っぽいんだよなー。受精卵がまずなるES細胞は、その後どのような器官にもなれる細胞だ。彼もいつからでもどんな方向にもいけるES細胞やisp細胞みたいな感じがする。次の瞬間に何をしでかすか分からない人間に俺もなりたいので、大いに刺激された。

エルキュール・ポアロが灰色の脳細胞を躍らせるように、からだを構成する細胞単位に意識を持って実力を炸裂してやりたいな。

もっと言えば、細胞であると同時に天体のように生きたい。
地球自転をしながら公転をしている。太陽の周りを回っている。

その上で太陽自身も220,000,000年かけて銀河系を一周しているんだ。太陽も曲線的に動いていて、その周りを地球は3次元螺旋状に錐揉みしている。

そんな感じで右に左に上に下に揺れ動くけれども一本どっかへ突き進む感じでいく「地球人」としていければ、細胞であると同時に天体である自分をクリエイトできるんじゃねぇかと想うんだ。

ただ、茂木さん、宇宙とか語る奴は女に全くモテないといってたからなー。ほんとどうしたもんかなwwwwwww


スピッツ 『8823』


講演の音声データは近日中に茂木さんのブログにupされるらしいよ。
by wavesll | 2007-10-31 09:08 | 私信 | Trackback | Comments(2)

龍樹の伝言

荒井由美 『ルージュの伝言』


宗教上の偉い人って言うと聖人君子っぽいイメージがあるけどなかなかロックな伝説を持つ奴もいる。
例えば龍樹もその一人だ。こいつは若い頃仲間と透明人間になる術を使ってハーレムの女を犯しまくるというエロマンガみたいなことをやっているんだwwwww

世界史で習った感じだととりあえず仏教には上座部仏教大乗仏教ってのがあって、上座部仏教は個人が自分自身を高めるイメージ、大乗はみんなが悟りまでいきつくようにするイメージだった気がする。まじ適当だけど。

でもって龍樹は最初上座部を極めて、その後大乗仏教を体系化したんだ。

自分自身が成長することよりも、他人を成長させることの方が難しい。教えるほうって偉そうになりがちで、ひとりよがりになりがちだし、自分とは考え方や感じ方が違う人間とコミュニケーションするのは難しいからだ。

また、自分と同レベルまで他人を鍛えることで、自分自身がコモディティー化してしまう恐れもある。

でも俺はそんなことを恐れていたら全然面白くないと想う。おせっかいな場合もあろうが、言いたいこと言ってやりたいことやった方が楽しいのは間違いない。

そんなわけで俺も最近じゃ若干大乗気味に自分のネタ元と方法論を明かしてきているんだ。


BUDDHA BRAND 『人間発電所』
by wavesll | 2007-10-30 02:40 | 私信 | Trackback | Comments(0)

Chocolate journalism

銀杏BOYZ 『十七歳(・・・cutie girls don't love me and punk.)』


俺が就職活動で最後に行った説明会はある新聞社のものだった。
そこで幹部の方がとにかくFACT(事実)を大事にしていると言っていた。

どれだけ恐ろしい相手でも、どれだけ言われた相手を不快にさせることでも、本当だったらしょうがない。書くしかない。

そりゃそうだwwwww大体相手に都合のいいことしか書かなかったらそんなんジャーナリズムじゃなくて広告だよ広告。広告は金払ってもらって書くもんだ。ジャーナリズムってのは批判精神からしか生まれない。

地道に粘り強く、結果を焦らずに取材し続けられる者だけが記者になれるらしい。就活生にはもっと「ジャーナリズム」とは何かを考えて欲しいとお偉いさんは言っていた。

そこで俺は質疑応答の時間に、パネリストの現役記者のみなさんに「ジャーナリズムとは何ですか?」という質問をしてみた。200人の前で質問するのは結構エネルギーがいることで、内心バクバクだった。しかも明らかに相手は困った顔してたしwwwwwでも俺が質問した途端就活生たちの空気が変わった。みんな一字一句聞き漏らすまいとメモを取る姿勢になった。みんなが心底知りたい情報がそこにあったからだ。

若手記者のみなさんは「自分もまだジャーナリズムとは何かはわからないけれども」と前置きした上で持論を話してくれた。それを統合すると、ジャーナリズムというのは「これって何なの?」という気持ちであり、それを多面的・客観的に調べ上げることらしい。

調べ上げる過程、すなわち、仮説を立てて証明する過程で一番楽しいのは自分の考えが裏切られる瞬間で、その瞬間が来るまで人に会い続ける必要があるらしい。

俺はジャーナリズムも好きなんだけれど、嘘も大好きだwwwww
嘘って凄い面白いと想う。嘘をつくには絶対に演技しなければならないし、演技するには想像しなければならない。そしてリアルな嘘をつくには論理をしっかりとしなければならない。非常に高度な遊びだと想う。

菊地成孔という音楽家兼文筆家はブラックミュージックのことをチョコレートに例えた。黒い音楽には甘い音楽と苦い音楽があるからだ。

俺がやりたいジャーナリズムもどうやらチョコレートにまみれているらしい。スウィートな言葉も囁けばビターな言葉も噛み砕くことがやりたいからだ。

まぁ、こんなことやってると、返り血と自分の血で躯がずぶ濡れになって、友達なくすんだけどね。


X JAPAN 『紅』
by wavesll | 2007-10-28 20:18 | 私信 | Trackback | Comments(0)

世の中をめためたにする人たち

今日は横浜開港記念館で行われた福澤杯という英語スピーチ大会に行ってきた。

英語会に入っていたくせにまともに英語スピーチを聴いたのは初めてだった。結構面白かった。それぞれ個人個人でスピーチのスタイルが違っていて。後輩も頑張っていたし。

実行委員長が「頑張ることはいいことだ」と言っていたのもよかった。副実が「自分にしか出来ないことをやることはやはりいい」と言っていたのも良かった。実行委員の女の子が泣いているのを見て泣くほど何かを頑張るっていいなぁと想った。

帰りにTSUTAYAに寄ってミシカのアルバムを借りた。
バミューダボブマーリーという異名を持つミシカは、普段は釣りをしたりしながら暮している。そうした暮らしの中で音楽をつくってる。プロのミュージシャン一本での暮らしは望まず、あくまで無理なく暮しながら作品をつくっている。

俺は音楽ってほんとはそういうものだと想う。音楽家の音楽は、ぶっちゃけ音楽家のものだ。俺は釣り人の音楽があってもいいと想うし、銀行員やSEの音楽があったらもっと楽しいと想う。

文学だってそうだ。俺は横山秀夫さんの作品が好きなのだが、それは横山さんが記者として過ごした体験が色濃く反映されていて、リアリティがあるからだ。

スピーカーだって、自分の立場、自分の人生とスピーチの内容がいかに結びついているかで、訴えかけるものが変わってくるんじゃないかな?

でも音楽家や作家、演説家は主体である一方、自分自身の心情を客観する必要がある。ひとつ上の目線から現実をメタ化する必要が、ひとりよがりでない作品を作る上では間違いなく必要だからだ。

みんなが自分の言動をもっと客観的に観始めて、それを表現するような将来がくればいいと想う。

家に帰るとビートたけし爆笑問題小倉さん久米さんがテレビの責任について語っていた。いいこといってた。

とどのつまりテレビの質って、観てる奴の質だと想う。大衆というか愚民は自分ができもしないで、安全圏にいながら文句をいうクズばかりだ。ま、俺も含めてねwこれが諸悪の根源だ。

もはや安価に映像表現だってできるんだから、人に文句言う暇があったら自分が見たいものを自分でつくればいいのにと想う。少なくとも最近俺は俺が読みたいものを自分で書いている。

みんなが他人に文句を言わずとも満足できるようになれば世界は良くなるんじゃないかなwwwwwwww


Bob Marley 『No Woman, No Cry』
No woman, no cry (Repeat 4 times)
泣かないでおくれ

彼女は言う
確か座りながら言っていた
トレンチタウンの政府の庭では
オバが偽善者どもを見張ってると
私たちの知る善人たちと偽善者がごちゃ混ぜになっていった
良き友たち、私たちが出会った善き人たちを見失ってしまった
輝ける未来でも、過去を忘れることはできないよ
だから涙をぬぐってくれと俺は言うよ

泣かないでおくれ
お嬢さん、君だって涙を隠すことはないよ
No woman, no cry

彼女は言ったんだ。その時俺たちは座っていた
政府の支配下で
ジョージが火を点けた
夜が開けるまで樹々は燃えた
俺はコーンミールのおかゆを作ってた
君に分ける奴だよ
俺の移動手段は俺自身の足だけだよ
だから俺は押していくんだ
でももし俺が死んだらどうなるんだろう…

きっとすべてはよくなるよ
きっと全部解決するさ
きっとすべてはよくなるよ
全部が好転するさ
Ev'rything's gonna be alright
Ev'rything's gonna be alright
Ev'rything's gonna be alright
Ev'rything's gonna be alright

no woman, no cry
No, no woman, no woman, no cry
Oh, little sister, don't shed no tears
No woman, no cry

No woman, no woman, no woman, no cry
No woman, no cry
Oh, my little darlyn no shed no tears
No woman, no cry, yeah
any sister no shed no tears, no women no cry

No woman no cry, no woman no cry
No woman no cry, no woman no cry

俺たちは座りながら彼女の話すことを聴いたんだ
政府の庭、トレンチタウンで
偽善者どもに仕えてた
偽善者も、善人も一絡げになって
私たちは誰が善い人なのか判らなくなった
そんな風になってしまった
偉大なる未来にも
過去は消えない
だから涙を拭いてくれと俺は言った

No woman no cry, no woman no cry
ダーリン、泣いたっていいよ、泣かない女はいないんだ
言いたいことを俺に言ってくれよ
トレンチタウンの政府の庭で
ジョージが火を点けた
まるで愛という言葉に火をつけて燃え上がらしたようだった
俺たちはコーンミールのおかゆを作った
もちろん君に食べさせるためだ
俺は俺が勇気しか持っていないことが怖いよ
俺は推し進めるけど
もし俺が死んだら?

Everything 's gonna be alright, everything 's gonna be alright
Everything 's gonna be alright, everything 's gonna be alright
Everything 's gonna be alright, everything 's gonna be alright
Everything 's gonna be alright, everything 's gonna be alright
だからどうか泣かないでくれ
俺のお嬢ちゃん
涙していいんだ
泣かないでおくれ
覚えている
トレンチタウンで
ジョージが火を点けた
それは夜通し燃え続けた
俺たちはコーンミールのおかゆを作った
君と食べるために
俺に勇気しかないことが怖い
俺は今は調子がいいけど
俺がいなくなったら?
No woman no cry, no, no woman no cry
Oh, my little darlin'
Don't shed no tears
No woman no cry, No woman no cry

Oh my Little darlin', don't shed no tears
No woman no cry
Little sister, don't shed no tears
No woman no cry

by wavesll | 2007-10-28 00:59 | 私信 | Trackback | Comments(0)

精神ヴィールス

Deep Forest 『Sweet Lullaby』
弟よ、弟よ泣なないで、泣かないで
君が泣いている間、誰が君を背負ってると想う
誰が君の身なりを整えてると想う 僕達は今や孤児じゃないか
嶋が死んで 彼らの魂が僕らを見守り続けている
そのおかげで 僕らは知恵と生きる場所を戴けたんだ

弟よ 庭にいる弟よ
この子守唄は違った庭まで続いているよ
嶋が死んでから 彼らの魂が僕らを見守ってくれているんだ

Sasi sasi ae ko taro taro amu
Ko agi agi boroi tika oli oe lau
Tika gwao oe lau koro inomaena
I dai tabesau I tebetai nau mouri
(repeat x 3)



時任三郎ら3人がカナダの嶋をシーカヤックで旅する番組を観た。
この嶋には、自然の循環を活かして生かされてきた原住民が、圧倒的な力を持つ西洋文明と出会い、それに魅了された結果、皮肉にも西洋人が持ち込んだ天然痘によって壊滅の危機に瀕したという歴史がある。

その後この嶋の主人となった西洋人は鯨油を燃料としてさらに版図を拡大していく。

こういう話をするといつも白人が悪者に聞こえてしまうが、それだけではないはずだ。時任たちはシーカヤックの旅で肉体的精神的に限界を乗り越え、絆を深め成長していったことが感じられた。そこには感動があった。18世紀にこの嶋を訪れた船乗り達の心にも素直な感動はあっただろう。

それに、なんといっても便利なものは便利なのだ。「伝統的な暮らしの尊厳を守れ!」と声高に叫んでも、「近代的な自由な暮らし」に勝るメリットを示さないと誰もついてこない。マサイ族もケータイを使うこの時代にいくら情緒があったって、今さら日本人全員がパソコンも使わずちょんまげを結う暮らしをするとは想えない。

そういった意味で、「文明を知ること」その土地の精神にとっての一種のウィルスだ。精神が書き換えられてしまう。堅牢で華麗な文明ほど影響力は大きいし、温厚で柔軟な民族ほど免疫力は低い。さっきは西洋文明の広がりを肯定したけれど、俺も消えゆく文明をみるとどうにも悲しくなる。

文化にも遺伝子的なメカニズムがあるという考えを発展させて書かれた小説に『リング』がある。この中ではビデオテープが一種のRNA遺伝子と捉えられ、それが人間にウィルスとして作用する。

『リング』の中で採用されている進化の説は、おそらくウィルス進化論だろう。DNA等の遺伝情報がウィルスに感染することよって一部が壊されたり、書き換えられることで生命は進化してきたという説だ。また「呪いのビデオ」自身も、内容が改変されることで突然変異するという設定になっている。

文明というのも相互に書き換えあうことで進化してきたと俺は想う。古代ギリシャの知恵がアラビア世界に渡り、それがルネッサンスヨーロッパに回帰し、大航海時代を通して地球中に人間中心主義が広められ、そして今人間も自然の一部という生き方をしてきた人々の思想が世界に揺り戻されつつある。文明においても作用と反作用が存在し、お互いがお互いを自分のウィルスで塗りつぶそうというパワーゲームが行われているのだろう。

『らせん』の中で明らかにされたリングウィルスの正体、全人類の貞子化『ループ』の中では一元化のリスクとして描かれている。山村貞子にだけかかるウィルスが作られ彼女達は滅ぼされるのだ。そういうえば彼女も確か天然痘の患者だった気がする。

リスクヘッジのためにもプレイヤーの多様性は保たれるべきで、そのためには文明絶滅を起こさないように、強者が弱者の声に耳を傾ける努力をすることが必要なのだろう。


Asian Kung-Fu Generation 『リライト』

まぁ、俺みたいなキチガイに全身全霊を出せなんていっちゃ駄目だよwwwwww

銀杏BOYZ  『あいどんわなだい』
by wavesll | 2007-10-27 10:21 | 私信 | Trackback(2) | Comments(0)

真面ばびった

牛乳に相談だ。


電通の業界講演会に行ったのだが、本当に電通は恐ろしいなと想った。
サービス精神が異常に高かった。
講演の最後に「質問を余り受けられなかったから外で受け答えするよ」といってきたのにもびびったが、19:30に講演会が終わったにもかかわらず、20:00過ぎまで学生に対応していた。
さらに、別れ際のお辞儀が、必ず相手より深々とアタマを下げているのだ。全くえらぶらないし、ぜんぜん隙がないと想いながら、俺も質問してみた。

「これは質問というか感想なんですけど、電通の方って自分の喜びと他人の喜びが同化してるっていうか、他人が喜ぶことに間違いなく喜んでらっしゃいますよね?」
「あぁ、そうだね。やっぱり一緒に仕事する人が嫌な顔してたら嫌だからね。同化ってのはあるとおもうよ」

マジどうかしてるわwwww気持ちは分かるが、それを会社全体でやってしまってるってのが本当に恐ろしいな。

おそらく、常に自分のベストを出さないと気がすまない人種なのだろう。誰が相手でも自分が一番尊敬する人や、自分が一番好きな人のように扱うことで、相手をいい気分にさせることに命を賭けてるに違いない。こういう風にされたら誰だって気持ちよくなるだろうと想って慄然とした。


The Blue Hearts 『人にやさしく』


『日本科学技術大学教授上田次郎のなぜベストを尽くさないのか』


でも、俺は世界中を喜ばすためにはこれからはそんなに金をかけなくても大丈夫だと想うんだ。


Bob Marley 『One Love』
一つのあい、一つのこころ
トゥギャザーしようぜ すべてオーライだ
子供たちの泣き声を聴こう
「感謝と賞賛をこの世を統べる方に捧げます。そして私は全てを肯定します」と言おう
「トゥギャザーしようぜ!でもってぜんぶオーライだ」と言おう
Whoa, whoa, whoa, whoa

すべての汚いことを見逃そう
とどのつまり問題はひとつだけ、つまり自分が愛を求めているかという問題しかないよ
希望の無い罪びとのための土地はどこにある?
自分を守るために他人を傷つけているのは誰だ?
俺を信じろ

ワンラヴ、ワンハート
一緒に全てを受け入れよう
まるで今まさに始まったかのように
そしてもうすぐにも終わるかのように
すべて正しい。「感謝と賞賛をこの世を統べる方に捧げ、俺は全てを正しく感じる」
レッツゲットトゥギャザーしようぜ!そしたらオールライトなフィールだよw
もいっちょいこーか

一緒にこの聖なるアルマゲドンを戦おう
そしたら最後の審判で有罪なんかにはされないさ
チャンスを細くする人たちに哀れみを持とう
天地創造の父から隠れられるところなんかないよ

「ひとつの愛、ひとつの心。心を合わせて全てを正しく感じよう」と言いながら
俺は人類に頼んでるんだ
おぉ、ロードサマ

「感謝と賞賛をロード様に捧げ、全てをオールライトとしようや」
トゥギャザーしようぜwぜんぶオーライだwwwwwwwww
(Repeat)

by wavesll | 2007-10-26 04:12 | 私信 | Trackback | Comments(0)

鈍ら刀で斬り殺せ

BLANKEY JET CITY 『DERRINGER』


弘法は筆を選ばずというけれども、弘法大師だって凄い筆の方がいい字が書けるだろう。というか、プロはいい道具を知っているに違いない。

それでも空海さんが道具を選ばないのは、彼の能力は「凄い武器で相手を殺す」のではなく、「今もっている武器で殺せる距離まで相手に近づく」能力だからだろう。

索敵能力と、相手に気づかれずに懐に入り込むステルス能力に彼は長けていたから、誰の心にも届く言葉を生み出せたに違いない。骨を断つために時には肉を斬らせることもあったろう。

そしてその距離は俺は半径一クリックの距離だと想う。半径1クリックまで近づけば、デリンジャーでも目的達成できるはずだ。
by wavesll | 2007-10-25 12:56 | 私信 | Trackback | Comments(0)

不器用野郎の為の歌2

エレファントカシマシ 『珍奇男』

俺くらい馬鹿な奴はいないのではないかというくらい俺は馬鹿だ。
数学の問題でも、一箇所ずつしか変えていけない。ひとつひとつ説明されないとすぐに意味がわからなくなってしまう。

アタマでイメージしたものを身体で表現するのも下手だ。スポーツもアレだし、美術はそこそこできたが、いかんせん手先が不器用だから詰めが全然甘い。

新環境に対応するのもヘタだ。サークル発言とか、超苦手だった。というかあれにかぎらずスピーチが苦手だ。何を言っていいかわからなかった。他の連中はよくまぁぽんぽんあんな格好いいこといえるなと想っていた。

が、1年余裕をもらって2回目を過ごすと、ある程度しゃべれるようにはなった。後輩が先輩にある程度はカッコつけて欲しいと想っていそうなこともわかった。

いつのまにやら腹式呼吸もできるようになって、苦手だったカラオケもそこそこ楽しめるようになった。

要は俺は本当に不器用だから、人の2倍から3倍鍛錬を積まないと成長できないのだろう。未だに他人の気持ちとか読めないしな。

周りにいる天才達のように軽やかに2段飛ばし3段飛ばしするのは無理だから、俺はめんどくさいが1段1段を上がるスピードを速めることに集中しないと駄目なんだろうな。それでもいつかはどうにかなるだろう。


エレファントカシマシ 『今宵の月のように』

by wavesll | 2007-10-25 12:46 | 私信 | Trackback | Comments(0)