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最近とみに言われる日本の右傾化について

今朝の朝日新聞に一水会の鈴木邦男がインタビュー記事が載っていた。

一水会の鈴木邦男といったら右翼の代表みたいなイメージがあったので、「朝日新聞も変わったなー」と思ったのだが、記事を読んでみると鈴木さんは至極尤もな事を言っており、非常に面白いインタビューだった。

鈴木氏は最近の石原や安倍への期待の高まりについて、「僕は危ないなぁ、なんだかキナくさいなぁと思っています。右翼というのは社会の少数派として存在するから意味があるのであって、全体がそうなってしまうのはまずい。国家が思想を持つとロクなことにならないんですよ。必ず押しつけが始まりますから」と述べている。

彼が右翼として活動を始めた40数年前は、左翼の論客もたくさんいて、彼らと話し合う。つまり意見の違う他者と論議をすることによってお互いに認め合い、議論を深めていたという。そして今の右翼は天敵のいなくなった動物のようで、生態系を壊してしまうという。

その他にも、正に正鵠を得た冷静な意見が並んでいるのだが、確かに私からみても日本は右傾化していると思う。

何よりそれを思ったのは2010年の尖閣での衝突の際の日本のメディアから伝えられる論調もそうだったが、近日で言うと石原が核兵器に対して積極的な意見を外国人記者クラブで発言したときの日本の論調に吃驚した。日本は原発事故を経験したというのに核アレルギーが余りに薄くなっているのではないか。石原はもっと叩かれてしかるべきなのではないかと思ったのだが、どうやら世論はそうでもないらしい。

確かに、中国・韓国の姿を見るとムカムカしてくる気持ちはわかるが、こちらまで『毅然とした態度』をとってしまうと、経済的に不利益になったり、下手すると武力紛争が起きてしまう危険がある。勿論、ある程度のアクセルは必要だが、最近の日本はブレーキが余りに緩んできてはしないかと私は思う。

中・韓・露・北と関係が悪ければ、当然アメリカにどっぷりになってしまうし、それは沖縄を見ても、TPPをみても日本にとって得策ではない。リアリストの視点が今の日本には必要なのは間違いない。

来月の選挙では自民党が勝つだろうが、むしろそれよりも第2・3党がどこになるかが問題だ。民主・公明あたりがくればまだいいが、この分だと維新の会とかが入ってきて、議会をかき乱すかもしれない。民主党に勝たせた結果、素人政治運営をやられて煮え湯を飲まされた日本国民がさらにヤバイ維新に票を投じるのは合理的でない気がするが、人気があるから、どうなるかは分からない。

個人的には、自民以外に入れるなら小沢の国民が第一が野党らしい政策だと思うが、あそこは人気なさそうだなぁ。
by wavesll | 2012-11-22 23:11 | 小噺 | Comments(0)