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フラッシュバックメモリーズ3D

渋谷で映画『フラッシュバックメモリーズ3D』をみてきました。

アボリジニの民族楽器ディジュリデュー奏者、GOMA、彼は交通事故で脳に損傷を受け、記憶をなくしてしまう。そこから復活するまでのドキュメンタリー作品。見どころは過去の映像をバックに現在のライヴ映像が3Dで飛び出してくるところ。

ということで見に行ったのですが、想像と違って面喰いました。ほとんど全編ライヴ映像で、そこに文字や普段の風景の映像を挟む構成。個人的に予想してたのはもっとドラマ部分が多い構成だったので、意外でした。

その分GOMAさんが復活したことを音が雄弁に語ります。
頂 ITADAKI 2011 GOMA復活ライブ!!
をみればわかりますが、彼のバンドの音はダンス向きの音で、映画館で椅子に座りながらちょっと体を揺らしてました。ほんとは立って踊りたかったw

ことさら感動を煽る形式にしなかったおかげでGOMAさんの実直な人柄がすっと入ってくるようになっていたと思います。「家族を守ることが生きる原動力だ」「神様、この記憶だけはなくさないでください」という言葉は、胸に響きました。

今自分はヘルパー2級の勉強をしているのですが、障害を負った人がそれでも前向きに生きていくという観点でも見れる映画で、周りのサポートとか、そこら辺を描いてくれても良かったんじゃないかというのはあったかな。

GOMAさんを知ったのは今はもう更新停止になってしまったアート系ニュースサイトpingmagで紹介されていた代々木公園でのフェス。そこには行けなかったんですが、リンクされていたyoutubeの動画になんか新しいものを感じた覚えがあります。大学の頃はワールド音楽にはまってたしね。

その後事故にあったという話を風の便りで聴いて、ある時青山で絵の個展をやるという話を見て見に行ったことがあります。映画の中でも触れているのですがGOMAさんは事故後、それまで書いたこともなかった絵をかきまくり始めるという行動に出ます。その絵をギャラリーで見たのですが、それはオーストラリアで見たアボリジニアートそのものでした。本当に体の髄にアボリジニのスピリットがしみ込んでいるんだな、記憶をなくしても体が覚えているんだなと思いました。そこら辺の説明も映画の中では省かれていて、全体的にプレーンな味付けでしたね。

次はぜひライヴ会場でこの人のグルーヴで踊りたい、そして俺も一日を生き抜こう。そう思える映画でした。
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by wavesll | 2013-02-19 06:28 | 小ネタ | Comments(0)

MEDIA AMBITION TOKYOと会田誠天才でごめんなさい展

今日は六本木でアートめぐりをしてきました。

六本木ヒルズの広場にあるトレーラーの中でみるPERFUMEの3Dインスタレーションは、どうやって映されているのかわからなくて面白かった。できれば後ろの人形が踊りだしたらもっと面白かった。

その後、森タワーの展望室で、チームラボの『花と屍』を見ました。現代のデジタル技術で作った大和絵という感じで、これもそこそこ面白かったです。屍というのは最後に現れるテクスチャーを剥がした骨組の事なのかな。

花と屍 -Flower and Corpse- 01

花と屍 -Flower and Corpse- 02

「会田誠展:天才でごめんなさい」トレイラー映像2


その後、展望室を観る券で森アートギャラリーでやってた会田誠 天才でごめんなさい展へ行きました。

この展示はぶらぶら美術博物館でみてて面白そうだなと思ってたので、展望室の料金でみれたのは僥倖でした。

会田誠の持っているガキのような感性は結構好き。というか先にやられた!って感じ。軽さと毒気のショーを一時間ぶっ続けでみた気がしました。

会田さんの絵は表面的なようでも、そのディテールの細かさは凄い。と同時に全てフリですよみたいな諧謔さもある。情報量がメタも込みで高い絵といった感じ。毒気にやられてなんか初めて秋葉原行った時を思い出したw一芸も突き詰めればアートになるんだなぁ。みて良かったです。新宿御苑改造計画が面白かった。芸が細かくて。

ただ、現代美術一般の性質なのか、会田さんの資質の問題なのか、解説などのコンテキスト抜きに見ると陳腐に見える感じもして、この軽さはサブカル的だなとも思いました。

ただ、河口湖曼荼羅の時に彼が体験した超体験には断固共感したいです。私の時もノードラッグ・ノンアルコールだったなぁ。会田誠の絵はふざけていて、真剣にネタを突き詰めている気がします。そしてその世界を斜めに見るアイディアこそが彼のアートの魅力だと思います。エンタテイメントのためにディテールを細かく積み重ねる。そんな中で、河口湖曼荼羅だけは、彼が斜めでなく真正面から現象を描いていて、素の姿が見えた気がしました。

あまりのボリュームにぐったりしてしまって、帰りにもう一度夜景見てから去りました。
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by wavesll | 2013-02-17 01:49 | 私信 | Comments(0)

VANISHING POINT

c0002171_1102115.jpg渋谷シネクイントにて『VANISHING POINT』を観た。

BLANKEY JET CITYが2000年に行ったラストツアーLOVE IS DIE DIE IS A CHANGEとLAST DANCEを捉えたドキュメンタリー。

この手の音楽映画は、作り手の存在というか、自意識がノイズに感じられるところがあって、この作品もただ単にカメラの先だけを淡々と写し、カメラの持ち手は存在を感じさせない作りにした方がいいと思うのだけれど、ついつい自分はどう思ったか語り始めてしまうくらいの強烈なカリスマがブランキーにはあったのだと思った。

何より魅力的なのはライヴシーンだ。映画館の音響でブランキーを楽しめたのは本当に良かった。あのグルーヴは中低音が鳴り渡る環境でこそ真価を発揮する。前述の語り手の自意識も、3人の演奏がぶっ放していく。

何度もライヴの日付のテロップが出るのだが、あぁ、ブランキーは20世紀のバンドだったんだなぁと今更ながら感慨に耽った。中高生の頃の一番ロックが面白い時に出会ったバンドで、21世紀になって十数年経った今聴いても、あぁ自分にとってのロックンロールってこれだなぁと思った。

変わったのは自分の方で、高校生当時はベンジーのヴォーカルとギターに多くの魅力を感じていたけれど、今聴くとリズム隊が物凄いグルーヴで演奏を築いていたのだと分かる。達也のドラムも凄いが照さんのしなやかなベースが物凄いという事が分かったのが今回映画を見て得た一番の収穫だった。

3人は、野生の獣のようだ。その純粋さは目をそらすと殺されてしまいそうな魅力を放って、観客も人殺しの目になってモッシュして、苛烈な熱でライヴハウスを焼き尽くす。その炎の中で、本物の自由と興奮を観客は感じる。まさにロックンロール空間がフィルムの中に広がっていた。

ステージ裏での様子が写っているのがこの映画一番のウリだろう。3人の仲の良さ、「セッションから自然に生まれた時が一番いいんだわ」などの言葉。解散の理由にもなったであろう3人の求める音がそれぞれ変わってしまってきたことで生まれる軋轢。そしてブランキーらしい音を出そうという3人のスピリットが、荒馬が力の限り走り抜ける様な全力を出し尽くすライヴに繋がっていくんだなと思った。

10代に響くようなあの燃え盛る魂が変容していったからブランキーは解散したんだなと思った。私自身もほとんど失いつつあるようなあの少年の魂がこの映画を見ることで熱を帯びだした気がした。
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by wavesll | 2013-02-11 01:12 | 小ネタ | Comments(0)

Youtube Jazz回遊 On green dolphin street

Chick Corea Akoustic BandのOn green dolphin streetが良かったので、この曲を様々な人が演奏しているYoutube動画を集めてみました。

1947年ヴィクター・サヴィル監督映画『大地は怒る(Green Dolphin Street)』のテーマ曲。映画のために一般から求めた懸賞小説で、エリザベス・ガッジという女性が栄冠を射止めた。ニュージーランドを舞台に、津波や地震のスペクタクルが繰り広げられる中、イギリスの元海兵を愛した姉妹の葛藤を描いた物語。邦題の「大地は怒る」は、その地震のシーンが凄まじくて、ストーリーよりもそちらが売りになったかららしい。同年アカデミー特殊効果賞を得ている。


Chick Corea Akoustic Band

このピアノ、ベース、ドラムで奏でられる音の温度が好きだ。健やかに昂れる。

John Coltrane: On Green Dolphin Street

コルトレーンの音楽って日本人の琴線に触れるものがある。一般的なジャズのイメージってこんな感じじゃないかな。

Miles Davis - On Green Dolphin street

演奏に個性が溢れまくってる。この音を聞くとマイルスだって分かる。何とも言えない艶があるな、この演奏には。

SARAH VAUGHAN - On Green Dolphin Street

サラヴォーン節全開。この人のスキャットはずっと聞いていたい。

Hank Jones - On Green Dolphin Street

途中からインタビューが入ってしまうが、こんなライヴをブルーノート東京でみれたら最高。もう逝ってしまわれたが。

Herbie Hancock - On Green Dolphin Street (Take 3 Alternate)

深い都会の夜を思わせる静謐な演奏。Dopeだ。

Bill Evans Trio - On Green Dolphin Street - The Tokyo Concert

最後はビルエヴァンス。最近この人の繊細な音にすっかりはまってしまっている。この透明感は稀有な存在。

お気に入りの演奏はありましたか?伝説級ジャズメンはどのプレイヤーもその人にしか出せない音があって聴きごたえあるよね。インストはPCで聞くよりサウンドシステムで聞いたほうが感銘を受けるし、レコードにはレコードの味はあるしで、聞き込み甲斐があるのもジャズを聴く楽しみの一つだね。
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by wavesll | 2013-02-03 00:39 | 小ネタ | Comments(0)