「ほっ」と。キャンペーン

<   2013年 03月 ( 5 )   > この月の画像一覧

Egberto Gismonti@Theater Orb

c0002171_0333829.jpg
今夜は東急ヒカリエでエグベルト・ジスモンチと息子のアレシャンドレ・ジスモンチのライヴを観に行きました。

今日新しい渋谷駅をはじめて使ったのですが、まぁヒカリエに行くにはいいですね。山手線に乗り換えするには不便かもしれないけれど。

エレベーターで11階へ上がり、ウェイティングバーで白ワインを一杯飲んだ後、会場へ。

19:00過ぎにジスモンチ親子が登場。近年で一番感動した音楽を創った人の登場に昂揚。

ギターデュオで3・4曲。聴きなれた曲がこうアレンジされるか、と唸らされます。

ギターから流れる音は川のせせらぎや鳥の声かと思えば、電子音のような音まで混ざり、『ギターの音ってここからここまで』っていう概念を覆されるような演奏にやられる。

父が席を立ち、息子1人でPalhacoなど2曲をギター演奏。父よりか少し緊張しているようにも見えるけれども、いいお披露目会になった感じ。

そこでエグベルトが登場し「今日は父母の立場の人もいらっしゃると思いますが、息子と演奏する気持ち、伝わりますよね」みたいなことを英語でMC。そして再び2人でギターデュオ。

この時の1曲目が凄まじかった。エグベルトがギターのボディを叩きながらギターを弾き、そこにアレシャンドレが上物で合わせる。ジスモンチの音楽は打楽器が入ると映えると思う私には驚喜の演奏でした。周りの反応も良かった。

そうそう、1曲が終わるごとに拍手を受ける時におじぎしてるのが可愛らしいなと思いました。息子さんとも毎回終わるごとに握手して、親子の親密さを感じたなぁ。

2曲演奏して1部終了。

2部ではエグベルト1人が登場しギターで2曲。
息子もいいけど親父のギターは1枚も2枚も違うなと感じさせるプレイ。

そして満を持してのピアノソロ。
7aneis
Infancia
Frevo
だったと思うけれど、まさしく圧巻。

こんな音楽、あるのかという位の体験でした。
決め曲ばかりでものすげーなーと思ってたら、この3曲でピアノソロは終了。アレシャンドレが出てきたときは、悪いけど「なんだこれでソロ終了か」と思ってしまいましたw

その後3曲ぐらいピアノとギターで演奏して本編終了。アンコールも1曲披露し、万雷の拍手に応えてもう一度出てきた後場内が明るくなりました。

途中のMCで「ありがとう、休んでいいよという意味の日本語(恐らく『お疲れ様』)を覚えたんだけど忘れた(笑)」だとか「ブラジルと日本の間には大きなフレンドシップがあって、ブラジルの農業や発展に日本人が貢献してきた」など話していて、いいおっちゃんだなーと思いました。

やっぱりイjンストゥルメンタルは生がいいですね。音の体験がまるで変わるから。
またジスモンチのCD集めよう。『光の束』はいつ出るんだ!?

【Egberto and Alexandre Gismonti “Guitar Duo, Piano Solo”】セットリスト

■1st set
guitar duet
1. Dança dos Escravos
2. Águas Luminosas & Dança
3. Carmen

Alexandre solo guitar
4. Palhaço
5. Chora Antonio

guitar duet
6. Mestiço e Caboclo
7. Lundu
____________________

■2nd set
Egberto solo steel strings
1. Selva Brasileira
2. Raga

Piano solo
3. 7 Anéis
4. Infância
5. Frevo


Piano & Guitar duet
6. Fala da Paixão
7. Sanfona
8. Forrobodó
____________________
■Encore
Água e Vinho
[PR]
by wavesll | 2013-03-28 01:16 | 私信 | Comments(0)

interfm改変

pirate radioが改変乗り切り!タイトルは変わるけど!良かったー!!!!
[PR]
by wavesll | 2013-03-28 00:07 | 私信 | Comments(0)

Tudo o que você podia ser

MPB(ブラジルのポピュラーミュージック)の巨匠に、ミルトン・ナシメントという人がいます。
彼の代表作である'72のアルバム、Clube da EsquinaがYoutubeに上がっていたので、拝聴しました。

のっけからブラジルの大地に吹き渡る風のような、「こんな遠くまで来てしまったか」と思わせる名曲、Tudo o que você podia serが収録されていて、心を掴まれてしまいました。このアルバムは買わなきゃって感じ。

どんなことを歌ってるのかと思い、訳してみました。

Tudo o que você podia ser
君がなることができたすべて

Com sol e chuva
太陽、そして雨と共に
Você sonhava que ia ser melhor depois
君はこれから良くなっていくことを夢見ていた
Você queria ser o grande herói das estradas
君はその道の英雄になることを望むだろう
Tudo que você queria ser
君がなりたいものすべてに
:
Sei um segredo
私は秘密を知っている
Você tem medo, só pensa agora em voltar
君は恐れ、今は一人引き返そうかと考えていることを
Não fala mais na bota e no anel de Zapata
ブーツとサパタの指輪は何も語らない
Tudo que você devia ser, sem medo
君が恐れずにすべきすべて以外は
:
E não se lembra mais de mim
その他に私を覚えていなくとも
Você não quis deixar que eu falasse de tudo
君は私が語ったすべてを残したいとは思わなかった
Tudo que você podia ser, na estrada
君がこの道でなることができたすべてを
:
Ah! Sol e chuva na sua estrada
あぁ、この道にある太陽と雨が
Mas não importa, não faz mal
けれどそれは些細で、大事なことじゃない
Você ainda pensa e é melhor do que nada
君はまだ何もなさないよりましだと考えている
Tudo que você consegue ser, ou nada
君がなろうとするすべてになれるか、何者にもなれないか


ポルトガル語はわからないので、こちらのサイトに載っていた英訳から訳しました。若者に人生を歌った歌という感じですね。人生の厳しさも感じさせる無骨な歌ですね。

この曲は様々なアーティストにカヴァーされています。

例えば作者のlo borgesのヴァージョンとか。これはちょっとファンキーです。

個人的には
Azymuthの演奏
Quarteto Em Cyの演奏
Seu Jorgeの演奏が好みですね。
[PR]
by wavesll | 2013-03-25 01:29 | 小ネタ | Comments(0)

ラジオの話

毎週楽しみにしていたinterfm 桑原茂一のパイレーツラジオがどうやら今月で終わってしまうそう。

毎週1人のdjが1時間のショウを披露する番組。私はクラブは生涯で一回しか言ったことなく4つ打ちはあんまりだなーという感じの人間だけれども、R&Bやロックなど、多種多様な曲がかかるこの番組は大好きでよく聞いていました。

twitterでも毎週好事家が集まってわいわい盛り上がっていて、ちょっと特別な番組だったのですが、終わってしまうのは本当に残念。

来週の火曜11時からinterfmで最終回が放送されるので、ちょっといい音楽聴きたいなという人は、ぜひ周波数を合わせて海賊船に乗船してみてください。お薦めです。

tfmのアヴァンティも終わるし、寂しくなるなぁ。
[PR]
by wavesll | 2013-03-21 22:24 | 私信 | Comments(0)

レミゼラブルとメランコリアにみる生と死

みなとみらいコレットマーレで数日前にレミゼラブルを観ました。
大変面白かった。

ジャンバルジャンの苦難と不屈の物語。ヒュージャックマンが最初囚人姿で出てきた時、まさにジャンバルジャンだと思った。ジュベールの執拗さはモンスターのルンゲ警部にも通じると感じました。

最初は「フランスの話なのに英語かよ」とか「台詞がほとんど歌なのはやはりハードル高いな」とか思ってたけれど最終的には惹き込まれてしまった。『夢破れて』の辺りがきっかけだろうか。スーザンボイルってこんな歌うたってたんですね。

一番感情移入したのがエスポニーヌ?の悲恋って所は恥ずかしいがしょうがないwいやー私もエスポニーヌ的人間だよw全く。キスはともかく最期に泣き崩れてやるくらいしろよ、マリウス。でもそれすら求めない健気さがまた泣かせるなー。

トリガーが多い物語だと思います。様々な立場の人々が登場するし。最近の学生は反乱を起こさないのがダメだなwなんて思ったりw

物語の核心となるのはジャンバルジャンを救った司祭の愛と、ジュベールを苦しめたジャンバルジャンの愛。あの行為は同じ行為でも、結果は違うところが、この物語の胆だと思いました。

登場人物が全精力をつぎこんで生きて死ぬレミゼラブルと比べると、DVDでみた『メランコリア』は非常に現代的なテンションだなと思いました。

主人公の花嫁の鬱の描写や、それに関わる「普通の人々」の反応が非常にリアルで、私自身鬱になった経験を思い出し、外から見るとこんな感じなのかと思いました。

前半の淀み切った居心地悪さと、後半の破滅へ向かいながらも一種心の速度が上がる感覚が、印象的なビジュアルで描かれていてブルーレイでみて正解だったなこれはと思いました。とにかく映像表現が美麗でした。

メランコリアは人を選ぶ映画だけれども、このトーンに嵌る人にとっては本当に印象的な映画だと思います。

ここからネタバレが入ってしまうのですが、レミゼでもメランコリアでも、社会の中で成功を収めている中年の男性が、状況の変化に耐えきれず自殺してしまう描写が共通しています。

普段、自分の哲学を微塵も疑わない人の方が、一度それが壊れると脆くなってしまうのかもしれませんね。逆に常に不安定な場所に置かれている人の方が柳のようにその時々の状況に対応できるのかもしれないな、と2本の映画を見て思いました。
[PR]
by wavesll | 2013-03-04 22:13 | 小ネタ | Comments(0)