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青海辺境奇譚 Saigon Rock & Soul Classic Tracks X キリンクラシックラガー 第66回酒と小皿と音楽婚礼

Saigon Rock & Soul Vietnamese Classic Tracks 1968 1974 - Remaster.


c0002171_0204896.jpgジャックス『からっぽの世界』を聴いていた時にYoutubeが繋げたサイケデリック/ガレージ。

THE CHOCOLATE WATCHBAND - THE INNER MYSTIQUE (FULL VINYL)Dantalian's Chariot - 1967 - Chariot Rising [Full Album] と繋げて辿り着いたのがこのヴェトナムはサイゴンのサイケガレージ。このSublime Frequenciesというレーベル、海外、それも辺境の秘録音物をDigしてくれるところで、本連載でも

EXOTIC SYRIA

第四回 酒と小皿と音楽婚礼― Folk And Pop Music Of Myanmarと常陸野ネストだいだいエールでスパイシーに

なんかでお世話になっているのですが、この越国のも最高にご機嫌なナンバーが多くて好みです。

私は民族音楽や辺境音楽が好きな方だと想うのですが、これは高校の音楽好きで学食でだべっている時なんかに「あぁ洋楽ロックの話じゃこいつらには敵わないな」と想ったことがそもそものきっかけだったと思います。

レッドオーシャンの英米ロックを追うより、自分しか追ってないブルーオーシャンだろうとワールドミュージック方面を大学時代に聴き漁ったものでした。生来、民謡的であったり民族的であったりする感触が好きなのもあり、最初はJVCのシリーズでガムランとブルガリアンヴォイスに嵌り、その後ブラジル/アルゼンチン等の南米物に嵌り、それらも追いつつも直近1,2年のマイブームとしてはアラブ・クラシック音楽に嵌ったりしています。ワールド音楽聴き始めはカッワーリーだけは面白味が分からないと思ったものでしたが、歳を重ねて嗜好が広がっていくのをみると、いずれドハマりするかも等と今は想います。

cf.
第38回酒と小皿と音楽婚礼 BurhanÖçalのイスタンブールの調べとジャスミンミルクティー

AFRICA EXPRESS PRESENTS THE ORCHESTRA OF SYRIAN MUSICIANS WITH DAMON ALBARN AND GUESTS

でもそんなのは井の中の蛙でTwitterなんかで音楽好きの人の呟きを見ていると本当に天井知らずに聴いている人がいて恐れ入るばかり。一方でここ数年はサマソニに行きはじめたのもあって英米音楽の有名どころを聴いてうぉおと想ったり。今は低額で聴き放題を楽しめるからありがたい。Internet様様です。それで改めて、ブルーオーシャンとかレッドオーシャンとか関係なく自分はワールドミュージックが好きなんだなと再認識したりしています。

そんな中でも、欧米的な目で選別された民族音楽が一番好みなのかもしれないと想ったりします。本物志向の人にはどやされそうですが、感覚が2.8歩主流から外れてるくらいが好きなのかもと。

Indonesian Guitarsや、もっとテーマパークっぽいLes Baxterの諸作なんかも好きでしたしね。土着性と洗練性やバッタもの感の混合具合がいいのかなぁ。

今回紹介するSaigon Rock & Soul Vietnamese Classic Tracks 1968 1974 - Remaster.も"Exotizmという外部の目"が大きな役割を果たしていると感じます。

ヴェトナムで1968年から1974年に作られたサイケ/ガレージ/ファンク・レアグルーヴス。電気的にひずんだようなローファイなサウンドがご機嫌です。日本で言うところのGS世代なのかな?ロックが無邪気にラヴアンドピースを歌えていたロックのエデンな時代性が明るい音色に込められている気がします。

さて、これに合わせたい酒は

KIRIN クラシックラガー
ブランド誕生以来125年を超えて、それぞれの時代のお客様に愛され続けているキリンラガービール。その歴史の1ページを飾る昭和40年頃の味わいを、当時と同じ熱処理製法でつくり出しました。「コク、苦み、ビールの味わい」にこだわり、自信を持ってお届けする「キリン クラシックラガー」
とのこと。この苦味と渋みが、サイゴンの音と相まって、時の流れを見知らぬあの頃に戻してくれます。自分は通常のキリンのラガーよりクラシックラガーの方が断然好きで、思わず画像をジャンボにしてしまいましたw

またヴェトナムの歌謡ロックのちょと間が抜けた感じもいい。どんな音楽を聴いているか、好きかはその人の自己認識や憧れる方向性と密接にかかわっている気がします。ファッションが外面なら音楽は内面な感じ。自分の場合は学生のころなんかはみうらじゅんに憧れたりしてたからなぁ。今は金の匂いのしないプチMJになってきてしまいました(苦笑

自己認識の余談で言うと先日ネットで高畑充希さんがいけすかないと批判されているという記事がありましたが、確かにCMとかみてると「あぁこの子自分で自分を可愛いと想ってそう」って気にはなりますwただ、自分は"私は可愛い"という自己肯定感の強い子、嫌いじゃないなー。どちらかと言えば女の子をそういう気持ちにさせたい。それじゃこっちがMJやなぎら健壱じゃダメかwいやいや、この道を征きながら、格好良さも追及していきたい。

このサイゴンのちょっとユーモラスながら温かで格好いい響きはヴェトナム戦争という惨禍から生まれえた光なのかもしれません。水底の長閑さは水面の激しい激流の下にあったのかもしれません。深みのある人間像は、何でもかんでもしゃべってしまう自分には難しいところですが、白日に出さない熱や秘闇を湛えた様に少し挑んでみたいなと想いました。


17 TRACKS :
1. CBC Band - Tinh Yeu Tuyet Voi [The Greatest Love]
2. Elvis Phuong - Bai ca ngong [The Crazy Song]
3. Carol Kim - Cai Tram Em Cai [Your Hair Clip]
4. Thanh Mai - Toc Mai Soi Van Soi Dai [Long, Uneven Hair]
5. Carol Kim - Noi Buon Con Gai [The Sadness of Being a Girl]
6. Bich Loan, CBC Band - Com tim va nuroc mat [Heart and Tears]
7. Phuong Tam - Dem huyen dieu [Magical Night]
8. Le Thu - Sao Bien [Etoile Des Neiges] [Starfish]
9. Minh Xuan, Phuong Hoang - Mat troi den [Black Sun]
10. Thai Thanh - Bung Sang [Dawn]
11. Bang Chan - Nhung dom mat hoa chau [Fireballs]
12. Giao Linh - Chuyen Tinh Sao Ly [A Love Story From Sau Ri]
13. Elvis Phuong - Kho Tang Cua Chung Ta [Our Treasures]
14. Thanh Lan - Hoai Thu [Autumn Memory]
15. Hung Cuong, Mai Le Huyen - Hon Anh Gian Em [Jealousy]
16. Mai Le Huyen - Duyen Phan con gai [A Girl's Destiny]
17. Phuong Dung - Do Ai [Riddles]

by wavesll | 2016-06-30 00:33 | La Musique Mariage | Trackback | Comments(0)

ポンペイの壁画展 & 風景地獄展 @六本木ヒルズ

森アーツセンターギャラリーにて世界遺産ポンペイの壁画展をみてきました。
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火山灰で鮮やかなまま保存された壁画は二千年前の絵画のレベルの高さを教えてくれます。家の壁画には神殿?等が立体的に描かれ、その騙し絵的な魅力はさながら古代のプロジェクションマッピングの如し。

昨日のドミューンのラジカセ回でも想った事ですがフィジカルの魅力って“欠ける・風化する”ことにあるのではないでしょうか?意図しない改竄。ともすると退屈な古代の神々や風景画が、欠ける≒トリミングされることで抽象画や現代画のような魅力を手に入れるのはスリリングでした。

現代でいうと部屋を飾る絵画はTVやPCのディスプレイに取って代わられていますが、こうして壁画をみるとこういうのもいいなと想いました。洒落たカフェでやってるスクリーンに映像を投影しているような感じ。古来の日本だと掛け軸なんかもそれ系ですよね。8畳の和室に鳥獣戯画タッチで描かれたツール・ド・フランスの山岳シーンの掛け軸なんか飾りたいw

その帰りヒルズの3FのA/D GALLERYにてCHAOS*LAUNGEによる風景地獄 とある私的な博物館構想展をみてきました。

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ヲタク的な高度情報化社会のメタな都市風景という仮想空間の魔法から褪めつつある自分というか、有機志向を逆に自覚させられましたが、このマッシヴな情報量が組み上がりながら腐敗し解けていく、その蜜のような苦い甘美さは嫌いではなく、一つの視点として興味深くみれました。

どぎつい濃さでなく淡い絵画は好きでした。ここら辺脂身に対する自分の好みの変化も感じたり。でもHUNTER X HUNTERなんかは最高に好きなので、"つくりごと"が嫌いなわけでは全然ないのですけれど…。ヲタ的なものとの自分の(半ば同族嫌悪な)慣れなさがあるのかなと。

ポンペイの壁画展と風景地獄展は<古代-現代、ローテク-ハイテク、ポンペイ―六本木>という対比で共に見るといいと感じました。

現代における風景壁画を私が蘇らせるとするなら銭湯やコンセプトラブホの風呂場に古代ローマの壁画なんて或る種現代的なテルマエロマエかもしれないと想ったり。実際若冲コレクターのプライスさん宅の風呂場は鳥獣花木図屏風がタイルで表現されていたりするので、デザイナーズホテルなんかにいいアイディアかと想います。風呂場や襖絵など、日本文化の中には家の中の巨大絵画の文化があるので、それをインスタレーション的に再生するのも乙なのではと想います。

cf.
展覧会の感想レポを色々検索したら凄い記事が多いので元個人ニュースサイトを隠れ蓑にご紹介。

ガラガラで穴場?!でも見応えたっぷりの「ポンペイの壁画展」に行ってきました。(あいむあらいぶ)

ポンペイの壁画展(Touch the Heartstrings)

「ポンペイの壁画展」(弐代目・青い日記帳)

過去の展示とは次元が違う!世界遺産ポンペイの壁画展は必見!(いまトピ)

【終了】【六本木】7/3まで!古代文明「ポンペイの壁画展」に行ったけど...(BUONO!ITALIA)

【肉体美にうっとり♡】『ポンペイの壁画展』で古代都市を体感!(aNEW)

ポンペイの壁画展に行ってきました(六本木ヒルズ)(稀に役立つ豆知識)

「世界遺産ポンペイの壁画展」 @森アーツセンターギャラリー(食べログ AI94のレストランガイド)

ポンペイの壁画展を観てきました(Rongo-Rongo)

ポンペイの壁画展に行ってきました(出不精の旅)
by wavesll | 2016-06-29 15:53 | 展覧会 | Trackback | Comments(0)

髑髏液体 ジャックス 『からっぽの世界』 & 伊佐美 第65回酒と小皿と音楽婚礼

Jacks - Vacant World 1968 (FULL ALBUM) [Psychedelic]


c0002171_20545130.jpg実家のリビングで梅雨の宵の口に聴いたジャックス。こういうのってゆらゆら帝国のルーツなんだろうなぁと思うのですが、90年代末にブランキーやミッシェルに心酔していた自分はゆら帝は嵌らなくて、今に至るまできっちり聴いてないんですよね。『冷たいギフト』は好きだったけど、と今聴いてみたらめっさガレージですねゆら帝。今聴いたらかなり嵌りそう。坂本さんのソロは好きだし。

話がズレました。ジャックス。こういう音の和臭さは昔は苦手だったんです。ゆら帝くらいの濃度でも無理だった。ただ、ここ最近でサイケ/ノイズ/アヴァンギャルドを聴くようになったからというのもあったか、或はYouは何しに的にYoutubeの外人コメントで再発見したというか、
第十五回酒と小皿と音楽婚礼 Slowdive - Souvlaki & BrewDog PUNK IPA
経由
第26回酒と小皿と音楽婚礼 裸のラリーズ/Heavier Than a Death in the Familyとグランドキリン十六夜の月
からの60s Japanese Pshcheへ来た感じ。とても気持ちいい、特に前半がおどろおどろしくていい。日本のサイケは"Psychedelic"というより"おどろおどろしい"という描写が似合いますね。

そんな音には日本の酒、芋焼酎か日本酒かを合わせたいと思って台所を探ると何と伊佐美が!

芋焼酎「伊佐美」は明治三十二年創業の伊佐を代表するプレミアム芋焼酎。芋焼酎「伊佐美」は創業当時から一貫して麹蓋による手造り麹を使用した黒麹仕込を行う。芋焼酎「伊佐美」の仕込みは厳選された新鮮な黄金千貫のみを使い一次仕込みは甕で行い九月から四月までの間仕込み。芋焼酎「伊佐美」は甘味としっかりとしたコクのある爽やかなキレの芋焼酎


ちびちびやりました。しかし、飲みやすい。キレ、そして芋の苦味、甘みが淡くするするいけてしまい、流石上品な酒だなと。

どちらかといえばこの酒は『からっぽの世界』後半のすっきりしたサウンドに酔いをもたらすために飲むといいかもしれません。前半はおどろおどろしい音にずぶずぶに酔い、後半はAlcoholで精神感応を歪ませる、なんて愉しみもいいかな。でも本当はぐでんぐでんに泥酔堕落したかったり(苦笑

後これ聴いてるときに認知症で介護受けてる祖母(最近片目がみえてない)が半分寝てるときに「目薬さすよ」と言ったら「目を油で揚げて。よく水を切って油で揚げて」とのたまわってて、呆けると人間、サイケデリックになるもんだと笑いましたw自分も玄冬になったらこんなおどろおどろしくなりたいものです。
by wavesll | 2016-06-28 21:21 | La Musique Mariage | Trackback | Comments(0)

愛はおしゃれじゃない

マイ・ラグジュアリー・ナイト 来生たかお しばたはつみ 本人歌唱 CD音源


"モテたいぜ君にだけに"ってライン、心を顕してる。
by wavesll | 2016-06-28 05:54 | 私信 | Trackback | Comments(0)

朝、Indonesian Guitars

Grup Bamba Puang - Kemayoran


Lyrics:

1. Suhaeni:
Na ma'elongi i monge' ya tori'
na ma'elongi i monge', i tuna kasi-asi
ya tori' i marrannuang i marrannuang
i marrannuang pipalecena tau
Akan bernyanyi si sakit ya aduh
akan bernyanyi si sakit, si hina dan miskin
ya aduh, si pengharap si pengharap
si pengharap rayuan orang

2. Rahman:
Tunai daunna sarre tori' mo
tunai daunna sarre tuna dua pa' iyau
sayane daunna sarre tori'mo
daunna sarre sarombong bandi tia
Hina daunnya sre' aduhai
hina daunnya sre' lebih hina diriku
ya sayang daunnya sre' aduhai
daunnya sre' masih berbau

3. Suhaeni:
Batang sa'baro'o naung ya tori'
batang sa'baro'o naung sanre'o tori'
ditoto'u
ya tori' pura wereta' pura wereta'
pura wereta' dipissungan di waru
Tubuhku sabarlah engkau ya aduh
tubuhku sabarlah teguhlah pada takdir
ya aduh sudah nasib kita sudah nasib kita
sudah nasib kita terlahir di alam baharu

4. Rahman:
U leleani tunau tori'mo
u leleani tunau andiang mattawarri
sayane minduku boma' tori' mo
minduku boma' manao pa'mai'u
Ku tawarkan diriku yang hina aduhai
ku tawarkan diriku yang hina tak yang
menawar
ya sayang ku tunduk lagi aduhai
ku tunduk lagi terharu jiwaku
by wavesll | 2016-06-27 07:07 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)

AFRICA EXPRESS PRESENTS THE ORCHESTRA OF SYRIAN MUSICIANS WITH DAMON ALBARN AND GUESTS

AFRICA EXPRESS PRESENTS... THE ORCHESTRA OF SYRIAN MUSICIANS WITH DAMON ALBARN AND GUESTS


桑田佳祐の『ヨシ子さん』や、去年のくるり / Liberty&Gravityでの歌謡曲とインド音楽やスカ/レゲエ、仕事歌なんかの混ぜ方や、Julian Casablancas + The Voidzの親指ピアノをフィーチャーしたロック、或いはJonny Greenwoodがインドの音楽家と組んだり、古くはBrian Jonesがモロッコの呪術音楽Joujoukaを歪ませたり、Rock Musicianは常に新しい混血の仕方を探っているように思えます。

DAMON ALBARNが今年のフェスで披露している THE ORCHESTRA OF SYRIAN MUSICIANS WITH DAMON ALBARNも今の時代に鳴らすべき音を模索した結果に感じます。Gorillazの『Plastic Beach』で組んで以来、様々なコラボレーションが行われていたようです。

私は今夏、Redbullが中継するフェスの記事でこのプロジェクトを知り、聴いてみたいなぁと想っていたところに、AFRICA EXPRESS PRESENTS... THE ORCHESTRA OF SYRIAN MUSICIANS WITH DAMON ALBARN AND GUESTSというライヴストリーミングが午前3:30から行われることを知り、夜更けにみていたのです。(ライヴは5分過ぎから)

めくるめくシリアのクラシカル?な音楽に聞惚れました。
シリアというとOmar Souleymanのダブケなイメージでしたが、この端正な響きはトルコのBurhan Öçalにも続くアラビアの音だなと感じます。

暑気払いにアラブの音楽、是非お楽しみください◎
by wavesll | 2016-06-26 17:18 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)

Arts of Jomon展@Bank Galleryで縄文土器に触ってきた!

キャットストリートのBank Galleryにて縄文土器が撫でられるという呟きを聴き、早速行ってきました。

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小林武人 X 伊良原満美 『Dhwty(ジェフティ)』
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大藪龍二郎 『Gaia』
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篠崎由美子 『おっぱい魑魅魍魎』
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小林武人 X 伊良原満美 『薬師如来』
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XSENSE 坂巻善穂 a.k.a. sense X 小林武人 『Sculpture I (スカルプチャ・ワン)』
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XSENSE 坂巻善穂 a.k.a. sense X 小林武人 『Sculpture I ・ dark matter (スカルプチャ・ワン・ダークマター)』
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Arts of Jomon展の木造みたいな作品が3Dプリンターで出力したものを漆で仕上げたと知ってびっくり。あと入り口で奥会津の日本で唯一の天然炭酸水をいただけました。お土産に黒曜石買ってしまいましたwまたつまらぬものを…w(200円)
縄文Tシャツも色々と展示販売してあって良かったですよ~明日の17:00までとのことです。
by wavesll | 2016-06-25 20:14 | 展覧会 | Trackback | Comments(0)

『100,000年後の安全』 未来への礼儀と現世の快楽の折り合い

映画「100,000年後の安全」予告編


昨日、AbemaTVで放送された『100,000年後の安全(原題 INTO ETERNITY)』をみましたフィンランドで建造が進む放射性廃棄物埋蔵庫、オンカロ。そのプロジェクトにかかわる人々への取材のドキュメンタリー映画。

放射性廃棄物はロケットに乗せて太陽へ突っ込ませばいい、という話は、"ロケットを発射するときに爆発したらどうするんだ"とか、海底へ沈めるのも漏れたら大変です。地盤が安定する地下に埋蔵するしかない、と冒頭で語られます。

オンカロは2100年まで建造がかかり、人の管理なしで10万年持つとされています。しかし、10万年という途方もない時間の中では放射性廃棄物が世界に放たれるリスクがあるとも言われます。それは"未来の人間に掘り返されるかもしれない"というリスク。

現代文明でも、たった5000年も経っていないピラミッドの建造意図を完全に理解はできていません。10万年の間に氷河期が訪れ、一旦文明が断絶した後で再び人類がオンカロを発見した時に、「これは宗教的な重要な遺跡だ」とか、「財宝が眠っているかもしれない」と想わないという絶対の確信は、持てません。

標識を立てたとして、その文字が通じるのか。絵や彫刻で危険を訴えたとしても、逆に好奇心がくすぐられないか。10万年というのは、ネアンデルタール人の時代から現在までの時間。10万年後の人類(もうホモ・サピエンスではないかもしれない)を予想することは、実際のところ、出来ません。もし掘り起こされたら…パンドラが開けられたら、厄災が放出されてしまいます。

10万年というのは、そういう時間単位なんだと、映画を通して感じ入りました。
原発はウランの埋蔵量からいって、永続的な発電方法ではないとはいえ、そこで出た放射性廃棄物は人類の基準でいえば未来永劫にわたって存在し続ける…今現在のエネルギー消費は、ただ消費するだけでなく、10万年先まで私たちの子孫に負債を残し続ける。。自分たちが生きてる間さえどうにかなればいいやという身勝手な世代だと、後世の歴史家らは書かれるだろうな、、と想いました。

"持続可能なエネルギー消費"や"エコロジー"なんてのは昨今すっかりニュースの見出しからはなくなりました。アメリカではトランプ旋風、アラブはISが跋扈、欧州は右派政党が台頭し、EUから英国が抜けるかもしれない。中国は軍事拡張、北朝鮮はミサイルを飛ばし、安倍政権は憲法改正に邁進する…生き馬の目を抜く現代を"まるで時代が逆行しているかのようだ"とお上品に批判することは簡単でも、こんな状況で"欲望を抑えなければならない"なんて主張が共感を集めるとは思えません。

私も今ラップトップを使っています。徹夜でクラブで体を揺らすこともあります。中国やインド、第三世界が先進国並みの生活をしようとすれば夥しい数の原発が必要になると言われています。途上国は"豊かさ"を目指す。では先進国が"高い次元の豊かさを目指して生活レベルを落とせるか?"。今現在の先進国の右傾化は、途上国から搾取していた分を彼らに取り戻されているからだと想いますが、不満続出。"経済成長の修羅のらせん"からは逃れえません。そして"無駄遣いをやめよう"なんてスローガンは往々にして物凄い無駄遣いをしている現代の貴族層・支配層が庶民をいいように扱うための手法でもあるのです。

となると、結局最善の手は再生可能エネルギー技術を発展させるしかないということになります。再生可能エネルギーだけが永続的に持続可能なエネルギー源であります。石油は確かに掘削方法が進化して埋蔵耐用年数が伸び続けていますが、気候変動との絡みもありますし。

再生可能エネルギーを援護するうえでは、原子力発電の費用を適正な形で算出して、原発がコスト的に安いという現状を見直すことも重要でしょう。オンカロの製造費用や、事故時の補償への積立金、そして40年で廃炉・立て直しの費用などを換算すれば、原発は安い電力とはいえません。経済原理でエネルギー消費と発電配分を変えることは必要で、それは最低限の未来への礼儀だと想います。

しかし、、原発が高くなってしまうと、特に日本だけでそんなことをやったら資源のない日本は存亡の危機に瀕してしまうのは想像に難くありません。今日を食べるため、今日を幸せになるためにどうすればいいのか…なんて思います。こうなるとあの金食い虫のもんじゅなんかは日本の希望なんじゃないかとも思えたり…電気を使わない快楽を大事にする社会へパラダイムシフトを起こせれば、ヒトという種は精神的に高次へ行けるのではないかとも思いますが、"昔の人間はバブルでいい思いをした"と、もし自分が未来に生まれたら想うだろうなぁ…罪深さを思っても出し抜く人間がいれば全球的コンセンサスはつくりにくい…解けない難問を未来に残してしまうのは、心苦しい。文明という存在自体が人類の原罪なのかとの思いもあるけれど、技術の積み重ねで乗り越えることを期待したいです…。

cf. 原発作業員“最期の声”を電子音にのせて奏でるウクライナのフォークトロニカ・バンド

ONUKA - 1986 (soundcloud)

ONUKA - TIME (Official Music Video)

by wavesll | 2016-06-24 08:53 | 映画 | Trackback | Comments(0)

Nine Inch Nails - The Downward Spiral -1994年のPhantasmagoria

Nine Inch Nails - The Downward Spiral (Full Album)


一聴して想起したのはUnitで聴いたRussell Haswell + Painjerk、そしてMark Fell. クラブで響く高質感のビート、そしてノイズ。これらに通ずる音が1994年には鳴らされていたのかと。丁度グランジとアブストラクト・エレクトロニカの1:2のあたりに在る様な音。これは格好いいですね。英米音楽聴いてなかったから、この年で名盤ザクザク聴けるの楽しいw横浜も倫敦も大雨。叩き付ける雨音にこの音楽は合う。政経的フラストレーションは破滅的な音楽で晴らしたいものです。
by wavesll | 2016-06-23 08:05 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)

日韓の国宝が海を越えた 半跏思惟像はるかな旅

NHK 日韓の国宝が海を越えた 半跏思惟(はんかしゆい)像はるかな旅の動画がYoutubeにあったので、シェアします。私の再生環境だとところどころ音声が乱れましたが、大筋は問題ありませんでした。
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日韓の国宝が海を越えた 半跏思惟(はんかしゆい)像はるかな旅 2016年6月15日


インドで生まれたガウタマ・シッダールタ(釈迦)。彼の教えがガンダーラ地方へ行ったときに、ヘレニズム文化と合わさり仏像が生まれました。左足を踏み下げ、右足をその膝の上に組んで坐り、右手を頬に添えて思案する半跏思惟の姿がガンダーラにも残っています。

そこから仏教は中国へ渡り、太子思惟像として雲崗石窟などに多くの像が彫られました。太子というのはシッダールタ太子のこと。

北朝や南朝から朝鮮半島に渡った仏教。半跏思惟像は弥勒信仰と結びつきました。そして百済・新羅から倭へ仏の教えは伝わり、日本では半跏思惟像は聖徳太子信仰として根付いていきます。

美しい姿勢。考える姿勢として、こんなにもエレガントな姿勢・指先もないと感じます。現在東博では日韓の国宝の半跏思惟像が展示されていて、また目黒の松岡美術館にはガンダーラの半跏思惟像が展示されているそうです。雲の奥に陽が満ちる時期に深い思索を感じに出掛けるのも良いかもしれませんね。

cf. 聖☆おにいさんのイエスとブッダが上野に光臨? その理由は…。 漫画でわかるほほえみの御仏
by wavesll | 2016-06-22 16:50 | 展覧会 | Trackback | Comments(0)