<   2016年 11月 ( 41 )   > この月の画像一覧

『証明I』 相対性理論×オマール・スレイマン live at Studio Coast

新木場スタジオコーストに相対性理論 presents『証明I』をみにいきました。オマール・スレイマンも相対性理論もほぼ初!
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Sublime Frequencies: Omar Souleyman: Highway To Hassake (Folk And Pop Sounds Of Syria)


オマール・スレイマンえがったー!電化ダブケはシリアンEDM!ずっと生でみてみたかったんです。音も最初は水音の様なSEも入るし、大量の蛇たちが畝ってるかのよな旋律にOmarの歌が。どれもこれもExtended Mixで!こんなに踊りたくなる愉しい生エレクトロは日比谷野音でみたKonono No.1以来!ワールド・ビートにカラダ揺らしました!ずっと気合が入ってるのか入ってないのかみたいな感じで拍手を煽るのも可愛いオッサンだったwクラブでこれでガンガンに踊ったら気持ちいいだろうなー!

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そして相対性理論…!
今の理論ってこんな変貌を遂げていたのか!初っ端の『たまたまニュータウン』と『とあるAround』に度肝抜かれて。真部離脱後そんな追ってなかったからツインドラムになってるのも知らなかった。てかはちみつぱいリユニオンのフィッシュマンズみたいなハイレベルな音像!!ウィキペディアみたらZAKも関わってるのか!?吃驚しました。昔からLIVEはこういう音像だったのかな??いつかRSRでみたときは圧縮がすごくて音を味わうどころではなかったから←相対性理論は初生じゃなかったですね

バンドのサウンドがハイレベルすぎてプログレ版ベビメタというかまるえつの声が浮いてる感がかえって面白かったのですが、『人工衛星』とか『ふしぎデカルト』のような昔の曲の方がしっくり来るというか、最近の曲より歌が入ってくる、まつえつの才は複雑系だからこのシンプルさは今は違うし歌の引きの良さよりプログレッシヴなサウンドで魅せる方向へ進化するのもいいかもなと思っていました。ですが『弁天様はスピリチュア』で“やろうと想えばこれもできる”とみせつけられて。『ウルトラソーダ』も原点回帰的ですものね。地力あんなー!と想いました。

メンバーが登場しても静まり返る会場に“これが噂に聞く理論の聴衆か”と高まったし、MCの「どうだった?シリアの知り合い」は今夜のハイライト。『ケルベロス』のマペット振り付け可愛かったしサイリウム型のテルミン?みたいなのをいじるのが面白かったです。アンコールでチャイナ風からローブ風へ衣装が変わるとさらにライトセーバーっぽかったw ENの『天地創造SOS』も良曲だったけど年末近しと言うことで『GAIAにおねがい』やってくれてたらかなりジーンと来てたなぁ。

鈴木慶一やZAKの間柄を血肉化しめっちゃハイレベルなライヴバンドになっているのも良かったし、何よりオマール・スレイマンと2マンやってくれてありがとう、まるえつ!いい夜だった!
by wavesll | 2016-11-30 06:18 | Trackback | Comments(0)

玄白Rock Breathing <Spinetta, CKB, Paul Simon, 桑田, 若大将, はちみつぱい, Bowie>

自分は暑いのは大好きな人間だと思っていたし、寒いより暑い方が断然好みなのですが、数年前に熱中症になりかけて以来というか、暑すぎるのも耐えられないかもしれんと想い始めました。

そこで近年は夏には酷暑を冷ますようなブリージン・ナンバーをかけるのが好きになってきまして、SPINETTAの『KAMIKAZE』やクレイジーケンバンドの『7時77分』とか『ガールフレンド』とかで"こりゃBrea爺ingもいいね"とか下らぬ駄洒落をやっていたものでした。

KAMIKAZE (1982) L.A. SPINETTA


CRAZY KEN BAND / 7時77分


そんな夏の夜にポール・サイモン 『Stranger To Stranger』 クラップ!クラップ!ら参加の冒険的/実験的な色彩帯びた新作.(Mikiki)という記事を読んで今聴いてるのですが、これがすこぶる良くて!

Paul Simon - Stranger To Stranger (Full Album)


ワールド・ビートを取り入れた音楽にヴェテランが試むというと夏の超・長時間音楽番組群でも披露されたヨシ子さんが思い浮かびますが、こちらはよりスマートな音の洗練さで、まさにSummer Breathin'. 『Sound of Silence』とかのイメージしかなかったのでこれは嬉しい驚きでした。御年74才でClap! Clap!を起用するところなんかも感性が今だなと。桑田さんがSeihoを起用するようなものですものね!まぁ日本にはPUNPEEにラップをOKする若大将がいますが^^

桑田佳祐 - ヨシ子さん


お嫁においで 2015 / 加山雄三 feat. PUNPEE


そうそう、日本屈指の爺バンド、フジロックにも出演するはちみつぱいが、今年のビルボード東京&大阪のライヴ盤を出しているのですがこれが年間ベスト級の出来で。
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歌唱はもちろんヴェテランのコクがあるのですが、バンドのサウンドが完全に今仕様。タワレコではフィッシュマンズの96年赤坂BLITZのライヴ盤と並べてあったのですが、ジャム感そして音感触がフィッシュマンズリユニオンに通じる煌めく感覚でした。

はちみつぱい at Fuji Rock Fes '16 「こうもりが飛ぶ頃」


そして今年はJディラ的なもたれたビートが日本でもどんどん組み込まれた年でした。
グラスパー以降の新世代ジャズがどんどん導入されて、Yasei Collectiveであったり、WONKであったり、TAMTAMであったり。Nao Yoshiokaのように2015年からもたれるビートを導入していたアーティストもいましたが、日本においてこれだけこのビートジャズが流行ったのは、やっぱりこの人のインパクトがあったからだと想います。

David Bowie - Blackstar (full album)


Cotton ClubでのLiveで超絶の域のドラミングを成したMark Guilianaのクァルテットを起用したこのアルバム、最期まで表現のアップデートを研鑽しトレンドセッターとして彼が時代へ与え続けた衝撃には舌を巻きます。

革新的な爺達、こんな形で年を重ねるの最高だなぁ。今年は日本の、そして海外の爺達のイノヴェーティヴな姿に刺激を受けた年となりました。
by wavesll | 2016-11-29 17:57 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)

Monaural mini-Plug X ダノンビオはちみつジンジャー/タイの暑い音楽を冬に聴く 第85回酒と小皿と音楽婚礼

ดูคนญี่ปุ่นบรรเลงพิณ และตีกลองโซโล3ใบ(ขอขอบคุณวงคนภูธร)


ジャイルス・ピーターソンにもフィーチャーされるThe Paradise Bangkok Molam International Band等、ここ数年タイの音楽が盛り上がってきている気がしている中、これヤヴェーなというバンドをTLに遭遇して。これ、ヤバくないっすか?

で、公式ホームページをみて、"おぉ、日本語対応しているタイのバンドって珍しいな"と想ったら、なんと日本人がやってる都内のバンドでwタイ東北部のイサーン地方やラオスの音楽である「モーラム」や「ルークトゥン」にハマってYoutubeや現地で発見したヤバイ曲のカヴァーをしているそうw

いやー、ほんとここまでやるかという捻りっぷりが最高。彼らのHPはゴールデンボンバーOfficial WebSiteとネタホメパゲ両巨頭を成してんなーってレベルw

c0002171_20203348.jpgこのナイスなオンガクに合わせたいのはダノンビオのはちみつジンジャー、冬季限定のフレイヴァーで、刻み生姜が心地いい甘苦さ。こいつにどことなくアジアな猥雑X東京の都市化な雰囲気を感じてしまうんですよねー。

タイ本場のイサーン民謡はちょっとアクが強すぎてとっつきにくいところがまだあるのですが、モノラルミニプラグ公式ホームページに載ってる彼らチョイスの楽曲動画群は都市で聴いてもイケる感性があって、これらを触媒にタイのマイペンライな音楽カルチャーに嵌っていけちゃうかもしれぬと想っておるところです◎

もう今週には師走。ここ数年みつけた愉しみに冬に暑い音楽を聴くことがあって。CHRONIXXLee "Scratch" Perryといったレゲエ・ダブ音楽を寒い時期に部屋で暖まりながら聴くのはアイスクリームを冬に食べるような美味があるのですが、この冬のウォーム・ミュージックにはタイの音楽もレパートリーに入りそうです。
by wavesll | 2016-11-28 20:38 | La Musique Mariage | Trackback | Comments(0)

他者から見た面白さは、いらない? / メディア(BlogやTwitter)をやる意味って何?

"成熟"みたいなことをやれこれ考えてみるにという文章を先日書きました。

そこで”成熟というのは野郎同士の稚気な狂い競争から、真っ当で実直な人間になっていくこと”みたいなことを書いたのですが、ちょっと想起したのは"面白い人間であることは必要か"というテーマがあるなということで。

このBlogを始めた19才の頃は、阿呆まっしぐらな大学生で、人生をネタに生きていた気がします。まぁ今から考えたら全然低レベルなのですが、Xmasに野郎二人でお台場の観覧車に並んだり、ねずみ講の勧誘にノコノコついていってレポしたり、実録!渋谷でスカウトされたよ顛末記なんてのを書いたり。

上がり下がりありましたがこうして今もBlogを書いているのは書き始めたころから"内輪受けにはならないようにしたい"と想って書き続けていたからかもしれません。

内輪の楽屋落ちみたいな内容というよりも、他者がみて少しは見甲斐があったと想えるような、面白味がある内容を書きたい。そう思って、最初は個人ニュースサイトとして始めて『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』に載ったりして、ガンガンに更新してました。毎日数時間費やしてw

ただ、大学を卒業する頃に、"やっぱりニュースだと『自分の記事』という感じがしないなぁ"と想ったのと色々あったりしてばっさりそれらを削除し、それまで書いていた日常に想起したことや、最近書いているような音楽だとかアート、旅の記事をメインとしたサイトになってきました。

それでも、こういうサイトをやっていると『自分で作品を創らないの?』とか言われます。悪友からは『クリエイティヴィティがゼロ』ともwそういうのは"キュレーションメディア"に私自身も感じる手抜き感というか、「あいつ楽しやがって」というやっかみなのだとか、単純に価値が感じられないのだなぁと想って、"なんだあの野郎、もっといい記事書いて認めさせてやる"と発奮したりします。

その上で"自分自身が人から『面白い』と想われることは自分自身にとっては価値があるのか"みたいなことも考えたりもするのです。<表現を世に出す労力を払うよりも、"面白さ"なんていう必須でない事に精を出すよりも、自分は仕事で金を稼いで表現を金なり時間なり払って楽しむ方が楽しい>と想う人もいるだろうし、実際、文化が生きるのには金が必要なのは事実。金を払わない人は客ですらないです。また私自身が楽器を習得するなり絵を描くなり、或いは物語を書いたりしないでこうして個人メディアをやっているのも、言ってみれば"メディア"という消費と創造の狭間をやりたい、まぁ言ってみればいいとこどりをしたいみたいなところも正直あるのかもしれません。実際、数字上は羅列型ニュースサイトをやっていた頃の方がいい数字が出ていたし、質は兎も角生産量を考えると集客アヴェレージとしては創造<媒体だと想います。

このサイトも、元々がニュースサイトというのを(自分内での)隠れ蓑に、仕入れた素材をばっと出すだけ、みたいな記事もあるし、この記事のように新聞でいうところの社説というか、論考が入った文章もあります。Webにモノを書くことは生活の一部でこれがないとリズムが狂う位の、或いは記したエントリや呟きは半ば我が子の様な愛情が我ながらあります。まぁ過去の自分が焼き付いていて時に"これはないw"と苦笑せざるを得ないときもありますが。

あと、それこそ学生の頃書いた円と棒でみる日記・blog・個人ニュース・新聞で当時思索したように羅列型総合ニュースを止め少しばかり手を入れた記事を書こうとすると、どうしても内輪受けというか"クラスタ内部ウケ"になってしまうなぁとも思います。

Twitterでは趣味・モノコトで繋がる気がしますが、Facebookなんかで自分の守備範囲外の趣味のこと書かれると"ほーん"という返ししかできなかったするみたいに、学友やリアルな繋がりだと趣味のコアな話は敬遠されるというか、どう面白がればいいかがわからない、逆に言えばそういう一般層向けではなく、好事家しか楽しめない、みたいな感触が今の鴎庵には多少あるかなと想うのです。

かといって、まるで氾濫するラヴ・ソングみたいな最大公約数のことばかり書いても面白くないですしね。趣味で繋がれない友人と会話に困ると女話や共通の悪友の悪口に流れるのですが、どうにもこれが嫌で。何らかの光る刺激が受けられる話ができればいいのになーと想ったりするし、だからこそBlogでは私が想う"何らかの光る刺激"を書こうとはしています。

その上で、最近思うのが"他人から見て面白いことに価値はあるのか?"みたいなところなのです。
例えば自分でスポーツをすれば、プロフェッショナルなレベルでなくとも面白い。或いはそれこそ恋愛なんて、他人からみてどうだとかは全くの無意味な話で、寧ろ恋愛の話を他者への見世物にするみたいなのは大切な何かを穿き違えた話だなと想えたり(ちなみに芸能人の恋愛スキャンダルを報道するのも不愉快だなと想います)。

"お客様"として外部で鑑賞するのではなくて自分自身がプレイするようになれば、少し出来ただけでもかなり楽しい、寧ろ他人から見た評価なんかおまけ、みたいな感覚になれるのかもしれないとも想うのです。労力がそのまま価値となるマルクス的な世界がそこにある気がします。DIYで"自分がやる眼"でみれば、他者や環境に対して本当に大きな畏敬の念が持てるし、引いては"神様ぶったお客様"から脱して日本のブラックな環境をどうにかできるかもしれません。

"みられる自分"を意識することはエデンの蛇が食わせた林檎のようなものかもしれないなとも想います。承認欲求の肥大がグロテスクな様相を示しているのは現代日本の一つの景観で。

そんな中でメディア/ブロガー/記者とは?みたいな事を考えることは意味があることだと想います。Internetによって創作者と観客が直で繋がれるなら尚更。今、羅列型ニュースサイトなんかはクロールがほぼ自動運営されていますが、AIが記事を書き始めているというし、メディアこそ"何故ヒトがやるのか"を考えないと泡と消えるのだろうなとも想います。

一つ想うのは、やっぱり最終的には”その人そのもの”が重要なのだろうなと。例えばニュースアンカーの人格というか。ストレートニュースに"感想"は要りませんが、滲み出る人としての匂いがシステムに対する人間の矛なのだろうと想うのです。人工知能「東ロボくん」が“東大入学を諦め”たのは、英語や現代文の文脈を読む力が分からなかったからだそうです。少なくとも現状では「物語・文藝・文脈・調査報道」のようなものはAIに喝破されていないのだと想いました。

と、同時に、メディアなり、これはアートでもジャーナリズムでもいいのですが、一番の動機は「自分のみたい/読みたいモノを創りたい」からだと想います。単純にやっていて楽しい。その楽しさがBlogを続けてこれた理由だし、内輪受けは厭だといいながら鴎庵の最大の読者は自分自身だと想います。この"私"という装置、選別と推敲の感性や、創ることで楽しさが出てくる生物の資質がヒトがAIに侵されないサンクチュアリなのかもしれないな、なんて最近思っています。

趣味に"意味"を求め始めたら結構ヤバくて、趣味の最大の意味は楽しさに尽きる。"みられる"のは"みたい"から創始している。そう想うのです。BlogやTwitterは競技でもないですが技術を自分の中で更新して内輪受けでない記事を書いていきたい、なんつー意識高いこと言っとる間に筆を動し取材しろっすね。 しかしサイト論て究極の内輪ウケだな(苦笑
by wavesll | 2016-11-27 10:27 | 私信 | Trackback | Comments(0)

馬喰町バンド インストアライヴ@渋谷タワレコ

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馬喰町バンド「ホメオパシー」MV(2016.11.9リリース 5thアルバム「あみこねあほい」より)


馬喰町バンドの渋やタワーレコードでのインストアライヴ。
今年はアラゲホンジ LIVE at 渋谷タワレコ!!!!!△Animal△Vol.8 ~アニマル民謡 at Bar Bonoboに俚謡山脈民謡DJ Setを聴きに行ってきた!と今の感覚で民謡を鳴らすミュージシャンに触れた一年だったけれども、この馬喰町バンドは細野晴臣さんな馨りのする日本のROCKを感じる旋律に民謡、そしてヒッブホップというのが香辛料として効いていて。何しろフリースタイルから始まるし◎「はらたいらさんに3000点」てキラーなリリックだw

ヒップホップは海外にいったときに現地のミュージシャンと絡むときに使ったらしく、“ヒップホップが民族音楽の共通言語になっている”とのこと。現地のガムラン少年のビートにフリースタイルって、私が妄想してた奴が現実に!聴きてー!

フィールドワークで民族音楽を採集してると聞きめっちゃいいなと。和柄の面白く格好いいギターだなと思ったら“六線”という創作楽器だったのか!?また“遊鼓”がめっちゃ最高で◎

アンコールの曲、抜群に良かったなぁ。オオルタイチとかHIFANAとか好きな人にもすすめられる好いバンドでした★★★

馬喰町バンド「わたしたち」MV(9/2リリース4thアルバム「遊びましょう」より)


馬喰町バンド : MUSIC SHARE#42@Reb Bull Studios Tokyo


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追記:
ヤッバイ動画みつけました!

島音流×馬喰町バンド×アラゲホンジ スペシャルコラボライブ!

by wavesll | 2016-11-27 06:19 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)

"成熟"みたいなことをやれこれ考えてみるに

直木賞受賞前の藤沢周平を描く『ふつうが一番 作家・藤沢周平 父の一言』をみました。

奇をてらわない、背筋がしゃんとした家族たちのホームドラマが逆に鮮やかに感じました。俺も石井ふく子案件を楽しめる日が来るとはw<ふつうが一番>というテーゼはともすれば今は物議を醸すかもしれないけれども、<(その人にとっての)普通が一番いい、贅沢をしなくてもいい>という方向に理解しました。

<まだ日本が貧しかった時代。人の心は温かかった>みたいなステレオタイプな切り口だけれども、日比谷公園で会うだけのデート、喫茶店に行くのも稀という話に"あぁ、コンテンツを消費しなくともコミュニケーションに頭と心を使えば人生は楽しいのかもしれない"とは想いました。

金や娯楽のドーピングで人間性のだらしなさを誤魔化し人生を埋めていくのではなく、"人生の味付けは他者の創作物で濃くしなくていい、自らのまっすぐな人生を"というのがふく子イズムなのでしょうか。確かに"消費でライフスタイルレースを”みたいなのも違う気もするし、最近の若者の"ラヴ < コンテンツ"への箴言にも感じました。

只、ラヴ > コンテンツを唱えながら"我々の格式高い創作物は見る価値がある"というのは矛盾を孕む気も。

こないだのintoxicateでも想いましたが、スマホの電源が落ちると雑誌を手に取る気になります。読めば面白い。編集と校正が生み出す"紙の水準"はWebの柔文より強度があります。面白い、けれど人は易きに流れてしまうとも想います。

「狂った所が評価される」のではなく「本質的な良さが評価される」ことを念頭に研鑽を重ねることの重要さを私自身この6.7年噛み締めているのですが、もし石井ふく子プロデューサーがそれを若い人に伝えたかったとしたら、『ふつうが一番』はちょっと面白味に欠けすぎて中高年の内輪受けにも感じました。

その上で、Youthから不惑へ渡る三十路を歩む人間にとって”真っ当”や”節度”、或いは”モラル”、”品の良さ”みたいなテーゼの重要性は日々とみに増していっていると感じるのです。

"如何に狂うか競争"というか、"僕を見て!僕の中のモンスターがこんなにおっきくなったよ!”って意識が十余年前はあって。駄目ならば駄目なほど面白さが増して、はちゃめちゃさに遊んでいた頃がありました。ただ、それは野郎ウケはあったけれども、女の子にはモテなかったw "面白い人がいい"みたいなのは"破滅的な甘ったれ"ではなくて、"真っ当で小粋なユーモア"くらいなものが求められていたのだと想います。女子の知人が増えてくると、野郎とのコミュニケーションとは評価軸がまるで違うことを感じます。

さらに男同士でも年行ってくると突っ込まれづらくなるというか。下の世代からは"いやいや年甲斐もない、ちゃんとして下さいよ。ちょけるのは若い人の特権ですよ"という感があるし、昔は天然キャラだったのが"ちょっと逆に気を使うのでちゃんとしてほしい"みたいになる感じになってきたり。

同い年辺りにしても下手に弱みを晒すとそれを嗤ってマウンティングしてくる輩もどんどん出てくるし、昔からの持論で<他人をいじる人間はそれと同じくらい自分もいじられることを受け容れる度量がないといけない>と想うのですが、他人をいじり倒す癖に自分がいじられると不機嫌になる人間も。

上の人間がそれやったらハラスメントだし、まぁ大体の人はいじりもいじられもせず上品になるけれど阿呆な儘の人もいるなぁとは想ったり。こうしてみると、"狂った駄目な面白さ"みたいなのは狂った世界であるTVやお笑い芸人界の話、或いは幼稚な世界の話で、私自身はそういう稚気は好きなのですが、大人になれば実直にならなければいけない面は現実にありますね。個人的には破壊的な笑いは好きなんですけどね。

その癖、ならばと真面目一本で行くと"堅苦しくてノリが悪い"なんて言われそうでwバカやるならバカ一本、真面目ならば真面目一色でやりたい人間からすると"いい塩梅"みたいなのを求めてくる"普通の人"の鵺の様な恐ろしさは苦手で。みんななんであんなに器用に場面場面でペルソナを切り替えられるんだろうなぁ(苦笑

そんな多様な演技の使い分けが苦手な人間が、今模索の中で"こんな道もあるのか"と想ったのがJamie Lidellの『Building A Begining』というアルバムでした。

Jamie Lidell - Walk Right Back


その前のアルバムのエレクトリックな試みからは180°異なるウォームな風合い。奥さんと共に作ったという詩には家庭人としての歓び、愛に満ちた日々の声があふれていて、理想の旦那像というか、餓鬼から脱して成熟した男になるってこういうことかもしれないと芽が開いた気がしました。

私自身はまだその境地へ達していなくて、少しばかり面白味に欠けると想ってしまうきらいはありますが、エレクトロニクスを経過し上品に駆使し今魅せるソウルフルを歌ったJamieのブランケットのような包容力。ストレートを洗練させる、いい四十の目標となる姿を聴けたのは僥倖で。未来の探究となる大切な贈り物となりました。

昔は"カッコつけてる奴は信頼ならない"と思っていたし、”ぶってること”への気恥ずかしさがあったのですが、翻って私自身は間が抜けている人間ですからwカッコ良くあろうとするくらいで丁度いいことに気づきましたw

嘘だとか演技とかは嫌いなので、あくまで正直に。でも甘ったれた"自分への誠実さ"ではなく、"本音で目指したい姿"への歩みを続けられて行けたらいいなぁと。生きていく、サバイヴし、自分の中で"これでいい"という確信が想える水準まで努める、共に生きていく人を幸せにできたら最上に嬉しい。Jamie Lidellのソウルフルな温かみを胸に宿しながら現在地にそう想います。
by wavesll | 2016-11-26 08:44 | 小噺 | Trackback | Comments(0)

家事をしながらRadiko Time Freeで聴きたい音楽番組 +Alpha



フルタイムで働いて、土日もフルで遊ぶとぐったり疲労が蓄積してしまう人間なことにようやく気づきつつある今日この頃です。
運動とかで基礎体力を増やすのも必要かなと思うのですが、土日のうちの一日はぐっすり寝て半日くらい溜まった家事とかするのも心地いいですよね。

そんな家事をする時間を楽しくするのがラジオ。溜まった洗濯物干しやら掃除やら、或いはご家族で暮らしている方は毎日4,5人分の食器を皿洗いされる主婦(夫)の方もいると想います。ラジオをかけると、そんな"作業"をわくわくさせてくれるし、音だけだから目は集中できるしいいことづくめ◎

十月からRadikoはタイムフリー機能が実装され、放送から1週間はいつでもストリーミングで聴けるという最高なサーヴィス、今ラジオが熱い^^

そして他の作業をしながらならばトークより音楽系の方が聴き流せていいかなと。そんなわけで今回はRadikoで聞ける首都圏のお薦め番組をご紹介。家事を済ませてそのままRelaxing Timeへ入れるような良番組をお届けします。

オーディナリーミュージック (TBSラジオ) 日曜日&月曜日 早朝4:00-5:00
番組がお送りするのは、「オーディナリーミュージック=日常の音楽」。

番組のキュレーターであるカジヒデキさん、曽我部恵一さんが、毎回、様々なジャンルの方に選曲を依頼。その人が選ぶ、“普段聴いている音楽” “いつも流れていたらいいなと思える音楽” “日常いつでも聴ける音楽”を1時間きっちりとお送りします。
この番組があったことからこの企画を考えました。楽曲セレクターにはトクマルシューゴやMOROHAアフロ、鈴木恵一など素晴らしいミュージシャンたちが。

ソウルフラワーユニオンの中川敬。トラッドなグッドミュージックを聴かせてくれたりも。今後もシンリズム、シャムキャッツ夏目。そして、かせきさいだぁ、スカート澤部、cero高城とNiceな目の付け所で楽しませてくれそうです◎InterFMでやっていた『Pirate Radio』や『The Selector』が好きだった方にはたまらない番組だと想います。

SONAR MUSIC (J-WAVE) 月曜~木曜23:30-25:00
現場でしか体感できない臨場感あるサウンド、インターネットでもたどり着かない最新の音楽や独自のミュージックチャート、音楽の裏側から聞こえる生の声を元に、今聞くべきフレッシュな音楽を発掘していきます。
というこちらもこの秋から始まった音楽番組。中でもお薦めなのが火曜。DAOKOの声/トークが可愛いのもポイントなのですが、目玉はSONAR TO NEXTというコーナー。毎回一つの大学でアンケートを行いカレッジチャートを発表するのです。カレッジチャートって案外日本に根付いてないなぁと想うのでこういう企画は嬉しい。今の若者の感性を知りたいならCheck it!

荻上チキSession22 Music Session (TBSラジオ) 火曜23:40-24:00
発信型ニュース・プロジェクト~日本の新しい民主主義のためのプラットフォーム~様々な形でのリスナーの皆さんとコラボレーションしながら、ポジティブな提案につなげる「ポジ出し」の精神を大事に、テーマやニュースに合わせて「探究モード」、「バトルモード」、「わいわいモード」などなど柔軟に形式を変化させながら、番組を作って行きます。 あなたもぜひこのセッションに参加してください。
というこの番組。私はリベラルのニュース観点をこれ、保守のニュース観点をニッポン放送ザ・ボイス そこまで言うか!でチェックしているのですが、このSession22、音楽コーナーが結構よくて。以前はミャンマー音楽特集とか、クワイエットミュージック特集をやったりしていました。今月から始まった火曜23:40からのMusic Sessionも良いです。20分になってもJazz The New Chapterの柳樂光隆さんが最新モードを聴かせてくれるなどクールな音像を届けてくれています。

Tokyo Moon (InterFM897) 水曜23:00-24:00
『ふと耳にした音楽がその人の人生を大きく変えてしまうかもしれない…。』 日本のクラブカルチャー創世記の礎を築き、今もなお変わらない速さで音楽シーンを揺さぶるDJ・ブロードキャスター、松浦俊夫。日本発でありながら、世界水準で瞬間瞬間を切り取る、類まれなる才能に恵まれた彼が、InterFMから送るプログラム。"
我聴東京乃月。もうずっと聴いていて、一番好きなラジオ・プログラム。心地よいJazz & Crossoverを届けてくれます。松浦俊夫さん自身もUnited Future Organization / Loud Minority等の名曲を生み出しClub Jazzの一時代を築き、現在もHEXのディレクションやDJとしての活動など活躍されています。何よりこの番組の落ち着いて心から寛げる空間を創り出す選曲、ぜひ味わって頂きたい。

JAZZ ain't Jazz(InterFM897) 水曜22:00-23:00
DJ、プロデューサー、さらに「KYOTO JAZZ MASSIVE」としてのアーティスト活動も行う“クラブ・ジャズ・シーン”中心的存在の沖野修也が、番組が考える「現代のジャズ」の魅力を様々な角度から紹介。何となくジャズが好きな人、また「ジャズって何?」という 全くの初心者リスナーにも、それぞれに新たな発見が必ずある1時間。
InterFMの水曜はこれとTOKYO MOONで心弾む音楽充な日。昔はこの後ジャイルス・ピーターソンも流れて最強の3hだったなぁ。レア・グルーヴから、今の感覚で選りすぐったジャズまで快い楽曲をかけてくれる好番組。

菊地成孔の粋な夜電波 (TBSラジオ) 金曜深夜24:00-25:00
今夜もホストと客の痴話げんかを横目に、野良犬とおにぎりを分け合って散歩を楽しむ。そんな菊地成孔(音楽家/文筆家)が、ゆるゆるなトークとAMではめったにかからないビューティフルな音楽で、この国に粋な夜電波をピピッとお届けします。話すテーマは、音楽、映画、ファッション、都市論、格闘技、料理、時事ネタ、などなど・・・近頃、甘口のラジオが多いとお嘆きの貴兄に捧げる60分。
毎度おなじみ流浪の番組、ハイカロリーな衒学風味の喋りと極上の音楽を味わえる愉しみ。紹介する音楽もJazz、Funk、Soul、Hiphop、Pop、World etcetcと多岐にわたります。

「ヒップホップコリア: 韓国語ラップ読本」の著者・ヴィヴィアンさん(鳥居咲子さん)、SIMI LABのOMSB、Moe and ghostsのMoeさんを招いて韓国ラップを大特集。OPでは恒例となった(菊地さん、OMSB、Moeさんによる)オリジナルラップも披露があったり、アルゼンチン・ジャズ特集が行われたりしています。

JUN THE CULTURE (J-WAVE) 土曜14:10~(Seasons内)
時代をクロスオーバーする藤原ヒロシの選曲&監修でお届け。ミュージック、ファッション、カルチャーが有機的に結びつくプログラム
ちょっとブレイクでミニ番組を。藤原ヒロシによるカルチャートークと選曲でワールドワイドでラグジュアリーな時間を過ごせます。トークは番組サイトに文字起こしされるので、それだけでも面白いですよ、選曲もいい感じ^^

ORIENTAL MUSIC SHOW (J-WAVE) 金曜深夜26:00-26:30
中東、南アジア音楽のスペシャリスト、サラーム海上がナビゲートする、COOLなオリエンタルミュージックとリアルな現地情報とで綴る30分。「オンエアでもネットでもなかなか出会えない!」ここだけ感満載の音楽プログラム
NHKFM音楽遊覧飛行でもおなじみサラーム海上さんによるコアな中東音楽番組。"トルコの椎名林檎"が流れたりw最深夜のエキゾ・クルーズ、Radikoタイムフリーで聴く愉しみを^^

NIPPON EXPRESS SAUDE! SAUDADE…(J-WAVE) 日曜17:00-18:00
健康、乾杯のあいさつをあらわす言葉「サウージ」。懐かしさ、郷愁、人恋しい想いをあらわす言葉「サウダージ」。
この2つのポルトガル語をキーワードとして、ブラジルをはじめ、フランスなどのヨーロッパ、そしてラテンアメリカをめぐる音楽の旅にご案内します。
J-WAVE開局当時から続く定番プログラムです。
常に快い音楽を奏で「お・お・て・な・し」をしてくれる良番組。年末はリスナー投票によるその年の「ブラジル・ディスク大賞」が行われるのでますます聴きものです◎


LHR - London Hit Radio- (InterFM897) 日曜15:00-17:30
最新UK Hitsをはじめ幅広く、厳選された上質なUK音楽とともにUKの空気そのままに週末を彩る3時間。 英国紳士DJ Guy PerrymanとUK在住経験を持つ加藤円夏が、数々の豪華ゲストインタビューやUKファン必聴の耳ヨリな情報を交えてお届けします。
日曜の昼下がりを心地よく彩ってくれる良質音楽プログラム。昔帯番だったころからのファンで、こうしてRadikoタイムフリーで聴きやすくなって嬉しい限り。ガイさんのミックスも素晴らしいし、円夏さんの「チャオチャオ」には萌えますw

荒井商事 presents World Music Cruise (InterFM897) 日曜21:30 - 22:00
世界各地の都市を、その土地の音楽、情景、言葉、観光など様々なカルチャーの紹介と共にゆったりとクルーズします。お相手は、音楽評論家、関谷元子。日曜日の夜、新しい音楽・土地との出会いをゆったりとお楽しみ下さい。
というゆるりとした世界音楽クルーズ、いい時間を過ごせます。最新回は月に一度の「特別編」。クールなコーラスから厳かなコーラスまで世界のコーラス・グループを聴かせてくれます。

山下達郎のサンデー・ソングブック(TOKYO FM) 日曜14:00-14:55
山下達郎の個人コレクションを使って発信される日本最高のオールディーズ・プログラム!!
いわずと知れた老舗。達郎さんのサンソンのために楽曲にマスタリングし放送するというこだわりには脱帽。「棚からひとつかみ」ではご機嫌な音楽がかかる、聴いてると幸せにゆるりとできる好番組です。

DOMMUNE月曜~木曜19:00-24:00
アーティストの宇川直宏が2010年3月1日にDIYで開局した、日本初のライブストリーミングスタジオ兼チャンネル。
番組は月曜~木曜日にかけて平日毎日配信され、国内外の様々なゲストを迎え開催される19時から21時のトーク・プログラムと、世界各国のDJやミュージシャンが演奏する21時から24時のミュージック・プログラム(BROADJ)の2部で構成されていて、日本だけでなく、世界でも圧倒的な人気とビューワー(視聴者)数を誇っています。
インターネットで気軽に見られるのはもちろんのこと、出演者の「生」の表情をDOMMUNEスタジオで体験することもできます。
Radikoではないのですが、平日の夜をコアな音楽/カルチャー漬けにしてくれるサイコーなプロジェクト。私は一度スタジオに行ったことがあるのですが、物凄いタイトな空間で、音も良くて楽しめました。国学院のあたりなので渋谷駅からも恵比寿駅からも表参道駅からも遠いのが難点ですが。タモリ倶楽部でも取り上げられた『デスメタル・アフリカ』もDOMMUNEの方が早かったし、『ヒップホップコリア』も早かった。先端感を愉しめます。最後まで現地にいると終電逃すので専らWeb Streamingで楽しんでおります◎

桑原茂一のPirate Radio金曜23:00-24:00
映画をつくるように、
ダンスミュージックをつくるように、
ガラスをぶち割るように、
私はラジオを作る。
桑原茂一のPIRATE RADIO!
私がラジオで音楽を聴く喜びに目覚めさせてくれた番組。ずっとInterFMでやっていたのですが、今はMixcloud上で番組が配信されています。

スネークマンショー仕込みのラジオ・コントあり、そして純粋にグッドミュージックをかけ続ける選曲。ダークな昭和歌謡からロック、ソウル、ファンク、そしてエクスペリメンタルでエクスクルーシヴな楽曲群、毎週金曜23時に配信開始され、Twitterでは配信と同時に"#ckpirate"といタグで実況で楽しむクラスタも愉しい。過去にはMELONの中西俊夫さんLIVE音源を含む特集などもありました。とびきり格好いい、そしてユーモアのある大人の社交場に入り込む気持ちです。

Radiko タイムフリーによりますます面白くなっていくWeb Music Life。Radikoプレミアムに入ると全国のラジオ局が聴けるとな!!京都のα Stationとか気になるんだよなー。でも聴ききれないし…悩ましくも家事がはかどる晩秋の週末です。
by wavesll | 2016-11-25 09:23 | 小ネタ | Trackback | Comments(0)

雪天に聴きたい蠍団 HR/HM Ballads

Scorpions - you give me all I need


Scorpions - Rhythm Of Love


Scorpions - Believe In Love


Scorpions - Born To Touch Your Feelings


SCORPIONS - ALWAYS SOMEWHERE


Scorpions - Holiday


Scorpions - When You Came Into My Life (Lyrics)


Scorpions - Love will keep us alive (Humanity)


scorpions - lonely nights


Scorpions (Gold The Ultimate Collection)

by wavesll | 2016-11-24 19:09 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)

三浦大知 at 川崎ラゾーナ、Night Wave at 由比ガ浜、スカート at 新宿タワレコ

三浦大知 (Daichi Miura) / Look what you did -Choreo Video-

ラゾーナに三浦大知視にいってきました。
ダンス、素人目でもキレが凄かったです。ぐにょと止めが素晴らしくて。跳躍が印象的でした。そしてある意味それ以上に黄色い歓声が凄くて。音は2Fからみたのでそこまでではなかったのですが、Youtubeでこうしてみるとトロピカルハウスで格好良いですね。ダンスミュージックの流行の日本化はAVEXの真骨頂。第一線のショービズの活気に触れられたのは楽しかったな◎

そして由比ガ浜で行われているNight Waveへ行きました。
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蛍烏賊のよう。海辺が夜光に波めいて。壮大なプールバーのようでした。これ、どうやってるのだろうと想ったら青い電燈で白波を照らしてたのですね。アイディアだなぁ。面白いアート・プロジェクトでした。

そしてその足で向かったのがスカートのインストアライヴ@新宿タワレコ。

スカート - おばけのピアノ @ 月刊ウォンブ! Vol.2


サニーデイとかスピッツの影響をまざまざと感じる音像だけどちゃんと仏に魂が入ってて、演奏する彼らの周りに漫画の効果線がみえるみたいなライヴ体験になりました。

"新しいこと"と"POP/ROCKであること"の重なりと差異を最近良く考えていて。

サニーデイやスピッツがこういう音楽を発明したわけではないけれど、自分の中で"この席"が埋まってしまっている感覚があり、でも新しいバンドをそのシュミラークルとするのは違うと感じていて。
実際スカートのギンギンの音に生でこの距離で見れるのは今ならではだと思ったし、"新しい/新しくない"みたいなことと"本当に好きな音楽"ってまた違うのではないかとも想うのです。いつ食べても炒飯は美味いし、炒飯に変わり種はあまり求めません。音楽はどうなのだろう?

"新しさの魅力"はすぐ塗り替えられてしまいます。ただ、帰りに手に取ったクラシックのFREE冊子くるりの岸田がオーケストラ向けの交響曲を書き、来月初演されるという記事が載っていて、そこは"流石だ…!"と思わざるを得ませんでした。グッド・リスナーとしての理想的な姿をみた気がしました。

個人的にはアルチザンとしても、シンプルにいい音楽をやるという意味でも、身体性という意味でもいいバンドはタイムレスに最近は感じていて。新しさ/実験性と普遍的な魅力の両立をうねうね考えるよりも音をガン!と鳴らすが易しなのかもしれない、キャッチコピーよりも鳴らす環境の向上の方が効果的なのかも。そんなことも想うこの頃です。

cf.
米国のミレニアル世代の間でクラシック楽団を部屋に呼んでパーティを開くのが流行っている(WIRED)

湯川潮音と音楽隊が限定10組の自宅へ、Xmasイブの訪問ライブ(ナタリー)
by wavesll | 2016-11-24 05:51 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)

孔けたてのNescafeの馨しさ X 福田大治のチャランゴ 第84回酒と小皿と音楽婚礼

第8回チャランゴの集い 福田大治


c0002171_11123323.jpg最近すっかり冷えてきて、温かい珈琲が美味しい時季になりました。

普段遣いのコーヒーはネスカフェのインスタントなのですが、新品の孔けたての珈琲の馨しさがなんとも好きで。たまらない気持ちになります。

その官能的と言ってもいいくらいの香りに合わせるとしたら、チャランゴの響きはいかがでしょう?

神奈川大学で開かれた"ボリビアの夕べ"というイベントに潜りまして、ボリビアチャランゴ協会日本代表の福田大治さんによる「牛追い」を聴いたのですが、粒立ちのいい高音、その夕暮れの赤光のような煌音に酔いしれました。

このイベント、神奈川大学がスペイン語学科を持っていることから2年に一度、ラテンアメリカの一国をテーマに講演会とステージとパーティが行われているそうです。

今回も福田さんの講演でボリビアの大統領、エボ氏が南米では初めての先住民出身の大統領(中南米ではメキシコではあった)で、“ボリビア共和国”から“ボリビア多民族国”へと正式名称を変えたことや、ボリビアは先住民の割合が高いことなど、観光情報だけではない政治的な情報を聴けて、為になりました。

いつかウユニ塩湖やスークレのラメ色に輝くマリア像を観にボリビアへ行ってみたいです。

パーティはアウェイすぎて退散したのですが、ちょちょっと食べたボリビア飯、美味かったですよ。鶴見のEL BOSQUEという店のケータリングでした。やっぱり南米人街と言えば鶴見だなぁ。鶴見線探訪とか久々にまたやりたい◎
by wavesll | 2016-11-23 11:28 | La Musique Mariage | Trackback | Comments(0)