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MonoNeon / SELFIE QUICKIE 2WOOO 跳ね回るGenius Bassist

MonoNeon / SELFIE QUICKIE 2WOOO (Bandcamp)
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毛玉のいしくろさんがTwitterで推されていたMonoNeon.

Dywane "MonoNeon" Thomas Jr.はPrince最後のベーシストで、メンフィスに生まれ4才から独学でベースを弾き始め、バークレーでDavid Fiuczynskiに音楽を習ったそう。

ジョン・ケージとメイヴィス・ステイプルズ、シュトックハウゼンとアルバート・キング、ヤニス・クセナキスとボビー ・ウーマック等、R&Bから現代音楽まで縦横無尽に跳ねる音。『John Cage on Soul Train』なんて作品もつくってます。

いしくろさんも"ピノパラぽくもThundercatぽくも弾けるのに、自分のソロとなるとテクを封じ、こんな調子でおかしな音楽ばかり作っているので好感度が高い"と"Thoughts In The Morning Time"を紹介されていましたが、そのサウンドは変態と天才を兼ね備えてる感じ。

私もすっかり嵌ってしまってSpotifyで聴きまくってしまいました。どうやらまだフィジカルリリースはしてないみたいですが、冒頭に載せた2017年作『SELFIE QUICKIE 2WOOO』とか最高すぎて早くも本年Best出たんじゃないかってくらい気に入りました。自在に蠢くベースとクリック音の連動が気持ち良すぎる!一回LIVEみてみたいな~!!!
by wavesll | 2017-03-31 19:31 | Sound Gem | Comments(0)

ウユニ旅行記 6日目・最終日 リマの太平洋、『人間の値打ち』

1日目・2日目 南米の空 成田→LA→リマ→フリアカ→ラパス
3日目 UYUNIの町景、鏡雲、夕輝、宙星
4日目 パステルな暁・ウユニ塩原探索・塩のホテル
ウユニ旅記 5日目 ラパス 海を探すとき
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ラパスの朝。遂に観光最終日。高山病の頭痛は杞憂で、念のためコカ・キャンディーを舐める。

これがコカキャンディーとウユニのホテルに置いてあったコカの葉。
ボリビアではどこでもコカ茶が飲めるし、高山病にも効き味も緑茶みたいで悪くない。こうしたハーブ文化がアメリカ大陸の下地にあるのだなと彼我の政策を想。
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ただ昨晩から腹の調子が悪くて何度もトイレへ。水にあたったのだろうか?調べてみるとコカの摂りすぎも腹の調子を悪くさせるとか。正露丸を持ってきて良かった。
コカキャンディーとかはリマまでは持ち込めるけれどLAで見つかったら厄介なことになるので、入念に荷物をチェックして入っていないことを確認し、バスでエルアルトの空港へ。
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空港で塩チョコレートを買って飛行機を待っているとおじさんが寄ってきた。日本人の観光ツアー客で、なんでもこの後ヴェネズエラ&コロンビアに行くとか。鶴の折り紙を貰った。

俺自身は嬉しかったのだけれど、同じツアーの女の人が「あぁいう折り紙おじさん、鶴を白人の可愛い女性に渡したがるし、ありがた迷惑なとこもある」と。

自分自身を顧みるとスペ語のフレーズを知っていたことから結構連発して好意的な反応に喜んでいたのだけれど、もしかしたら現地の人もちょっとアレだったのかなと想った。

ただ、そんな時にガイドのノリコさんがメアドを呉れて。日本に6才までいたノリコさん。初見ではすっかりボリビアの人だと想っていた。"プラクティカしよう"とスペ語で話しかけてくれて嬉しかった。ちょっと単語だけでも話せると仲良くなれるから嬉しい。旅は道連れ、縁は異なもの味なもの。
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そして機上の人へ
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眼下にはティティカカ湖
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ところで飛行機から雲海を眺めて"あ、ウユニ行かなくてもこれでいいじゃん"って想ったことないですか?ただこういうのはウユニとは違うんですよ。下に雲が映ってたら上にも雲がないといけない。
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だから寧ろこういう光景の方がモノホンのウユニっぽい感じ。実効性が薄いトリビアとなりますがご査収ください。
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LANTAM航空の機内誌に載っていた路線図。ラパスとリマの位地はこんな感じ。北米のNEW YORKがNUEVA YORKになっているのが何気にポイント高し。
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グルビかと想ったらMARCERO CACERESという人のイラストレーションだった。
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リマ着。数日前まで大雨・洪水だったリマ。傷痕を残しながらも、此の日は晴れて、普段の生活が営まれていた。
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この花は結構咲いていた。酔っ払いの木というそう。
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リマのモナリザ
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街中には日本のパチンコみたいな感じでカジノがある。
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昼食会場はスポーツ施設と一緒にあるレストラン。なんかスカッシュみたいな競技が行われていた
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櫃は中華バイキング。
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南米に初めて行ったときペルー料理の美味さにかなり嵌ったので、"えぇ~中華かよ~"って感じだったけれど、ありました。セビーチェとピスコサワー。

スパイシーな魚介のマリネのセビーチェと、葡萄の蒸留酒のピスコを卵白で泡立てレモンかライムを絞ったピスコサワー。これこれぇ!これぞペルーに来たって感じ!
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バス停?のラジオ番組の広告に「ホモ野郎」の落書きが。ペルーはまだ結構そういう空気のある國なのかなーとか想った。
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日本人ペルー移住資料館へ。日本人移民の苦難の歴史。先達は本当に良く頑張ったのだと知る。日本だとユーモアの一つも言えなけりゃという空気があるけれども、偉い人が真面目に働いて、そしてそれが評価される真っ当な空気を感じた。
横浜港から船が出たらしく、横浜とリマは姉妹都市で、この女の子の像は横浜にもあるとか。
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街中にはペルーの歴史を描いたっぽい壁画が。
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新市街から旧市街へ。道路でアクロバティックなパフォーマンスをしてチップを稼ぐ青年が。凄かった。(バスだし金銭は払えないから写真は撮らなかった)
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サンフランシスコ教会へ。真ん中の黒い花崗岩のところのみオリジナルで、他は後世の再築のモノだとか。蝶々のオモチャの路上売りに遭遇。
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そこから歩いてペルー文学館へ。ステンドグラスが美しい。図書館みたいな感じで普通に使われているのが良かった。ふとみるとバルガス・リョサの名が!あぁ『緑の家』の!ペルーの人だったんだなぁ。
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大統領官邸を横目に歩く。
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アルマス広場。大聖堂には南米を蹂躙したピサロが眠っているとか。
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ペルーの国旗、真ん中の部分が描かれているモノは政府関係が掲げているもので、一般の人たちは真ん中の絵のないものを掲げるそう。
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政府の建物の前には洪水の被災者の方々が配給を受けていた。
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ガイドさんに「西洋の征服者の建物が世界遺産として保持されているのは正直ペルーの人としてはどんな気持ちを持たれますか?」と聴くと、「リマの人たちは混血が進んでいるから色々あるけれど、地方の先住民の血が濃いところはやっぱり考えが違って」ということだった。民族・血・文化の問題は非常に難しい。
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獅子のレリーフ。郵便局だそう。
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教会にてバスを待つ
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バスにて移動。新市街へ。
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海岸線。崖に当たった上昇気流に乗ってパラグライダーが飛んでる。20分7000円だとか。最高だな。夏の終わりの夕方のリマではピクニックを楽しむ人たちが沢山。湘南がもっとホットになった感じ。
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土産物屋へ。ピスコにも色々と種類があるのだな。
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土産物屋のそばのグラフィティ
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太平洋に夕陽が沈みゆく
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知覚のショッピングモールに来た
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飛び切り美しい夕陽。リマはめったに雨が降らないが、海岸では霧が立ち込めるそうで夕陽を観れたのはラッキーだったとか。
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ショッピングモールでのフリーライヴ。Lordのカヴァー等を歌っていた。
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スケボー・キッズとローラースケートガール。サーフだなw
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レストランへ。結構渋滞していた。こちらにヒトは運転が急で冷や冷やものだが、こういうのは中国で慣れたw
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ディナーはペルー料理店。最後のディナーでの話が盛り上がりすぎてメインの牛肉トマトを撮れなかったw

だってお婆さんとその娘さん、105ヵ国行ったことあるとかw!クルーズ旅行もお手の物。ウズベキスタン、バルト3国、カリブもケニアも行ってるしw!欧州は小国を2つ残してすべて行ったとか。ヨルダンは結構体力いるらしい。まさかサマルカンドリトアニアの十字架の丘の話ができるとはw後ナマクワランドのツアーなんてのもあるのを知った。チベット青蔵鉄道は高山病がかなりきついらしい、

代わりに此処の店のピスコ蒸留装置とピスコサワーをぱしゃり。ピスコサワーはパッションフルーツフレイヴァーだった。
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そして帰路。LAまでは『カルメン』等クラシックを聴いていた。『カルメン』、かなり良かった。
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LAではかなりの大型犬に荷物を嗅がれてびびったが、何事もなく通れた。

そして愈々成田へ。

映画『人間の値打ち』予告編

JALでみたイタリア映画『人間の値打ち』が大傑作で。
ひき逃げ事故をめぐって交錯する3組の家族の人間模様を描き、イタリアのアカデミー賞といわれるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞の7部門で受賞したサスペンス。『見わたすかぎり人生』などのパオロ・ヴィルズィ監督が、登場人物の欲望が複雑に絡み合うさまを通して、金と人間の関係について問い掛ける。キャストには『ふたりの5つの分かれ路』などのヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、『ブルーノのしあわせガイド』などのファブリッツィオ・ベンティヴォリオらが集結。


金を求める人間、芸術にすがる人間、そして愛を求める人間。人間の業が緻密に描かれた名作。『カルテット』が好きな人なんかには激お薦め。経済観念という線が入ることで物語が立体的になっていて。

特にディーノの卑屈さとルサンチマンは、適度な誇りは大切なのだと想ったり、カルラの"生きる実感のなさ"にはしっかりとした"言葉"と"仕事"の大事さを。また純粋な少年は今だってロックを聴いてるのだなと想ったり。心に感じ入った。

その他グラストンベリーを観たり、JAL名人会で講談とか聴きながら過ごした。ちょっと想ったのは音楽chにTechnoチャンネルとかあればいいのにということ。深夜機内が暗い中テクノ聴きたい人いると想うんだけどなぁ。
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そして旅のお別れ。添乗員さんやツアーの同行の方々に別れを告げ、成田を後にした。

人は何故旅をするのだろう?ある尊敬する先輩が以前「日常が楽しければ旅をする必要はない。自分は旅の価値がわからない」と言っていて。聴いた当時は衝撃を受けた。

確かに、以前よりも旅に人生をかける感じは俺自身も減った。その昔は旅をしている時だけが"生きている感覚"があった。其処は今もツアーとかよりも主体的に関わる方が"旅感"を感じる。

ただ“『武勇伝』って相手からすると迷惑だよね”と聴いて大人しく金を落とす貴さも知った。ライヴがダイヴやモッシュ目当てに行くことから音をじっくり聞くことにシフトしつつあることとも近いかもしれない。ある意味サーヴィスを堪能するというか。

とは言え、自由と主体性こそが旅が旅である所以だと想う。その意味で日常生活で自由と主体性がいかんなく発揮されていれば、かの先輩がいうこともそうかもしれない。

ただ、その上で、普段の自分の日常とは違う天地、違うルール、違う社会、違う自然に身を曝して味わう旅の化学反応は格別だ。素晴らしい地への冒険。

未知は魅力、人でも旅でも音楽でも、仕事でも。理解しきっているものが退屈なだけとは言わないけれど、未知は心踊る。未踏をゆくのは体力精神力がいるけれど、既知に引き篭るのは気脈が澱む気がして。新しさは、貴い。

ウユニ塩湖は浄土のような天地だった。やっぱり俺は、旅が好きだ。旅が好きな人が好きだ。ただ、人間の値打ちは旅だけでは、或いは愛だけでは、そして金だけではなくて、仕事だけでもなくて。すべてを統べたものなのだと想。

今まで旅先でTwitterとかやるのは旅気分が削がれることから避けていたが、今回はホテルのWifiでTweetもLINEもした。徐々に、旅が日常と融合しつつある気がしている。

「憧れは理解から最も遠い感情」というフレーズを何処かで聴いた。段々と、旅自体が己の中で血肉化されてきているのかもしれない。また新しいフェーズに入ったと感じると共に、さらに大きな人生と言う名の旅に還ってきている。
by wavesll | 2017-03-29 06:40 | 私信 | Comments(0)

ウユニ旅行記 5日目 ラパス 海を探すとき

1日目・2日目 南米の空 成田→LA→リマ→フリアカ→ラパス
3日目 UYUNIの町景、鏡雲、夕輝、宙星
4日目 パステルな暁・ウユニ塩原探索・塩のホテル
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昨朝に続き頭痛が惨い。ホテルにあったコカの葉を噛み、コカキャンデーも舐めたが焼け石に水で再びバファリン。1日2X2錠なので10錠入りだが既に残りが心もとない。

旅の間持ってくれないとヤバイと想いながら朝食は食えずに西瓜ジュースだけを飲んでテーブルを離れ身支度をし、ぐでえとなりながら空港へ。

Adios Uyuni. そしてi Hola La Paz !
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ラパスは坂の街。一番高い空港がある辺りは4000mでウユニ(3800m)より高く、下の3300mの辺りは高級住宅街になっている。

そこで市民の足として重宝されるのは今の大統領が造ったロープウェイ。
先住民族出身の初めての大統領は、多民族国家ボリビアを掲げている。少数民族の稼ぎを増やすために麻薬が増えたりもしているが、このロープウェイ事業は利用料金もそんな高くなく使えるし人々の役に立っていると感じた。
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リフトみたいに次から次へとやってくる
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ロープウェイ乗り場からみたラパスの景色。赤煉瓦の建物がひしめき合っている。何でもここら辺は地盤が安定していて全然地震がないとか。
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ロープウェイに乗り込む。壮観。
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街中には墓地も。こちらは火葬ではないそう。
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駅にて下車
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ウユニでもそうだったがラパスでも野犬がのっそりと街中を歩いている。デカい。何でも小さい時はペットで買うが大きくなると放してしまうそうだ。増えすぎて問題になっているとか。しかし吠えたりもしないし噛んできたりもせず、のっそりと歩いている。まさにLa Paz (平和)。
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ラパスはウォールペイントやグラフィティがそこら中にあって、さらにそのレヴェルが高い気がした。
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バスにて移動し洒落た小径で降りた。
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途中、こちらの画家のギャラリーに寄る。なんでもこの人、今年大阪で個展を開くとか。
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こちらの人の帽子が本当に格好いい。
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チャランゴ・コレクティヴ。このギターの小さい奴みたいな民族楽器、良い音するんだよなー。
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再びバスで移動。政治の中心、ムリーリョ広場へ。
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これがボリビアの"10時のおやつ"、サルテーニャ。これが旨い!中はグレービーな感じでi Muy Rico !
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バスにて移動。途中でさっきの画家さんによるウォールペイントがあった。
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土産物屋街にてフリータイム。ここで体調のヤバさが結構限度に達してどうするかと想ったらガイドさんにミュージックショップに連れてってもらってそこで音楽聴きながら座れる運びに。
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おっちゃんと仲良くなってぱしゃり。お孫の娘さんとも。「Me Gusta Musica Boliviana」と言ったら幾つか見繕ってくれて、2枚をそれぞれ10ドルにて購入。
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やっぱりこの街、グラフィティのレヴェル高いは。
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土産物ストリートで謎にマイクとアンプを身に着けロックを歌いながら闊歩するじいさんがいた。写真はなんか金取られそうだったから撮らなかったw
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ランチはラパスのレストランにて。チキンヌードルスープが美味かった。メインに選んだ鱒のソテー・キヌアソースも美味しかったし、ティティカカ湖産だとか。やっぱりどの国でも美味い店は美味いんだなー。

ただメインをチキンにした人の届きが遅いなと想ったらオーダーが忘れられていたり届いても半生だったりで南米クオリティwおかげでドリンクがロハになったw食後はコカ茶◎
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バスが停まっているところまで街中を歩いた。
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途中でデモに遭遇。火薬なんかも撃っている。汚職か何かの弾圧かと想ったらなんと"海を返せ"というデモらしい。海なし国のボリビアは戦争で海を奪われたことから、この日の2日後を「海の日」としているらしい。"海を返せデモ"とは切実な話ではあるが、ポエジーを感じた。
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ラパス市内には結構フジカラーがあったw
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バスにて2日目の夜にも泊まったホテルへ移動。
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買ったCD. "Famosa(有名)"だというチャランゴ・プレイヤーのはWikipediaの日本語ページがあった。"Tradicional"の方もCDR直販サイトが日本語ページであった。日本のワールド音楽事情、恐るべし。
個人的にはBOLIVIA TRADICION Y LEYENDA / WINNER CANDIA, オススメ★★★
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近所のスーパーに出かけたときに見掛けたタイヤに植えられた街路樹
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この日のディナーはホテルで。手違いでまたしてもメインが鱒だったが、『西瓜糖の日々』を読んだばかりだったので寧ろ嬉しかった。そしてまたドリンクが無料になったw焼き加減、俺のは最高だったけど一緒のツアー客の中には昼に続いて生だった人が。ラパスは鱒が半生が好きなのかw
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さて、明日リマへ移動し最後の観光をし、LA、成田へ。コカ関係は荷物に持ち込まないようにしとかないと。

BLANKEY JET CITY/海を探す


6日目・最終日 リマの太平洋、『人間の値打ち』
by wavesll | 2017-03-28 05:56 | 私信 | Comments(0)

ウユニ旅行記 4日目 パステルな暁・ウユニ塩原探索・塩のホテル

1日目・2日目 南米の空 成田→LA→リマ→フリアカ→ラパス
3日目 UYUNIの町景、鏡雲、夕輝、宙星

塩のホテルで目覚めると頭痛が酷い。これは高山病だ…。

今までコカキャンディーでだましだましやっていたけれど、余りにつらいので持ってきたバファリンを投入。さらに頭が痛くなったが1時間もすると頭痛がなくなった。

ウユニの標高は3800m。富士山の頂と同じ高さ。富士登山の時も頭痛くなったものなぁ。

それでも朝食バイキングを済ませて再び塩湖へ。昨日と同じくらいのポイントから朝日を眺める。

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漆黒に浮かぶ赤と青。ケリンダ。
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空には半月
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現地ガイドのおっちゃんが様々なトリックフォト術アイディアを授けてくれ、こんな写真も撮った。
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やうやう白く明けていく空
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日の出
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明度を抑えてふたつの太陽を掌に
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一旦休憩ののち別のポイントへ。ここは鉄分やマグネシウムが溶け出した水が湧いているところ。
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この景色でちゃぷちゃぷやると楽園感が凄い◎!
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ウユニ塩湖の地面の塩が六角形に結晶化していた。この六角形からおそらくウユニの町の道路がデザインされているのだろう。
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きらきらとした塩の結晶が。ちなみに水をちょろっと舐めてみたが物凄くしょっぱかった。
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この日は水量が多くインカワシ島への上陸は難しいという事で塩原をドライヴ。

高山病の酷い頭痛で、塩湖ではしゃぐ仲間達を祝福したいんだけどその気力は出せずバファリン摂りに車内で休んだ。年や性別関係なくなる人はなる高山病になると、“俺もハンディキャッパーであるんだ”と。己に起きて初めて辛みを識る。バファリンが効いて復活。

テーブルと椅子を拡げて塩湖でピクニックランチをしたり。
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塩湖に建っている大きな休憩所へ立ち寄った。中にはフードコートとトイレが。
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建物から何やら大きな石製のモニュメントがみえ、そこへ歩いてみた。
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後にペルーでのガイドさんが言うにはアメリカ人は水鏡のようになっている景色より雪原がだああっと広がる景色を求めてウユニに来るらしい。
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ウユニでみつけた音。水が浸ってるとこで雲の上でちゃぷちゃぷするのも最高だったけど、干上がった氷をしゃりぱきやるの、かなりいい。スマホで録ってみた。ウユニ塩湖のフィールドレコーディングとかあったら欲しい。
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ドライバーのココさんと。寡黙だがいい人だった。
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トラベラーズ・ハイでこんな写真も撮ってみたw
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塩のホテルはベッドも塩ブロックで出来ている。TVが部屋になかったけど景色が抜群なのと高山病もありすぐ寝たので気にならなかった。
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明日はウユニを発ち、ラパスへ。ウユニも名残惜しいが最高の景色も観れたし、旅も折り返し地点。

5日目 ラパス 海を探すとき
6日目・最終日 リマの太平洋、『人間の値打ち』
by wavesll | 2017-03-27 06:11 | 私信 | Comments(0)

ウユニ旅行記 3日目 UYUNIの町景、鏡雲、夕輝、宙星

1日目・2日目 南米の空 成田→LA→リマ→フリアカ→ラパス
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ボリビア旅行記、いよいよ今日は本丸、ウユニ塩湖入りです◎

世界で一番高い標高にあるラパスの空港を出発、ウユニを目指す。
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ウユニ着。町ぶら。
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公園のバカデカい滑り台で遊んだりした。
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町の中心、時計塔
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市場へ。市場の中は撮影NG, ボリビアの人たちは写真を撮られるのを快く思ってないらしい。山の人々らしいなと想った。
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鉄道の駅。ラパス方面にオルーロというカーニバルで有名な街まで続いている。
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列車の墓場へ。打ち捨てられた車両の上に観光客達がよじ登ったり。ちょっとMADMAXっぽい光景w
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指が写り込んでしまったw
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ビクーニャがいた。この動物からはとてもいい毛織物がつくれるそう。
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塩工場へ。"工場"というからどんなものだろうと想ったらかなりの手工業だった。
食品としての塩も勿論作るし、ブロックの塩は建築に使ったりするそう。塩250g10袋を3ドルで購入。
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塩工場の処には売店通りも
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塩のホテル着。塩で柱や天井がつくられている。全部塩かと想ったらウッドなんかも使っていた。洒落たつくり。
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昼はバイキング。ボリビアはメシマズ情報があったがそこそこ食える。特にキヌアが意外と美味かった。
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塩のホテルの屋根
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さぁ、長靴を履いて愈々塩原へ!
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いきなりじゃぶっと入水!"こんな深いのか!?"と想ったら少し走ると水が干上がり、一面雪原のような白、白!
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塩湖に空が映ってる。数日前に雨が降って、その上で晴れたからこそ見れる風景
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来てしまった…ウユニ!
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塩の地面はこんな感じ
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やー、こんな写真も参加してしまったw
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夥しく撮っちまいましたw
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カメラの加減でファビュラスな太陽が撮れた。
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塩のホテルへ帰路。
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塩のホテルにて夕焼け鑑賞までしばし休憩。写真は部屋の天井。屋根が塩。
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ペルーとボリビアで時差が1時間あるのにスマホも電波時計も対応してなくて寝過ごしかける。がなんとか夕陽にヴューポイントに着くのに間に合う。良かったー><
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輝きを増しながら暮れ行くウユニ
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Twilight
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現地ガイドとドライバーのおっちゃん達が赤ワインを用意してくれた。これは嬉しいなー。こんな贅沢はウルルでシャンパン飲んで以来。
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昼のウユニも凄かったけど、夕暮れのウユニは桃源郷を越えて、何か超自然的な生き物が身を輝かせているようにも感じて。今までみた景色で一番美しい瞬間の一つだった。
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ウユニに陽が沈んでく時、七尾旅人 / サーカスナイトの“魔法が解けていく”って詞がふわっと出て。解けていく瞬間が一番めくるめくのかもしれないと想った。
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夜の帳がおりてゆく
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そして夜、満天の星空。
本当にミルクを流したような天の川。360°に広がる星空に、古代の人たちが宇宙を天球にみたのを得心。
さらに水面に宇宙が映り、球形の星界が広がっていた。
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夢のような景色に感動だった。今夜は塩のホテルに泊まり、明日もウユニ散策。

4日目 パステルな暁・ウユニ塩原探索・塩のホテル
5日目 ラパス 海を探すとき
6日目・最終日 リマの太平洋、『人間の値打ち』
by wavesll | 2017-03-26 09:20 | 私信 | Comments(0)

ウユニ旅行記 1日目・2日目 南米の空 成田→LA→リマ→フリアカ→ラパス

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ボリビア/ペルー旅行に行って参りました!

これからちょこちょこ旅記を綴りたいと存じます。上の写真はペルーのフリアカという街の空港から陸路でボリビアへ向かう際にみた青空。”これが南米の空か”と心動かされました。

La La Land (2016 Movie) Official Trailer – 'Dreamers'


『LA LA LAND』をみながら到着したLAのイミグレーションが時間かかりすぎて危うく乗れないところだった。手荷物検査の黒人係員が俺のフィッシュマンズTに書いてある“I'm Fish”をみて“こいつクレイジーだぜ”と一言。海外でバンドTは気をつけねば。

その『LA LA LAND』。スクリーン向きの映画かも。飛行機の画面ではそこまで感動はせず。LA、スクリーンの向こう側の街の内幕の泥臭いとこ描いてたのはよかった。

渋谷や新橋だとTVの取材クルーがいて、ある意味スクリーンの向こう側を歩くことになるのだけれど、そのダイヤモンド効果の向こう側は案外"日常"で。

何度もオーディションに挑戦したり、弾きたくない曲を金のために弾いたり。"夢の舞台"の裏の色褪せ方に共鳴して。

菊地さんが気に入らないのは、まぁわかる感じ。でもそのダサさがこの物語の肝だろうと。

逆にその後で観た『逃げ恥』は、メディアが熱狂を巻き起こして二人が国民的カップルになっていく感じがLA LA LANDよりララランドしてた気がした。

LAのイミグレーション待ちの列で前の台湾の学生と話す。日本の統治の話も出て。こういう時自分が“日本人”としてみられるんだなーと想。横須賀にて軍艦をみてきたそう。台北、北投温泉の図書館はクールだと話をした。トランジットで焦ってて、スタッフに呼ばれガッと会話を打ち切ってしまったのが心残り。旅の縁っぽくはあった。

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LAで乗ったLANTAM航空の機内では中南米の音楽も充実していて。Spinetta / Obras Cumbres、名盤だった。またCamila SilvaのALも素晴らしかった。ペルーのビール飲みながら楽しんだ。

ほぼ24時間近くかけて深夜にリマ着。この日は空港から徒歩で数分のホテルで就寝。

数時間の睡眠で起床。モーニングはバイキング。ペルーは飯が美味いイメージあったけれど機内食の辺りから自分で塩とか調整する感じだった。びっくりしたのが"シュガーフリージュース"。なんと全然味がしないwこれはなかなかにコアな食品だったw
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朝一番にリマから国内線に乗りフリアカという街へ。ここからバスでボリビアへ向かう。
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この空、アンドレス・ベエウサエルトのジャケのよう。南米に来たんだなぁ、俺。(バスの窓のおかげでちょっと青黒く空が写っています。)
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落書きしてある建物や壁が多い。このKEIKOというのは恐らくフジモリ大統領の娘で大統領選に出たケイコさんを指すのだろう。かなりそこら中に在った。
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フリアカからの道では三輪トラックを大量に見かけた。愛すべきフォルム且つカッコイイ感じ。
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町を抜けていく。
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真っ青に抜ける空をたっぷりと。
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郊外へ行くとレンガ造りの建物たちが。どこか馴染みがあると想ったら四川旅行でもこういう感じあったなと。やはり政治系グラフィティが多い。PKKというのはきゃりーぱみゅぱみゅっぽいけれどケイコ・フジモリの対抗馬で現在の大統領の略称とのこと。
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ティティカカ湖がみえてきた。ティティはピューマ、カカは岩の意味。琵琶湖の十倍の湖が3800m越えにあるとは。軽い高山病をコカキャンディーで緩めて、ツアーにライドオンだが旅っぽくなってきた。
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畑仕事をしていたり休憩しているペルーの人たちが美しかった。走行する車内からは中々撮れなかったけれど、特に女性たちの原色の服装が素晴らしい。帽子もお洒落だった。
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現地ガイドのおじさんに"Muy Bien (Very Good)"、"Que Linda (What a Beautiful)"というと"Amigo"といってくれた◎
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羊がよく放牧されていて。全然動かなくて、石か何かのオブジェの様な質感だった。
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スピネッタや、ジスモンチとかのあの複雑でロックしてるのに爽やかな風が根底にあるのは、南米の大地が為せる技なのかもしれない。
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ペルー・ボリビア国境の町へ。ペルーからボリビアに移ると一気に人々の服装の色が落ち着く感じ。この日は出店市場が開かれていた。
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途中の丘で天体観測。満天の星空!あんな夜空人生で初めてだった!南十字星も天の川もはっきりと!スマホじゃ写せなかったけど掛け替えのない体験だった。
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ラパス着。4000mでのトイレ休憩はなかなかにきつく、臭いもMalo Baño (Bad Toilet)だった。ここボリビアではトイレを利用するのに料金がかかるのが多い。大体1ボリビアーノ。
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ラパスは坂の街。上の方は4000m越えだけれども、本日泊まるのは下の方の高級住宅街にあるホテル。ウェルカムドリンクを飲み、早々に就寝。明日のモーニングコールは4:15。飛行機でいよいよウユニへ。愉しみだ!
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3日目 UYUNIの町、鏡雲、夕陽、宙星
4日目 パステルな暁・ウユニ塩原探索・塩のホテル
5日目 ラパス 海を探すとき
6日目・最終日 リマの太平洋、『人間の値打ち』
by wavesll | 2017-03-25 18:40 | 私信 | Comments(0)

本日から8日間ボリビアへ行ってきます。

LOS KJARKAS : MIX EXCLUSIVO DJ. CRIS 2013 ...!! (AUDIO)


前回南米へ足を踏み入れた時は日本に帰ってきてすぐに311が。そして今回の南米旅行は3月11日の直後。
何かが掴みとれたらいいなという気持ちと、気楽にワクワクドキドキして楽しめたらという気持ちその両方を携えてボリビアへ行ってきます。

映像はボリビアで人気のフォルクローレバンド。チャランゴが効いてます◎

帰りは23日の予定です。それでは一時 i Hasta la vista !

cf.
ボリビア・スクレの聖女 X Tyondai Braxton / Central Market 第21回音の貝合わせ

by wavesll | 2017-03-16 00:01 | 私信 | Comments(0)

yMusic ーBrooklyn発、Indie Classicalの俊英

Eleven


Son Lux: Beautiful Mechanical (yMusic)


TwitterやMikikiで八木皓平さんが推しているのを見掛けた「インディー・クラシック」というジャンル。

Pitchfolkにも2012年にMaking Overtures: The Emergence of Indie Classicalという記事がありました。ポスト・クラシカルがエレクトロニカやポストロックに影響を受けたクラシック的音楽とするとインディークラシックはもっと明るいポップスやインディーロック的な音楽との融合とのこと。

今年に入って雑誌LATINAで取り上げられたりして、愈々ブレイクかと想っていた處に成田佳洋さんのTwitterで紹介されていたyMusicというIndie Classicalのコレクティヴが素晴らしくて(今はバンドの事をコレクティヴって言うのですね)。

yMusicはブルックリンを拠点に活動する、管弦6人によるチェンバー・アンサンブル。NYP(ニューヨーク・フィルハーモニック)のメンバーを中心に、それぞれが多彩なキャリアと活動範囲を誇るリサイタリスト/編曲家集団である。インディー・ロックやジャズに至るジャンルを越えた先鋭的アーティストたちとの共演も多く、<インディー・クラシック>シーンの中核として多方面から注目を集めている。2011年作『Beautiful Mechanical』、2014年作『Balance Problems』はともに、タイム・アウト・ニューヨークが選ぶ<クラシック・レコード・オブ・ザ・イヤー>の第一位に選出。グループとしての共演歴を挙げるだけでも、ベン・フォールズ、アノーニ(アントニー&ザ・ジョンソンズ)、スフィアン・スティーブンス、ダーティー・プロジェクターズ、ホセ・ゴンザレス、ボン・イヴェール、マイ・ブライテスト・ダイアモンド…といった人気アーティストとの録音、ツアーでの共演も多数。2016年にはNYの殿堂カーネギー・ホールでもコンサートを敢行、ソールドアウト。いまやNYの幅広い音楽シーンにおける最注目グループのひとつといっても過言ではない。(NRT)
という音楽集団。

yMusic - Music In Circles (Official Video)


ギターのカッティングのような弦の響かせ方がRadiohead / Burn The Witchを彷彿とさせます。ここ数年私自身の関心もクラシックというか、オーケストラやチェンバー・ミュージックへ行っていたのもあり、面白く聴けました。

実は数年前から「インディークラシック」というジャンル名は見掛けていたのですが、Tyondai Braxton / Central Marketとかも含まれるとか、一時期の邦楽の「シティポップ」みたいにかなりざっくりした括りなんだなと想っていました。

そこにyMusicを認識し、Indie Classicalの真打と言うか、まさに名は体を表すコレクティヴが存在するのだなと。

彼らはBen Foldsと組んでアルバムを出したり、或いはPaul Simonと共にフェスに出たり。現在のブルックリンの先端のグループと言うのも頷けます。

Spotifyでも2011年の盤『Beautiful Mechanical』と2013年の『Year of the Dragon』が聴けます。NRTから今出ている『First』Soundcloud上にある『Balance Problems』と合わせて楽しみたい。個人的にはアルバムだと『Beautiful Mechanical』が好きです。

ジャンルの壁を越えたクラシックとして先日オペラシティで聴いたSteve Reich 80th Anniversary『Tehillim』に心臓を撃ち抜かれたのですが、今また新しい流儀で奏でられるクラシカル音楽の潮流に今後とも耳を澄まして行きたいです。

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by wavesll | 2017-03-15 06:37 | Sound Gem | Comments(0)

Grand Budapest Hotel Original Soundtrack

The Grand Budapest Hotel Original Soundtrack #32 Traditional Arrangement 'Moonshine' OST BSO


The Grand Budapest Hotel Original Soundtrack #31 Kamarinskaya OST BSO


Grand Budapest Hotel ost


ウェス・アンダーソン監督による『グランド・ブタペスト・ホテル』をみました。
御伽の国のような可愛らしく洒脱な映像で繰り広げられるコンシェルジュの冒険譚、大変楽しめました。

ここ2・3年の嵌りゴトなのですが、映画音楽に惹かれる様になりまして。
この映画もエンドロールを始めとして、中欧・東欧のエキゾ・ヨーロピアン音楽がとても愉しくて。

YoutubeにO.S.T.があがっていて今聴いているのですが、やはり最高。

この西欧と中東が融け合った狭間の音はどこの国の音なのだろう?とWebを回遊してみると、
音楽もユニークな『グランド・ブダペスト・ホテル』(Figaro.jp)
という記事が。

曰く
アンダーソン監督とスタッフは、東ヨーロッパを旅して歴史あるホテルを多々取材し、最終的には使われていなかった百貨店をアンダーソン監督特有の色遣いやエッセンスを加味して改装(中略)音楽に関しても時間をかけて独創性に富んだ音楽を研究し、自ら命名した"ズブロウキアン・ミュージック"を完成させ

たとのこと。

映画のプレスリリースによれば、作曲を依頼されたアレクサンドル・デスプラは従来のオーケストラ用の楽器を一切使わず、バラライカ(三角形の本体に3本の弦を張ったロシア産のマンドリンの一種)やツィンバロン(ピアノの原形で、弦をハンマーで叩いて音を出す打楽器ハンマー・ダルシマーの一種)などを取り入れたそう。彼の言葉を引用すると、「中部ヨーロッパのイメージにするために、モルダビア人のシンバロンからアルペンホルン、ヨーデルや修道士の歌、バラライカまで様々な音を使った」、「魂のこもった、いつまでも耳に残る音を組み合わせ、明るい気持ちから暗い気持ちまで様々な感情を網羅した。キャラクターの過去や将来、心に秘めた思いを表現するために、プロとして一度もやったことのない実験的な音楽を作曲した」とのこと。アルペンホルンとはアルプホルンとも呼ばれ、離れて位置する村と村とのコミュニケーション手段として活躍してきた金管楽器のことです。サウンドトラックでは全32曲中、彼が28曲を手掛け

たそうです。

ツィンバロムというと、1月1日に漱ぐ 清冽なイランのサントゥールで取り上げたイランの楽器サントゥールがその原型。ここら辺から"ちょっと中東の香りがする"と想ったのかもしれません。

フィガロのページには
アンダーソン監督が、「私とランドール・ポスターが発見し、この映画の音楽を作り上げる際にヒントにした音楽の一部を下記に列記しておく。これらの音楽は、いずれも作品に独特の色合いを与えている」と
記したオンガクの動画も載っていて、いい記事でした。

お洒落泥棒サンだけでなくミュージックラヴァー達にも『グランド・ブタペスト・ホテル』、お薦めです。

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cf.
◆長谷川等伯『松林図屏風』X Silence (Original Motion Picture Soundtrack) 第27回音の貝合わせ

◆霧中行 American Beauty Original Soundtrack by Thomas Newman
◆『新幹線大爆破』 劇は世につれ男の色気は挑みにつれ
◆第十回 酒と小皿と音楽婚礼 - セルゲイ・パラジャーノフ / アシク・ケリブ & 余市12年 WOODY & VANILLIC
by wavesll | 2017-03-14 21:18 | Sound Gem | Comments(0)

ラルンガル・ゴンパ 天空の“宗教都市”~チベット仏教・紅の信仰の世界~をみて

NHKBSプレミアムでセルタン・ラルン五明仏学院(ラルンガル・ゴンパ)への取材がされていました。
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世界最大の仏教僧院。斜面にひしめいているのは1万を超える修行僧の小屋。
仏の教えに生涯をささげる修業が行われているチベット仏教都市。

中心にある大経堂で僧に話を聴くと"チベット仏教の話はしたい、しかしそれ以外の話は何もしたくない"、と。
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止語(私語禁止)の、お堂の中で唱えられるお経は、JVCのワールドミュージックシリーズとは異なり、寧ろ南太平洋の島国の歌のような柔らかなハーモニーがありました。
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ケンポ・ジグメ・プンツォ師が何もなかった土地に粗末な小屋を建てて修業をはじめたラルンガル・ゴンパ。"他者を害することなく自己を律しろ"という遺言は固く守られているそう。
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お堂の前では"問答"の修業が行われていました。
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『例えば花瓶の存在を考える 花瓶が"生滅変化する形成物"でない「苦」であるならそれは"生滅変化する形成仏"ではないのか?』
『同意する』
『ではその同意の意味は何ぞや?』
『同意したでしょう』

チベット仏教ではあらゆるものが如何に存在するか厳密な論理があり、それを理解するために問答の修業が重視されているそうです。
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女性もジョモ(尼僧)という修行者がいて、結婚することなく仏の教えに生涯をささげています。

修行者も建物も統一されている紅の赤は、世俗を離れ仏門の世界に入った神聖な色。
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山の上のギトゥル・ラカン(幻化堂)にはチベット人だけでなく漢族も各地からやってきてマニ車を回していました。
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手足を投げ出し仏に祈る"五体投地"という礼拝もされていました。
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"善い来世のため"に北京から祈りに来る女性もいました。
"輪廻転生"から解脱し極楽浄土の世界へ行くための地。

番組ではツェテン・トゥンドゥプさんという31歳の僧侶に取材します。
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肉は一切食べず、毎朝真言を7000回唱える。

もう17年も世俗の社会から離れ、悟りの境地、解脱に達して将来この世のすべての命、衆生を救うために修業を重ねています。
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「世俗の行いに時間を費やすべきではありません」と語るツェテンさん。31才、私と同世代の彼の言葉に衝撃が沁みてきました。

彼らの生活は家族からの送金や一般信者からのお布施で賄われています。
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この地では宗教で悟りを目指すことが価値ある姿だと認められ、社会の中で尊ばれている。

先ほどの問答もそうですが、世俗にいる私の眼から見ると、言葉は言葉であり、身体的な行為の実装を伴わなければ実行力がないと。

アダム・スミスが『国富論』で語ったように、宗教の社会的な価値は余った財で貧困な人々を食わせる事だと考えていたのでした。

そこに『人生は幻』、命は今のこの世だけでなく輪廻転生する、この世で功徳を積み、来世へ繋ぐことを信じる彼らの人生観は、"人はパンのみにして生きるにあらず"を超えて、世俗的価値観、より富を高めていくこととは違う精神世界がこの星で成り立っているのだと。

先ほどの問答もそうですが、仏教を一つの学問を究める道だとすれば、"チベット仏教の話はしたい、しかしそれ以外の話は何もしたくない"、と言う言葉も分かります。

学問の道を究めることは一つ世俗とは離れる處がある、そう思います。

それでも、現金収入を得るために中国企業で働くチベット人が増加し、子供への教育も中国語で行われ、中国化がここチベットでも進んでいます。

利便性・物質的な豊かさの誘惑と、伝統的な文化の独立性・精神的な豊かさの対立が、ここでも起きているのか…と想っていると、ある僧侶の部屋にはリンカーンとオバマのポスターが張られていました。

曰く、「(平等な)社会を作るための貢献をし、彼らの言葉は仏教の言葉に似ている、社会の問題を解決したから貼っている」と。
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現代社会の矛盾を大きく孕む合衆国に、古来の伝統を大切に守るチベット僧が共感を得ているというのは本質的な自由さとは何かを考える上では面白いと想うと共に、それでも多く食える人が増えることは幸せなことだし、"何が価値なのか"をみていて逡巡しました。

競争や争いが人間の本能に組み込まれたものだとしたら。殺生を禁じる宗教は貴いけれども、現実の権力闘争は精神的な行いでは止められていない。

自分を守るための矛がなければ、他者を害することなく自己を律すことすら無理なのではないか?
欲望を利用し"理想"を試みるバーリトゥードな相手と対峙しなければならないのだから…。

そう感じながら番組をみていると、中国共産党がラルンガル・ゴンパに仕掛けてきました。
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山の中腹に掲げられた<プンツォ様 私たちをお守りください>というチベット文字の横に中国語で<共産党と心をひとつにし"中国の夢"を築こう>というスローガンが掲げられている。

ラルンガル・ゴンパから人が消え、皆が小屋の中でひっそりとしました。

"他者を害することなく自己を律しろ"という教えは、信仰は本来個人的に高みへ達する事であり、他者に強いるものではないことを示しています。

本来は思想や主義もそう、完全に自由な中で意思決定がなされるのが理想。

しかしこの世の中には"他者を意のままに巻き込みたい"とする勢力がいて。

そして様々な組織、個人が人の上に立とうと争い続けている中、"自分だけが世界とは関係なく解脱を目指す"ことが不可能に近くあると共に、自慰的な行為なのではないか?人を治める世俗的な指導者がいないと、理想は空転してしまうのではないか?そう想いながらみていました。

その上で、世俗的・物質的に"人々が生命活動を行うことができる"上で、"どう生きるべきか"という精神的な問いが必要になってくると想ったのです。

ラルンガル・ゴンパでは十年間の仏教理論の学習が求められます。
毎年”問い方”と"答え方"の試験が行われます。
難解な知識の理解が15分の問答試験で行われ、その後3時間の筆記試験が。
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この"問い方"を求められることがいいなと。

大学教育における卒業論文もそうであるように本来学びの道にいる者には"良い答える"だけでなく"良い問いを生み出すこと"が求められるし、それは聖俗関係なく必要な能力だと想ったからです。

"情報"の価値がインターネットによって完全に破壊されてしまった現代、単純に情報量があるだけでは、もう価値がない今、"情報の身体性"はつまるところ"良い問いを生み出すこと"と"良い解を出すこと"。

古来からの学問のシンプルなセオリーですが、何かをインプットするときは、"問いと解"を意識しなければならない。単なる情報の羅列では価値は生まれない、そして知識・知恵に溺れることなく、"善い人間であろうとする心"を持たないと、全ては虚ろなものになってしまう、そう改めて思いました。

番組終盤、チベット仏教で行われる"鳥葬"が取り上げられました。
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人が死を迎えたとき、魂はその肉体から分離し、この世で漂い始める。ジョモ(尼僧)の真言は魂を慈悲深く供養すると信じられている。その後49日をかけ魂から人間的な感覚が失われ、次の再生の世界へ向かう。

亡骸が鳥葬場に運ばれ、閻魔の衣装を纏った鳥葬師によって、ハゲタカに捧げられる。
ハゲタカは魂を天界に運ぶ女神、"空行母"と信じられていて、ハゲタカに食べられることで、ハゲタカは腹いっぱいになれば他の動物を襲わず、別の命が救われる。

善き生まれ変わりになるための最後の功徳が鳥葬。

鳥葬師に輪廻転生の話を聴かせてほしいと頼むと、彼は「そのような質問に答えたこともないし、答える言葉も持ち合わせていない」と断った。

その代わり、お経を唱え始めたのです。

"この世に我も他者も存在しない 神も悪魔も存在しない
全ては無であり 悪も善もない 苦も楽もない 世俗も解脱もない
私の躰は供物として 鳥である空行母い献じます"
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まるでジョン・レノンの『イマジン』にような歌詞じゃないか。
"ポワ(魂の移転)"のお経だそうです。ポワってオウム真理教によって穢されてしまったけれど、本来はこんなにもロックな、身も蓋もない真実を言い放つ詩だったのか。

ボブ・ディランがノーベル文学賞を獲ったのも記憶に新しいですが、ロックミュージックの真価は真実を歌うことで社会に風穴を開けることで、だからこそ宗教指導者のような凄味を持っていたのだなと、ラルンガルの光景からそんなことを想起しました。

最後にツェテンさんのチベット語の読み書きを教える学校での活動と、2017年1月にツェテンさんの妹のユシィちゃんを訪ねた映像が。

"自分の故郷をどう思う?"という問いに応えたユシィちゃんの笑顔が眩しかったです。
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cf.
コーカサスに想う敬虔な質実さと都会の華美さのあいだ

by wavesll | 2017-03-13 21:01 | 私信 | Comments(0)