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宇宙と芸術展 at 森美

宇宙と芸術展をみに六本木ヒルズ、森美術館に行ってきました。

このメインヴィジュアル、直にみると水墨画のような色味でそそられます。
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初端の北山善夫『この世界の全死者に捧ぐ』の黒白の宇宙の綺麗。『グヒヤサマージャ立体マンダラ』のレゴ感は砂曼陀羅がにょきにょき生えた様。『ヤマーンタカ・マンダラ』のZ旗の様な鮮やかな四色は見れてよかったものの一つ。『十二天像』は焔(閻)魔天と羅刹天がツラが良かった。『伏羲女媧図』に藤崎竜『封神演義』のが頭をよぎりました。

向山喜章『Sanmon GCC - yupotanjyu + nupotanje』は金剛界曼陀羅を大円に、小円を丸く配置し胎蔵界曼陀羅を顕すミニマリズムが佳い作品。北脇昇『竜安寺の石庭ベクトル構造』は空中から庭を眺める趣が面白い。

そしてめっけものが国友藤兵衛重恭の『月面観測図』『太陽黒点観測図』。理科的筆致が掛け軸に描かれているのがギャップがあって好い。国友の『反射望遠鏡 銘一貫斎眠龍能当』の複製も展示してありました。

王致遠『淳祐天文図』の宝貝盤古幡感。『天地明察』の渋川春海による『天文分野之図』も好。『竹取物語絵巻』に高畑勲『かぐや姫の物語』はこの筆捌を出そうとしたのではと。隕石で造られた岡吉国宗『流星刀』もありました。
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レオナルド・ダ・ヴィンチ『アトランティコ手塙』も。本展覧会のみどころとなっているのが自然科学の名著の初版本。プトレマイオス『アルマゲスト』、ガリレオ・ガリレイ『星界の報告』、アイザック・ニュートン『自然哲学の数学的原理(プリンピキア)』、ヨハネス・ケプラー『新天文学』、ニコラウス・コペルニクス『天球の回転について』、チャールズ・ダーウィン『種の起源』など。

本は情報こそ本体ですが、知識が焼き付けられた本物の物体はモノとしてのコレ性がありあました。
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宇宙観測用具も。伝エウスタキオ・ディヴィーニ『望遠鏡』のアナコンダの如き太さ大きさがインパクトありました。ジム&ローダ・モリス『ガリレオ望遠鏡』の複製は金紋が美しい筒。マンフレッド・セッターラ『プトレマイオス天球儀』や大野規行『渾天儀』から古代の星の運航を夢想。

宇宙に着想を得た平面美術。18世紀初頭のアンドレアス・セラリウス『セラリウスのキリスト教天球儀』に星座をみて、21世紀初頭のアンドレアス・グルスキー『カミオカンデ』にニュートリノをみました。右下に浮かぶ舟が失われた神殿のような風雅さが。

立体作品も。メビウスの輪がさらに捻じれたような森万里子『エキピロティック ストリング II』は超弦理論やプレーン宇宙論にインスピレーションを得たそう。ビョーン・ダーレム『ブラックホール(M-領域)』は多元宇宙がモチーフ。『プラネタリー・ツリー』には中東神術を想起。
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コンラッド・ショウクロス『タイムピース』は機械仕掛けの神を思わせる時を刻むメカニカルな作品。セミコンダクター『ブリリアント・ノイズ』は太陽の画像を元にした映像に電磁波を変換した音を響かす作品。
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杉本博司『石炭記』は太古の海のウミウリのジオラマを写した作品。数年前グルスキー展見た際も感じたのですが“写真のような絵”ならぬ“絵のような写真”が今面白い。
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ローラン・グロッソ『古の異邦人(エイリアン)』は国宝展でみた『仮面の女神』をもとにしている立像。この土偶のガチャ、持ってますw
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雑誌に描かれた宇宙人の想像の姿の展示。火星人、異星人教授、水星人、土星人、金星人、冥王星人、海王星人、木星の衛星カリスト星人、木星の衛星ガニメデ星人、宇宙戦争の表紙。
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今回の展示の一番の話題作『常陸国鹿島郡京舎ヶ濱漂流船のかわら版ずり』『うつろ舟の蛮女』『小笠原越中守知行所着舟』。江戸の昔のUFO騒ぎ、銀魂感ある世界観。実録か東スポ的フォークロアか!?
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パトリシア・ピッチニーニ『ザ・ルーキー』はヘンテコな生物。オッサンな顔がツボ。ヴァンサン・フルニエ『ロボット・クラゲ・ドローン(キアネア・マキナ)』のサイバネティックな宇宙船感や良し。
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空山基『セクシーロボット』!これをみにきた◎
金属の艶。エアロスミスの"Jaded"世代には堪らないものがあります。
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ヴァンサン・フルニエ『火星砂漠研究基地 #11、火星教会、サン・ラファエル・スウェル、ユタ州、アメリカ、2008年』のポール・オースター『ムーン・パレス』感。
『ソコルKV2宇宙服、ソユーズ・ロケットのカズベック・シート、倉庫、ロンドン、イギリス、2009年』の揺り籠感。
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これがみれるとは!
『アポロ11号任務記録(月着陸交信記録)』
“これは人間にとっては小さな一歩だが, 人類にとっては大きな飛躍である”
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ロケット理論開発、宇宙旅行の父、コンスタンチン・ツィオルコフスキーの手塙
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トム・サックス『ザ・クローラー』はチャレンジャー号の模型。野村仁『“moon'score:ISS Commander - Listening to it on Mars, now.』は月のクレーターを音符に変換した音楽と写真の作品。
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ネリ・オックスマン『カマール:月を彷徨う人』(橙)と『ズハル:土星を彷徨う人』(黄緑)
未来の宇宙服とか、そんな感じのプレゼンテーションでした。
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サーチ/クラウズ・アオ『マーズ・アイス・ハウス』。NASAの火星住居コンペで賞獲ったものだとか。
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チームラボ『追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして衝突して咲いていく-Light in Space』
これも目玉でしょう。かなーり楽しくて計4回みたw!床と壁4面がスクリーンだから三半規管揺らすアトラクション!Real VR.こうなると天井もやってほしくなる。こんな映像体験でROVOを聴いたら気絶するかもw!ROVOもBjorkみたいなVR作品創って欲しい!


やー、かなり楽しかったです、宇宙と芸術展。
ポップさと知的刺激と現代美術性が鼎立していました。
科学と美術の関わりだけでなく、例えば音楽が音量によって体験そのものが変わるように、チームラボの展示のような空間に入り込む作品や世界史的初版本の持つモノの魅力によって、質的体験の認識宇宙が高められた気がしました。これで1600円なら満足満足~(←室井滋の声で。)。この隕鉄製の稀少な日本刀《流星刀》を、ファイナルファンタジー等のキャラクターデザインを手掛けた天野喜孝氏が擬人化し、描き下ろしたビジュアルを11/23(水・祝)より森美術館内にて特別公開するそうですよ。お薦めです★

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cf.
野尻抱影 『星と伝説』

世界が死んだ後、人はオルタナティヴな世界を生きられるのか -杉本博司 ロスト・ヒューマン展をみて
by wavesll | 2016-11-16 23:33 | 展覧会 | Comments(0)

鈴木其一 江戸琳派の旗手展 ―まことに美しく不気味でもある自然画に潜む琳派の伝統と革新

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俵屋宗達、尾形光琳、そして酒井抱一と継承された琳派。その抱一の弟子、鈴木其一の展覧会へ行ってきました。

素晴らしい展示でした。中でも『朝顔図屏風』『燕子花図屏風』を踏まえながら、新たな図案を創る。これは光琳が宗達の『風神雷神図屏風』から『紅白梅図屏風』を産むにも匹敵。更に朝顔の蔓は抱一の風神雷神の叢雲に通ずる。イノベーティヴな屏風絵画。

『朝顔図屏風』を実際に生でみると朝顔の花が浮遊しその生々しさが蓮コラの様な、パンナコッタ・フーゴのパープルヘイズの様な無気味さも揺蕩わせていました。自然の生命力が持つホラーさというか、一種の色気がありました。そしてもう一つの目玉、『夏秋渓流図屏風』の青い水の流れと緑のベタ塗りの迫力。こちらも点苔が不気味にまぶされていて強力な美がありました。この2画はサイズも大きくて生で見れたのは僥倖でした。

朝顔図屏風と夏秋渓流図屏風以外で一番良かったのは『藤花図』、麗しい青い藤に銀が鏤められて。銀はもう黒くなっていましたがこれを見逃す手はない綺麗な絵。その他『源三位頼政図』の着物の緑橙白や、『松島図小襖』の海波の表現、『蔬菜群虫図』の茄子や胡瓜、蛇苺の可愛らしさも好かった。

能画『猩々舞図』ワキの着物の鮮やかさ、『小督局・源仲国図摺物』の美、『十二ヶ月花鳥図扇面』のさりげなさにある現代的な感性、『笠子に河豚図扇面』のカサゴ、『迦陵頻図絵馬』のガルーダというモチーフの面白さ、『鶏に菊図』のカーヴの構図の妙、『雪中双狗図』の萌え。ハオ。

面白いと思ったのは描表装という本絵の周囲にも書き込んで絵にする手法、『業平東下り図』が好かった。他にも『四季歌意図巻』等ミニチュア図巻の試みや、図太い線でインドな風合いの『達磨図凧』なんてのもありました。

あと『羅陵王舞楽面図』や『鐘馗・神功皇后・武内宿禰図』、『大江山酒呑童子図』が良い絵でした。また其一派の重要な題材だった『雪中檜図』も雪が垂れ落ちるデザインが素晴らしかった。

鈴木其一関連作も良かった。息子の鈴木守一も黄が美しい『石橋・牡丹図』薄紅の撫子が射す『蛇籠に流水図扇』、『秋草に鶉水月図』の幾つも押された印章が印象的でした。酒井道一『蓬莱・桜・瓢箪図』の淡く滲んだ色、酒井抱一の弟子、鈴木蠣潭『大黒天図』はサンタみたい。其一の門下、酒井抱一『屠龍之枝』も良かった。其一、蠣潭、さらには抱一等々画家達が勢ぞろいして集まって描いた『文政三年諸家寄合描図』なんてのもありました。

さらに其一の人柄を伺わせる彼がパトロンへ書いた書状も展示されていました。琳派の伝統と革新を其一を通して点だけでなく線や面で捉えられる佳い展覧会、鈴木其一 江戸琳派の旗手展は一般1300円で10月30日(日)迄です。

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cf.
風神雷神肆景

ウッド・バッファロー国立公園の赤紫&高田みどり『鏡の向こう側』 第20回音の貝合わせ
琳派400年記念 プロジェクションマッピング 21世紀の風神・雷神 伝説
by wavesll | 2016-10-15 18:13 | 展覧会 | Comments(0)

ルノワール展@新美

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オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展at国立新美術館へ行ってきました。

光度の低い美術館内で、ルノワールの朗々と晴れやかな作品が光を射すのはクラブのフロアの如し。現代における『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』かの様でした。

何しろ一番見たかった『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』。まず"こんなに大きかったのか"と。絵のライフサイズを知れるのは美術館ならではですね。そのタッチの優美さ。淡いとはっきりしたタッチの部分がありました。日美で“こちらを見つめるカップルがいて引き込まれる”と誰かが述べていましたが、現実に新美のフロアで絵に群がる人々も、まるで映画に集う人、または絵の舞踏場が拡がった様な感覚がありました。

とはいえ、『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』は穴が開くほど今まで見てきたので、絵として一番インパクトがあったのは冒頭の『猫と少年』の仄青黒い質感と、それに並んで展示された『陽光のなかの裸婦(エチュード、トルソ、光の効果)』の対比でした。

ルノワールは数多くの肖像画を残しています。中でもパリらしく黒を纏った女性の肖像画群では、秘密が人を美しくするような『ヴェールをつけた若い女性』と、明るく可愛らしい『読書する少女』が良かった。他にも肖像画では『クロード・モネ』や白髪の『リヒャルト・ワーグナー』なんてのもありました。

ルノワールは「風景画ならそのなかを散歩したくなる絵画は好きだ」と述べたそうです。『セーヌ川のはしけ』の明度の高い色合いや、『草原の坂道』の構図はまさに散歩したくなるような風景でした。『バナナ畑』なんて題材の絵もあって面白かった。『漁村の村』が切り取った一瞬の光景は美事でした。

面白いモチーフでは山盛りの苺を描いた『イチゴ』なんてのも。少女の美しさが引き立つ『ぶらんこ』も面白いモチーフ。その隣の『アルフォンヌ・フルネーズ』も憂いを帯びて綺麗でした。美しい女性画では『手を組んで座るブルネットの少女の肖像』がベストガールでした。(これは画像が見当たりませんでした><)

彼は子供も多く描きました。『ジュリー・マネ』の子供らしい表情、『シャルロット帽をかぶった少女の肖像』の可愛らしさ、『ガブリエルとジャン』は息子と奥さんのいとこを描いた作品。ガブリエルは他にも何枚かあってブルネットが美しい。息子ジャン・ルノワール自身の映像作品も展示されていて、映像作品『ナナ』『フレンチ・カンカン』。ゾラの作品の映像化だそう。当時のフランスのダンスホールってこういう感じかと『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』に通じて面白かった。三男クロードを描いた『道化師(ココの肖像)』も良作でした。

ルノワールは花を描くとき安らかになれたそう。女性の肌の質感をバラから学んだそうだが『ピアノを弾く少女たち』の幸福感や『バラを持つガブリエル』や『ガストン・ベルネーム・ド・ヴィレール夫人』に成果が現れていました。

ルノワール以外の画家の作品ではジャン・ペロー『夜会』がホキ美術館のみたいな精緻さ。ジョバンニ・ボルディーニ『ムーラン・ルージュでの宴の情景』も鮮烈。フィンセント・ファン・ゴッホ『アルルのダンスホール』もデザイン性が高い絵で好きでした。そしてルノワール以外でベストはアンリ・マティス『布をかけて横たわる裸婦』意思の強そうな直線的な描画の女性が好きすぎました。

また変わり種ではリシャール・ギノと組んだ彫刻『しゃがんで洗濯する女性(大)』やブロンズのメダイヨン『ココ』なんかもありました。

一つのクライマックス、『都会のダンス』と『田舎のダンス』。どちらにも温かい目をルノワールは向けていました。女性はそれぞれ田舎は妻アリーヌだったり都会は元恋人シュザンヌ・ヴァラドンだったりするとキャプションに書いてあったのですが、男の髪型が似てるなと聞いてみたら男の方はモデルが同じらしいです。

ルノワール展、かなり混んでいましたが、良い感じの展覧会でした。

cf.
ゴダールをして 〈フランスで唯一の偉大な探偵映画〉、ジャン・ルノワールによるフィルム・ノワール以前のフィルム・ノワール「十字路の夜」がソフト化(Mikiki)


ルノワールの造形~セザンヌとの関係において (アートの発見)
by wavesll | 2016-08-03 19:25 | 展覧会 | Comments(2)

ポンペイの壁画展 & 風景地獄展 @六本木ヒルズ

森アーツセンターギャラリーにて世界遺産ポンペイの壁画展をみてきました。
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火山灰で鮮やかなまま保存された壁画は二千年前の絵画のレベルの高さを教えてくれます。家の壁画には神殿?等が立体的に描かれ、その騙し絵的な魅力はさながら古代のプロジェクションマッピングの如し。

昨日のドミューンのラジカセ回でも想った事ですがフィジカルの魅力って“欠ける・風化する”ことにあるのではないでしょうか?意図しない改竄。ともすると退屈な古代の神々や風景画が、欠ける≒トリミングされることで抽象画や現代画のような魅力を手に入れるのはスリリングでした。

現代でいうと部屋を飾る絵画はTVやPCのディスプレイに取って代わられていますが、こうして壁画をみるとこういうのもいいなと想いました。洒落たカフェでやってるスクリーンに映像を投影しているような感じ。古来の日本だと掛け軸なんかもそれ系ですよね。8畳の和室に鳥獣戯画タッチで描かれたツール・ド・フランスの山岳シーンの掛け軸なんか飾りたいw

その帰りヒルズの3FのA/D GALLERYにてCHAOS*LAUNGEによる風景地獄 とある私的な博物館構想展をみてきました。

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ヲタク的な高度情報化社会のメタな都市風景という仮想空間の魔法から褪めつつある自分というか、有機志向を逆に自覚させられましたが、このマッシヴな情報量が組み上がりながら腐敗し解けていく、その蜜のような苦い甘美さは嫌いではなく、一つの視点として興味深くみれました。

どぎつい濃さでなく淡い絵画は好きでした。ここら辺脂身に対する自分の好みの変化も感じたり。でもHUNTER X HUNTERなんかは最高に好きなので、"つくりごと"が嫌いなわけでは全然ないのですけれど…。ヲタ的なものとの自分の(半ば同族嫌悪な)慣れなさがあるのかなと。

ポンペイの壁画展と風景地獄展は<古代-現代、ローテク-ハイテク、ポンペイ―六本木>という対比で共に見るといいと感じました。

現代における風景壁画を私が蘇らせるとするなら銭湯やコンセプトラブホの風呂場に古代ローマの壁画なんて或る種現代的なテルマエロマエかもしれないと想ったり。実際若冲コレクターのプライスさん宅の風呂場は鳥獣花木図屏風がタイルで表現されていたりするので、デザイナーズホテルなんかにいいアイディアかと想います。風呂場や襖絵など、日本文化の中には家の中の巨大絵画の文化があるので、それをインスタレーション的に再生するのも乙なのではと想います。

cf.
展覧会の感想レポを色々検索したら凄い記事が多いので元個人ニュースサイトを隠れ蓑にご紹介。

ガラガラで穴場?!でも見応えたっぷりの「ポンペイの壁画展」に行ってきました。(あいむあらいぶ)

ポンペイの壁画展(Touch the Heartstrings)

「ポンペイの壁画展」(弐代目・青い日記帳)

過去の展示とは次元が違う!世界遺産ポンペイの壁画展は必見!(いまトピ)

【終了】【六本木】7/3まで!古代文明「ポンペイの壁画展」に行ったけど...(BUONO!ITALIA)

【肉体美にうっとり♡】『ポンペイの壁画展』で古代都市を体感!(aNEW)

ポンペイの壁画展に行ってきました(六本木ヒルズ)(稀に役立つ豆知識)

「世界遺産ポンペイの壁画展」 @森アーツセンターギャラリー(食べログ AI94のレストランガイド)

ポンペイの壁画展を観てきました(Rongo-Rongo)

ポンペイの壁画展に行ってきました(出不精の旅)
by wavesll | 2016-06-29 15:53 | 展覧会 | Comments(0)

Richard Devine, Eat Static @Super Deluxe → Arca + Jesse Kanda @Womb

金曜の夜、六本木Super DeluxeにPREMIUM LIVE OF MODULAR presented by Tokyo Festival of Modularへ行ってきました。お目当ては、Richard Devine!

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これがいいのなんのって。リチャード・ディヴァイン、春にも来日していたのですが、その時は吉野の山桜を優先してしまい、お預け食らって垂涎のライヴだったのですが、もうこのモジュラーシンセから鳴り響く音が、いつ食べてもいくら食べても美味しい炒飯のような音というかw
数年前にCautellaを聴いたときからの涎だらりの音がそこに。ZepやJSBXにも連なるようなSolidな音に昂りました。

Richard Devine- Helix Stair Helve


またこの日のVJの人が凄くて。OHPに透明なトレイを置いて、そこに水や色油を垂らして色彩の渦を創り動かしながらそれを投影するという。凄く特別な、アコースティックなVJを楽しめました。
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さらにこの日はオオトリのアクトがいて。それがまた凄かった!Eat Static!!!!!!!!!!
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UKの電子音楽の重要人物だと知ったのは後で調べてからだったのですが、完全に自分には嬉しい驚きの、素晴らしすぎる実演!

次から次へと繰り出される楽曲がどれもこれも絶品で、底が知れない!後ろ髪ひかれながら所用の為会場を後にしたのですが、音源もぜひcheckしたいなと思わされるアクトでした!YoutubeよりSoundcloudの方が試聴にはいいなと思いました。

そして一夜明けて土曜深夜の道玄坂。WOMBにTAICOCLUB AFTER PARTY feat. ARCAをみに行きました。勿論お目当てはARCA + JESSE KANDA AV SET!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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"凄まじい"…!この概念が具現化されたらこんなショウになるのではないでしょうか。こんなライヴ、モッシュピットで揉みくちゃになったのいつ振りでしょうか。最高に激しいパフォーマンス。何しろただ盤を回すだけでなく、歌い叫び、踊る!更にスクラッチ!?がズォドザザザザザザ!というような物凄い音!

音楽ライヴで近似を探そうとしたのですが出てこず、FUERZA BRUTAに近い衝撃かも。セクシャルで劇烈な、本当に凄まじい、近来稀にみるここ数年で最も激しいライヴ体験でした。さらに言えば、"これがARCAのピークでなく、ここからさらに伸びしろがありそう"と思わされるような、とてつもないポテンシャルも感じました!もうほんと、何と言ったらいいのか、、、事件というか、事故に遭ったような感覚。凄まじかった。

FUERZA BRUTA - NYC - LIVE SHOW


ARCAの"ボポボポポボボボボゥ!"というような煽りも凄く、←この映像だと録れてないけどトラックも物凄かったです。フロアに降りてきて踊ったり、床に寝転んで歌ったり、もうほんと触っちゃいましたよ。こんなロケンローな奴いないよ、星でした。

Jesse Kandaの映像と、彼の踊りも良かった。映像で結構、映画『リヴァイアサン』のカットが使われていたのが中々興味深かったです。WOMBの正面から天井の2面に抜ける3スクリーンの映像も凄かったし、途中でもうね、煙で視界ゼロになるような演出も凄かったなぁ、ほんとに、音楽も最高だし演出も凄ぇし、とんでもないものみた感じ。はちゃめちゃで、激しくて、セクシャルで、狂熱。こんなライヴ、中々ないですね。踊れる余裕はなかったものの、前夜のRichard DivineやEat Staticのモジュラーサウンドのソリッドさから開花していったような、根底に通ずる魂を勝手に読み取れるような、素晴らしい2日観でした。

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映画『リヴァイアサン』予告編


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cf. Arcaが話題 (話題ログ Twitterまとめ)
Arcaが新作『Entrañas』をフリー・ダウンロード公開 (Public Rhythm)
by wavesll | 2016-06-12 06:40 | Sound Gem | Comments(0)

MIYAKE ISSEY展 Fotos @新美

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by wavesll | 2016-05-18 22:47 | 展覧会 | Comments(0)

Uni-Cubに乗ってきた!!!

Honda Uni-Cub: we drive the office chair unicycle of the future


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六本木一丁目の赤坂アークヒルズでSound & Cityというイヴェントがあり、そこでRezがPSVRで体験できると聴き、向かったはいいのですが着いたときには整理券が配布終了してました><

明日は開始直後になくなりそうとのこと。REZのPSVRverは勿論市販されるそうですが、今回は振動スーツをつけてのアトラクションだそうです。うーん、やってみたかった><

会場をぶらつくと、VRでオーケストラを愉しめるブースや、センサーの付いた靴を履き、飛んだり動かしたりすると音楽がなる体験型アート作品のブース等がありました。ボーダーのシャツからノイズを産む装置も。

c0002171_19620100.jpgその中で、入り口辺りに合ったのがこれ。HONDAが造ったUni-Cubという乗り物。試乗してみました!

同じ指導を受けた方は結構簡単に乗りこなしていたのですが、自分は運動音痴だからかあまり上手くいかず。重心の移動のさせ方が難しい。ただ、アドバイスを受けて座りを深くすると安定して結構乗りこなせるように。10分でこれだから、30分もあれば大体の人は普通に運転できそう。感覚は平らなところを滑れるスノボというか、重心移動の仕方はちょっと違うのですが、スノボと同じくへっぴり腰よりちょい前傾の方が上手くいく感じ。面白い!セグウェイもこんな感じなのかなぁ?

最高時速は6kmで、足をつけば止まるので安心なのですが、視線が低いので結構乗ってる時はスピード感があって面白い。チューンナップしたら、面白いスポーツになりそうな気もしました。HONDAとしてはショッピングセンターや病院などのある程度大きいけど限定された空間での利用を考えてるそうで、滑らかな床だと3cm空中を滑っているような感覚だとか。やー、面白かったです。

Uni-Cub、Perfumeも出演したOK GOのPVで使われてました!ここまで乗りこなすのは相当練習したに違いないwまだまだ開発中という事ですが、これが進化したら老後も安心ですw


OK Go - I Won't Let You Down - Official Video

by wavesll | 2016-04-28 19:16 | 小ネタ | Comments(0)

村上隆の五百羅漢図展 X Skrillex in Ultra Japan そして鴻池朋子 『根元的暴力』、アウラのゆくえ

森美術館へ村上隆の五百羅漢図展をみに行ってました
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事前予想で、SkrillexのULTRA JAPANでのLIVE音源が合う展示なのではないかと想ったのですが、想像たがわず、ほんとこんな感じの展覧会でしたねー。

村上さんは昔は『ギャラリーフェイク』の影響もあり大嫌いで、ヴェネツィアの現代美術館で爆乳少女と巨根少年のでかい人形が展示されてるのを観て係のスタッフに「I'm ashamed」と言ってしまったりしてましたが、絵解きと言うか、欧米人が日本のサブカルチャーを面白がりながらも気持ち悪いと思ってることを批評的に示した作品なのだと思ってからは結構面白く感じていたというか、アニメ・漫画のスタイルを日本美術に反映させるという、美術界に対する強烈な使命感を持った人なのでは、と今は想っているのです。

しかしDJ的と言うか、過去のモチーフを如何にRemixするかという姿勢はどうにも軽く感じてしました。派手さ・DJ的という意味でもこのライヴとの共通性は大きいと想います。もしかしたら想像を超えて魅了してくれるのでは、と想ってはいたんですけれどね。

単純に言えば"アウラを感じない"
実際、この作品の面白い所は非常にフォトジェニックな作品だということ。今回、写真撮影OKだったのですが、Twitterやら何やらで画面越しにみると非常によくみえます。しかし生でみると感動がそんなにないというか、のっぺりとしている。で、展覧会から帰ってきてから再び画面で確認すると、やっぱりよくみえる。なんかCDはいいけどライヴは駄目なミュージシャンというか、メディアを通すことで魅力的に見える絵作りをしているのでは、と感じました。それこそベンヤミンで言う"アウラ"が、現物ではなくメディアで複製された時に立ち現れるというか、そんな感じ。
それすら計算だといわれれば"まぁ凄いけど"と想いますが、ライヴが愉しい人ではないなぁ。

アウラと関係あるかは分かりませんでしたが、寧ろ五百羅漢図以外の作品に惹かれました。

例えばこの『欲望の炎 - 金』とか。
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この犬も面白かった。
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五百羅漢も面白い顔の奴とかあるんですけどねー…。やっぱりフォトジェニックだなぁ、彼の作品は。
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展示の中には五百羅漢図を多数のスタッフで創る際の指示書も書いてあって、色んな意味で大先生としての社会性を使命感持ってやっておられるとは想ったのですが、やはりこれも事前の想像から予感はあったのですが、一人きりで創りあげた鴻池朋子 『根元的暴力』 @神奈川県民ホール 天地を結い彫り描いた巨大な霊性の塊とアウラの面、そして震災に対する反応の面で対照的なものになった展覧会でしたね。

ULTRA JAPANのSkrillexのライヴにはスペシャルゲストとしてBABYMETALが参加していましたが、日本のPOPカルチャーを駆使して欧米を魅了するという意味でも、コーカソイドの観客が多かったこの展覧会とあのライヴの共時性を感じるなぁ、POPなパワーあふれる展覧会ではありました。

by wavesll | 2015-12-30 13:24 | 展覧会 | Comments(0)

ニキ・ド・サンファル展@国立新美術館に行ってきた

六本木、国立新美術館で開催されているニキ・ド・サンファル展へ行ってきました。
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館内には風船で造られたニキの代表作、ナナが浮かんでいました。

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通勤の際にみるポスターでみたナナのイメージだけではない、ニキの人生を賭けた変遷を味わうことが出来ました。

精神を病んだことの治療の一環としてアート制作を始めたニキ。初期はアメリカ現代美術から影響を受け、ポロック風の『風景の中のピンクのヌード』、ジャスパー・ジョーンズ風の『必要とされた殉教者』等を創ります。それらにも色彩の個性がみられましたが、先ず射撃という形でパフォーマンス・アートの走りでブレイク。

ドラゴンを男性の象徴としたシリーズもよかった。『ペネロペの時間旅行』のタペストリーはオインゴ・ボインゴみたい。後年のタロットシリーズにも荒木先生との連関を感じました。『ポジティヴ・ネガティヴ・ドラゴン』も素晴らしかったです。

彼女の心の痛みが『赤い魔女』等にありますが、『《バラの出産》のためのドローイング』からネガポジ反転。ナナ・シリーズは才気が爆発。これだ!私のアートは!という感じ。『リリ、あるいはトニー』、『ブラック・ロージー、あるいは私の心はロージーのもの』、『グヴェンドリン』、『逆立ちするナナ』、『泉のナナ』、昨年の国宝展の縄文のヴィーナスを想起しました。


恋人ジャン・ティンゲリーとの愛を表現した一連の作品も面白い。この人の絵葉書、本当に魅力的でした。立体作品の『恋する鳥』や、ポスターの『トラヴィンスキーの噴水」、ニキ・ド・サンファルとティンゲリー展ポスター』、絵画『ジャンへのオマージュ』が良かった。

実業家、ヨーコさんとの関わりの展示も。那須のニキ・ド・サンファル美術館、行ってみたかったです。ニキがデザインした美術館の建築で出来上がったらどんなに素晴らしかったことだろう。後ニキにヨーコさんが土偶の判子を贈っていて「やっぱりな」と思いましたw



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その後ニキは精神的な作品を制作します。来日したインスピレーションをカタチにした『ブッダ』は撮影可能。その他、電飾と組み合わせた立体作品、『ギルガメシュ』や『トエリスーカバのランプ(黒)』などが良かった 。


ラストはニキのテーマパークとも言えるイタリアに作られた“タロット・ガーデン”。『悪魔』の造形が魅力的。『月の女神XVIII』等のプリズムラメを使った絵画もハオ!タイル作品『愛する人へ』も良い。『大きな肘掛け椅子』などのエナメル光沢のある椅子が印象的でした。タロット・ガーデン、是非行ってみたいけれど、ガイドブックには載せていなく、ニキの指示書に沿って移動しないと辿り着けないようになっているそう。ミステリーな旅でまた趣がありますね。

『翼を広げたフクロウの椅子』は写真に撮れました。
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『グヴェンドリン』ポストカード買いました。裏の字体もニキの字を模していてなかなか良い。
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ニキ・ド・サンファル展。エネルギー貰える展覧会でした。 はぜる様な生命力のみなぎり。みていて心が痛ましくなる様な初期作品から射撃アートでまずブレイク。そしてナナ・シリーズでビッグバン。その後の展開変遷も素晴らしい。そんな混んでないしお薦めです。12月14日迄。
by wavesll | 2015-11-16 00:05 | 展覧会 | Comments(0)

ルーシー・リー展@千葉市美術館 / 藤田美術館の至宝 国宝 曜変天目茶碗と日本の美展@サントリー美術館

去る土曜、横須賀線で千葉駅へ行き、千葉市美術館で没後20年 ルーシー・リー展をみてきました。
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ルーシー・リーは自分は全然知らなくて、それこそ「中国人かな?」くらいの無知さで、でもポスターのピンクの焼き物がいいなと思っていったのですが、イギリスの方なのですね。シンプルな中にもワクワクさせられる仕掛けのある焼き物がずらり並んで、かなり楽しめました。焼き物の個人展覧会で1h近く楽しませられたのは初めて。翌日で会期終了だったこともあり、結構な盛況でした。

お目当てのピンクの器は酸化クロムに錫の釉薬を反応させたもの。それ以外もボタンとか良かったし、一番好きなのは線文円筒花器でしたねー。今後も各地で巡回があるようなので、お近くの方は是非◎

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そして昨日はスーパーよさこい見た後サントリー美術館にて藤田美術館の至宝 国宝 曜変天目茶碗と日本の美展をみてきました。
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この曜変天目茶碗が凄まじかった。鳥肌というか、サーッとなりました。
自分が上げた写真より公式サイトの方が発色が良いのでみてもらいたいのですが、宇宙の様な煌めきが宿ります。現存する曜変天目茶碗は3点で、未だに製法は分からず。特にこの藤田美術館所蔵の茶碗は外側にも曜変天目が起きているという逸品で、至高とはこのことか…と食い入るようにみてしまいました。

曜変天目茶碗以外も名品の神砂嵐。初っぱなの地蔵菩薩立像で衝撃を受け、紫紙金字華厳経にときめき、利休が書いた松茸のお礼文ににやりとさせられ、ライオンの屏風に度肝を抜かれ、その他モダンな掛け軸アートの春日明神向図、須弥山が迫力ある玄奘三蔵絵、フランス菓子の様な菊花天目茶碗、色の妙の雲鶴青磁下蕪花生、武骨な現代土器の様な空中信楽釣花入、秋虫が金で入った紺地格子虫尽文長絹、湾曲が粋な祥瑞山水人物反鉢、そして、深窓秘抄に代表される和歌の書の美しさ。日本美術のさらっとした味覚がとても快かったです。〆は可愛らしい亀の焼き物。本当に見どころが多数!後期は展示品替えもあるらしく、また行ってしまいたいなと想うくらい、素晴らしい展示でした。
by wavesll | 2015-08-31 06:45 | 展覧会 | Comments(0)