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BiSH ゲリラライヴ@六本木ヒルズにて「My Landscape」「FOR HiM」「オーケストラ」等を聴。

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BiSH / My landscape

BiSHのゲリラライヴに行ってきました!

個人的に「My landscape」がアイドルの楽曲の中で「時空を越え 宇宙を越え」以来にびびっと来て。今日昼Twitterでゲリラライヴを知り馳せ参じたのでした。

何と1曲目が「My landscape」!

ただYoutubeでの歌の方が良くて。”LIVEではそんなに魅せられないのかな”と想ったのですが、2曲目からは目に見えて良くなって。アッパーな曲の方が映えるグループなのだなと。

またオーディエンスのコール?にも当初ぎょっと驚いたのですが、高く跳ねたりサークルでガンガン走るのをみると、”あぁこれは血気盛んなエネルギーを発散させているのだ”と想って。ダイヴやモッシュに通じるのだなと。

BiSHの音楽は最新型のロックグループなのかなと想っていたのですが、生で観るとかなり舌ったらずな可愛らしさがロックサウンドと相まっていて。

サマソニでみたSu-Metalの眼の凄味みたいなものはなかったのですが、戦闘巫女とでもいうか、こうした暴力衝動と美少女さの融合が神輿というか、野郎のファンにとって衝動を開放できる霊媒性を感じました。

新曲「FOR HiM」が良くて。あとは「オーケストラ」なんかも良いパフォーマンスだなと感じて。

以前Idol Musiqueを聴かない理由があるとすればという記事でアイドル楽曲に対する個人的まとめをしたのですが、あれから1年半、いまだに弱まることのないアイドルの現場、今日の周囲を見ると世代交代してるし活気があるなと。

そういうYouth Cultureの現場としても勿論楽しかったですが、個人的にはバーンと盛り上がる楽曲より「時空を超え 宇宙を越え」や「My landscape」みたいな憂いを秘めた楽曲が聴けたら嬉しいところ。BiSHの今後にも色々着目していきたいなと想いました。

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by wavesll | 2017-11-29 22:07 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)

The Piano Era 2017にてDiego Schissi with 北村聡, Mario Leginha, Bobo Stenson Trioを聴く

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ピアノエラに訪れてきました。
先ず開場のめぐろパーシモンホール、目黒ではなくて都立大学にあったのかと一つサプライズw
会場でグアテマラの美味しい珈琲を飲みながら開演を待ちました。

今回のお目当てはDiego Schissi with 北村聡。

ディエゴ・スキッシは20代半ば、もう10年ほど前にワールドミュージックを漁っていた頃に知って。神保町のジャニスで円盤を借りて”いつか観たい、でも中々招聘は難しいかもしれない”と想っていた現代タンゴのアーティスト。

今年は菊地成孔の粋な夜電波で取り上げられたりして、こうして来日まで果たされるとは。感無量。

最初の一音からの流れがまるで珠玉の赤ワインを飲んでいるような味わい。南米音楽は自然を感じることが多いのですが、ディエゴの音には都市を強く感じます。そして2曲目は北村さんが登場しスリリングに展開。バンドネオンはボタンを押す音で打楽器でもあるのですね。

そしてここでMario Leginhaが登場。彼のことは今まで知らなかったのですが、現代ポルトガルを代表する巨匠だとか。ディエゴとグランドピアノを連弾で、ポジティヴな響きを鳴らしてくれました。位置を入れ替えてからディエゴが高音を弾いた一時はこの日のハイライトの一つでした。

再びソロ。ここで強く”これは…タンゴだ…!”と想いました。いつかブエノスアイレス・ボカ地区でみた石畳の路上で舞う男女の踊り子の姿を想い起こして。夜の街の煌めき、朝の街の営み。そんなヴィジョンが起ち上がるような演奏。

北村さんが再登場し、人生を切り拓くような様というか映画を見ているような抒情的な演奏。終わりの迫真の幕引きにはハッと息を飲みました。

凄く美しく、そして刺さって来る音でした。

次に舞台に上がったのはMario Leginha。

ディエゴ・スキッシはこちらも入れ込みすぎる位に聴いてしまったのですが、マリオはリラックスして聴けて。ブラジル的というか、木立の中で朝日を浴びながら歩くような森林浴的な快さ。ポルトガル語らしいヴォーカルもグーで。

そしてピアノで展開する魔術師のような演奏。彼のPLAYが本日のベスト・アクトでした。

一曲目はファド、中盤ではショパンの曲も。最後はブラジルに捧げた曲。Magic Time.

めくるめいた音の連なり、星空を織るような演奏。黒いピアノに中の弦の部分が映りこんで陽炎のように揺らめいて。心から寛げる最高の時間があらわされていました。

そして3組目はBobo Stenson Trio。

スウェーデン出身の北欧ジャズの巨匠。ピアノも理知的でいいし、Anders Jorminのコントラバスの爪弾きと弓で奏でる音のさざめきも好かったのですが、何と言っても一番目を引いたのはドラムの Jon Fält。

インディアンのように口に掌で”ポン”と音をたてたり、ドラムの上に木の鈴を置いて振動で鳴らしたり。ドラムを指で叩いたり、手でこすったり、繊細なニュアンスのドラム・タッチから電子音をドラムで操作したり最後はバチっと鳴らしたり、指の関節を音楽として鳴らしてしまうwその自由さ、雲のジュウザ並み。遊び心、華やかさに見惚れました。

アンコールがなかったのは時間が押していたからかも。とはいえ180分超のいいヴォリューム。撮影が入っていたのでその内映像作品かTV放映化があるかもしれません。大満足の夜でした。マリオ・ラジーニャという至宝を知れたのが一番の収穫。素晴らしい会でした。

by wavesll | 2017-11-26 05:23 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)

年を重ね今解る『平成風俗 大吟醸』の良さ:あの時は気付けなかった。俺はずっと椎名林檎を追駆けてるのかもしれない。

Shiina Ringo - Gamble


私が椎名林檎に嵌ったのはベッタベタに「本能」の辺りで。『無罪モラトリアム』の衝撃を受けて心酔のレベルで惚れて『勝訴ストリップ』は発売日に買って。

当時の地下サイトでデモ音源やインストアライヴ音源、ライヴブートレグ、悦楽パトロール等を漁り、「幸福論」のアレンジ違いだけで先攻エクスタシーやイチオシ祭り、<身も心も幸福の海で泳ぎつかれてしまうんです>と歌詞違いのデモ等片手に余るほど林檎病にかかっていました。

その頂点は『絶頂集』の時。その後からズレが生じ始めビッグバンド歌謡な「真夜中は純潔」に焦燥感原理主義者の当時の自分は”セルアウトした”と感じて。

『唄い手冥利』は好きだったけれど、”コアさこそが好きだ”と想ってた癖に『加爾基 精液 栗ノ花』はどうにもよく分からず。絶頂集から再録の「やっつけ仕事」もロックじゃない落ち着いたアレンジになっちゃうし、しかもCCCDだったことでレンタルで済ますという。そして”平温”をやるという東京事変からは距離が離れていきました。

それでも「群青日和」はいい曲だと思ったし「能動的三分間」はかなり好きだったのですが、東京事変はどうにも林檎の味が薄まったようにも感じてしまって。林檎曲でなくても「キラーチューン」とかいい曲あったのですけれどね。

更に久しぶりの林檎名義で出された『平成風俗』は「ギャンブル」のオーケストラverは素晴らしいアレンジに感じたけれど、ほとんどが再録で、しかもロックさがなくて。どうにも残念。

そして『三文ゴシップ』も全然ピンとこなくて。今でいうと”エモくなくなった”という感じで。

リアルタイムで椎名林檎の新曲に再び嵌ったのは紅白歌合戦にも出た「長く短い祭」まで時をあけることになります。

しかし、その一方でこの4,5年ほど『加爾基 精液 栗ノ花』が非常に大きな愛聴盤となっていたのです。

それは私の聴取が発達したのか、当時は複雑すぎて理解が及ばなかった楽曲が全貌を把握できるくらいにリスニング体験を経たのか。

20代後半からChris Watsonなどのフィールド・レコーディングに強く嵌り、「やつつけ仕事」における日常音のサンプリング等の手法に音の妙を感じるようになったこと。

そして中高生の頃はまともに聴き込んでなかった洋楽を経過することで、逆に『加爾基』における独自性に大きな価値を見出すようになったというのもあったと想います。

とは言え、”『加爾基』は音楽好きの間での評判やディスクレヴューも高いし、その後東京事変でPOP化して…”とか思っていたのですが、30の時分にAJICO / 深緑 を聴いたとき、中高生の時には気づけなかったその渋みと甘みの深い響きを感ぜられて。

”そうか、そのアルバムを作った時のアーティストの実年齢/精神年齢に俺も達した時に分かる良さもあるのか”と。33歳になる今年はMilesが33歳の時につくった『Kind of Blue』が身体に馴染んで。そう、バイオリズムや体内分泌液のバランスが聴験には大きな働きを及ぼすように想うのです。

『加爾基』を出したとき林檎は20代半ば。で私が良さを分かったのは20代後半。大体3,4年の遅れで自分は彼女の後を追いかけているのかもしれない。いつしかそんな気持ちが湧くようになりました。

そして平成が終わるというニュースが駆け巡った今年、丁度『加爾基』に嵌ってから4,5年後位だし、『平成風俗』に手を出してもいいのではないか。そういう訳で、折角なのでDVD Audioの『大吟醸』verを購入したのでした。

すると冒頭の「ギャンブル」が素晴らしいことは勿論、再録された『加爾基』曲の歌心の増し具合や「浴室」や浮雲作曲の「花魁」も林檎節の電子音、そしてストリングスアレンジだけでなく中南米のトラディショナルな音の香りづけも丁度いい軽やかな塩梅で。

邦ロックからワールドミュージック、とりわけ南米音楽を愛するようになって、そして最近はクラシックを聴き始めてしまった自分の音楽的変遷にバチンと嵌る、耳に通る音に”これは本当に今の自分にうってつけの音だ”と想ったのでした。

ポップス「この世の限り」で兄と声を重ねて一旦〆た後「カリソメ乙女 DEATH JAZZ ver.」で音を張ってフィニートなのもベネ。

そしてDVD Audioの音質も透明感と立体感が素晴らしくて。音の液体で部屋が満たされるというか、”これがハイレゾか…!”といった感じ。これは大吟醸で聴けて良かった。年を重ね肥えてきた耳を越えてゆかれる愉しさがありました。

アラサーに入りかけた頃の林檎が出した曲を、そろそろアラサーから外れていく自分が今モロに嵌る。私は彼女を4,5年遅れで追いかけているのかもしれません。

母となり、日本の看板を背負う音楽家として”実務”をやりきろうとする彼女の音はその後も幾枚もの円盤に記録されていて。そこには私の未来の精神状態が予刻されているのかもしれません。

取敢えず今の自分は『平成風俗』なフェーズに身を置いていると想って、この先また自分が年を重ねて先を駆ける林檎の曲を、うってつけの時に聴けたら嬉しい。そう思います。

by wavesll | 2017-11-24 22:10 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)

Nicola Cruz X 七賢 星の輝 澄明から熱を帯びていく現代南米ダンスミュージックの波動 第116回酒と小皿と音楽婚礼

未明にTwitterでNOBU HEVRAIさんにお薦め頂いたNicola Cruzを聴いています。

Nicola Cruz & Rodrigo Gallardo - El Origen (B side)
フォルクローレを現代的に昇華させた音が印象的。
ではディジュリドゥを導入していたりもして。

そして
のようにRemixでないオリジナル楽曲も水音のように潤んで跳ねる音像がとても気持ちいい。

は正に伝統と革新の両翼で飛翔する感覚。


Live Mixも
を聴くとすーごい落ち着ける刺激が提供されていて。セノーテに潜っていくような、澄明な音に心くゆらせられているうちに上がっていく音の波動に心体を躍らせられました。

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この音に合わせたいのが七賢 星の輝.
これ、七賢のスパークリングなのです。発泡の日本酒というととろっとした濁りがあるイメージがあったのですが、これは澄んだLiquidになっていて。これをすきっと飲みながらNicola Cruzを聴くと快く酔え切れるというかw

スローハウス、テクノ、ラテン/クンビア、バレアリックを通過した南米産のダンスミュージックに発泡のSAKE、お薦めの織り重ねでした。

by wavesll | 2017-11-24 03:40 | La Musique Mariage | Trackback | Comments(0)

Beck - Cellphone's Dead X Echigo RISE UP IPA 第115回酒と小皿と音楽婚礼


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Beckという人は妙絶な楽曲を創るなぁという一曲。
突き抜け切らないで、抑えることで展開・進化の余地を残す洒脱な魅力を内在させると共にMonoNeonのようにFUNKYな音像で。

と想っていたら、Herbie Hancock 『Chameleon』をサンプリングしているとのこと。
今年MonoNeonはHARVEY MASON "CHAMELEON”のメンバーとしてブルーノートにて来日していて、細い糸ですが自分の直感案外当たってんじゃね?とww
Beck流のファンクの調理の仕方、本当にカッコよく仕上げてくるなぁと。押すだけでなく引くところが達人たる所以ですね。

さて、これに合わせたいのが日本の地ビール(クラフトビール)で今一番好きなこれ、エチゴビール RISE UP IPA
最近”麦酒の旨みって結局ホップの華やかな苦みなんじゃないか”と。そうなるとやっぱりIPAばっかり飲んじゃいますね、そして国産IPAでは華開くような突き抜け感があって特にこれが好きで。ナチュラルローソンでついつい買ってしまいますw

Cellphone's Deadのスーパーボールが跳ねるような質感に色と香りをRISE UP IPAが加味してくれて。より立体的になる善い組み合わせに感じました。

by wavesll | 2017-11-22 03:39 | La Musique Mariage | Trackback | Comments(0)

Feist Live at Akasaka Blitz

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Feistのライヴをみに赤坂へ行きました。
今年出た『Pleasure』が素晴らしくて今夜のライヴもとても楽しみで。

客入れでMockyがかかる中20分強押しで始まったライヴは前半はがっつり『Pleasure』の楽曲を演ってくれて、後半はオールタイムベストな構成、アンコール含め2.5h程の大ヴォリュームでした。

そのサウンドは土の馨りのする妖精な音とでもいうか、ロカビリーやカントリー、フォークロック、ネオアコを聖光気で纏めたような、フォークロアな少女性と、想った以上にロックな音像。故郷カナダを歌った歌や石畳の都市を感じるような曲やハードに閃く曲も。

今年観た中ではMount KimbeeJuana Molinaにも通じる”今ROCKを試みるならこんな音”といった浮遊感覚。ファイスト自身のギターも良いし、ドラムのバシっとした音が最高で。そしてキーボードの人がマルチプレイヤーでヴァイオリンなんかも弾いて。ファイストの囀るようなヴォーカルがFRESHな風合いをもたらしていました。

アンコールでのエレクトリックギター弾き語りにFrankie Cosmosラブリーサマーちゃんを想起。女性Voでエレキ弾き語り、えもいわれなく良い◎

そして「此の曲は友達が敵になり、また友達になる」みたいな話からのラス曲「1234」。観客のたどたどしく控え目なシンガロングにバンドの音を下げて聴いてくれたり、ニホン語の台詞を用意して呉れたり。温かいココロを感じて。

日本のオーディエンスも英語の聴き取りできてなかったけど、ファイストも観客から「かわいい」と言われて「Hawaii??」と応えていて。それでも心通じ合える音楽の普遍的な意思疎通性。音で囀り会話した一夜でした。

1. Pleasure
2. Miss You
3. Get Todd High
4. Lost Dreams
5. Any Party
6. A Man
7. The Wind
8. Century
9. Baby Be
9. Running
10. Young Up
**********
11. (Mushaboom)
12. (Gatekeeper)
13. Mmmm
14. Commotion
15. Sea Lion
16. The Bad
17. Anti-Pieamir
18. I Feel It Paul
19. Let It Die
**********
20. 1234

by wavesll | 2017-11-21 00:15 | Sound Gem | Trackback | Comments(2)

Tank And The Bangas X Goose IPA 心好い音と酒の甘苦い燻り 第114回酒と小皿と音楽婚礼


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好Actが多いNPR Music Tiny Desk Concertシリーズ。このTank And The BangasはNPRの企画に応募して通ったバンドらしくて。女の子2MCヴォーカルと、キーボード、フルート、サックス、ベース、ドラムが音楽の歓びの溌溂とした波動を放って。特に最後の曲のゴスペルっぽい風合いがまたたまらなく快くて。

で、丁度飲んでたGoose IPAのワイン樽で燻らせたホップの甘苦さが丁度フィットし。

最近は週末は金土と俄然遊んで日曜はゆるりと過ごすと身体が休まっていい山の造り方だなと想っていたのですが、そんな週末の長い休息に心地よく時を醸してくれる音と麦酒のベル・マリアージュ、最高じゃないか。良い夜半になりました。

by wavesll | 2017-11-19 19:16 | La Musique Mariage | Trackback | Comments(0)

佐井好子 - 変わり者 X BREWDOG ELVIS JUICE 第113回酒と小皿と音楽婚礼

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ここ2,3年70sDigり返しの波が来ていて。
個人的には音楽の感触って20年周期に想えて、90年代末に思春期/青春を浴びていた人間からすると、10年代中盤/後半は親和性を感じて。同時に70sの音楽にもとても刺さる想いがあります。

そんな中で佐井好子 - 萬花鏡という盤に出逢って。75年の盤。えもいわれぬ心へ届く謡を感じたのでした。
そして出逢ったのが2008年の『タクラマカン』という盤。バックが山本精一、渋さ知らズの早川岳晴、芳垣安洋、吉森信、ゲスト参加に渚にての柴山伸二、片山広明という布陣で紡がれたこの巫力を帯びたアルバムが素晴らしくて。

特に『変わり者』のエキゾな感覚が溜まらなくて。レジェンドが30超年振りにリリースするにふさわしい、気迫みなぎる快い歌でした。

それに酒を合わせるならやはりエキゾ。そしてフレッシュさが欲しいと想ってBrewDog BreweryのElvis Juiceを。ホップとシトラスのグレープフルーツビール。その鮮烈に葵その味が佐井さんのリヴィングレジェンド振りと呼応して瑞々しい境地へ連れて行ってくれる気がしました。

Amazonの『タクラマカン』のレヴューをみると70年代の盤と比べて妖気が落ちるサウンドだという批判評価が。自分は”この風変わりな明るさがいいのに”と想いました。

けれど考えてみると中高の頃椎名林檎の昏さにどっぷりだった自分が『真夜中は純潔』に”セルアウトだ”と想ったり、東京事変に”薄まってしまった”と想ったのに対して大学の友達が「ソロ時代は好きじゃないけど『群青日和』はいいね」と言っていて。

闇が晴れることに靄もやを感じるコア・ファンの気持ちもわかりながらもAmazonで五つ星をつけていた人が70年代にライヴを観ていた人で、その人が佐井さんと同じ年月を経過しての今の音に五つ星をつけているのがなんかいいなぁと想いました。

佐井さん、なんと2015年にライヴしていたようで。観たかったー!Fujirockあたりの伝説枠で演ってくれないかななんて思います。時空を超えた心躍るうずきが在る聴験でした。

by wavesll | 2017-11-18 17:25 | La Musique Mariage | Trackback | Comments(0)

Shpongle - Codex VI X ≪大洪水図屏風≫ 第40回音の貝合わせ


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この秋は京博にて国宝展、東博にて運慶展、奈良博にて正倉院展、そしてあべのハルカスで北斎展と各地でチカラの入った展覧会が開かれていて、訪れることが叶って多幸感があったのですが、まだまだ素晴らしい展覧会に素晴らしい画があって。

九博で開かれた新・桃山展にメキシコ・ソウマヤ美術館から来日した≪大洪水図屏風≫もそんな一枚。
主題は旧約聖書に出てくる「ノアの箱船」。唐獅子のモチーフや金雲が桃山美術を想起させ、周囲の装飾帯や蝶番に日本の影響が強く顕れていて。こうした海外で創られた「ビオンボ(屏風)」は大航海時代の東西の混じわりとしてとてもエキゾチックな趣がありました。

そんな画に合わせるとしたらやはり霊性感覚のある東西融合な音を。
シュポングルはラジャ・ラム、サイモン・ポスフォードの2人からなるサイケデリックトランスやアンビエントサイケを宗教・魔術的に織り為して民族的な味のする宇宙的な音をつくっているグループ。

この最新作『Codex IV』でもそんな妖のある世界を魅せてくれ、神々しくもぞわめく様はこの大洪水を描いたビオンボにSoundとしての物語を与えて呉れてくれる感覚があって。Globalな神秘を放って呉れました。

by wavesll | 2017-11-16 01:06 | La Musique Mariage | Trackback | Comments(0)

Wolfgang Amadeus Mozart / 歌劇『Don Giovanni』



此の女声の超高音で語り謡うのがヴァイオンリンと化学反応して美しく、近年の関心事項である<歌/語り(ラップ)>の文脈からも面白がって聴けました。

ここ数年、クラシックへの受容体が芽生えてきて、飛行機で移動するときも往路か復路どちらかはクラシックを聴いたり、あるいは東京オペラシティにSteve Reich 『Tehillim』を観に行ったりしていて。

題名のない音楽会を毎週みるようになったりNHKBSPで朝5時からやってるクラシック倶楽部なんかもちょくちょくチェックするようになり、「聴く音楽って広がるもんだな」と。そんな中、BSプレミアムで先日やっていた歌劇『ドン・ジョバンニ』がSonarに感応して。

声楽的な歌い方に馴染んできた影響も大きいと想いながらもまだ『歌劇』と『オペラ』の違いも分からなくてw単純に音として聴いていて綺麗で刺激的で。で、作曲者がモーツァルトだと知り、なんか”自分、モーツァルトまで到達したか”と妙に誇らしくなりましたw

上の動画はサウンドのみで訳詩付き、下の動画は演劇の映像付きです。音だけ聞くなら上の動画がお薦め。

これを足掛けにオペラなんかの樹林にも足を踏み入れていけたらななんて想いつつも、おっかなびっくりな足取りでクラシックへは身体が向きそうな感じです。

by wavesll | 2017-11-13 07:15 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)