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MAD MAX 怒りのデス・ロード BLACK & CHROME at 川崎チネチッタ LIVE ZOUND

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川崎チネチッタにて『マッドマックス 怒りのデス・ロード BLACK&CHROME EDITION』を観てきました。

一昨年にオリジナル版を4DXでみてから、1,2をみて。すっかり『MAD MAX』シリーズ自体のファンになりながらも、『怒りのデス・ロード』の真価を理解しきれないまま見てしまったなという思いがありました。

刺激だけを求めて観たら案外"刺激"という面ではそこまでではなくて…さらにWebで解説を読み込むとこの映画は男と女についての洞察のある映画であるという。"あぁ、それを知った上で観たら深味をしれたのに…!!!"と想いながらも、2回目をせっかく見るなら立川でやってる爆音でみたい、しかし横浜から立川は遠い…。とこれまで2度目を観る機会がなかったのです。

そこに『BLACK&CHROME』。白黒でミラー監督自らが"これがBESTだ"というエディション。さらに川崎のチネチッタがLIVE ZOUNDという轟音上映をやってると聴き、さらにはその評判もいいと!これはみるしかないと馳せ参じたのでした。

LIVE ZOUND版MADMAX、神話、鋼鐵の神話。立川の極爆は体験してないから比較できないけれど4DXより全然良い!砂嵐の音の圧で揺れる!初見時は"ロック推しは今やる意味ではないかもしれない"と想ったのですが"ロック=旧来の男社会の象徴"だったと。最早ノイズの域にも達する轟音は音楽体験としても比類なき感覚刺激でした。

LIVE ZOUND、本編が始まる前のCM枠の時は"あれ??バランス悪いか?"と想ったのですが其の位ガツンと来る爆音がMAD MAXにはうってつけ!LIVE ZOUNDで音楽LIVE映画や爆音系のライヴヴューイングがあるなら絶対選びたい!

鋼鐵の神話と書いたのは車両と銃弾とガソリンと水の映画であり、AIやインターネットな“ヴァーチャルな魔法”がないことで寧ろ神話性を強烈に高めている。"魔術なき神話"というのが現代ならでは。さらに白黒になったことで異次元感が増し、“ありえない名画”となっていました。

男と女、男が造る社会と女が造る社会。男の社会の中の女と、女の社会の中の男。汚い處も綺麗な處も描き切ったプロットは見事。その上でBoy meets Girlが"社会システムのもたらす幻想"への狂信から目覚めさせるのが美しかった。恋愛は日常に対して垂直に立つといったのは中島らもだったか。

アクションシーンが早回しみたいな速さだったり、モノクロで瞳輝が増してたり、ワイヴスが銃弾を詰めるシーンにバトルロワイヤル、ラストシーンの"新たな救世主"にナウシカ漫画版を想ったり。

そしてBLACK&CHROME最大のポイントはEDテーマ。絶対これでなくては。革命を遂げた時は“造り、治めることへの畏れ”が鳴らないと。最高のMAD MAX FURY ROAD体験でした。

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by wavesll | 2017-01-24 00:38 | 映画 | Comments(0)

Bruno Mars Carpool Karaoke 『24K Magic』のBestプレゼンテーション。 楽しくいかしてるクルマX音楽番組

Bruno Mars Carpool Karaoke


来日してスッキリやMステでパフォーマンスをみせてるブルーノ・マーズ。「来年には日本でライヴするよ」とのことで"みてぇなー!"とwkwkしてしまいます。

それで「これいいよ」と薦められてめっちゃ良かったのがこのCarpool Karaoke.
米国CBSで1995年から続く深夜のトークバラエティ番組「The Late Late Show」の1コーナーで、番組MCのJames Cordenとゲスト歌手がクルマの中でカラオケするという企画。

これがすっごく楽しくて。クルマでわちゃわちゃするのが「気分は上々」的な感覚というか”ドライヴしてるときって歌っちゃうよなー!”と楽しいw

TV的なコミカルさというか、スターがしょうもないことするというフォーマットが上手く機能していて。シンプルな作りなのにゲストがAdeleSiaRHCPGagaなどバリバリのスターばかりだから全然貧乏臭くないのが凄い。

そして中でもBruno Marsの回が良くて。最近のブルーノの"バリバリイケテル俺YEAH"なバカ明るくゴージャスでファンキーなノリがこの企画にうってつけだと想います。冬の横浜のしばれる中でみるとアメリカあったかそうで陽気で好いなとw正直『24K Magic』はEXILEみたいなブルーノの中では凡曲だなと想っていたのですが、湿っぽくないし、この企画だと映える!この曲のベストプレゼンテーションやも◎

日本でもフォーマット買ってザキヤマ斉藤さん森三中の黒沢辺りにMCさせてこの企画やって欲しい気もするし、こういうノリの独自企画とかもやってほしいなぁ。鼻歌というと風呂場とか?アイドルやミュージシャンが風呂場でシャワー浴びたり銭湯で湯船浸かりながらカラオケとかどうでしょうかw?水音が交ってフィールドレコーディング的にも面白い企画になるやもw

Bruno Mars - 24K Magic (Full Album)
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改めてアルバムを日曜のこの時間に聴くとこのハイでグラマーな感じが楽しい週末が終わっていくセンチメンタルさに共鳴していいですね。この企画を機に聴けて良かった。2018年にあるという公演が楽しみです。
by wavesll | 2017-01-22 22:16 | Sound Gem | Comments(0)

80sを中心とした女性シティポップ/Vaporwave & Future Funk的な を貼ってくエントリ

きっかけはtatatumblrさんで見たこの動画でした。

Kaoru Akimoto (薫秋元) - Dress Down (1986)


Kaoru Akimoto - Cologne (1986) [Full Album]
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一体この音楽は何たるか!すっげーいいな!と検索すると詳細に解説が書かれていたサイトさんがありました。
秋元薫 - Cologne(Vapor Drawings)
1980年代に活動していたシンガー、秋元薫さん。こんなキラーな楽曲があったとは。マクロスMACROSS 82-99のRemixで音楽好きの間ではもうだいぶ前からメガレア盤として有名だったそうで、やっぱ世界は広くて面白い。

こんな凄い人いたんだなぁと想っていたらYoutubeが続けて流したこのアルバムも素晴らしくて。

Junko Yagami (八神純子) - Full Moon


モノッスゴイ円盤。音づくりのゴージャスさも凄いし日本語の綺麗なメロへの乗り方と引っかかり方が素晴らしすぎる。朴訥というか、純な新鮮さ。八神さんてみずいろの雨の人ですよね。こんな音もやられていたとは。

Daft Punk / Random Access Memoriesからこの方80s的なエッセンスが大きな潮流でブラックミュージックが隆盛ですが、95-05年に青春を過ごした自分は80年代が鬼門で。寧ろ70年代の方が好きでした。

ただなんか、この80年代邦楽は凄く好きになれそうで。70-90と来て10年代の流行、Vaporwave/Future FunkならJOJOとDIOの血統がジョルノ・ジョバァーナで融け合った様にめちゃくちゃ好きになれるかも。私の中で愈々そういう時分になったのかもしれぬと一人盛り上がり、Youtube漁ってました。

というわけで”本家のCity Pop"で、良かったの、貼ってきます。このエントリは更新するたびに一番上にしてくかもしれません。この鉱脈はザックザクぽいし。

佐藤奈々子 - サブタレニアン二人ぼっち (1977)

慶應義塾大学の学生時代、まだ世に出ていなかった佐野元春と共作したデビュー・アルバム『Funny Walkin'』('77年)の収録曲で、大野雄二をアレンジャーに迎えた楽曲。
早くも看板と違うんだけどシティポップ名曲だからw
Joice / Femininaのような風貌で声もハスキー・ウィスパーでサウダージ的なものを感じる。五つ星。

MIki Matsubara - 真夜中のドア / Stay with me

松原みきのデビューシングル。作曲・編曲林哲司。こういうのって華やかで"トレンディー"が笑われない頃の東京の空気を伝えてくれる。

亜蘭知子 浮遊空間 Midnight Pretenders

織田哲郎作曲。亜蘭さんはBeingの創設に参加した初期所属アーティストの一人。自分より年上の人が自分より年下の時に作った歌を聴くってなんか可笑しい気持ちになりますね。

阿川泰子 / Skindo-le-le

須永辰緒によるRemixも素晴らしかったブラジリアンフュージョンのカヴァー。原曲は、クラウディオ・アマラルとジェイ・ワーグナーを中心とするサンフランシスコ出身のバンド、Viva Brasilの『Viva Brasil』(1980年)に収録。

まだこれくらいなのですが、やっぱり秋元さんのが一番好きかなぁ。
今のところのエントリの終わりに今年解散してしまうEspeciaのアンセムを。

Especia「海辺のサティ(Vexation Edit)」VJ MIX MV


超絶曲。解散は本当に惜しいけれど、Especiaは語り継がれるアイドルだと想うなぁ。
このエントリもちょこちょこメンテしながらIdol Musiqueを聴かない理由があるとすれば演歌から日本における語り/ラップの海潮 <艶歌四人姫、JAMAAS、俵星玄蕃、キラーボール adult ver.>みたいなテイストのある特集記事に動的に伸ばしていければと想います。

cf.
つかみどころがないVaporwaveとかいうジャンル(心の耳で聴け)

今週の何か 〜Future Funk入門〜(週刊ねこ通信)
日本語が死滅した「未来」からやってきたかも知れない謎の無法音楽「Future Funk(Japaaan)
by wavesll | 2017-01-20 01:00 | Sound Gem | Comments(0)

Lake Street Dive live@渋谷タワレコ→GROOVISIONS 5X27→エマーソン北村 live@渋谷タワレコ

渋谷タワーレコードにてLake Street Diveをみてきました。
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Lake Street Dive Plays "I Want You Back" On a Boston Sidewalk

Lake Street Dive: NPR Music Tiny Desk

ソウルのある歌声、小気味いいタンバリン、ギターの人はトランペットも。そしてウッドベースが魅力的で。演奏する指に魅いられました。あっという間の楽しい時間でした。

その後青山スパイラルへ歩いてGROOVOSIONS 5X27展へ。
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Chappieってこの人たちの作品なのかと初めて知って。自分の知ってるプロダクトのデザインも数多く手がけているのを知り感嘆しました。

中でも映像作品が良くて。透明な道路の下からみた映像図なんかは大和絵の逆で面白い。図形化された鉄道の映像作品はジュリアン・オピー展@外苑前MAHO KUBOTA GALLERYにも通じるずっとみれる感。この明るさと記号性は時代を創っているなとかこんな映像が自動生成されるアプリが出来たらヤバイなと想ったり。いいものみれました。

そして再び渋谷タワレコに戻ってエマーソン北村さんのインストアライヴを聴きました。
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帰り道の本 / エマーソン北村

エマーソン北村「ロックンロールのはじまりは」第3弾動画「スピニング・ホイール」

emerson kitamura live @ pyung2 biyori takutaku kyoto, 20120204 short.mov

初めてみる"エマソロ"。Diggin' the Carts的な感性での再発見と言うか、"こんなBGMのスーファミソフトなら名作ゲー間違いなし"というような温かみのある音がとってもよくて。

『スピニング・ホイール』のカヴァーも素晴らしかったし、アンコールまで!キーボードの打音や「へっ!」という掛け声が聞こえるくらい間近で演奏を観られる貴重な機会。すっごく好い時間を過ごせました。
by wavesll | 2017-01-16 06:58 | Sound Gem | Comments(0)

毛玉の毛玉7 「しあわせの魔法」リリースパーティー@渋谷7th Floor

昨年度の楽曲Best3なインパクトだった『ビバ!』を創った毛玉のレコ発ライヴへ行ってきました!
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(写真はkitajimanさんのご厚意で使わせていただいております。)

毛玉 - ビバ!


オープニングアクトはhikaru yamada and the librarians .

山田光さんがラップトップと機材からエナジーのある極彩の音を奏で、Voの穴迫楓さんが北欧エレクトロニカ的な美唱を重ねる形。電話の着信音が使われたり"おっ"と想わせる音遣いなのですが"やっぱりライヴだとCDJとかより楽器演奏の方が絵になる感はあるなぁ"と想っていたら山田さんがサックスも吹いて!これがカッコよかった!

さらにMCで楽曲のサウンドは既存のアーティスト(例えば東京女子流)の音源から作ったものとのこと。おぉ!アヴァランチーズ的音づくりじゃないか!?と知るほどにどんどん好きになっていったユニットでした◎soundclud音源も素晴らしい。めっけものだったなぁ^^

そして愈々、毛玉の登場!
『船』から。最高の幕開け。フォーキーで穏やかな歌から一気に轟音が炸裂する構成が本当に好き。上野さんのギターのうなりはライヴ全編通して最高でした!露木さんのドラムもベースの石黒さんもいい仕事してたなぁ。

そして『ビバ!』

この曲は本当に私の好きなモノどんぴしゃで。
元々毛玉は1stが出たときに横浜タワレコ試聴機で聴いて「フィールドレコーディングを取り入れたチェンバーポップでいい新人バンド出てきたな」と想ったのですが、この『ビバ!』、私的2014年ベスト楽曲、森は生きている - 煙夜の夢 a,香水壜と少女 b,空虚な肖像画 c,煙夜の夢(夜が固まる前)にこれまた大好きな南米音楽の感覚が掛け合わされたかのような質感の超名曲(勿論オリジナリティにあふれてるのがまた大名曲な所以で!)。個人的には2017年の幕開けをエルメート・パスコアールと毛玉で迎えられたのがとても嬉しかったのです。

今夜はゲストに引き続きの出演となる山田光(A.Sax)さん、岸真由子(Chor.) さん、 池田若菜(Fl.) さん、 福岡宏紀(T.Sax)さんを招きフル編成!この音楽はこんな軆を持っていたのかとただただ感動しました。祝祭が此処に鳴らされていました。金管の玄妙でマッシヴな音、いい。

『船』から『プラネテス』までの円盤通りの流れから1st楽曲を交えたライヴを聴きながら『音楽の拠り代』を考えました。黒澤さんの、起伏が穏やかな歌があの好奇心をくすぐられるサウンドを召喚させるような感覚というか。『シャーマンキング』に出てくる“オーバーソウル”とでもいうか、楽器を媒介にとてつもないものを呼び起こすというか。楽器演奏の肉体性と音楽の魔法性に心動かされました。

本編ラストは観客も巻き込んでの『ダンス・ダンス・ダンス』の"らららら"コーラス。そしてアンコールは新曲も。幸せな時間でした。

そして今、帰宅し、予約特典CDで『キジバト』の弾き語りを聴くと、あのとびきり素晴らしいサウンド無しでも、歌そのもの、メロディそのものに温かい素晴らしさがあるのだなと沁みました。『ビバ!』には南米的な音を感じたけど、黒澤さんの唄にも南米の空気を感じる気がしてきた…!

師走にヘンミモリさんの個展でみたエレファントノイズカシマシといい、本当にわくわくさせられる若手のバンドが続々出てきているのが嬉しい限り。今年も色んなバンドをみていきたいです◎
by wavesll | 2017-01-15 00:25 | Sound Gem | Comments(0)

演歌から日本における語り/ラップの海潮 <艶歌四人姫、JAMAAS、俵星玄蕃、キラーボール adult ver.>

2147 ♪ 北島三郎 名曲コラボメドレー ☆ 北島三郎&演歌四人姫 ◇ 160319


3304 SC ♪ 命くれない ☆ 瀬川瑛子・藤あや子・坂本冬美 ◇ 160709


3305 SC ♪ 舟唄 ☆ 八代亜紀・伍代夏子・香西かおり ◇ 160709


睦月が始まって早2週間。あっという間に2017年の1/25が過ぎてしまいました。
年末年始の音楽番組で何気に掘り出し物だったのがBSフジの艶歌四人姫。

坂本冬美、伍代夏子、藤あや子、香西かおりという演歌界を代表する"艶歌四人姫"がゲストたちと繰り広げる歌とトークの番組で。丁度3時間の総集編SPが流れたのです。

一番上に挙げた北島三郎メドレー(北の漁場→函館の女→帰ろかな→夫婦一生→風雪ながれ旅→まつり)なんか聴くと「サブちゃんRSRに出てくれねぇかなー!サンステージで『まつり』とか最高じゃん!」と想ったり、「瀬川瑛子ってこんな歌上手かったのか!?」と吃驚したり、「やっぱ八代亜紀の唄はブルーズ、沁みる」とすっかり魅了されてしまいました。

古臭い歌謡と想っていた演歌も、英米以外のワールド音楽も聴くようになるとフラットに好い音だなぁと。ヨナ抜きはやっぱり琴線に響くものがあります。

そんな演歌、韓国のトロットとの相互関係があったり、Asiaの調べとしての性質を持つこの音楽の新たな試みで、八代さんの新曲の「JAMAAS」があります。

JAMAAS(ジャマース) 真実はふたつ / 八代亜紀


これはモンゴルの英雄・革命家であるドグミド・ソソルバラム氏の歌う「JAMAAS」に日本語詩をつけたもので、モンゴルの草原で演歌コンサートを開いた様子が昨秋BS日テレで放送されてこれがまた素晴らしかった。
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原曲から追加された浪曲パートなんかも良くて。や~自分、三波春夫の「俵星玄蕃」なんか大好きなんです。

三波春夫~俵星玄蕃フルバージョン~


初詣で寒川神社にてお祓いをしてもらったのですが、その時も祝詞の詠唱が長崎・生月島のオラショと同じく"複数のラップが同時平行で謡われている!?"とかなり興味深いものがありました。念仏・声明から今ではゲスの極み乙女までの日本におけるラップ/語りの連綿たる流れの一つとして浪曲はDig甲斐がありそう。確か「エリス」でジャパニーズ・ヒップホップの連載があった筈だけど、非HIPHOPに於ける"語り歌"の文化史は自由研究してみたいなと想いました。

Gesu no kiwami Otome「Killer Ball」adult ver.

by wavesll | 2017-01-13 22:08 | Sound Gem | Comments(0)

食品まつり a.k.a foodman Boiler Room NY X 山椒エール 第87回酒と小皿と音楽婚礼

食品まつり a.k.a foodman Boiler Room New York Live Set


c0002171_2065530.jpgJuke/Footworkの東京代表と言えばこの人、食品まつりさん。

この企画でも取り上げた
食品まつり a.k.a Foodman / "IKEIKE"に山芋の糠漬け 第70回酒と小皿と音楽婚礼
のように作品音源も素晴らしい上に、真夜中の庭@サラヴァ東京のような箱でのPLAYも素晴らしい食品さんの紐育Boiler RoomでのLive SetがYoutubeにULされて、それがまた気持ちいい音!後ろのファニーな映像もジャンクで好いし、この小躍り感というか、重くなく丸っこいゴッサ快い音がまさに日本人によるクラブ音楽でかなり好みです。

さて、"食品まつり"という名に匹敵する飲食物を、それもこの動画には麦酒がいいなと想ったときに出てきたのがいわて蔵ビールが造っているクラフトビール、山椒エール。
一関産の山椒の実を使用して醸造したジャパニーズハーブエール山椒。ホップの代わりに一部山椒の実を使用することで、スパイシーで柑橘系の爽やかなビールになりました。
というこの逸品、山椒がね、ほんとにわかって楽しい!きんくらとかあかくらで有名ないわて蔵ビールですが、こんなジャパニーズ・トラディショナル・ビアを出してるとはw!!!

この捻り具合で食品さんの音を聴くとますます愉しいw日本のJuke/Footworkには日本のBeerが良く似合う。新年一発目、この企画始めてから3年目の音肴に上々な出だしと言えるかも。今年はこのレベルでマリアージュさせていきたい^^
by wavesll | 2017-01-12 20:18 | Comments(0)

Helmeto Pascoal E Grupo Live at WWW X

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渋谷WWW Xで楽聖エルメート・パスコアールのライヴみてきました!超々良かった!

サンパウロを中心に活動するドイツ・ケルン出身のトラックメイカー/DJ, Thomashの客入れ時のDJからしてハイレベルで気持ちを上げてくれて。祭(パスコアール)の準備の楽しさというか、この時間が永遠に続けばいいのにというような常春具合!そしてパスコアール・グルーポがこれまた凄腕!
最高のクラブ音楽というか、ブラジリアン・ジャズの一番気持ちいい艶がでていて。ポリリズムの奔流が明るく爽快な溌溂さで開放されていて。

エルメートのキーボード(ヤマハDX7)もぐわっと惹き付けられました!電子プログレの頃のジスモンチみたいでもあり。生涯で一番好きなBaião Malandroのあのティルティルした音の正体がトリアングロ(トライアングル)の連打な事を知ったのは最大の収穫かも。
パーカスの人超絶にヤバいなと思ったらパスコアールとコールされて。息子のファビオさんだとか。サックスの人もベースの人もドラムスの人も、ピアノの人も技が凄い!Academia De Dançasってこんな感じなのかなぁと想いを馳せました。

またエルメートが飛び道具的にヤカンや豚笛といった特殊楽器ソロするの、マッドサイエンティストの博士が自分が開発した秘密兵器を出してくるっぽくてすげーツボでw
特にヤカンはディジュリドゥぽく歌い吹いたりめっさアヴァンギャルド!水入れて吹いた時はペルーの古代楽器にも似た始原の感覚を感じました。最後の捌けはバンドのみなが豚のブーブー言う人形で音楽を鳴らして。にっかにかしてしまいました◎
このシズル感はライヴならでは!ハイレベルのその先の実験性も鳴らされて、伯剌西爾の楽団に求める最上の音でした。

ケペルさん達を交えての合奏を挟んだり、アンコールではエルメートが"この場で得たエナジーを表現"とピアノソロからバンド演奏へ行ったり充実の2時間のAO VIVO!!
これ最高のクラブミュージックだなと想ってたら、終演後もThomashが鳴らしてくれて。そしたら皆そう思ってたのか踊る踊る!最高に楽しいエピローグでした。音が止まったのは22時半頃。

WWW Xは初めてだったのですが、階段は面倒かったけど音とても良かった!新春からいい機運を味わえました^^

エルメート・パスコアール(キーボード、ヤカン、豚笛、角笛)
イチベレー・ヅァルギ(ベース、パーカッション)
アンドレー・マルケス(ピアノ、フルート、パーカッション)
ジョタ・ペ(サックス、フルート)
ファビオ・パスコアル(パーカッション)
アジュリナン・ヅァルギ(ドラム、パーカッション)


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by wavesll | 2017-01-09 11:01 | Sound Gem | Comments(0)

七尾旅人/兵士A at 渋谷UPLINK 国家総力戦の苛烈とシンプルな私人の想い

渋谷UPLINKにて七尾旅人『兵士A』を観ました。
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3時間にも及ぶALL新曲による、先の大戦から百年後までの物語で、"現代の戦争で戦後初の戦死する自衛官"を描いた渋谷WWWで2015年11月に行われたライヴのフィルム。映像作品としてリリースされたものをUPLINKが上映したのです。

壮絶なライヴでした。開始のノイズとフィールドレコーディングに乗せたギターの語りから掴まれました。物語は先の大戦で駆り出された"親爺"が炭鉱で働き、原発で働き、"僕らの光を輝かせる"時代から、311、そして"戦前・戦中"へ。ただ中盤迄は“ギターのみの弾き語りだとつまらなく、辛気臭かったり説教臭いのは厭だな”と想っていました。それでも『戦争が始まる前にショッピングモールで買い物』というフレーズは刺さって。

しかしサックスは常に良かったし、梅津和時さんが登場してからは感情が振りきれました。戦争、それも総力戦の惨禍を伝達する激情。そしてシンプルな人と人の想いあい。ギターだけでも強く心打たれて。最後の『誰も知らない』

『あの子は馬鹿だから わからないのという
どれほど望んでも 叶わないよという
ここは火事だから 残らないよという
爆弾が降り注ぎ 止まらないのという
かなしい世界は 終わらないのという
もしも願っても 変わらないよという
だけど 誰も知らない ほんとは知らない』


には心鷲掴みにされました。

政治的・社会的テーマにアーティストがエモーショナルに迫ると『現実を知らない』と唾されるけれど、立ち昇る心情こそが核で。『兵士A』は七尾旅人の『JAM』ではないかと。

“あの偉い発明家も凶悪な犯罪者もみんな昔子どもだってね” “君に逢いたくて、君に逢いたくて、また明日を待ってる”

そしてオリンピックを批判的に歌うパートにF/T 岡田利規 『God Bless Baseball』との共時性を感じたのですが、音楽はテロの速度に追いつかないといけない:七尾旅人が『兵士A』で日本に刻みたかったこと(WIRED)にてBlu-Rayの特設サイトに岡田利規のコメントがあることを知り驚くと共に納得して。

ナショナリズムと競争の一元化された栄光への嫌悪が"国際的なスポーツのコンペティション"にあるのかもしれません。

私自身も半年前リオ五輪を観ながら
スポーツの世界は階級別だし、細かくレギュレーションが決まっていてなるだけその分野では公平にしようとしているけれど、“人生”は無差別級だし、法律はあれどかなり自由度が高い。さらに言えば“競技”ですらないかもしれぬ。人生は一つの観点だけでは評価できない。そこに豊穣さを感じる。
のようなことを想いました。“私”を尊重する“公”が編めればまた違うのかもしれません。

個人的には、例えば現在のシリアの状況に対して手をこまねいて虐殺を許していいのか、緩慢な言論での対処で失われた命は戻らない、と想いながらも、それは米国の手先としてではなく、独立国となるウルトラCとして行うのが理想だと想うし、"独立"の為には経済的、或いは社会福祉という意味で痛みを受け容れる覚悟がないと出来ないと想います。

そうした意味で政治的に日本を救うためには経済成長が欠かせず、一人当たりのGDPを上げるための不効率な悪癖の打破と人間らしい生活の保障による出生率増加が欠かせないと想います。

日本政府には軍事であったり"国際的名声"を追い求めようとする前に経済成長を、その為には"私"的人生の安全網を創ることでイノヴェーティヴな起業への支援すると共に内向きでなく外へ打って出る人間作りという面で制度・空気作りに精を出してほしいと想います。

戦闘の雷撃の後に歌われた『赤とんぼ』は311の後に向井秀徳が歌った『ふるさと』を想起しました。
また『サーカスナイト』"今夜だけ生き延びたいピエロ"という詞は明確に311を経た詩だと想います。

今が戦前だとすれば、"平成"という時代が終わるとともに仮初の平和も終わるのかもしれないと感じたり、平成という不協和音が多かった時代にそれでも戦争なく生きたと愛おしさを覚えたりします。しかしそれもセンチメンタル過剰な話で。

例えばアピチャッポン・ウィーラセタクン『光りの墓』での戦争や兵士の日常性を想ったり。タイはカンボジアと領土紛争があるしアジア唯一占領されたことのない独立国。日本は零or百、いや零or兆に、不安を高めすぎている嫌いがある、というか激昂しやすく半端を許せない悪しき完璧主義で何事にも当たってしまうように想いました。

呪いの螺旋に墜ちずに、ふるさとへの自然な想いを。それを達成する一番の功労者は日々傍を楽にしていく市井の人々。その末席にいる私も自慰に陥ることなく、働きを積んでいくしかないし、オルタネイティヴな視点をそれぞれが持つことの重要性を旅人から襷を受け取った想いになりました。何より七尾旅人のエコーをかけた叫び、すげー好きだなと改めて想いました。音楽としても心打つ名演でした。

向井秀徳 - ふるさと

by wavesll | 2017-01-05 00:27 | Sound Gem | Comments(0)

正月三が日の最後は江陵端午祭巫楽(ムーダン)の炸裂音を

さて、早いものでもう1時間もしない内に三が日が過ぎ去ってしまいます。

今年の正月はスクランブル交差点で年越しするアグレッシヴさの反動からか、ほとんど家で過ごして(苦笑

音で訪ねる ニッポン時空旅 お正月スペシャルや東京JAZZ等NHK Radioを聴いたり、録画した年末年始番組をみたり、そしてTSUTAYAの10枚1000円キャンペーンで借りてきた円盤群に耳を傾けておりました。

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そんな中、の『韓国/江陵の巫楽(ムーダン)』がとても佳くて。

ケンガリ、チン、チャンゴという打楽器の金属音が炸裂。サムルノリのルーツだという江陵端午祭でのシャーマニックな音楽。歌唱は人間文化財の人だとか。キングレコードやるなー。

韓国の端午祭というと、ユネスコ無形文化遺産登録で中国と"どちらが元祖か"で揉めたりしてた記憶があるのですが、実際にこうして聴いてみると音楽として非常に良くて◎5月の祭りですが、丁度年始の爆竹っぽくていいなとw

そして流石はYoutube。映像がありました★

江陵端午祭


どうでしょう?良くないっすか!?この金物の炸裂音。
渋谷の年越しは狂乱状態で、何もしなくてもこれだからか寧ろ警察が沈静化に力を使っていましたが、こんな感じの爆竹というか、台北101みたいな花火をやってくれたら最高だなー。まぁ、あれ以上盛り上がっちゃうと暴動みたいになってしまうという恐れは解るので、無理は言えないけれど。

と、2017/2018の事を今から話すなんて鬼に笑われますね(苦笑 一つ一つ、一日一日を丁寧に踏みしめていきたい三が日の終わりでした。
by wavesll | 2017-01-03 23:19 | Sound Gem | Comments(0)