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春日大社 千年の至宝展 & 東博常設展

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春日大社展@東博に日曜行ってきました。
すっごいヴォリューミーな展示で楽しめました。国宝の鎧が四つ揃い踏みはこの日までということもあり、開館丁度食らいに着くと行列が出来ていました。

その国宝の鎧四領。

黒韋威伊予札胴丸は質実剛健な美、黒韋威胴丸はUに十文字の角が美しかった。
赤糸威大鎧(梅鶯飾)はクリーム色で、クワガタの様なVの角が勇壮。肩掛けがアシメ、梅飾はクロノグラフの如し。兜の獅子の睨みが凄い!赤糸威大鎧(竹虎雀飾)は一番カッコ良く、レッド。角はU字の月の様。虎や雀がボタニカルな装飾に躍る。またしても肩掛けはアシメ。

この四領揃い踏みは壮観でした。

そしてもう一つの目玉が国宝・金地螺鈿毛抜形太刀。ゴールデンボタニカルソード。金の竹林に猫が雀を追う装飾。華麗の極み。

この他にもこの展覧会は武具を始めとした国宝がわんさかあって。

『沃懸地獅子文毛抜形太刀』のシンプルな小気味良さ。『金銅柏文兵庫鎖太刀』、でかい!長太い!『菊造腰刀』は切れ味良さげ。梅花皮腰刀』はエイ皮がカッコ良かった。

『本宮御料古神宝類 鏑矢』や『本宮御料古神宝類 細身鉄鉾』、『若宮御料古神宝類 蒔絵弓(松喰鶴千鳥文)』、金の矢尻の『若宮御料古神宝類 金銅尖矢』、『若宮御料古神宝類 平身鉄棒』なども。

ぶつぶつが魅力的な平安時代の黒剣、『本宮御料古神宝類 黒漆平文飾剣(柄白鮫)』&『本宮御料古神宝類 黒漆平文飾剣(柄銀打鮫)』など、こんなにも数多な武具が国宝として祭られているとは知りませんでした。

春日大社の神様は様々な姿で現れます。

まずは鹿。『鹿島立神影図』神鹿と翁、そして月などが描かれたファンタジックな掛け軸群。『春日神鹿御正体』は銅製の神鹿像、五輪が美しい。『金銅鹿像』にアラビアを、木彫りの『白鹿』に北欧を、『鹿図屏風』に琳派を感じました。

神鹿以外にも様々な形で現れます。『春日地蔵曼荼羅』や『春日文殊曼荼羅』はそのカタチ。『春日赤童子像』てのも。『地蔵菩薩立像』は後光輪や足元の蓮と雲も良かったし、『文殊菩薩騎獅像および侍者立像』は水戸黄門御一行の如し。『十一面観音菩薩立像』も良かった。

また『春日宮曼荼羅』というものがあると初めて知りました。春日大社の全景を空から描くことで曼荼羅となるというもの。『春日大明神像・住吉大明神像』はキャラ立ちしてました。『春日龍珠箱』龍神の水の伝説を描いたこの箱、サントリー美術館でもみたけれど、やはりいい。

そんな春日大社には芸能も奉納されます。

『競馬図屏風』、くらべうまというのか。舞楽面では勇壮な『皇仁庭』、ピエロのような『新鳥蘇』、ペルシャ人顔の『納曽利』、新羅を破った祝いの『散手』、鯉のように口をすぼめた『貴徳鯉口』、霊鳥の『崑崙八仙』、怪しい笑いの『地久』等どれも良かった。

『打毬楽装束』や『散手装束』、『林歌装束』では布でできた兜が良かった。能面では庶民の翁の『三光尉』、竜神の『黒髭』が。『若宮御料古神宝類 笙』や『伎楽鼓』、超巨大な『鼉太鼓』といった古代の楽器もありました。

その他も逸品ぞろいで、『本宮御料古神宝類 蒔絵筝』蒔絵と螺鈿が麗しく、黒地が茶に移ろう時の流れがより美しくする。『黒漆平文根古志形鏡台』榊の形の鏡台。『古神宝類 瑞花双鳳八稜鏡』は歪みが良かった。『亀甲蒔絵手箱』は亀甲をモノグラムのようにデザインしたセンスが抜群。

書類・巻物も数多くありましたが黒地に金の『博物館不空羂索神咒心経』も良かったし、『御堂関白記 寛弘元年上』を書いたのはなんと藤原道長!道長の字は大学生みたいな悪筆でしたw

『四方殿舎利厨子』はこの展覧会で特A級に気に入った芸術品!仏教のキャラ達が扉に描かれ、青、赤、緑に描かれた厨子の奥には鹿のレリーフが美しかった。

『春日神鹿舎利厨子』は水晶が綺麗でした。『鹿座仏舎利および外容器』の白鹿も良かったし『獅子座火焔宝珠形舎利厨子』の焔水晶も美しく、『春日宮曼荼羅彩絵舎利厨子』は愛染明王、不動明王、四天王が描かれた美のある厨子でした。

また『春日大社丈尺之記』という大工の設計図や『獅子・狛犬』も。『瑠璃灯籠』は写真も撮れたりと、本当に量・質の両面で大満足な展覧会でした◎

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そして帰りに常設展に寄っていいのをFotoってきました。

初代宮川香山 / 褐釉蟹貼付台付鉢
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葛飾北斎 / 信州諏訪湖水氷渡
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歌川広重 / 亀戸小室井梅園
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鳥橋斎栄里 / 梅窓美人図
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高円宮根付コレクションのイクラと幽霊の根付
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鬼面文鬼瓦
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黒糸威二枚胴具足
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沃懸地和歌浦蒔絵脇指
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この他に刀剣では写真NGだったけれど『金銅昼巻太刀』と『鰐皮包打刀』が良かった。

白糸威胴丸具足
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紅白梅図屏風
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織部扇形向付
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土方稲嶺 / 寿老・牡丹に猫・芙蓉に猫図
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最後にもう一度宮川香山の蟹を。いやー、春日大社展と常設展合わせて3hはいたと想います。大変楽しい一日でした◎
by wavesll | 2017-02-20 20:41 | 展覧会 | Trackback | Comments(0)

Photographs of Musashino Art University Graduation Works 2016@Spiral

大山マリカ / 問い続けること
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稲葉麻衣 / わたし/だれか
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今藤静香 / 青の庭
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森田史奈 / 祈りのかたち
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酒井亜香里 / loop
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横手瑠夏 / 脳内の旅
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秋田優希 / サナギ
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門馬さくら / 服は武器だ
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竹林尚美 / GOMIYASHIKI
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KIM AHJIN / à souhait
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PARK JAE EUN / Shift of Paradigm
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CHANG HSIAO SHIEN / 思い出収納箱
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角埜汐里 / はなぐもり
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三好敦子 / 食の箱
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佐野珠子 / 海箱
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原澤周子 / poga
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柴田有紀 / still
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中島美由紀 / ハアク.
失望
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愛情
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山口ひかり / Draw
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濱田綾音 / 草むら
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HU CHENCHEN / invisible
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宣文彬 / 繋がり
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佐藤佑 / Dolce
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上原あゆみ / 山月記
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武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科 クラフト専攻 卒業制作展@青山スパイラル。テキスタイル専攻も木工 金工 陶磁 ガラス専攻も逸品揃いでした。
by wavesll | 2017-02-07 22:55 | 展覧会 | Trackback | Comments(0)

第65回 東京藝術大学卒展 at 東京都美術館 Photographs

佐野圭亮 / 鉄象嵌蒔絵絵箱「生命の夜明け」
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池世煕 / 某月某日に起きた事
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いとうかをす / 自画像
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堀川詩保子 / Dew point
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島崎紗椰 / 巨獣の胃袋
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平井理乃 / 廻る
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岩城拓郎 / miu
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上田美緒 / 儚く、美しく
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上村早絵子 / coral blue
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塚田 楓 / 交錯結晶体
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森茉衣子 / 街
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福田拓郎 / Moon Chair
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遠渡李音 / それをなすもの
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二見泉 / knit space
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村尾拓美 / ひとつ
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山田高央 / ”鱟”自走置物
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村﨑謙介 / 流動
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長島友治 / 有限性の前に
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寺倉京古 / まほらま
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大﨑風実 / 走レ
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石槫祐奈 / Laye(a)rs
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石井淳 / Addiction
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吉野俊太郎 / 門
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出口果歩 / くじゃく
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出口果歩 / ゆり
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今井亮介 / 受容器
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野村絵梨 / 沁み込む身体
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佐藤風太 / 山は流れて ・ さび
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島田佳樹 / 暗闇の私
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小林かおる / 思い重ねる
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箕尾美佳 / テディベア
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鈴木彩香 / 臨書 高野切第三種
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松本美咲 / 臨書 光明皇后 楽毅論
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鈴木真未 / 創作 杜少陵詩「登兗州城楼」
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大橋直子 / 臨書 石門頌
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田中春菜 / 臨書 傳山 行草書李商隠詩
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佐々木愛理 / 西行の歌
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込山誉実 / 創作 李白詩「太原早秋」
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瀧澤花織 / Little armor
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岩上満里奈 / Human Lights
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三塚貴仁 / 砕けた石
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秋吉真悠子 / 蜜のかぐはし
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上田華奈 / Assemble
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佐瀬梓 / 手紙
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田中千晴 / 無垢の楽園
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有賀幸奈 / 心の塔
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島津速人 / LogisticStation
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沼田裕介 / Trace
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児玉慶多 / 絵画研究・絵画制作
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伊東日和 / よきかな、よきかな
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八木宏明 / MIDORI
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久保木愁也 / 白蟻の湧いた納屋に雷が落ちて燃えている
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長谷川馨香 / 北の神話
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佐藤華恵 / room
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新井毬子 / 闖入者
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岩崎広大 / 環境について
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齊藤理紗 / うつる・つらなる
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三輪奈月 / Landscape
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道家生真 / 内
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仁志麻里恵 / 隘路
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平本恵理 / 視力検査
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川中瑶子 / とある街の風景
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落合祥子 / 光織り
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神谷渡海 / 光跡
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中西智美 / repeat
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石山諒 / Blood line
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佐藤果林 / contrast
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速水駿 / 群衆
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諸橋花野 / ぞろぞろ
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小泉皓 / 生のまま
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新明玲奈 / 連なりの中で
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鈴木祐斗 / ひそむ
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三宅世梨菜 / 暁闇の葦原
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和田宙土 / 瘡痕
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寺尾美穂 / 天国のちょっと下
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髙橋瑞稀 / 驟雨に滲む
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東京藝大卒展を観に都美に行ってきました。
高水準の作品たち、立体や書、カブトガニのロボなんて作品も。抽象化された座禅像と円相の組み合わせなんて絶妙だと想いました。

中でも最後に載せた日本画科が興味深かった。今の日本画、モチーフは現代的だけど透過するようなマチエールが後期フィッシュマンズ、ライヴでの相対性理論、リユニオンはちみつぱいの音像みたいな日本の美意識を感じられてとても良かったのでした。

馳せ参じたきっかけはTwitterでみかけた髙橋瑞稀さんの告知で。アポなしで行ったのですが髙橋さんとも話をすることが出来ました。

香港のトラムの絵。けれど仰々しい文字看板は薄め、旅を過ごす中で溶け込む風景を描いていてそれが普遍的な“光景の移動”に繋がっていて。離れてみると本当に車両の中の様にみえ、傍でみると顔料の厚みを愉しめました。

東京藝大の卒展は本日の12:30で終了してしまいましたが、現在様々な美大の卒展が各所で行われており、2月23日(木)〜3月5日(日)には国立新美術館にて多摩美術大学・女子美術大学・東京造形大学・日本大学芸術学部・武蔵野美術大学の東京五美術大学連合卒業・修了制作展が行われるそうです。

美術は梅の花のように冬に咲き誇るのですね。一つ一つの絵に込められた熱や思想・工夫を想い、大いに楽しめました。
by wavesll | 2017-01-31 19:10 | 展覧会 | Trackback | Comments(0)

火焔型土器のデザインと機能展@國學院大學博物館で縄文土器をたっぷりと

火焔型土器のデザインと機能展を観に國學院大學博物館へ行ってきました。
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やー!こんなに縄文土器をみれるとは!国宝・重文もあって写真もOK!さらに入場FREE!

縄文土器に火焔型と王冠型があるのも初めて知りました。新潟、富山、山形など日本海側エリアで300年の間火焔型土器は造られていたのか。生で見ると縄目が美しく、炎は流れ星のようにもみえました。これら土器には魚介などを煮た痕跡が残っているそうです。

太古のアートという繋がりでラスコー展@国立科学博物館と共に楽しむのもありかと。渋谷・表参道・恵比寿どこからも遠いですが、これは行く価値あり。2月5日まで。
by wavesll | 2017-01-21 16:05 | 展覧会 | Trackback | Comments(0)

Lake Street Dive live@渋谷タワレコ→GROOVISIONS 5X27→エマーソン北村 live@渋谷タワレコ

渋谷タワーレコードにてLake Street Diveをみてきました。
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Lake Street Dive Plays "I Want You Back" On a Boston Sidewalk

Lake Street Dive: NPR Music Tiny Desk

ソウルのある歌声、小気味いいタンバリン、ギターの人はトランペットも。そしてウッドベースが魅力的で。演奏する指に魅いられました。あっという間の楽しい時間でした。

その後青山スパイラルへ歩いてGROOVOSIONS 5X27展へ。
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Chappieってこの人たちの作品なのかと初めて知って。自分の知ってるプロダクトのデザインも数多く手がけているのを知り感嘆しました。

中でも映像作品が良くて。透明な道路の下からみた映像図なんかは大和絵の逆で面白い。図形化された鉄道の映像作品はジュリアン・オピー展@外苑前MAHO KUBOTA GALLERYにも通じるずっとみれる感。この明るさと記号性は時代を創っているなとかこんな映像が自動生成されるアプリが出来たらヤバイなと想ったり。いいものみれました。

そして再び渋谷タワレコに戻ってエマーソン北村さんのインストアライヴを聴きました。
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帰り道の本 / エマーソン北村

エマーソン北村「ロックンロールのはじまりは」第3弾動画「スピニング・ホイール」

emerson kitamura live @ pyung2 biyori takutaku kyoto, 20120204 short.mov

初めてみる"エマソロ"。Diggin' the Carts的な感性での再発見と言うか、"こんなBGMのスーファミソフトなら名作ゲー間違いなし"というような温かみのある音がとってもよくて。

『スピニング・ホイール』のカヴァーも素晴らしかったし、アンコールまで!キーボードの打音や「へっ!」という掛け声が聞こえるくらい間近で演奏を観られる貴重な機会。すっごく好い時間を過ごせました。
by wavesll | 2017-01-16 06:58 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)

篠山紀信 / 快楽の館 at 原美術館 "ここにいた/今はいない" 裸身の幽体

振り袖を横目に原美術館で行われていた篠山紀信 / 快楽の館女性の裸を視て来ました。

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原美にて撮影された写真をその場所で鑑賞するというコンセプトが面白い。

ヌード・グラビアに雑誌や写真集だけでなく美術館というのは面白い発表の場ですね。山口晃や井上雄彦の美術館での漫画作品なども繋がって境界を跨ぐ面白い表現の形態でいいなと。

壇蜜やAV女優達のヌードはバカエロな明性の快楽を顕わした写真もあれば不安や慄きの淫靡さのある一葉も在ったり。

女性の裸身、これほど芸術で取り上げられ、そして欲望が向けられるモチーフもないでしょう。

篠山紀信が撮った裸体群像は会田さんとも繋がるようで異質な“目”があって。或いはクラーナハのS字な未成熟な小悪魔とも、ルノワールの豊満な裸体とも異なって。ヌード写真は"実在する女性の肉体"というのが大きな意味を持っているのだなと想いました。

実際、スタッフの方に「最近の週刊誌のグラビアは修正していると聞きますが体形のレタッチなんかはしているのですか?」と思い切って聞くと、「肌のシミなどの修正はあるかもしれませんが体形の修正はしていません」とのこと。このリアルな身体の実写、しかし"みられるプロの裸身"というのが興味深くみれました。

それこそ整形だとかなんだとかあるかもしれないし、演出や演技もあって"何をもってReal/本物とするか"というのはあります。実際いくつかの写真は同じ場所から角度を変えて撮った写真を接ぎ、同じ女性が一葉の写真に多数出現したり。そうしたRealとFictionの境が曖昧になる處に文学性を感じました。「快楽の館」という題名は仏文学から採ったそうですが、変態性の色香がライトに明るいトーンで表現されてました。

ほとんどは女の人のヌードだったけれど一室だけあった新日本プロレスのオカダ・カズチカのヌードはガチムチでゴツかったw

"実際に撮った場所で写真を見る"というのは"ここにいた/今はいない"という体験でもあって。裸身の幽霊が館を蠢くような気にもなる面白い鑑賞体験でした。『サンタフェ』みたくなったなー。

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by wavesll | 2017-01-10 00:02 | 展覧会 | Trackback | Comments(0)

柳幸典 / Wondering Position at BankART Studio 生命と物語、憑喪神としてのGodzilla

馬車道BankARTStudioに柳 幸典「ワンダリング・ポジション」を観に行きました。

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ハムスターの歯車に翻弄される戦車:Project Red White and Blueには"人間は無意味な回転はシシフォスのような徒労を感じるけれどもハムスターや軍産複合体はテロメアのない癌細胞のように走り続ける"と想ったり、蟻が国旗に巣孔を貫通させるAnt Farm Projectには"蟻には国境はないけれど、それぞれの生息域を越境したら外来種にもなるよな"と想ったり。

そして最後、震災の放射能土砂と瓦礫に憑いたゴジラ:Project God-zilla。付喪神としてモノに宿る神霊への畏れ、災害≒ゴジラという視点にはシン・ゴジラへの想いも。

鏡を使った太陽の通路型作品やウルトラマンが集まって日の丸を形成する作品、フンコロガシから着想を得た巨大土球も。これだけポリティカルな批評性のある作品を展示できることがメタ的にこの国の自由さを示しているとも感じました。

生物と人工物、そして虚構と政治、物語を横断する見応えの有る展覧会、みれて嬉しかった。
by wavesll | 2017-01-07 22:32 | 展覧会 | Trackback | Comments(0)

世界遺産 ラスコー展@国立科学博物館で"Lascaux3"をみた

Lascaux. Pinturas Rupestres. Arte.


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国立科学博物館に世界遺産 ラスコー展 ~クロマニョン人が残した洞窟壁画~を観てきました。

フランス・ラスコー洞窟。少年が偶々みつけたこの2万年前の藝術は、現地でも見ることはできません。
壁画保護のため洞窟は閉鎖されているのです。
しかし、その傍に"ラスコー2"という洞窟を完全再現したレプリカがあり、観光客はこれを観ます。

そして、此の度上野にやって来たのは"ラスコー3"、遠隔地での展示が可能な実物大の部分部分のレプリカ。これも素晴らしかったのですが、現地の写真や映像をみると、"洞窟壁画"というより"天井画"というか、水族館のチューブ回廊のように半球状に動物たちが描かれているのが凄くて。これを観るためにラスコーへ行くのはやっぱりアリだなぁと想いました。

驚いたのは壁画に獣だけでなく、四角で形づくられた紋章も描かれていたこと。2万年前から「四角」という人工的な「形」があったとは。四角の紋章は中央の黒牛の下に在りました。また"鳥人"のようなシャーマン?もいたり。とても興味深くて。

壁画は最初に輪郭が彫られ、そこに着色され、さらに線刻がなされたとのことでした。うーん、ほんと凄いなコレ。『ラスコー洞窟VR』みたいなPS4ソフトorスポットが出来たら「俺の金持ってけ!!」状態になりそうwというかそういうVRソフトを愉しめるVR喫茶とか出来て欲しいなー★

展覧会の大きな目玉は"ラスコー3"ですが、他にもオオツノジカの骨格レプリカがあったり、何よりもラスコー洞窟画を描いたクロマニヨン人に関する展示が充実していて。洞窟壁画を描くために使ったであろうランプや、獣のレリーフが彫られた道具なんかも興味深かったです。

後、何気に気になったのは2万年前のラスコーより更に以前、3万5000年前のショーヴェ洞窟にも壁画があるという記述があって。古代へのロマンが湧きたちました。

この特別展のチケットで常設展もみれるし、これで1600円ならアリ。金曜は20時までやってるそう。2/19迄。

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"ラスコー1"はみれなくても"ラスコー2"、いつかみてみたい!
by wavesll | 2017-01-06 22:15 | 展覧会 | Trackback | Comments(0)

厚木のケンタウレ

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by wavesll | 2016-12-23 14:43 | 街角 | Trackback | Comments(0)

Ballet & Musical Art by Robert Heindel

日曜に代官山ヒルサイドフォーラムに
「現代のドガ」ロバート・ハインデルが描いたバレエ&ミュージカル アート展
をみにいきました。
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ロバート・ハインデルは2009年にテレビ東京「美の巨人たち」で、バレエ作品に焦点をあてて紹介されましたが、本年10月29日(再放送は11月23日 BS Japan)に再びミュージカル「キャッツ」の作品を中心に、80年代初頭のバレエ作品を加えて紹介されました。
本展では、放送で紹介された「キャッツ」、「オペラ座の怪人」を描いた作品や、このミュージカルの作曲家アンドリュー・ロイド・ウェーバー卿が、ハインデルにミュージカルの作品を依頼するきっかけをつくった、英国ロイヤルバレエ団のダンサー達を描いた作品など原画約60点で構成いたします。
バレエ、ミュージカルと異なる舞台であっても本番に向けて真摯にリハーサルに励む人間達の姿は、ハインデルにとって大いなるインスピレーションの源でした。この二つの舞台芸術に躍動する、現代性溢れる美しいダンサーたちの世界をご覧いただきます。
というこの展示。

ハインデルという画家自体をこの展覧会で初めて知ったのですが、「現代のドガ」なだけあって『オペラ座の怪人』そして『キャッツ』をテーマにしたそのモチーフ選びが素晴らしい。舞台画は立ち込めるアウラを顕せるなと。その"Real"は写真を越えるレベル。

私は前々から、現代の画家もミュージシャンであったり、舞台であったり、或いは映画やTVドラマを題材に絵を描かないものかなぁと想っていて。ドガだけでなくミュシャやロートレック、或いは浮世絵とか好きなので、現代の画家でこういうテーマで描いているのが嬉しくて。

マリア・カラスや陸上選手も描いていたり。こういうモチーフを描く人、もっと増えて欲しいなぁ。けれど中々見掛けないのは写真に負けてるからかも。単にモチーフの作品力に頼るだけでなく独り立ちできる綺麗さがあるというのはこのBlogみたいなサイトをやる人間としても感銘を受けました。

一番良かったのはコンテンポラリー・ダンス・カンパニー“H. ART CHAOS”の大島早紀子による『Death of Dance』を描いた『フローティングエンジェルHC-1』。吉田都の絵画など日本とも所縁が深いハインデル、その美藝の世界を堪能しました。
by wavesll | 2016-12-13 20:57 | 展覧会 | Trackback | Comments(0)