![]() 戦後の日本美術を9つの年代で区切り展示。ほぼ撮影不可だが一部撮影可 当然ながら戦争はトラウマティックに影を落して。そこからの60sから80sの横尾忠則、タイガー立石、篠原有司男、草間彌生、李禹煥、ナムジュン・パイク、杉本博司など綺羅星たちはパワーが凄く、今も存在感は凄いスター性がある。その後の世代は精細化により新たな戦い方をしている感覚がありました。
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by wavesll
| 2025-07-16 00:09
| 展覧会
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![]() 高嶋英男さん目当てで来たのですが、やっぱりブレイク直前のアーティストの作品見るとスゲーエネルギー貰えますね、今まさに独自性を打ち立てようとする昇り龍というか。 アーティスト達が年齢的に少し年上から十個下くらいの作家たちで、イマの感性に触れられて。稲葉怜さんの着物の糸で絵を描く作品とかかなり面白かった。 ここ数年美大の卒展とか行けてなかったけど藝祭とかも含めて久々に行くのもアリかもなと想いましたね。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 木原千春《黒鴉》 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() さて、同時開催で「有芽の会」という日本画の展覧会もやっていて。こちらも藝大的な端正さというか、なかなかいい日本画が並んでいました。 中村瞭佑《聖者の行進》 #
by wavesll
| 2025-07-15 00:03
| 展覧会
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The Mamas & The Papas - Monday Monday
The Mama's and The Papa'sというと「California Dreamin'」が有名ですが、実は唯一の全米シングルチャートで1位を獲ったのはこの「Monday, Monday」で。 ラジオ名盤アワーでこれを聴き、静かに一週間が始まっていくのを感じて素敵な歌だなと想いましたね。
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by wavesll
| 2025-07-14 12:00
| Sound Gem
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ZooNation Dance Performance to Sting's "Message In A Bottle" | Message in a Bottle | GP
冒頭Sting「Desert Rose」がかかって。 舞台はインドかな?と想っているとどうやらMENA (中東・北アフリカ)らしいぞと。 平和な村ベブコは、喜びに満ちた祝祭で賑わっていた。しかし、突然の襲撃により、すべてが永遠に変わってしまう。三人の兄弟姉妹、レト、マティ、タナは生き残るために危険な旅に出ることを余儀なくされるという粗筋で、3兄弟が難民となって欧州に渡るも…というお話。 基本的なつくりのコンセプトはGlee以降の、ミュージカル的というかポップミュージックに登場人物と物語の心情を語らせるもので。私自身こういう作品は好きで”ウルフルズ楽曲をテーマにした「マンマ・ミーア」みたいなの日本でもやればいいのに”と想っていたのですが、今回楽曲に関する字幕は無くて”歌詞が分からなくても物語を理解できるかな”という不安を冒頭で感じつつも、ウェストエンドのスマッシュヒット『Some Like it Hip Hop』、『Into the Hoods』、『Everybody's Talking About Jamie』など手がけたケイト・プリンスによるコレオグラフィーは雄弁にストーリーを伝えてくれて。 戦火でレイプまでされつつ命からがら逃げだして、荒れ狂う海を渡りやっとたどり着いた欧州でも官憲に捕まり収監されて。そこから3人はそれぞれの選択をするのですが、一人がそこから出て欧州の街に出たときの「Englishman In New York」には痺れましたね(実はTiken Jah Fakoly - Africain à Parisというさらに直截的なカヴァーもありますが)。この音楽が持つ圧倒的な共感を呼ぶ力の凄さ。 ただ同時にこの音楽舞踊舞台をみながら改めて思ったのは”Rockというのは不良な若者を代弁する音楽なのだな”ということ。社会人なり立ての20代そこそこの時に大学の後輩が「社会人になってから『RENT』をみたら家賃を踏み倒すとかロクなもんじゃないなあいつら」とネットに書き込んでいて当時は私は「Seasons of Love」に感動しボヘミアン側に共感していたのですが、”こんな境遇なのだから移民先で傍若無人に暴力性を発揮するのも致し方ないだろ、PTSDだ”といわんばかりの演出には、今の欧州での惨状や川口のクルド人を想うと首を縦には触れないなと想ってしまいます。 「Message In A Bottle」は2023年の作品で、その後欧州ではバックラッシュが起き極右が台頭、移民・難民への社会包摂のための文化教育の難しさを感じざるを得ません。また物語は難民1世の顛末でエンディングを迎えますが、実際に欧州をみると一世の後の二世などの世代、つまり「その国の国籍」なのだけど「宗教・民族的に白い目・差別的境遇から暴徒化する世代」という生々しい状況が起きていて、問題は非常にこじれ、移民難民受容の難しさを想います。兎角最近は「坩堝」という包摂・同化も拒否して「サラダボウル」を目指す言説も主流にしようとしていますしね、まぁこれはローマ帝国の版図統治の知恵かもしれませんが。 のリンク先でも紹介しているのですが、大きな国・自治体単位のデータと「被害に遭っている人のn=1の想い」は齟齬をきたすことがあって。「データで殴る」ことが必ずしも「科学的に誠実とはいえない」状況が今まさに起きていて。 それでも若年人口が減少する中、土建などの3K現場で働いてくれる移民無しでは日本という国が立ち行かないことは確かでしょう。 そこで米国・中国・ドバイ・シンガポールのように強権的な捜査と豚箱への排除権を官憲に与える警察国家な多民族国家となるのか、あるいは別解を示すことが出来るのか、その別解は実効性があるのか、それとも欧米のような泥沼になってしまうのか。私は辺境でみつめることしか出来ませんが、例えばこの参院選に横浜の片隅から一票を入れようと想います。
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by wavesll
| 2025-07-12 11:28
| 舞台
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SHERBETS「知らない道」Music Video
Xを沸かせたのはベンジー(浅井健一)の参政党支持表明の話で ベンジーは前から右翼的な発言をしていたので驚愕というものではなかったのですが、参政党支持に関しては「ベンジー、私はあなたを尊敬していますが、この点において貴方は間違っています」とお伝えせざるを得ないですね… イマのベンジーの、特に作品を追っている人は少ないかも知れませんが、私は「あ、自分と同い年頃のベンジーの音楽を聴くと刺さる」と想ってから結構聴いていて。このSherbetsの2023年作「知らない道」などは老いと向き合うというか、ベンジーの自らへの冷徹ともいえる視点を感じさせるなど、近年の作品にもGemはあって。 そんなベンジーも参政党に取り込まれてしまって。 私は参政党に関してはアンチと言ってもいい人間で、それは参政党とは何か?「オーガニック信仰」が生んだ異形の右派政党(古谷経衡)や神谷宗幣のWikipediaを読んで参政党がデタラメな行きあたりばったりの政策を唱えていて、国民から主権を奪う改憲草案とかあまりにも醜悪な日本国民に害を及ぼす内容だからです。 しかし、例えば古谷経衡氏による参政党支持層の研究といった記事や、SNS上での左派・リベラルによるアンチ参政党のポストでは参政党支持層を愚かで無知だと馬鹿にして煽るものがあるのをみると、”こんな罵りでは逆に相手を頑なにさせてしまうのではないか、相手だって大人だし体面もある、頭ごなしに否定するのではなく、逆効果にならない言い方ってもっとあるんじゃないかな”と想って そもそも参政党支持は現在は「日本人ファースト」というスローガンで、これを左派・リベラルは「排外主義だ!」と声高に批判し例えばクルド人の犯罪を「デマだ!」と無視して被害者の人権を傷つけ、罵倒し、結果として川口などの人がジョーカーが市議選でトップ当選するなどの極右に助けを求めなければならない状況に追い込んでいて。 私自身も感じるのは、特にSNSでエコーチェンバーの中で極左化している左派・リベラルの人たちは「すべての点で左翼な選択肢を選ぶ」ことを”当然”とし、それを主張しないとパージ・粛清をする内ゲバ体質の印象があり、結果として現実から乖離して左翼勢力が煮詰まり、以前はリベラル的な感性と言われている人でも細く険しい「左翼道」から少しでも外れると批判が多数飛んできて、結果リベラル憎しで保守層に転向することはある感覚で 実際私も川口の外国人犯罪「トルコ国籍比率ずば抜けている」クルド人に追跡された市議が議会で訴えという記事を載せた時に「クルド人は狙い撃ちにされているから検挙数が多く出るのでは?」とエヴィデンス無しの仮説で削ってくるディベート戦略をコメントされてきた方がおられて。左翼は都合の悪いデータが出ても「原因の推論」で矮小化してくる流れはありますね。 個人的には参政党は素人も素人で、言っていることも論理が通らないし、改憲草案は自衛隊上がりのマッチョでパワハラ的なものだしで全く信頼できないし、自民党も参政党の伸びに危機感を感じたのか難民申請6回の川口クルド男性、トルコ強制送還や外免切替、10月に審査厳格化へ 知識確認5倍、観光滞在で認めずなどを施策を打ち始めたから、保守の方々はここらで自民党で手を売って欲しいなと想う処です。 特にクルド人の偽装難民の強制送還の前例が出来たことで、これで不良外国人の狼藉に抑止力として働いたら、かえって日本人にも不良外国人でない在日外国人にもWIN-WINになるなと想います。個人的にはここらへんで参院選のテーマが「財務省を叩いて消費税を上げるだけでなく下げる前例をつくる」ことに集中できればいいなと。こうした施策後の世論調査で特に参政党がどうなるかは気になります。 SNSをみていると「左派・リベラルは傲慢で話が通じない」という指摘に、反省するでもなく「軍師気取りが!」と寧ろ反発している左派・リベラルがみえますが、もしかすると彼らの戦略は左派層の一体感を固めて、自民と参政党で票を食い合う保守層を横目に漁夫の利を得ようというものかもしれませんね。個人的には「外国人差別は許さない」は「日本人の少女などの人権」よりも高みに左派・リベラルはおいていて、”彼らの「助けるべきリスト」には「日本人」は載っていないんだな”と想います。 またクルド人は川口市でも狭いエリアに集まって暮らしているようで、「川口は安全」の声も、逆に川口市の中でも分断が起きてしまっていると聴きます。そこの体感治安、”極右以外誰も助けになってくれない”という孤立無援感に向き合わなければリベラルの言説も響かないでしょうね。自民はようやく重い腰を上げ始めましたが。 個人的な観察としてはそもそも140文字では「議論」は成り立たず「悪意の応酬」が起きるだけな印象で、左派は「譲れないライン」が多すぎて、さらにドミノ理論の信奉者なのか0or100ですぐに「ナチスだ!」とか最大級の悪句をいうものだからオオカミ少年化と”あ、こいつら話通じない”というものを感じますね。 こうした自分と違うヒトを悪魔化するのは、左派だけでなく右派もそうでしょう。それこそゼノフォビアもそう。 私はベンジーなんかもそうなのですが、自分と異なる政治思想を持つ人も「この国を好くしたい」と想って投票行動を考えているのだから、相手を悪魔化はなるだけせず、ヒトとして相対したいですね。そのためにはSNSの短文では不躾で居丈高に意見を押し付けることになるし、上に挙げたような長文をなんとか読んでいただいて自らの中から内発的に考えてもらうことと、実際に必要な不良外国人に対する施策が要るだろうなと。 さてそんな中で不法滞在者や外国人による犯罪などは本当に増えているの?ICU准教授の橋本直子さんが日本にいる外国人と政策の実態をデータ&出典付きで解説という非常に興味深いtogetterがあって。 データ自体もかなり興味深くみれたのですが、それに続くコメントでexマッキンゼー・ex船井総研等の経営コンサルタント・思想家の倉本圭造さんの連続ポストが非常に共感を呼ぶというか、このデータもそうですが、右翼左翼両方が虚心坦懐に読むに値するなと想って、以下にコピペします。 排外主義も●●ファーストも「世界的現象」で、観点によれば欧米の方がむしろ酷いぐらいなのに、日本の左派はいちいち「日本」という単位をディスろうとするクセがある。本当に「変わってほしい」相手にメッセージを届けようとする時にその「相手」をディスるとか頭おかしいのかと思う。 外国人問題で「データ」を「説得」に使う場合のより本質的な注意点としては、「マクロなデータ」と「n=1がその人の人生にとっては全て」という現象の間をどう繋ぐのかという課題がある。 これは反ワクチン問題にも関連する重要な話なので少し長く語らせて欲しいが、例えば「犯罪統計的なマクロデータ」があったとして、それは非常に「平均に均された数字」にならざるを得ず、眼の前の人の「n=1に見えている風景」とは常に大きな齟齬がある。 その「齟齬」の部分を、具体とデータを往復しながら探っていく姿勢がないと、ただ「データで黙らせるコミュニケーション」になってしまい、余計に相手の「不信感・反発感」は増す。そしてこれは必ずしも「科学的」ですらない。 「科学的態度でもない」とはどういうことか?例えば、川口市の総人口に対してクルド人は1%もいないと考えられ、「川口市の犯罪統計」の数字を見て「全然変わってないじゃないか」というのはあまり「科学的態度」とは言えない部分がある。(クルド人が普通の人の100倍ぐらい犯罪するようにならないと、その数字に有意な変化は出てこない) これは私が確信を持ってクルド人の犯罪率は劇的に高いと主張しているのではなく(むしろそうではないと思っているが)、「クルド人に対する不安感を訴える住民に対して、川口市全体の犯罪統計を持ち出して反論する」のが、「さほど科学的態度とも言えない」事は明らかで、決して「はい論破!」できるようなデータではない事をまずは認識する必要がある。 「60万人の平均値」と、「その人のn=1では”人生のすべて”である、●●地区の何丁目から何丁目まで」との間のデータの扱いについて、あと一歩謙虚な振る舞いをするべきポイントがある。 実際、クルド人の犯罪率は過剰に印象化されている可能性は高いと思うが、例えば集住地区の近くにいる住民からは、例えば一例として「コンビニに停めていた自分の車のボンネットをベンチ代わりのようにした座って話しているクルド人の集団がいて怖かった」みたいな話はよく聞く。日本では「他人の車のボンネットに座る」というのはかなり強烈にマナーを逸脱した振る舞いで、「文化の違い」を適切に伝えきれておらず、お互い不幸な誤解になっている面があるほんの”一例”としてあげさせてもらったが、こういう例が川口の一部地域に住んでいる住民は日々体験している。「他人の車のボンネットに座るのが犯罪なのか」と言われたらそうではないかもしれないが、しかしこういう齟齬をそのままにしておいて良いわけでもないはず。 川口よりもっと外国人人口比率が多い地域はたくさんあるが、多くは日本の工場や農作業場で深い接点があり、こういう「齟齬」をちゃんと相互に伝え合って修正する回路が働いている。一方で川口のクルド人の場合は、難民制度に関連する色々な国家レベルのすれ違いによって、そもそも何人いるのか行政が把握できていないような無管理状態になっているし、歴史的に解体関連の自営業で「クルド人の内側だけで」暮らしており、こういう「細かい齟齬をすり合わせる」機能が働かず、「齟齬」が「齟齬」のまま放置されている。 要するに「問題はある」のであって、そしてその「対策」も、地道な共生策を積もうとする(リベラル派も保守派も含む)現場レベルの試みと、国家レベルの一貫した制度的取り組みと連携すれば、ここまで紛糾する前に解決できた可能性がある。 元スレッドの橋本先生はそういう方向の対策をずっと提案されています。要するに、「初手」のときから「住民の言い分に耳を澄まし」、「何か課題はあるらしい」という部分はちゃんと受け止めていかないと、彼らの気持ちを受け止めてくれるのはガチの排外主義しかいなくなって当然だということです。 そこに重要なのは、・平均値的なデータだけで「n=1の事例が伝えてくること」を押しつぶそうとしないこと・「相手の気持ち」を蔑視しないで丁寧に受け止めること・その上で、「データ」から適切な判断のレベル感を理性的に判断し、それを協力して断固として実行していくこと そして、こういう態度↑は、単に「住民のお気持ちに配慮して理性を捨てる」という話ではなく、むしろ「データというものの本質」に立脚した「本当に科学的な態度」を諦めない姿勢なのだということです。この部分で、「事例」側からのインプットを適切に活かしていく態度がないと、彼らのニーズは「排外主義」しか受け止めてもらえなくなる。 実際、僕がこういう記事を書いてバズった時に、「自分たちの具体的な課題解決を要望しているのに、初手で”差別主義者め!”と罵倒される状況の中で倉本さんの記事がすごくありがたかった」と川口の方によく言われました。また、かなりリベラル寄りで、「川口市でリアルに共生問題に関わっている」ような人からもメールをいただくことはあり、そういう「ちゃんと問題に向き合ってる」人は私が言っているような姿勢を当然のものとして見ているといえると思います。 要するに、蕨駅に集まって「排外主義を叫ぶ集団」も「反・排外主義を叫ぶ集団」も、「そこにあるリアルな問題」に向き合えてないことは同じだ、ということですね。(排外主義の方が一応は”その住民のニーズ”に立脚してはいるかもしれない) 左派が今真剣にやるべきは、「ほら見ろ!”川口市全体の統計”によれば犯罪は増えてない!はい論破!こいつらは薄汚いレイシストどもなのだ!困るねえ!」みたいな話をSNSで喚き散らして住民をさらに全力で排外主義の方向に押しやることでしょうか?それとも、僕にメールしてきてくれたような、「地べたレベルの共生策を積んでいるリベラル派」の人と連携し、具体的な共生策をより広範囲の制度的政策と連携させるような動きを政策化するように働きかけ、橋本先生のような専門家の知見と、住民のニーズと、国家レベルの政策とが有機的に連携するような情勢を作っていくことでしょうか?その事を真剣に考えていただきたいと思います。 ぶっちゃけ、ここまで揉め事になることで、クルド人がある程度「配慮」のある振る舞いをするようになった・・・という声を川口の人からチラホラ聞いたこともあり、こういう排外主義も一種の「コミュニケーション」の一環だというちょっと荒っぽい感覚が自分にはあります。そうやって全力でぶつかりあう中で、リベラル派側から真剣に「地べたの共生策」を積んでいく流れがエンパワーされ、その進展度合いとともに機動的に厳格度を変化させる国家レベルの取り組みとの連携を作る論調を揺るぎなく作っていけば、その先にはじめて「良くない排外主義」を乗り越える道も見えてくるでしょう。 自分も微力ながらその一助となれるよう頑張っていくつもりですので、このスレッドをたまたま見た左派寄りの人は、もう一度真剣に考えてみていただければと思います。「あのムカつく保守派を攻撃」しても問題は決して解決しない。もっと「メタ正義」的な次元で、「今起きているリアルな問題に対して党派を超えて連携」しないといけないんですよ。 その上で、元スレッドの橋本先生のデータセットは、左右問わず大事なメッセージを沢山伝えてくれる。特に外国人の国保加入はむしろ日本人にとって財政的にありがたい状態になっている明確な証拠があるという部分などは注目に値する。(かといって、”明らかに意図的な不正”対策みたいなもの自体は制度への信頼感担保のためにやっていいと思うが) その他、日本の入管はむしろ世界一レベルにガチに仕事をしており、「不法滞在」自体は本当に少ない状況にあるとか、経済学の実証研究においては、外国人労働者の増加が国内労働者の給料を下げるという結果は支持されず、むしろ上昇する傾向があるという話はとても勉強になった。外国人労働者が増えると、経済学理論を荒っぽくそのまま適用すると給与水準の下げ圧力になるように思えるが、実際には現場レベルの単純労働を埋めてもらえることで、全体としてより「高度な職」に付ける人材的余力が生まれることが給与水準の引き上げに寄与するらしい。 こういう「データ」の知見は大変大事で、保守寄りの読者の人も「なるほどそうなのか」と発見するポイントが色々あると思う。あとはそういうデータによって「現場レベルに起きている具体的な齟齬」を「黙らせる」使い方をするのではなくて、「現場レベルの事例」と「マクロなデータ」を往復しながら解決策を見出していくような姿勢、そういう発想ができる人は全員というレベルで真剣にシェアし、団結して解決を目指していく流れによって、ただ「右と左の罵りあい」をxでやってるだけで何か意味あることしてるつもりになってる人たちを置き換えていくことです。(UQ 非常に上手く言語化されていると想うし、もし左派・リベラルが本当にエコーチェンバーの外の相手を説得したければ実効性のある提案であると想いましたし、逆に保守層にとっても虚心坦懐に色々な立場からの意見を聴く事は重要だと想います。 個人的には保守層に対しては、神谷の「在日米軍撤退」の発言を拡散すればかなり奴の異常さがみえると想うし、あるいは「中露に原発を攻撃され本州に住めなくなった時に、排外主義をしていたら海外はどう思うか想像してみてください」というのは結構伝わるかなと思います。 もし異者を説得したいなら、相手にも響く言葉や態度で。普通選挙は誰しも一人一票の権利なのですから。 #
by wavesll
| 2025-07-11 19:05
| 小噺
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