Ballake Sissoko | Impro 1 | A Take Away Show
バラケ・シソコはマリの伝統楽器コラヲを代々演奏するグリオの家系に生まれたミュージシャン。
コラとは、長いネックにヒョウタンの胴、そして21本の弦が特徴の伝統的な民族楽器。
ハープやギターの原型とも言われ、弦を両手の親指と人差し指でつまみ弾く様に演奏
するその音は、アフリカの民族楽器の中でも最も美しい音色と言われています。
世襲制集団"グリオ"の家に生まれたバラケ・シソコは、1981年のデビューより
Alboulkadri Barry、ロキア・トラオレ、FangaDiawaraなど様々なジャンルの
アーティストとの共演を重ねるなど新時代を代表するコラ奏者です。
これまでに5作のアルバムをリリースし、2009年に発表したフランスのチェロ奏者/
プロデューサーのヴァンサン・セガールとの共作「チェンバーミュージック」は
インストゥルメンタル作ながらフランスで大ヒットを記録しました。
また、同作品でヴィクトワール・ド・ラ・ミュージック(仏版グラミー)賞を獲得。
ヴァンサン・セガールと共に世界中で200回ものコンサートを行い、2010年5月に初来日し、
その格調高くエネルギーに満ちた演奏が高い評価を得ました。
先週末、ヨコハマ創造都市センターでライヴがあったことで知ったのですが、これは素晴らしい。天上へ鳴り響くような調べに酔いしれました。
アフリカというとリズム主体の音楽のイメージがありますが、これは多くの人に受ける音楽なのではないかと思います。