本日、21:00開始の赤レンガモーションブルーヨコハマでのオマール・ソーサ カルテットのライヴを観てきました。
ブルーノートやビルボードのような、食事をとりながら音楽を楽しめる箱には初めて行ったのですが、その贅沢な雰囲気はとてもいいですね。気分が上がりました。
15分前位に着いた時にはDJが皿を回していて、既に客席はほとんど埋まっている状態。何度か席を変えてもらって結局ステージをみて右側の中央の前の辺りの席から見ていました。
今夜の編成は
Omar Sosa(p,fender rhodes)QUARTETO AFROCUBANO[Leandro Saint-Hill(sax,fl)、Childo Tomas(b)、Ernesto Simpson(ds)]
。
冒頭からドラムが飛ばす飛ばす!獰猛と言っても良いくらいのしなやかな野性を感じさせます。
正直このドラムのかっこよさはサマソニでみたジョンスペに勝るとも劣らないくらい。
ドラムがかっこいいバンドは大抵いいのですが、このクアルテートは他のメンバーも凄腕ばかり。ピアノとフェンダーローズで魅せるオマールも凄かったし、主旋律を奏でるフルート/サックスもカッコ良かった。そして民族衣装で爪弾くベースもしっかりとバンドサウンドを支えていて凄い。銀河が舞い降りたような素晴らしい夜でした。
途中で観客の女性を舞台へあげてダンスしたり、みなで『じぇじぇじぇ、もーろー』と合唱したり、わきあいあいとしたステージもありながら、圧倒的な音で深淵をみせてくれる曲もあったり、天球の営みをみるような吹き抜ける曲もあったりで、聴きごたえ抜群のライヴでした。
オマールさんをみるのは数年前池袋のHMVでのインストアライヴ以来だったのですが、今回の方が凄かった!サウンドが進化していて、『鍵盤の魔術師』の異名を体現したライヴでした。このバンドはまた見たいです。今年のベスト級の体験でした。