恵比寿リキッドルーム2FのTIMEOUTダイナーの横にあるスペースKATAでのteebs展に行ってきました。 大体7時前あたりについて、入口の物販の処でバッチ型音楽プレイヤーを受け取ります。中にはteebsがこの展覧会の為に用意した20分間の音源が入っています。うむ、いい感じ。 中は写真自由だったので結構撮っちゃいました。 どれも印象的だったなぁ。 ロビーへ出ると、なんとteebsが飲んでる!通訳らしき人と話してるのをちらちらみてて、意を決して話しかけてみました。「もしかして、teebs?」「貴方の音楽に感動しました」「とてもクールな音楽だった」とかつたない英語で話しかけ、向うもクールとかいってくれたけどようわからんかったのが悔しい!握手して、新譜『E S T A R A』を見せたら喜んでくれた! 一旦恵比寿駅まで戻ったのですが、20:00からレセプションがあるのでやっぱ行ってみるかと引き換えし、レセプのワインを飲みながらスピーチを聴きました。会場は人で一杯になってました。 この展覧会はLAでやったものを東京に持ってきたもので、『訴えかけるモノ』を基準に選んだレコードのジャケに描いた作品を展示しているとの事。2万円から作品自体も売っているそうです。 Teebsの写真まで取らせてもらって、「Brainfeeder4に行くよ」と声かけて、帰ってきました。やー、ロビーで握手できた時は感動したなぁ。5月の新木場が楽しみです。 この展覧会は明日までで、明日はteebsを交えたトークイベントもあるそうですよ。 追記 やー、今日も来ちゃいました。会場で聴ける音源が気に入ってしまってまた聞きたくて(なら買えよ グッズとしても魅力的だったんだけれども。でもこの音源はこの展覧会の空間で聴くのにとどめた方がスペシャルな感じが保たれていいのかなとも思って。 じっくり音源を堪能しながらアートをみてました。レコードジャケに上書きしたコラージュ作品、なかには松山千春のレコードもあったそう。俺気付けなかったけどw で、わざわざ2日連続して来たもう一つの大きな理由が、teebsのインタビューが行われたのです。渡辺克巳(BRUTUS)さんの呼び込みでteebsと竹村卓(ライター/編集者)さんが入場し、竹村さんが質問する形で進みました。その後観客からの質疑応答もあって、結構観客の皆さんからのteebsへの質問がツボをつくものだったりして面白かったです。 以下に思い出せるところをつらつらかきたいと思います。 幼少期はどんな感じでした? カリビアンミュージック、ジミヘンドリクス、ジェイムスブラウン、ダンスミュージックなどが好きだった。 人に対し気配りする子供だったが、付き合っていたのが悪がきたちが多かったのでトラブルなんかも起こしたりしてた。 絵を描き始めた後に音楽を作り始めたのですよね? 最初はアクリルなんかの安価な素材で描いていた。今回の様なコラージュ作品を作るようになったのは、サンプリングで音楽を作っていることと関係しているかもしれない。素材を探して加工するという行為は関係あると思う。 今回の展示の絵は全部で400点あって、50づつアルバムのように纏めている。4というのは自分にとって大切な数字で、絵の中にある4つの矢印なんかも自分のしるし。 今回使ったレコードは、水でぬれてたり汚れたりして安く売っていたのをたくさん手に入れて加工したもの。 この展覧会はこの後オーストラリアとロンドン、サンフランシスコでも開かれる予定。 Ante Vosというタイトルの意味は何ですか? 作品が作品になる前という意味だったり、作品として完成する前のもとのレコードの意味だったり重層的な意味。 地元ロサンゼルスはどんなところですか?そこから作品に影響されたりすることはありますか? LAは砂漠にあるオアシスみたいな巨大な街でいろんな人たちがいる。影響を受けていると思う。音楽とか、画家とか面白いけれど、LAの全てが好きなわけではなくて、ハリウッドなんかは整形されすぎで好きじゃない。 何か影響を受ける様な好きなアーティストはいますか? レイ・バービーとクートマが好き。影響を受けていると思う。またスケボーからの影響を受けることもあると思う。またアーティストからは作品からというよりもパーソナリティから影響を受けることの方が大きい。アーティストは何でもやっていいわけではなく、自分の作品い責任を持つべきだと思う。 色々なアーティストとコラボすることがありますが? 基本的には一人で創っているけれど、絵でも音楽でもコラボすることはあるし、機会があれば今後もコラボしていきたい。 日本はいかがですか? 日本は好き。おにぎりは最高。今回の来日は仕事じゃなくプライベートで、昨日は2時まで飲んで朝築地に行ってその後お台場でガンダムみてきた。火曜には京都にいく予定。 今後の予定は? 5月のbrainfeeder4ではライヴペインティングをやる予定。今年中にミニアルバムをもう1枚出したい。またprefuse73とまた何かやりたい。 絵は、あらかじめ構想を決めて書くものですか?それとも感覚で? 特にあらかじめ決めて描いているわけではない。それで失敗することもあるけれど、それも味だなと思っている。逆に音楽は作りこみできる。でもやはり失敗も味だなと思う。 dablabのInto infinityは今後も続けますか? 続けたいと思っている。 絵の花とかのマークにはどんな意味があるのですか? 花のマークは、花は人をいい気分にさせるし、絵をかいた時にこのスペースに花があったらいいなと思ったところに描いている。その作品のイメージをまとめる感じで自然に書いている。内なる自然に従う感じ。 以上、記憶違いや抜けもあるかと思いますが、トークを思い返してみました。インストモノは歌詞がないのでこういう形で意図などをしれるのは興味深かったです。自分はteebsの音楽に桃源郷的な居心地の良さを感じて快楽性を見ていたのですが、彼自身はただ刺激を求めてそのためには何をやってもいいというよりももっと人間性を大切に考えていて印象的で感銘を受けました。絵と音楽の相乗効果で非常にいい刺激を受けることのできる展覧会を開いてくれたteebsとスタッフの皆さんに感謝。
by wavesll
| 2014-04-18 22:03
| 展覧会
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