twitter等でも話題になっていた大友さんの回の題名のない音楽会がYoutubeのおすすめにでてきて観ることが出来ました。
内容は数多の名言が飛び出したいわゆる神回で、ニヤつきが止まりませんでしたw
例えばTVの砂嵐の部分をノイズミュージシャンに担当させてほしいだとかw何しろ日曜の朝にメルツバウがかかるのはさいこーでしたね。
そして見ていて途中で思っていたのは、ノイズ好きという人種は本当に少数派で、多数派は理解できないで変人がいるなぁというような嗤いがでてくるんだなぁというどうしようもない多数派の暴力の寂寥感でした。その中で社会性を持つにはユーモアを挟みながら笑いによって共通理解をつくる。なんか昔サークルの友達とカラオケ行った時に、ネタカラオケで場をつないでいた自分を思い出して(いやそれによってかなり自分のカラオケ力は上がったのですが)"理解され得ぬ側"に自分もいるのだなぁとしみじみ思ってしまいました。
しかし音楽に真摯に向き合うという意味で、最後にはノイズは認められたし、ノイズというのは常に"いい普通の枠内の大人"からは理解され得ぬ前衛性だからこそノイズであり、それがノイズ好きにとってはアイデンティティになっている。好きな音楽というのはその人の人間性をも表していると知り、胸が熱くなってしまいました。
まぁ、胸が熱くなってしまったと書いたはいいのですが。自分のそういう音楽への幻想は近年大分薄れていて、特にロックの歌詞に惚れこむというよりはサウンドによる快楽を追い求めていくようになったアラサーからすると、まろやかでありながらも冒険的な大友さんの芯の強さに素晴らしさを深く感じる30分でした。
というか題名のない音楽会、Youtubeに上がりまくってるんですね。これは鉱脈かも。とりまメルツバウのBATTOUTAIなかなかイケてますね。