
家に入っていたチラシで知った
東神奈川のサティのとこの公会堂でのタンゴのフリーコンサートに行ってきました。
13:30開場14:00開演で、会場直後に着いたらもう大分埋まっていて、開演近くには500席がほとんど埋まっていました。ジイサンバアサン、良いの知ってるなぁ。
小川紀美代(バンドネオン)、上原千陽子(ヴァイオリン)、長浜奈津子(朗読)による演奏、非常に良かったです。司会の女性がタンゴに朗読が入るのは珍しいといっていましたが、
『ブエノスアイレスのマリア』で入った者としてはとても入り込みやすかった。スペイン語を交えた日本語による朗読が、アルヘンティーナの熱情を伝えてくれました。序盤の『首の差で』なんか凄く良かったです。
またタンゴ以外の楽曲もやっていました。バンドネオンはドイツで生まれ、船で讃美歌の伴奏として使われていたそうで、そこから『G線上のアリア』をやったり。第二部で披露されたアレンジ効かせヴァイオリンがガンガン切り込む『コンドルは飛んでいく』は今回のコンサートの一つのピークでした。
それにしてもタンゴと言えばこの楽器、バンドネオン。7kgもするらしいですが、蛇腹の畳まれるバラっとした音や、ボタンを押すカチャっとした音も音楽の構成要素として面白い。打楽器的というかパーカッション的な一面に津軽三味線の撥を想ったり、足で打音する姿にフラメンコの手拍子を想いました。メロディだけでなくリズムも鳴らすというのは魅力の一つだなと。近くで生で体験できて良かったです。
本編最後でブエノスアイレスの写真がスクリーンに移される中『リベルタンゴ』が披露され、アンコールでは『ラスト・タンゴ・イン・パリ』。これが良かった。このアンコール今日の白眉でした。
休憩入れて2hのステージ。これがロハなんですから素晴らしいですね。いやいや、CD買えよという感じでもありますが(苦笑。公会堂のチラシ入れに入っていた4月の箏・尺八・三味線のコンサートも気になりました。