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初DOMMUNE ハチスノイト live at 万有音力の法則現地レポ+帰宅からの中央ヨーロッパの最前衛!

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行ってきました。DOMMUNE。恵比寿と渋谷と表参道からちょうど同じくらい離れた閑静な住宅街の地下にそのクラブはあります。

月木で毎晩クラブの生中継配信をしているDOMMUNE.現地でも1500円で生で見れると聴いて、せっかく首都圏に住んでるんだから行きたいなぁと思っていたのですが、最後まで見ると終電を逃してしまうこともあり、また19-21時の前半はトークが多いため中々行く機会もなかったのですが、今夜は5hぶち抜きライヴ回。更にハチスノイトさんも出るという事で思い切って仕事帰り行ってきたのです。

定時上がりし表参道からコンビニ寄りながら開場時間の18:50過ぎにつき、2重扉を開けもう一つドアを開けると、そこにはかなり狭い空間に人と器材がぎゅうぎゅうに置かれてました。どうやらまだ開場できる状態じゃないと。外で待っていると、中にいた外人集団がスマホを持った青年に道を聴いてるみたい。「コンビニ?」と訊くと何か食べれるところに行きたいと。

DOMMUNEの立地の玉に瑕な処は、ほんと周りが住宅街過ぎて表参道方面に一件セブンがある以外、ほんと何にもないんですよね。この道を真っ直ぐ行くと恵比寿だよと伝え、彼らは恵比寿方面に歩いていきました。青年に訊くとやっぱりGRUN GRUNのメンバーだそう。今夜の後半のメインアクトです。

と、開場し、中へ。やっぱり狭いw映像で見てると渋谷クワトロより少し狭いくらいなのかなという印象だったのですが、全然狭い。六畳のトーク&ライヴスペースと、DJブース、四畳もないくらいの立ち見スペースとバーカウンターといった具合。今夜は特別器材が多いらしく、立つ場所も限られるくらいでした。

というか、周り関係者だらけで、純粋な客って俺だけなんじゃないかw?くらいスタッフとミュージシャンが動いてました。あ、カウンターに白人の父娘が座ってました。なんかDOMMUNE、海外向けの観光サイトに載ってるらしいよなと想いながら近くにいる人と今夜のお目当てを聴き、自分はハチスノイトが目当てで、大久保のブエナという所で知ったんですよと話していると、何とそこにブエナの店長、ハルさんが!

ヘンミモリさんの展覧会で御邪魔していたんですと挨拶しているとハチスノイトさんも会場入り。何と少し話すことが出来ました。すげー美人でした笑CDのジャケとDOMMUNEの動画だとちょっと感じ違う美人だなと思っていたのですが、生だとまた違った印象の美人さんで、やー、まさか話せるとは思っていなかったので、馬鹿正直に開場時間に来たかいがあったなと嬉しかったです。

そしていよいよライヴがスタート。
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トップバッターの松本一哉さんが青銅?鉄の鐘でガムラン的というか金属の打楽器音を鳴らし神秘的に場が始まりました。

実際生の現場は、ほんとスタジオ観覧というか、撮影現場にお邪魔している感じなんだなと思っていると、biskさんのプレイが開始。軽快なピアノとでも浅くないビートで場を盛り上げます。

そしてその次の浅野達彦さんのプレイが物凄かった。
最初はアコギのソロだったのですが、アコースティクなのにサイケデリックという深い演奏。そしてギターをエレキに持ち替えてサンプラーを五本指靴下で操作しながら弾き鳴らすのは時にトロピカル、時にブルージーな響き。この方は今回初めて知ったのですが、これは凄い。凄腕ソロギタリストということで前にサマソニでみたトミー・エマニュエルを想起するくらいの印象的なライヴでした。

そしてハチスノイト。DJブースでハルさんが操作し、ハチスさんの声を重ねてその場で多重コーラスを形作っていきます。こーれがね、凄すぎた。
ハチスさんの高音から低音まで、端正な声から野性的な声までの音色の廣さ。その存在感の人知を超えてる感じ。先程美人だったと言ってましたが、舞台の彼女はもう、物の怪ですね、唄のもののけの姫でした。荘厳と獰猛を同時に感じることがあるとは、圧倒されました。

野性味を感じる発声や声の重ねには、ブルガリアンヴォイスのエッセンスなんかも感じましたね。チベットの声明みたいな低い声も出るのが驚き。逆に中高音の端正さはヨーロッパの教会音楽を想い起さされました。そこにサンプラーなどが組み合わされて21世紀の音になっているという。ヤバかった。またライヴ行きたい。なんでもハチスさんの話だと最後にVeraさんのサポートで皆がまた出てくるとのことでした。丁度帰宅したらPCでみれるかもしれないと言い残し、ハチスさんが終わったところで一旦帰路。

電車に乗りながらTLをチェックしてると今沢カゲロウさんもスゴカッタみたいで。Youtubeでみてみたらやーばいっすねこれは。ベースの鬼だこりゃw

家に着くと丁度Vera Jonasさんがやっていました。というか、開場にいた子じゃないか、あの空間ヤバいなw
オーソドックスなフォークロックから実験的なアシッドロックへ移り変わっていくのが良かったです。

そしてGRUN GRUN。客席の床に広げてあった器材にあの兄ちゃんたちが群がっているwメンバーがやってたっぽいアクトの合間のDJも雰囲気のある女性ヴォーカル物で良かったです。

そしてライヴ本体は、素晴らしかった。日本人女性ヴォーカルを迎えての実験的なアンビエントのライヴだったのですが、空間の神秘粒子がどんどん濃くなっていくような音像。こんな凄いなら会った時もっと握手とか声掛けとかすればよかったwでもライヴ開始23:50越えていたので、みてたら終電逃してましたねw家で見れてまずまずOKって感じです。

そして今もDOMMUNEかけながらこのエントリを書いてました。すげーいい夜をありがとう、DOMMUNE.最後に、宇川さんの笑顔が優しすぎたことを書き記し、明日の為にシャワー浴びに行ってきます。夜は長い人生は短い、ハードに遊んでかっちり仕事し、また明後日には週末だ☆
by wavesll | 2015-05-14 00:56 | Sound Gem | Comments(0)
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