根津駅で降り、弥生美術館で開かれている、
日本の妖美 橘小夢展に行ってきました。
やぁ、この規模の美術館では、かなり好い方の展示だったのではないでしょうか。
このサイトで見た『地獄太夫』に魅かれ、ついつい観に行ってしまったのですが、他の作品も良かった。
橘小夢(さゆめ)さんの作品に関する具体的な解説は、
NHK視点・論点にて学芸員さんが語られているので、個別に好かった作品の感想を。
『水妖』は蛇に巻き付かれた人魚の造形がクリーチャー感があり好感。『花魁』の妖美、緑の下唇にやられ、『着物図案 秋草に蝶』の幻想的な灯りにやられましたた。そして『地獄太夫』。瞳の真っ直ぐな輝きにしゃんとさせられる。60を越えて代表作を描くのは凄い。web上でみられる画像よりも生で見ると鮮やかだし、屏風絵なのでサイズも大きいし、なによりこの瞳の輝きは是非見てもらいたい。お薦めの展覧会です。
また、このチケットで姉妹館の竹久夢二美術館と、常設の高畠華宵の展示も見られ、これもなかなかでした。少女漫画の世界というか。中のパネルに大正・昭和の女学生の流行語が書いてあって、彼女たちは嬉しい時"ゆずゆずした"と言っていたそうです。可愛いなw流行らせたいww
ちなみに、オマケで根津駅から美術館へ行く途中にこんな石碑がありました。弥生土器って弥生という所でみつかったから弥生なのですねー。知らなかった。