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十月最終日 死者の日 in 日本@セルバンテス文化センターで心温まる

みなさん、ハロウィーンお疲れ様でした。
自分もハロウィンパーティーに仮装で参加したり、その足で渋谷へ行ってみたりしたのですが、昨日一番心温まる体験となったのは、市ヶ谷のセルバンテス文化センターで、在日メキシコ人協会のみんさんが行った『死者の日 in日本』というイベントでした。

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死者の日(Día de Muertos)というのは、メヒコに於いて先コロンブス期から行われていた祖先信仰と、キリスト教の聖人の日が融合し、10/31、11/1、11/2に行われる、日本でいう所のお盆のような祭日らしいです。

会場にも、オフレンダと呼ばれる祭壇が飾られていました。髑髏は砂糖製だそうです。
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また死者の日のキャラクター、"ラ・カトリーナ"と呼ばれる骸骨貴婦人をテーマにした写真が展示されており、髑髏の百花繚乱というか、非常にこれが良かった。この写真を撮った3人の写真家たちもいらっしゃっていて、特に入墨が刺激的な美人さんに拙いスペ語で Yo gusta ellos fotosとか言ってみましたwマトリックスのトリニティみたいな美人さんだったなぁ◎

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その後、OPの後にアルフォンソ・ガルドゥニヨ・アルサベ教授による、メキシコで信仰されている死後の世界、ミクトランについての解説がありました。
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ミクトランは何層にもわかれており、日本でいう地獄と似ていますが、もっと自然を感じさせるものでした。最初は美しい川が流れるところから始まり、どんどん自然条件が厳しくなってナイフのような風が吹きすさぶ層や、飢えた獣が跋扈する層もありますが、最後には永久の休息の地に辿り着けるという説明がありました。とはいっても解説は全てスペ語だったので、展示のパネルを見ての理解でしたがwと、いうかこのイベント、参加者の半分以上メキシコ人っぽい人たちで、なかなかにディープな処に来てしまったなとwkwkさせられましたw

その後、長谷川ルミさんとオマル・リオスさんによるメキシコ伝統舞踊が。
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戦士に扮したオマルさんが脚につけていた木製の楽器、いつかWWWでみたマリアナ・バラフさんもつけてたなぁ、あっちではメジャーな楽器なのかも。このイベント、けたたましさがなく落ち着いていて、派手さはないけどいい感じ。会場にはラ・カトリーナに扮した婦人もいらっしゃいました。
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この後会場では子供たちの為の紙飾り作りやイベントがあるとのこと。私は友人と合流するため一旦半蔵門駅へ歩きました。ここら辺、市ヶ谷や麹町、半蔵門なんかは徒歩圏の位置関係なのですね。フレッシュネスバーガーで昼食べたら飴ちゃん貰えましたw

さて、再びセルバンテス文化センターに戻り、テキーラでカンパイ。挨拶にMAZDAの人が出てきて、酒の席に車メーカーとは何故w?と想ったのですが、MAZDAの工場がグアナファトにできたそうでその繋がりだそう。最近のMAZDAデザインはかなり好きなので、こんな繋がりも嬉しいですね。死者の日にアフラ・マズダが訊ねに来た、なんてねw

その後、短編CGアニメを鑑賞した後で、マヌエル・アビレスさんによるラ・カトリーナの起源と解説がありました。
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ラ・カトリーナは20世紀初頭に漫画かであり映画監督だったホセ・グアダルーペ・ポサダに作られ、それを1947年に画家ディエゴ・リベラがリバイバルし、世に広まったそう。(ちょっとここら辺うろ覚えですが)。この後アニメがあったのですが、我々はここで会場を後にしました。

ポサダが描き、ディエゴがリヴァイヴァルし、そして今こうしてアートフォトが撮られている。この感じがちょっと琳派を感じました。
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これなんか東村アキ子が描きそうな感じですねw
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セルバンテス文化センターを後にした後、神保町で本屋巡りをして、銀座で海老名の発泡SAKEを飲み、大阪のアンテナショップでごぶごぶ見ながらたこ焼き食べて、新橋でランボルギーニの大群に遭い、ハロウィンパーティーという名の異業種交流会に隅っこ族として参加し、Shibuyaへ。

どんどん祭りがインフレーションしていった十月最終日でしたが、一番精神性と温かみがあった、死者の日in日本が、いいホームパーティに参加できたようでとても良かったです。去年の渋谷ハロウィンは結構楽しかった思い出がありましたが、こんな混んでは楽しむも楽しまないもないなぁ、来年は渋谷にはいかず、川崎や池袋に行くかもしれません。個人的には十月最終日の先端には死者の日を推しますね。ちょっと変わった神無月を過ごしたい方には、是非。11/2gが死者の日の本祭でメキシコ大使館でイベントがあるそうなのでお薦めです^^

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by wavesll | 2015-11-01 15:41 | 小ネタ | Comments(0)
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