Joaquin Cortes 1996 - Gypsy Passion
今まで海外旅行でその土地のショウを幾つか見たことがありましたが、旅先で見たステージで一番心に残っている演奏は、スペインへ行った時にグラナダの丘で見た、土着っぽいフラメンコでした。
暗闇に照らされた舞台で、ダンサーの手拍子、タップ、フラメンコギターそして、フルートが唸りをあげ、熱情で漆黒を切り裂き焔をあげる…。その後別の街のもっと大きな会場でショーアップし洗練されたフラメンコステージも見たのですが、あの暗闇のなかの熱情には勝ることはありませんでした。
帰国後暫く、あのフルートの効いたフラメンコ、円盤で聴けないものかと探し回ったのですが、結局あのような演奏は見つからず…肩を落として、暫く経ってフラメンコのことを忘れていた時にひょんなことから出逢ったアルバムが
Joaquin Cortes & The Gipsy Passion Band「Live From Montreux」 でした。
このアルバムには非常にいレヴューを書かれている方がいて、私も確かこのレヴュー読んで買うのを決めた気がします。高次元でフラメンコの熱情をポップに昇華していて、非常に好きなアルバムです。
この熱情や流麗さはブラックミュージック的な熱さにも通じるものがあるというか、それがフラメンコというスタイルに濾過されていて、ラテン・ファンクな名盤ともいえるかもしれません。そしてグラナダのあれとはちょっと感じが違うのですが、フルートも入っているのです!フルートの掠れがメロディに乗るともう何ともたまりません。
で、今日このアルバムを聴きながらDongwonというメーカーの韓国海苔食べたら思いのほか合ったというwフラメンコに韓国海苔、案外イケルなとw
ただ、"これは意外性があって良いネタ出来たぞw"とYoutubeでホアキン・コルテスのLive動画漁ったのですが、あんまり韓国海苔と合わないのばかり…アルバムは合うので、お薦めです!
というわけで冒頭に挙げたLive動画に合わせたいのは
最近はまっているハイニッカを炭酸水で割った自家製ハイボール。同じ炭酸系でもフラメンコの艶にはビールよりハイボールの方が色気が合う気がします。ハイニッカ自体、こんなリーズナブルに美味いウィスキーは初めてで、店に在ったらストックに買っておきたい位気に入ったのですが、ハイボールにすると艶のある甘みがまた際立って美味しいので、お薦めです。