一昨日から起きている熊本を中心とした震災、金曜の時点では、
"オザケンの音楽の強迫観念的なハピネスへの求めかたで今バランスがとれるような癒しを感じる"とぬかすとか国芳国定展に行くような気楽さを示せたのですが、今朝の報道をみると、どうにも辛くて。
そんな靄を抱えながらも、
コーチェラの中継をつけると、カマシ・ワシントンが飛び入りしていて「おっ」と思ってしまったり。GALLANTのファルセットが素晴らしかったし、OF MONSTERS AND MENは普通に好かったし、THE LAST SHADOW PUPPETSもちょい見できたし、SUFJAN STEVENSの米国版小林幸子かというような衣装演出と音にほぐされ、THE KILLSとSAVAGESの女性による痺れるようなRockに心弾まし、ELLIE GOULDING普通にいい歌だなと思ったり、UNDER WORLDの裏で圧倒的な火力を放つJACK Üにパナすぎると思ったり、Youtubeで一番パンチが効く響く音楽はEDMだなと想ったり、M83にJACK Üとは異世界が広がる静謐さを味わったり、そしてLCD SOUNDSYSTEMをかけていたのです。
ただ、やっぱり、罪悪感とはいわないけれど、こんなに楽しんでいいのかな、俺…。と思ってしまうというか、 偽善的にも偽悪的にもなりたくないのですがが、こうして国芳国貞とかコーチェラとか楽しんでることに澱みがあったから、楽しい気持ちでいるために、微額ながら募金しました。こういう時セブンが対応が早くて流石だなと思いました。
もともと、自分は311の時とかに感じたのですが、震災が起きた際にTV局が震災で埋め尽くされることに逆に脅迫されている感を覚えるというか、テレ東が流すバラエティ等に気が晴れた人間で、アニメとか子供のために流すのは公共性があるのではないかと思っていたのですが、今回、癒されるを超えて自分から楽しみをこういうときに求めてアクションすることで、逆に、楽しむために何か震災被害の為にしたく動かされることもあるのだなと思いました。
追記:
こんなにも地震が頻発することに驚きを禁じ得なく、東日本大震災の頃のこと、大分記憶の彼方だったのだなと想います。恐ろしい思いをしている九州の皆さん、そして、未だに仮設住宅で夜を越えている東北の皆さん、ただただ、力になりたいと、ただ想います…。募金くらいしか思いつかないけれど…。せめてものことを何かできないか考えて、行動で示せたらな、と想います。
また、荻上チキさんが著した『災害支援手帖』が今、全文公開されています。私の様に何かしたいけれど、何をすればいいか良く分からない人には助けになる本だと想いました。「義援金」と「支援金」の違いなど、基礎っぽいけど自分は知らなかったことがイラスト付きで分かりやすく解説されていました。