Team East Wind's Challenges in Patagonian Expedition Race '11 & '16

一昨日再放送されたハイビジョン特集 シリーズ極限を駆ける「パタゴニア 世界の果ての冒険レース」に続いて本日放送されたザ・プレミアム「グレートトラバース外伝 田中陽希 絶景のパタゴニアをゆく」をみました。
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パタゴニアン・エクスペディションレースは男女4人チームで10日間、南米パタゴニアの大地を踏破する冒険レース。これに2011年に挑んだのがハイビジョン特集。

マウンテンバイク、カヤック、徒歩を駆使し、獣道すらないパタゴニアの原野、湿地、山嶺を不眠不休に近い状態で越えていく。闇の中でも密林を進む…!GPSは禁止。3日間で睡眠時間1時間と90分。ありえない超人レース…!

途中で女性メンバーが肋骨を折っても、説得し継続、最後は目標の五位をチーム一丸でゴール!何というか、ちょっと頭が狂っているというか、平穏な日常からはかけ離れたその戦いをみて、山に挑む人間の気持ちは、ちょっと螺子が5、6本取れてないと無理なのかなぁと想ったり。

そして、そのメンバーの一人だった田中陽希さんはその後日本百名山人力踏破、日本二百名山人力踏破を成し遂げます。このグレートトラバースという番組は時々見ていて、先の番組でもああヨーキさんだと思ったのです。

'11年の陽希さんはリーダーにイラついたり、未熟な姿も見せていましたが、本日のグレートトラバース外伝では成熟した姿を見せていました。率先して疲れをみせる女性メンバーの荷物を持ち、マウンテンバイクでも風よけになったり、チームをまとめるその姿に人間的成長を感じました。

誰かが"精神力の8割は体力"と言っていましたが、百名山踏破、二百名山踏破を通じて一回りも二回りも大きくなったなと。凄いなぁ、俺も体力付けることを意識していかないといかんと想いました。

今回のチーム・イーストウインドの目標は1位!前回の放送から毎年挑戦してきていて、何度も2位を取るまでに実績を重ねていたのです。

そしてアメリカチームを抜き、遂に一位でチェックポイント通過…!しかし、その瞬間から今まで感じたことのなかった"追われる怖さ"に焦り、チームリーダーが自転車走行中に転倒、頭・首を強く打ち、病院に搬送されてしまいます。

もう駄目だ、レースは終わりだと誰もが思いました。しかし翌朝、リーダーは体が動くと。再挑戦すると!おいおいまじかよ!という展開。

更にレースに復帰すると天候悪化でカヤックコースが足止めされていて、1位のアメリカチームを除きまだ並ぶ位置に!

しかし、リーダーの体調は悪化、さらにその後にもう一度首を痛めてしまい。リーダーは悔しさで涙しながら、救護班が待っている次のチェックポイントで、日本チームはリタイアすると決めました。陽希さんもそれを促す、、。うん、生きてこそ勝利…引くのもとても大事なことだと思いました。

しかし、さらにレースはめぐります。チェックポイントで告げられたのは、「天候悪化により明日のレースは休止、リタイアは今決めなくてもいい」。そして翌々日、カヤックを準備する日本チームの面々がいたのです。もうね、理解不能というか、矢吹丈を視たホセ・メンドーサというか…もう、冒険にかける人は常人からすると狂気の水準で平静に戦っているのだなと…

慄きながら見ると、氷河の山越え、クレバスを跨ぎ、滑落しそうになる南アフリカチームを抜く…いつのまにかアメリカチームはメンバー負傷によりリタイアしていました。前を行くのはイギリスチームのみ…!

最終ゴール地点。最初に現れたのは…チームイーストウインドの4人!治療のための20時間のロスの為総合順位は2位ですが、トップでゴール!凄すぎる、壮絶なレースをクリアし笑顔、本当に、ある意味究極の贅沢というか、種の限界に挑む肉体を賭けた哲学を見せられた気がしました。

これには、正直なところついていけないところもありましたが、日本人、恐るべき民族だと想わされました。自分はここまで命がけでなにかをやれるかなとも。それは踏み入れたら戻れない修羅の道かとも想いながら、でも人間、30になっても40になっても肉体的な冒険はさらに上へ行けるのだと、一つある意味究極の希望と絶望をみた気がしました。ほんとにありゃあしたのジョーだ…!凄まじいものを観ました。
by wavesll | 2016-07-03 00:11 | 私信 | Comments(0)
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