昨年6月の尾瀬歩き振りに尾瀬へやってきました。


















尾瀬、行ってきました。ニッコウキスゲはピークから一週間ずれてたり、冬の雪が足りなかったり、鹿の食害にあったりで群生はみれなかったのですが一輪一輪綺麗に咲いていました。主に東電小屋の方にちらちら咲いてました。コオニユリや他の花々も綺麗で、特にアザミなんかよく咲いていました。
去年六月に白い花がコロポックルみたいだった水芭蕉、巨大に葉が成長してたり、
小川に揺れる水草に『惑星ソラリス』を感じたり。前回は雨の中で踏みしめる木道の音と、風音、虫の音、鳥の声が印象的でしたが、今回の音のハイライトは宿で泊まった人たちだけが楽しめる朝霧をみに4時起きで出掛けた時に響いた鳥の囀り達。
しんとする霧の湿原に鳥の声が吸い込まれて行く。全方向からオーバルに響くサラウンドサウンド。鳥の声群は木管楽器のオーケストラでした。
東京藝大音環 卒展・修了展 2016で聴いた22.2ch録音なら再現可能なのかな…?スマホで録っても雑音が入っちゃって全然でした。フィールドレコーディング、上達したい…!
そして光景では朝陽にきらきらする湿原の叢、そして日に照らされ白く輝く木道。美しかった。素晴らしい尾瀬の景色を楽しめました。
飲食では鶴舞う形の群馬県缶の一番搾りや、花豆ソフト、なかなか美味でした。宿で花豆の炒ったのも食べたが甘くて美味しかった。そして立ち寄りの湯で食べた夏野菜カレーも美味かった!尾瀬ってブランド豚もあるみたいです。舞茸も有名だとか。
朝方、ロッジの辺りを歩いているときに笛で鳴らされる『アヴェ・マリア』が牧歌的で環境にマッチしていたなぁ。都市と田舎だと聞きたい音楽の感覚も様変わりする気がします。
そして音楽ではもう一つ。車中のラジオが印象的な尾瀬旅行でした。
来る間に聞いたのど自慢が、ひいては返すラジオノイズが波の如しでエクスペリメンタル。ヴェトナム人の方の演歌も良かった。
そして帰りにかかったNHKでの大友良英さんがマレウレウを呼んで生で輪唱したのもトランシーだったし、一番ヤバかったのが首都高に入ったときインターFMでジョージとシャウラがフィッシュマンズの'96年赤坂ブリッツでの『LONG SEASON』をフルで流したこと!
首都高がソラリス化してました。湾岸線のトンネル内冷却の蒸気の中で“僕ら半分夢の中”、そしてトンネルを抜け横浜線に開けた時“口ずさむ歌はなんだい?”、光景が、白昼夢。
天気悪いなーと行くのを躊躇してたのですが、山小屋が空いていることが分かり行ってみたら天気にも恵まれ、楽しい連休となりました。
本当はコレみたいなニッコウキスゲの群生がみたかったけどwそれはまた来年チャレンジしたいです。フィーレコも!
