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『不思議惑星キン・ザ・ザ』、ソ連製のとぼけたスペース活劇

8/20公開 映画『不思議惑星キン・ザ・ザ』デジタル・リマスター版 特別映像「クー!」編


デジタル・リマスターがシネマカリテで行われることで知ったКин-дза-дза!、TSUTAYAでDVD借りて観ました。

1986年につくられたソ連製スペース活劇。これはなかなかな映画体験でした。
『ロボコップ』でも思ったのですが、普通の地球の常識人が異星に不意に飛ばされるのが我々の日常と地続きな感覚が良かったです。

主役のおじさんがまた毅然としたいいキャラしていて。惑星プリュクの二人も『ハックルベリー・フィンの冒険』の王様と公爵のようなうさんくささでwバイオリン弾きの若者・ゲデヴァンもナイーヴさが出てて、キャラ良しの映画でした。

そして何よりキン・ザ・ザ星雲に出てくる人々やメカのデザインが最高!ローテクな感じを保ちながらのSF感が鳥山明のデザインにも通じるような魅力があります。もうほんとこの世界観、最高!

監督がグルジア(ジョージア)出身とのことで、サカルトベロ(グルジア)がフィーチャーされてるのも旧共産圏好きクラスタには嬉しい点かも^^

ただストーリーの速度があまりにゆったりしすぎて、それが独特のとぼけた味にも繋がるのですが中盤くらいまでは結構きついものもありました。でも終盤にかけて面白くなっていってラストはにやっとさせられる、良い映画でした◎

シネマカリテでの上映は9/30日までだそう。ハリウッドの文法からは外れた異色の宇宙活劇、お薦めです★★★
by wavesll | 2016-09-24 08:25 | 映画 | Comments(0)
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