渋谷タワレコに村治佳織のインストアライヴへ行ってきました。
村治佳織 - ラプソディー・ジャパン 2016.10.26発売
音が素晴らしい。新譜では弟さんとのデュオだったものをタワレコ仕様にソロで短くアレンジした演奏。『コユンババ』の深くて流麗な音、『バガモヨ』のアフリカの花園の陽のような燦々とした音、ラストの『花は咲く』の風雅さ。先日の
Freiburger Barockorchester concert at Toppan Hallでもぴたりと揃うヴァイオリンの動きは音声波形の具象化のように感じましたが、爪弾き揺れ出ずる手に音楽と躰的物理感覚はクラシックでは不可分なのだと気づかされました。
今回のアルバムでは今まで村治さんが作曲された楽曲の、校歌として提供したもの以外の4曲すべてが収録されていて、作曲家として坂本龍一さんから「驚いた」と言われるほどの素晴らしいものを発揮されています。作曲をメインにするつもりはないらしいのですが、
砂漠に一瞬だけ出現する奇跡の花園『ナマクワランドの花畑』のように印象的な楽曲群の演奏を聴くとまた期待してしまいます。
ギターの魅力が最高に引き出された素晴らしいライヴ、堪能いたしました。
村治 佳織 トップランナー
こんな動画ありました◎