TVアニメ『けものフレンズ』主題歌「ようこそジャパリパークへ / どうぶつビスケッツ×PPP」
今期のテレ東は深夜で
おそ松さんの再放送、そして夏休みの子ども達向けに朝の時間にけものフレンズを連日再放送していて、話題作を後追いでチェックしていました。
元芸人が脚本を書いたというおそ松さんはイヤミのお笑い論回とかですぐ面白さが分かったのですが、けものフレンズは「このアンビエントみたいな薄味のどこが面白いんだ???確かに実写パートとか可愛いし声の演技は濃いけれども」と物語の起伏のなさに戸惑って。
しかしあれよあれよという間に結局みちゃって、ミサイル騒動の中放送された最終話なんか涙ぐんじゃってwやっぱり制作陣はやっぱり上手かったのだなと思います。
けものフレンズを実際に見て「すっごーい」のイントネーションがようやく分かったのも収穫でしたが、何より収穫というか気に入ったのはこのOPナンバーでした。
ヲタ界隈から生まれる楽曲は強いメロのパワーチューンが多くて、古くは
OVA 炎の転校生 OP (島本和彦&日高のり子 フルバージョン)とか
MOSAIC.WAVの作品群とか、異様なテンションで好きな楽曲も多くて。この「ようこそジャパリパークへ」もその連峰に成る一曲だなと感じ、
「ピンポン」以来久々にTVアニメを愉しみました。
さて、「どうぶつ」にかこつけて紹介したいのがサン=サーンスの『動物の謝肉祭』。
Saint-Saëns - The Carnival of the Animals (Argerich & more)
近年、飛行機で帰る時なんかはJAL名人会かクラシックchを聴くのが専らなのですが、この楽曲もそんな中で聴いた一曲で。クラシックの面白い所は、楽曲を意識して聞いたことはなくてもCMやらBGMやらで良く知っているフレーズが出てくるところ。
9:24からの『水族館』とか"あ、ここ聴いたことがある"という箇所が鏤められていて、楽しい組曲で好きでした。
この楽曲はそれぞれに動物の名前などが付けられた14曲の小品からなる組曲で。けものフレンズのノリでたつき監督に"ピアニストちゃん"がフレンズと旅する短編アニメ集とかつくってほしいwというかそういう同人誌つくってコミケとかに参加してみたいですw←お前云うだけ番長でやらねーだろ。
それにしても、クラシック聴くようになったのもそうですが、年を重ねると身体的にも変わってきますね。6時前に自然と起きるようになったのもそうだし、子どもの頃は母がドラマで泣いてるのをバカ受けしてた自分が今けものフレンズ最終回で泣く位涙脆くなってしまいましたw
だから『僕(私)血も涙もないのかな』と悩んでる中高生がいたら『年を食えば勝手に泣けるようになるから安心し』といいたいです。昔は「Don't trust Over30」と想っていて、実際になってみると大人のバイオリズムを身勝手に子どもに押し付けがちなところも感じるけれども、案外オトナもいいもんだなとか想う8月の終わりでした。