This Mosque Might Look Ordinary From Outside, But It Will Make Your Jaw Drop Once You Enter It
私の夢の一つがイランでのモスクめぐりでして。
イスファハーンのイマーム広場や”ばらのモスク”と呼ばれる
ナスィーロル・モルク・モスクと並び、いつかいってみたいのがこの
シャー・チェラーグ廟、異教徒は基本的には入れなけれど門番に頼むといけることもあるそうで、一生に一度でいいからまなこに映したいものです。この輝き、素晴らしい。
輝きというと私はしゃらりと玲瓏に響く輝音が好きでして。金属の高い鳴りというか。なんと伝えればいいのか。こんな感じの音です。
Mandala - Pitha'ta (1976)
どうでしょうか?良きないですか?
この『Mandala』というバンド、Youtubeでみつけたのですが、
アルバム全編も上がっていて。動画の解説を読むと投稿者の人がつくったバンドっぽいという。レベル高い!
こんな感じの音って結構アルバムの冒頭に配置されることが多くて。
サンタナの
『Abraxas』の此の曲も好きです。
Singing Winds, Crying Beasts ~ Santana
段々傾向が見えてきたと想うのですが、ちょっと経路の違ったこんな楽曲にも同じ質感があると感じて。
Ø - Atomit
四月に逝ってしまったPan Sonicの片割れとしても活動したフィンランド人アーティストのMika VainioがØ名義で発表したこの楽曲。極致という言葉がぴったりな、研ぎ澄まされた音像が大好きな一曲です。
ここから
Teebsや
Shlohmo, あるいは
ANIMAL COLLECTIVEに流れてもいいかもしれないですが、よりコアな玲音を想うと、やはりブラジル音楽がいいかなと。
Carioca - 7 Dias 7 Instrumentos Música (1984) - Completo/Full Album
その名の通りリオデジャネイロ出身のギター奏者CariocaことRonaldo L. FreitasがEgberto GismontiのレーベルCarmoからリリースした逸品。これホント最高で。このアルバムはCDでも入手可能です。Carmoレーベルの作品たちはいつかコンプしたい。
Marco Bosco / METALMADEIRA
Marco Bosco - Fragmentos da Casa
この2枚の内、後者のアルバムはやはり
Carmoレーベルから出た作品で、Marcoさんは90年代に日本に住んでいたりもしていたようです。
この繊細かつRhythmが跳ねる感覚、堪らないものがあります。
『METALMADEIRA』はアーモンドミルクと掛け合わせる企画を
酒と小皿と音楽婚礼の八回目でやったことがありました。
さて、玲瓏な輝音特集も愈々最後のナンバー。上原ひろみとハープ奏者Edmar Castanedaの演奏を。
Hiromi Uehara Edmar Castaneda Kyiv 210517
このユニット、実はBlue Note Jazz Festival2017に出る予定で、大変楽しみにしていたのですがBNJFはドナルド・フェイゲンのキャンセルの為中止となってしまって。
残念でしたが、先日スッキリに出演しライヴを披露してくれたのを観て、Edmar Castanedaの情熱的でマッシヴなハープ演奏とそれに流麗で熱っぽい上原ひろみのピアノが共鳴するのを見ることが出来ました。「同じ言語の音楽をやってる」とのこと、いやー、改めて生で観たかった!
さて、書き綴りました。シャー・チェラーグ廟の様なしゃらりとした輝音特集、今後も取り上げたい楽曲が出来次第追記更新していければと思います。それでは。
cf.
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