
この鳥を描いた<たまご かおり>さんの絵、私はたまらなく好きで。
美しいだけでなくて、どこか野生の焔を感じて。
いつか個展をみてみたい、或いは鴎庵上で電子個展を開けないかと夢想する画家さんです。
そんな生命力と可憐さを音であらわすならば、どんな音楽が好いのだろうと悩みに悩んだ結果、”よしこれで行こう”と想ったのがこの一枚
エチオピークス・シリーズの中でも珠玉の一枚である本作は女性ピアニストによる詩情あふるる、けれど大地にすっくと立った音楽。
風を彫ったような、ふわりとぞわりが同居するような。軽みと鮮烈さをこの2人には共通して感じて。
芸術への、そして人への愛情が内発するような、そんな温かいエクスペリエンスでした。