≪相思相愛≫≪マルコのライオン≫
≪トノサマオンブバッタ≫
≪ガラパゴスズーガメ≫≪三葉虫≫≪冬虫夏草≫≪蛹室≫≪カブトガニIII≫≪カブトガニII≫
≪オオクワガタ≫迸るカオスなエネルギーはともすればノイズになってしまうところが極彩色の虹光として放たれていて素晴らしい。絵画というより動画として動き出しそうな感覚。
画面にURL等の文字が打ち込まれているのも面白く、まるでTweetがMATRIXのプログラミング言語のように縦横に流れる感じ。
何よりも「サヴァイヴしてやる!」という激烈な生命力が伝達されて。こいつは凄いとエナジーを浴びました。
なんと会場にいた笹田さんご本人から解説を聞かせて頂けて。
展示場では
NETWORKS等の音が鳴っていたのですが、制作中もポニーキャニオンによりセレクションされた音楽を聴きながら描いたそう。
売れない時期に絵に専念しトップスピードのまま出し続けられたのは弟さんのサポートもあったから。そしてその援けに応えるように毎日十数時間も努力を続け、この物凄い熱量の作品達を多産してきたとのこと。
自らのルーツや周囲の環境も巻き込みながら、例えば「昔は何十万円もした天然のクワガタが今では量産できてしまって機械製品のようだ」なんて想いから描いたといったような解説に目から鱗が落ちたりしました。
自分の声に真摯にそして強烈に向き合い、創造を行う、孔雀が翼を広げるように自らの存在を世界に訴える様に大きな感銘を受け、”俺も老荘でなくハイカロリーに駆けよう”と想わされました。
この内容でロハは太っ腹。会期は十日までです。