『夕陽のガンマンO.S.T』が電子音楽感や南米感もあって聴き處が数多

For A Few Dollars More (Youtube link)
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エンニオ・モリコーネの素晴らしさに舌を巻く一枚。
映画をみたときにその音楽の素晴らしさに心奪われてしまったが、改めてサントラを聴くと、その多種多様な引出しが驚異的。

マカロニ・ウエスタンという出自からしてハイブリッドな作品をテーマとしているけれども、西部劇には中米から南米の血が混じるのか、サンポーニャやビリンバウ的な音遊びがあって。そして今の耳で聴くとエレクトロニクスを入れた初期の電子器楽のような味わいがあるトラックも。

そうした混血の闇鍋的なサウンドが、されど一本の映画という貫きを通して一つの統一されたトーンに感じさせるところにモリコーネの卓越した腕を感じる。才気が迸っている。

映画のサウンド・トラックは非常にコンセプチュアルな存在ではあるけれども、この一枚は音楽的に聴取するだけでも名盤として語るに相応しい普遍性と実験性が双立したアルバムと言えると想う。かの大陸の渇いた吹曝しの大地が夢想として薫る素晴らしい盤だった。

by wavesll | 2018-06-07 00:43 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)
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