G. F. Handel: Messiah HWV 56 X 水道水 第139回酒と小皿と音楽婚礼

G. F. Handel: Messiah HWV 56 (fantastic performance)

W杯が開幕し、スペインXポルトガルやアイスランドXアルゼンチンのような好ゲームが連日続きますね。

そんな中でTwitterで流れてきて興味深く読んだのがこの記事。
五百蔵容さんは、日本代表の歴史的達成段階という縦軸を画こうとされている方で、レジーさんのインタビューも非常に読み易く拝見しました。

そして、そのインタビューの中から零れ落ちたのが、日本代表を取り巻くメディアと観衆の関係性。

・誰でも情報が得られるので詳しい人はどんどん詳しくなる
・興味ない人は全く興味を示さない
・詳しい人たちが仲間内でこもる
・知識の差が拡大する
・マジョリティーは「知識のない層」

によって、知っている人の間では常道の話も一旦外部に出ると全く共通認識を持たれなくなるという構図は、インターネットによって島宇宙的クラスタ化が進んだ現在は様々な分野にみられることだと想います。

そこで五百蔵さんはその間を繋ぐ「階段」をつくろうとしている、まだ解はみつかっていないけれど、とおしゃっていました。

自分の中では階段の一段目になるのはTVかなぁと想います。継続して開かれる「場」が大事だと。

例えば先日のスペインXポルトガルのような試合は、全くの素人がみても大変面白くて。これはクラブワールドカップでもそうなのですが、強豪の攻撃には点が決まりそうな危険な香りがするのがたまらなくて。

そうして素人に喚起された興味を、「読み解く」ところまで持っていくことを五百蔵さんはされたいのだなと。そしてそれは単発ではなく習慣化する学びの営みなのではないかと想うのです。

自分にとっては趣味の音楽の世界を拡げてくれる映像番組はDOMMUNEと題名のない音楽会で。

まさに一段目を踏み出すというか、ロック一辺倒だった私にビートミュージックやクラシックの世界を開いて行ってくれたのはこの番組でした。

勿論、五百蔵さんに言わせれば「良い時に良さが分かる」レベルでは足りなくて「読解」まで行って十分という話だとは想うので、まだ「ハマる時が時々ある」レベルな自分は達成できていないのですが、両番組を機にクラブイベントやクラシックのコンサートに足を運ぶようになった自分からすると、門戸を開き続けるって大事だなぁと想います。そして前述のように今はどんどん検索で勝手に掘り進めて行けますしね。

そんな題名のない音楽会で今週演奏されたのがヘンデルの『メサイア』。

「ハーレルヤ、ハーレルヤ、ハレルーヤ、ハレルーヤ、ハレールヤー」という超有名な楽曲で、番組では当該部のみ披露されたのですが、今の時代はYoutubeで2hを越える本編丸ごとすぐにアクセスすることができました。

で、大好きな楽曲になってしまいました。近年歌劇なんかお好きになってきたのですが、それでもやっぱりまだクラシックは途中で集中が途切れて緩くなってしまうことも多い中、この楽曲は前編に渡り面白味があって、大変愉しませてくれました。

そしてそれを聴くときに口に含んでいたのが水道水。いや、水道水に最近嵌っているものでw

普通に家(横浜)の水道水も美味しいし、この時期だと駅とか外の水道水も冷たすぎずそこまでぬるくもなく適温で。なんか都市のサヴァイヴ感も込で愉しんでいるのですw

水をたしなみながらオラトリオを聴くと意識も澄明となってきて、聖性が音楽から湧きいずる感覚を味わえて。Youtubeの音源ながら無上の歓びを感じます。

コンサートで生で聴いてみたいなぁと想うのと、音質の良い盤を買いたいなと想うのですが、みなさんは長尺のクラシックの楽曲はどう聞かれているのかちょっと気になります。ディスクを取り換える時にコンセントレーションが途切れないのか。

そう考えるとBluray等の高容量のディスクで愉しんだ方がいいのかも。AmazonをみるとDVDは出ているけれど廃盤で大変な高額。そう考えるとハイレゾ音源などをDLして聴く環境を整えるのもありかもしれないなどと考えた次第でした。



by wavesll | 2018-06-17 13:35 | La Musique Mariage | Comments(0)
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