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与那国島旅行記 2日目 台風襲来の晩

まだ暗い中起きる。頭が重い。やっぱりどなん60度はゴーンとくるものか。その前に海波を1合飲んじゃったもんなぁ。

そんな二日酔いにスマホのRadikoで聴く現地の放送、暁でーびるという島唄の番組がいい癒し。全国ネットの番組はTVもラジオも西日本の被災の話だけど、流石に地元の局のは台風8号情報をやってくれてありがたい。
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6:06 日本で一番遅い日の出。とはいえ空は不穏当。今日は宿でゆっくりしていよう。

朝、オーナーから「絶対停電するんで」と懐中電灯を渡される。停電したら当然スマホも使えなくなるし、大変なところに来てしまった。

と、いうわけでこの日は一日中ほぼ宿で過ごしました。夕方まで通り雨はあっても結構晴れていたのですが、用心にそんなに出歩かず、町の売店に飲み物を買いに行ったくらい。

それで何をしていたかというと宿の泊り客の方々と濃いゆんたくトークを。
昨日の時点で自分の他に停まっていたのは一人のおじさんだけで、今日泊まりに来たのが一人の女性で。

男性はもう毎年来ている方で、女性はこちらで働いている人らしく、かなり濃い与那国話が聴けて。

ちょっと安心したのは町内の避難放送とかが流れて”避難場所へ行かなければならないのかな”と想っていたところ、皆が「ここは建物がしっかりしているから個々の方が安全」と言ってくれたこと。島に住んでいるのにここにわざわざ泊まりに来る人もいるのかと少し安心して。

ところが「2年前の台風の時は停電の復旧に4日かかったよ」と言われ。まじか!こりゃー相当心してかからないと。



与那国の目的の一つに海底遺跡があって、ダイビングやシュノーケリングが出来なくても、遊覧船から水中のガラスでみれるツアーがあったのですが、台風で当然中止、台風が過ぎた後も数日は波が酷いらしく船が出せないとのこと。

というわけで浮いたアクティビティ代を何かに使おうと考えていると男性から「与那国馬の海馬遊びというのがあるよ。馬のしっぽに捕まって浜辺で泳げたりとか。与那国馬は大人しいので乗るのも楽しく可愛いですよ」と聴き”いいな”と想ったのですが、牧場に電話したところ台風が去った後も海の荒れ具合が読めないのと台風の後始末があるので予約が入れられないとのこと。


これが海馬遊び、めっちゃ楽しそう。今回は海底遺跡も幻に終わってしまったし、最西端の夕陽がみれただけでも満足だけど、天気がいい時にまた来たい。

昼はパンを買っていたのだけれど、あまりにトークが白熱しすぎて気が付いたら食べてなかったwめちゃめちゃ情報量が多くて逆にあまり覚えてなかったりw

与那国には数年前光ケーブルが来たりしたとか、こちらの雷は音といかづちが一瞬で爆撃のように来るとか、後は与那国のいいところを一杯教えてもらって。カジキ釣り大会の他、秋には与那国マラソンなんてのもあるそう。与那国の周りは海流が早く、上級者向けの海だけど、海底遺跡は浅いところにあるからシュノーケリングでも寧ろ全景がみえていい面もあるとか、冬はハンマーヘッドシャークがみれるダイビングの聖地だとか。

与那国というと果ての島というイメージで自分の中でもハードル上がっていたけれど、実際来ようと想えば石垣から日に4便でて35分、13000円くらいでこれるし、海底遺跡もダイビングできなくても遊覧船もあるし、与那国馬とも戯れられるし、楽しく遊べる島だなぁと。また来なければ。

とは言え台風の時は警戒を相当すべきと言うか、普通は避けるw夜になり雨風が強くなって、そこそこ高台にいるのにまるで浪の中にいるよう。凄いなこりゃ。

ただ嬉しい誤算だったのは、自衛隊の駐屯地が出来ライフラインが嵩上げされたからか停電が起きなかったこと。御蔭でかなり助かった。自分が文明の援けを十二分に浴びて生きているのだなと改めて思った。フランスXベルギーもみれました。

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午前四時、オレンジの暴風圏を脱する。宮古では瞬間最大風速70mだったが与那国では瞬間最大風速が50mで、北に逸れてくれたのも助かった。明けて7:20分に避難指示が解除され、ひとまず俺も『絶対に負けられない戦い』をやり過ごすことができました。”西日本へ台風が行かなくて良かった”と想える余裕も生まれて。

そういえば有人で日本の最果ての東は納沙布岬らしい。大学のチャリ部の北海道夏合宿で行ったな。

”おぉ、自分も宗谷、納沙布、波照間、与那国とコンプできた!”と想ったら、宿の御主人によると4周とかしてる人もいるらしい。お遍路かw!






by wavesll | 2018-07-14 05:14 | | Comments(0)
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