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Viking clapping of Iceland fans X 花酒 与那国 与那国米仕込み60度 2007年蒸留 第141回酒と小皿と音楽婚礼



サッカーW杯ロシア大会の熱い一ヶ月が過ぎましたね。幸いW杯ロスにはならなかったのですが、今回のW杯は過去一番に見入った大会となりました。

試合がハイレベルなのは勿論、グループリーグのポルトガル対スペインのようなビッグネームのぶつかりだけでなく、ジャイアントキリングの面白さがあふるる、本当にみていてハラハラする凄い大会でした。我らが日本代表も台風の目となってくれました。

そんな中でアルゼンチンと互角以上の闘いをしたアイスランドもグループリーグの時に耀きを魅せてくれたチームでした。
そして、フィールドレコーディング好きとしては彼らのサポーターが行うヴァイキング・クラップという応援方法の、地鳴りのような拍手にとても心惹かれたのでした。

今ではアイスランドの代名詞ともなっているヴァイキングクラップ、元々は映画『300』の演出をスコットランドのマザーウェルFCのサポーターたちが取り入れ始まった等の諸説があるそうですが、2016年のEUROをきっかけにアイスランドサポがブレイクさせ、フランスやイラン、日本の日産マリノスサポなどにも広まったそうです。小机にフィーレコに行こうかなw

で、YoutubeでW杯の興奮を想い出しながらかけている時に、”そうだ、この音を聴きながらヴァイキングも飲まなかったような強い酒を飲むのも一興か”と封を開けたのが花酒 与那国 60度。
Viking clapping of Iceland fans X 花酒 与那国 与那国米仕込み60度 2007年蒸留 第141回酒と小皿と音楽婚礼_c0002171_00203213.jpg
日本でアルコール度数60度の酒をつくることが認められているのは与那国島のみ。それは、与那国島では埋葬された骨を浄めるために、花酒と呼ばれる酒が使われ、手向けとして呑まれてもいた歴史があったからとも言われています。

そしてこの一本は2007年蒸留の古酒(クース)。時を経るごとに角が取れて芳醇な味になっていくそう。確かに飲むとカーっとくるのですが、鮮烈な味の向こうに甘みがあるというか、上質なテキーラにも似た豊饒の世界が味わえます。

ただ、与那国島の方々は普段は30度の泡盛を水で割って飲まれているらしく、花酒なんかは舐めるものでテキーラのように飲むなんて蛮勇なことはしないそう。

ヴァイキングクラップという新しく形づくられた伝統に、古来から連綿と続く鮮烈な馨りを合わせて。心模様は旅の空のような冒険へ出かけることが出来ました。

by wavesll | 2018-07-18 00:19 | La Musique Mariage | Comments(0)
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