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工藤礼子 ‎- 夜の稲 鬼火のような純核音楽



台風の激甚な魔風が過ぎ去った未明、それでも風音は呻りをみせますが、気圧の谷で変な時間に寝起きしてしまった私は最近Suggestされたこのアルバムを聴いています。

”物凄く瑞々しいんだけれど70年代みたいな風格もあり、そして2000年の作品なのか、凄い若手アーティストに気づかなかったものだなぁ”と想って検索したら工藤さんはNoise - 天皇の方でした。こりゃ伝説級の方だ。おみそれしました。

佐井好子さんにも、そして山本精一さん人脈にも通じるような、この国のアヴァンな土着性を感じる音。颱風の夜にひょいと田んぼをみにいってしまったような闇の中の超自然性。純粋な鬼火のような妖と子守歌のような朴訥。また一つ名盤を知れました。こんな純核さを私も取り出したい。

工藤礼子 ‎- 夜の稲 鬼火のような純核音楽_c0002171_04025212.jpg

by wavesll | 2018-10-01 03:44 | Sound Gem | Comments(0)
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