ジョージア国立民族合唱舞踊団「ルスタビ」@神奈川県民ホール コーカサスの超絶ダンスそして雄々しく澄んだ聖なる咆哮

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ジョージア国立民族合唱舞踊団ルスタビの来日公演を神奈川県民ホールにてみてきました。
仕事帰りで当日券目当てでの滑り込みだったのですが、なんとS席にキャンセルが出ていて結構な前の席で表情が見れるくらいの処でみることができました。

ジョージア(サカルトベロ/旧グルジア)のポリフォニーが凄いというのを知ったのは芸能山城組のケチャ祭りで。その後Youtubeを回遊して動画を漁って本家の凄さを目の当たりにして。東欧の合唱というとブルガリアンヴォイスが思い浮かびますが、あちらが女声の絶唱ならばこちらは男声の絶唱。いつかこの耳で生で鼓膜で受け止めてみたいと望んでいたところでした。

ライヴが始まると華麗な舞踏が繰り広げられて!男のダンサー達の足捌きがヤバイ!凄まじく素早くキビキビと動かして。民族味にあふれながらどこかバレエのような優雅さも感じさせる身のこなし。そして女性の踊り手たちの天女か姫かという美しさ。上体が全くぶれずにするするっと動くのは非現実的な浮遊感。男性たちは高いジャンプでキメキメでいくし爪先立ちでのダンスも凄いし、ワインを使ったサーカスプレイや剣舞も火花が散ってヤバイ!回転乱舞の速度と回転数が物凄いことになっている!サカルトベロのダンスの素晴らしさはめっけものでした。

そして楽器隊も達人だらけ。平太鼓の繰り出す素晴らしい打音!アコーディオンのような楽器の流麗で艶のあるメロディ。笛の人は二本吹きという曲芸Playまで披露する凄さ。それをギターのような楽器の人がしっかりと音で支えて。

そして合唱。もう本当に聖なる荘厳さというか、民族的な逞しい音が澄み切って、なんとも伸びやかで、音の重なりが大自然や神聖さの粋へ達していて。そしてサカルトベロならではの合唱の音体験。Khasanbegra(ハサンベグラ)という楽曲の凄まじい事この上なし!訳詩が配られたのですが、此の曲はハサンベグというイスラム教信者になった男を謡った歌で、グリア人の敵となった、元々は同胞だったハサンベグが物語の中で殺され、埋葬されるという楽曲。その天狼のような荒々しい歌唱が本当に、本当にこんな音楽体験は初めてだというレベルで。この曲を是非とも聴いてみたかったんだよなぁ!

ხასანბეგურა / Khasanbegura

天空へ届くかのような雄々しく美しいポリフォニーと美しい文化を伝える肉体の躍動。素晴らしい、本当に素晴らしく天上的で、エキゾチズムを越えた地球の匂いがする最高の時間を過ごすことが出来ました。最後にはあの曲も。幾つかのレパートリーがあるようですがこれは明日の埼玉公演や来月の西日本公演がありますから会場でのお楽しみという事でシークレットにしておきましょう。万雷の拍手で合唱舞踊団を称えました!

by wavesll | 2018-10-24 02:12 | Sound Gem | Comments(0)
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