確か出逢いはかっこいい新山下のベイサイドファクトリーだったと
肉体関係part2で歌われる濱の果て、横浜ベイホールにて開かれたReplacements festへ行ってきました。
ベイホール自体に初めて来たのですがこんなにかっこいい空間とは。柱が邪魔だが好きな空気。ついたらリーガルリリーでした。可愛らしいのにつんざくハーモニーもあって。
そしてGEZAN!是非生で体感したかった。リハの時から異様な笠姿で、外しても妖しい。金属バットもそうだけど何故長髪の男はこんなにも魅力的なのか。ヘリウムのような声といいデスヴォといい跳躍といい動きといい、これだよ俺が欲してたRockの不穏さ。
今は「参戦」という言葉は狩られますが、演者と客が斬り結ぶような存在の対峙こそギグだなぁと。それが
エレクトリック・サーカスでしかないと暴かれたとしても危険な色気・質感を、幻想を呉れる音と思想を欲している。「共感なんかでなく独り立つ、その上での連帯がこれからだし今日のイベントだと思う」というMCには「連帯は行動のみによって成る」と考えたカミュの不条理に対する不良による抜き身の正義を想起して。
最後にみたのは曽我部恵一。こちらも長髪だし着膨れで浮浪なサンタみたいになってるし(笑)その上の瑞々しくも猛さもある弾き語り。
「天使」という曲が良かった。2週間前に出たラップアルバムの新曲を期待したらなんと2日前にさらなる新譜が出ててそこからやった「真珠」が良かった。
曽我部さん終わりで近くの若者が「かっけえおっさんだ…」と呟いて。この投げ銭Festは夜まで続き今もやっています。ユースなロックのフェスを後に私は祖母の介護のヘルプに向かいました。それもまたリアルと向き合う姿。