
ブロリー、みてきました。凄かった★★★★★★★
ドラゴンボールの映画と言うと、小学校の頃は祖母に連れられて伊勢佐木町に東映まんがまつりをみにいった原風景が自分にはあって。漫画、アニメ無印、Zは自分にとっては聖典で。美術展だって初めて図録を買ったのは「鳥山明の世界展」でした。
あまりにも少年時代に大きな影響があった作品の映画の新作がTwitterの映画好きの方が褒めてたり全米興行一位を取ったとかするのを聴いて。これはみないといかんぜよ、と上映終わりかけに滑り込んでみてきたのでした。
自分がDBから離れたのはアニメのZが終わった時で。GTには鳥山先生が関わっていないと聴いて離れたのでした。週刊少年ジャンプを読み始めた時期はもうセル末期かブウ編で連載の勢いは落ちていた頃で。
ただ今思うとアニメのフィラー回であったりTVSP、映画と、鳥山先生以外のバードスタジオの力や東映・フジテレビ等のDBワールドに関わる人たちの創造性って大きく、それは原作にも影響して。例えばTVフィラーの「蛇の道」なんか個人的には思い出深いし、自動車教習所の回は扉ページにも導入されたし、バーダック、ターレス、クウラ等のキャラはめっちゃ魅力的。その中でも特別に戦闘力を放っているブロリーが鳥山先生直々の手によってリブートされ本筋に導入されるというのは、まるで鎌倉仏教がゴータマ・シッダールタによって再構築されるような感動がありました。
アニメの「超」はみていないのですが、”今の超サイヤ人は
DRAGONBALL AFみたいに赤にもなるし、最新の最強形は青髪である”くらいは知っていたのでストーリーを理解するには全く問題が無いというか、物語部分は正直あまり重要な作品でもなくほんわかとそして神話的に愉しんで、後半一時間近い連続で爆裂する戦闘シーンを愉しみました。
そうした意味で1時間近い(以上?)の格闘シーンをみて全く退屈しないというのは驚異的だと想うし、FPS視点とか新しい試みがされていたり、特にベジータVSブロリーの作画が素晴らしかった。もっともっと格闘描写の構図であったり動きやテンポの凄さを語れたらいいのだけれど余りに圧倒されてそれどころではなかったのですが、映画館での映像体験としては「これ
『ボヘミアンラプソディ』みたいにお台場でSCREEN Xでみたらエネルギー弾の嵐の中に自分が入り込んだ感覚になるのではないか」なんて想ったり。
アトラクション系の映画の未来像は360°スクリーン(もしかするとTeam Laboみたいに天井も床も)に4DXで3Dになるのかも。「アニメより漫画の方が想像力が働く自由度があっていい」と言っていた自分なのですが、また現状4DXにはまだ技術的不満があるのですが、「映像再生」のデバイスがTV, PC, スマホと広がる中で、映画館を選ばせるにはと考えるとそんな気もします。ゴーグル型のVRネイティヴな映画も生まれるのかもしれないけれど、それはVR酔いとか人を選ぶ気はします。
バトル追求狂の人智を超えた悟空などに対してブロリー、チライ、レモなどは人間味もあって。彼らの魅力は初期鳥山作品にも通じて。それでも確かにストーリー性の強靭さとアクションの融合性では『バーフバリ』とかの方が凄かったなぁと想うのですが、ことバトル、こと格闘に特化した映像としては私の中では”久々にこんなのみた!”だったので、逆にマーヴェルとか、みてなかったハリウッドの本意気のバトル作品もみたくなるような、そんなモチベートがされる日本の本気のアニメでした★★★★★★★ただライチというよりライムだったかなw