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【tofubeats × 西野七瀬】ふめつのこころ−天野アイver. 電子とNEWTOWNのラヴソング

【tofubeats × 西野七瀬】ふめつのこころ−天野アイver. 【歌詞付きFull ver.】


こうしてBlogを描いているのは私自身が”こういう記事があればいいな”と想って野帖のように認めている故で、けれど技量や時間が足りなくて満足のいくものが描けないこともしばしば。ついつい完成度より弾数を優先してしまったりするので、他の方々が私の狙いの線で私より遥かに美味い文章を書いているのを読むと感心と共に何とも言えない気持ちになります。

私自身のアイディアは稀有なわけではなく、やらない内に他の誰かが実現してしまうことが多くて。例えば以前から『大和絵を街中視点で金色の空を見上げるのを現代の都市風景で描いたら面白そう』なんて思っていたのですが、先日切り絵作家の方が丁度イメージに近いのを上げていて。

音楽レヴューに関しても”プロ的に楽理分析するより自分語り上等で青臭いレヴュー最近読めてないな、よし俺が書くか”と想っていたらrockin' onが音楽文という読者投稿プラットフォームを立ち上げていて。極めてロキノン的な本質的な企画だし、うわーやられてたか。。と。

そんな中、音楽コラムを読んでいる中でみつけた好レヴューがこのdaizu (35歳) ゴールなき時代の「こころ」の行方 tofubeats 『RUN』に寄せてという文章。

閉塞感と未来への挑戦をニュータウンの人々に関連させての解き明かしは個人的には響きました。神聖かまってちゃんが団地文化から生まれたとしたら、同じくネットネイティヴのtofubeatsはニュータウン文化にあったのか。そして彼らが生まれおちて育った平成の時代も終わるのか、と。

さて、それでSpotifyで『RUN』を聴きつつ、”そういえば「ふめつのこころ」が主題歌だったドラマ『電影少女』でヒロインを演じた西野七瀬が歌ったヴァージョンあったな”と。正式リリースはされてないのですがYoutubeでFull編集verを聴いていたのでした。

そしてこれがとても良かった。劇伴として書かれた楽曲だから歌詞が直結しているし、[Tofubeats] 水星 feat,仮谷せいら (Young & Fresh mix)にも匹敵する様なうってつけを魅せた歌となっていました。

今CDが売れず、90年代を伝聞で聴く平成生まれ世代にはどうしても”時代が…”と思わざるを得ないだろうなとも、同時にデジタルネイティヴなボーダーレス化には旧時代にはない夢もあるような、そんな幻霧を昭和生まれ平成育ちの84年世代としては想像します。

その上で、ニュータウンという旧新文化での手作りのリファインにtofu君が感銘を受けるように、パラダイムを維新しながら、”やられた…”なんて言わないようにアーバンブルースへの貢献をやることやらなきゃなぁと。そこにあるのはLOVEの意思なのかもなぁ、大人だって大人としてのふめつのこころはあるものだろう。そんな想いに駈られる聴験となりました。

cf.

追記
このインタヴューでtofuさんは『ニュータウンの社会史』の他『中動態の世界』等を今回のアルバム制作に関してインスピレーションを受けたといっていて。電子音楽って音そのものへの嗜好性が強いかと思っていたので意外で興味深かったです。

しいて言えば思想面と同じ強度で音づくり・トラック作りの話も聴けたらとも想ったのですが、そこはブラックボックスにしていた方が神秘性が高まる…?は置いておいても、言語というものが意味と音が不可分であり、素晴らしい楽曲はその言葉の最も美しい音像、一種のイデア・真言を捉えているとも言え、こうしてアルバムに込めたメッセージを知れたのは嬉しかったです。

またSpotifyやApple Musicにより音楽業界が海外では再び成長しているというのも興味深かった。先般日本ではDL違法化の案が通り時代に逆行する警察国家の強化が行われつつありますが、音楽と言うのは社会に一歩先の未来をみせる存在であると信じているし、その視座は今でも有効なのだと少し嬉しくなりました。

by wavesll | 2019-02-12 22:15 | Sound Gem | Comments(0)
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