過日、日本テレビ月曜深夜の映画天国枠で傷だらけの天使初回と最終回が流れたのをみて、特に深作欣二監督による初回のダイナミックで凄まじくテンポがいい、それこそ面白さをむしゃぶるような感覚に衝撃を受けて。
そしてショーケンと水谷豊が暮らしたペントハウスがあるビルがまだ残っていて、さらに近々取り壊される話もあると聴き、代々木会館を観に行きました。
ペントハウスに棲むアウトローなヒーローというと私の世代だと思い浮かぶのは濱マイクで。彼が住んでいた伊勢佐木町の日劇も取り壊されて今はマンションになってしまったなぁ。思えばGTOもその流れかもしれませんね。
あの鬼気迫る、けれどユーモラスな迫力は日本が失いつつある若さの精気にも感じて。汗と脂、人間の匂いは臭くても忘れてはいけない、熱は滾らせ燃えねばいかんなんて思ったりしますね。この荒唐無稽なエナジーは今はアニメくらいになってしまった。今様のブルーズ・ファンクネスを。