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FEAR GORTA - FEAR GORTA 本年の尖端

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およそロックミュージックに革新性が無くなったと言われて久しい令和元年。

けれど、確かにRapやEDMにユースのマス層を持ってかれたとは思いつつも、ロックの進化と言うか、危険な魅力を持った音を鳴らしてくれる盤は年々リリースされ綿々とその歴史を更新していると感じています。

それは例えば一昨年でいえばKing Krule『The Ooz』、去年でいえばYves Tumor『Safe In The Hands Of Love』でした。そしてこの系譜を今年受け継いでいるのはFear Gortaであると思います。

音源はSpotifyでも聴けるのですが、冒頭1. Meeting The Fetchから2. Note to Selfそして3. Turned Inwardの流れが圧倒的に危うい匂いのする音で、もう今年は音源でこの数分間を超えるRockを体現する時間はないのではないかと想わせられます。

そこからアルバムは曲調は激しさは抑えめになっていくのですが、リラックスな中にもワルい魅力があって。とてもいいアルバムだと思いました。電子音楽の他、インディR&B、新世代ジャズetc...すべてのエッセンスが濾過され、この不穏で純粋な音になっている。そう、ロックの進化って貪欲に他のジャンルを吸収していって自己破壊と変貌をしていった龍脈だと想って。そこに、”魂”としか言いようのない精神性が入ることでこの流れは一貫性を持っていたのだと思います。

火は爆ぜ続けている、その焔で踊り呑む、こういう音が聴きたいんだ。来日したらMustで駆け付けたい。期待★★★★★★

by wavesll | 2019-08-16 00:33 | Sound Gem | Comments(0)
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