秩父夜祭に行ってきた！

秩父夜祭に行ってきました。

最初、電車で行って来できるかと想ったのですが、どうやら祭りのピークが22:30で、そこまでいると終電に間に合わない。夜を過ごせそうなのは漫喫一軒だけで、そこがダメだと秩父の寒空の下一夜を明かさなければならないという事で、バスツアーを検討したところ7k弱のものがあり、”電車でも交通費結構かかるしこれならアリだな”と申し込みました。

集合場所は東京駅の丸ビル横、ラグビーW杯のモニュメントやアート作品が路上に。11:30頃に丸ビル横を出発して、途中昼休憩を挟み、14:30には道の駅秩父裏の巨大駐車場へ。ここから完全フリー。秩父の山は（窓側でなかったから撮れなかったけれど）紅葉が美しく、武甲山の龍神（妻子持ち）と秩父神社の妙見さんの一年に一度の逢瀬に街は賑わっていた。

秩父夜祭は町の各所に収められている鉾と屋台が一旦神社に集結しそこから町中を曳き廻し御旅所へ集結、そして夜通し祭りが起きて、元居た場所へ戻っていくというもの。街には祭り太鼓が響いていい感じ。秩父鉄道には「御花畑」という駅があって、是非みて観ようと歩いて向かっていたら蒸気機関車に遭遇。夜祭仕様だった。マンホールハント@秩父御花畑駅。秩父鉄道、普通の電車も走ってるんだ。SLみれてラッキーだった。街をぶらり。山車の保管庫、主は今、空だった。祭りの屋台なんかをみながら”なんか秩父の麦酒か何かないかな”とグロウブリューESB目当てで入った古民家なバーで秩父に実家があるというオジサンと歓談。なんとイチローズモルトのハイボールとナッツまでご馳走になり鉾の観やすい位置まで教えて頂けた。旅は出会いだな。街を歩くと山車が。いいね、いいね。歌舞伎の人たちが。16:00からスーパー八尾の前で歌舞伎をやるという。
秩父神社へ。既に二台揃っていた。神馬が。撫でられた。街のあちこちに龍神のオブジェが

歌舞伎も気になりつつ、16時には鉾と屋台が神社に集結するというらしいので、それを待つが、なかなか集まってこない…提灯がどんどん付けられていく鉾/屋台。それぞれデザインが異なり、これには裏には猩々が。神社内にも鉾/屋台の倉が一旦神社を出て祭りの通りで地酒ワンカップ。武甲美味かった。秩父錦も飲みたかったな。武甲山の名の由来はヤマトタケルが鎧兜を埋めたことかららしい。熱燗で。日が暮れて、鉾/屋台にも灯りが煌いてきた。

一向に鉾/屋台が集結しないので法被の人に聴くと境内には集結しないらしい＞＜なんてこった。歌舞伎みなかったのに。神社では俺がつく前に神楽もやってたらしく、そこら辺はやっぱり出たとこ勝負だと弱いなー。と、いうことでメイン通りへ。

神社方面へ鉾が向かう。秩父夜祭が面白いのは最後のパレードだけでなく昼から街中に山車が出現しているところ。それがなんかプロのショーと違うアマチュア感があっていい。

待機地点を決めた。ここからすべての鉾/屋台をみれるはず。おっ！花火だ！警備員か警察か。群衆は言うこと聴かんし、大変だ。横道には時代衣装の一群も。いよいよ行列の開始。最初は神輿から。
おっ！あの馬だそしていよいよ…鉾/屋台！

この”ウオオオオ”という唸りと木の軋む音が何とも印象的で。遠目から提灯が蠢くのもまた良かった。

そして一台が行くとまた遠くに一台がみえて。

屋根の上でも

観ていた地点のそばの的屋のおっちゃんと仲良くなって。ツブ貝美味かった◎地元の若者は一年に一度の晴れ舞台か、すっかり上気して粋を放っていて。”デカい祭りが地場にあるっていいなぁ”と想いながらもその陽キャな組織性は俺はきっと沈むだろうなとｗ
女の子のヘアスタイルが可愛かった。カーリーなアップスタイルに鉢巻きに法被に足袋で決めて。最高じゃん。6台目、ラストの鉾/屋台の後を俺も練り歩き◎ビルの上の階の人へもアゲる、アゲる！

そして角で90度曲がるギリ回し。一気に傾けるのがまた凄い！たっぷりと動画を撮ったのでご堪能を◎

そして聖人通りへ

この柱を入れて傾けるのがスゴいんだよなー。団子坂を昇る鉾/屋台
そして御旅所へ。ここは桟敷席のチケットを買ってないと入場できないとの情報があったが、ギリ花火がみれるところまで近づけた。
団子坂の急勾配を引き上げる！そして花火が
そして最後の鉾/屋台が！頑張れ！頑張れ！

花火は22:00過ぎには終わって。ここからなら終電間に合ったかも。だが、実はここから22:30過ぎに広場が解放されて鉾/屋台を六台揃い踏みで間近に撮ることが出来た◎

団子坂を降りる。結構な坂だ。そしてバスに戻って23:30に秩父出発。14:30から完全フリー。帰りは時間調節して始発頃に新宿。ほぼほぼ一人旅だった。近年は埼玉観光に嵌っているが、秩父夜祭は本年の〆に相応しいものとなった。埼玉、奥深く興味深い地域だ★★★★★