
カタール王族のザ・アール・サーニ・コレクションから古代ギリシャ、古代ローマ、エジプト、キンバヤ、シカン、モチェ、オルメカ、マヤ、ノク、スキタイ、サルマタイ、バクトリア・マルギアナ、ペルシア、パルティア等の名品で古代世界を描く展覧会。
みんぱくの驚異と怪異展にも通じる品々でしたが、あちらが幻獣を通して世界認知を示したのに対してこちらは人の世の権力が何を美の力としたか、みたいなコンセプトにも感じました。また品々のチョイスがアラブ的な感性を感じて、驚異と怪異展と見比べると面白い。
そんななか、アナトリア半島西部 前3300~前2500年頃からの出土の大理石などで出来た≪スターゲイザー≫は日本の土偶をさらにクリオネやキュベレイみたいでなかなか新鮮な古代のフォルムと色でした。
本展は2/9まで。特別展のチケットでも見れますし、常設展のチケットでもみることができます。