




Opning:吹越満
1. 裸の王様:Ebby
2. 日本人てくらいね(でも・デモ・DEMO):田口トモロヲ
3. Tango:大槻ケンヂ
4. Black Joke:鮎川誠
5. Fade Out:NOBU(DEEP COUNT 桑原延孝)
6. アジテーション:町田康
7. 中産階級ハーレム:折坂悠太
8. ある平凡な男の一日:こだま和文
9. つながった世界:向井秀徳
10. れいわのナンのこっちゃい音頭:永山愛樹、桜井芳樹
11. 都市生活者の夜:七尾旅人、不破大輔
12. みちくさ:高田エージ、いとうせいこう、近田春夫
13. 夢の海:江戸アケミ
EN1. みんなたちのファンファーレ:Oto Ebby
EN2. クニナマシェ:Oto Ebby
EN3. もうがまんできない:みんな
Jagatara2020
南流石、Oto、EBBY、中村ていゆう、ヤヒロトモヒロ、エマーソン北村、吉田哲治、村田陽一、宮田岳、関根真理、山崎心、北陽一郎
特別な一夜ってある。江戸アケミの命日に田口トモロヲ、大槻ケンヂ、鮎川誠、NOBU、町田康、向井秀徳、桜井芳樹、こだま和文、七尾旅人、不破大輔、高田エージ、いとうせいこう、近田春夫らをゲストにしたリユニオンの「法要」。
物凄いテンションのトモロヲにメタルなオーケン「Tango」やヴォーカルにエフェクトかけた旅人「都市生活者の夜」を始め2020な音で鳴らされていて。
「森ビル!六本木ヒルズ!」「新宿3丁目!」と叫んだ向井やキラーフレーズを入れたせいこう、そしてオリジナル歌詞で「Fade Out」を歌ったNOBUのように各Guest Voが色を出しつつ、ヤヒロトモヒロさんのアフリカ/ラテンパーカスといい、肉体踊るリズムにグサグサ刺さるキラーフレーズな歌。80年代は84年生まれにはその頃のシーンは想像するしかないが、最高な邦楽だし、今鳴らす音としてさらにビルドアップされ素晴らしい鳴りだった。ホーンセクション、ギターも素晴らしいし、南さんの存在も素晴らしかった。
江戸アケミ没後30年の3h20m強、「アラフォー以上が多い」と言われた会場だが、リユニオンの恩恵を一番受けるのは俺のような後追い世代だと想。フィッシュマンズリユニオンの初回の赤坂BLITZもRSRもみれずまんじりとしていた自分に「でもお前じゃがたら2020渋谷クワトロはみれるぜ」と声をかけてやりたい。
この日のライヴは後日スペシャで放送されるとのこと。今後もギグやりたいとおっしゃってたし、多分そこら辺は今夜のLoft9でのトークイベントで語られそう。そのトークイベントもなんか配信があるらしい。
どのActも素晴らしかったが、折坂悠太の「中産階級ハーレム」が白眉だった。あれは本当に心に直撃する歌唱だった。彼の凄まじさを体感できた。アケミのプロトタイプ曲を元にしたタートルアイランド愛樹Voの新曲も良かった。そして本編ラストはマイクにスポットライトが射し江戸アケミ歌唱で「夢の海」。そしてアンコールではこの伝説級の面々が愛と笑いの合唱。最後は南さんがフロアに降りて客もマイクリレー。
本当に特別な一夜に立ち会えた。心の宝物となるライヴとなった。