
地球を旅する、それでいて一本纏まった流れのある一枚。
80年代のサイバネゴシックな欧州調から始まり琴と鳥の声、そして笛の中原な調べからのアフリカなChor, さらにはまさかの『Sex Machine』カットアップからの今でいうエレクトロスウィング、さらにさらにハワインアン歌謡から80sのナウシカな感もある日本語唄、からの~テクノポップからアフリカの打楽が入った摩訶不思議プログレからの80sミュータントロックから幽玄謡、そこからの落ち着いたトランペットの「悲しくてやりきれない」からの~ムード音楽からトイなポップからチャイニーズウィスパーからのシンフォニーなラスト。
まるで
和製Les BaxtarあるいはWorld PopなDJ MIXのようなめくるめく世界。これを一枚のアルバムとして一貫させるエナジーが凄い。これは楽しい、素晴らしき好盤でした。