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Aca Seca Trío - Torino 南米からの風の息吹に春来たるのを願う

Aca Seca Trío - Torino
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春風待ち来るここ数日。COVID-19に関連する政治や社会のエンリッチメントに関する厭な空気が蔓延する中で、この清涼な音は風が吹き抜ける快い心をもたらしてくれます。

演奏しているのはACA SECA TRIO. アルゼンチンの現代フォルクローレを代表するグループ。メンバーの一人でもあるAndrés Beeuwsaertのソロ作は2016年のBest Albumにも選んだことが有ります。

この何とも涼しげな旋律や質感はアルヘンらしいなぁと気持ちがよく、南米音楽の肥沃さはジャズやロック、クラシックをも含む土壌があるのだなとリラックスしながら心が整っていくのを感じます。

春風。音制連・音事協・ACPCの音楽系3団体をはじめとしたエンタメ関連各社が「#春は必ず来る」と声明を出しつつも、本日の宮藤官九郎ACTIONに出た音楽ライヴに関わる方々の愚痴を聴くと、かなり厳しく困難な状況に実際問題あると。

香川県のゲーム制限条例もそうですが、驕った人間は自分が価値がないと思うものは社会において普遍的に価値がないと扱いがちです。特にエンターテイメントなんかはぞんざいに扱われることは多くあります。それを愛する者には決して「不要不急」ではないのに。

とは言えエンタメの本場NYで50人以上のイベントが禁止に成ったりしていますから、リスクをみているのは本邦に限ったことではありません。一方でドイツ文化大臣はアーティストに一定の支援を出すという声明を出しました。これはヒトラーの藝術弾圧という歴史からかも知れません。

我々も現状できるのは危険性と勘案しながらエンターテイメントやアートを愉しんだり、フィジカルや配信にお金を落としたりすることでしょう。本来、判断の指針とするために正確なウイルス罹患者数が欲しいところですが、現状は医師が必要と判断しても保健所が止め検査が行われないことが有るくらいですから、暫定的に重症化率が20%として、今発表されている罹患者数 X 5~8くらいが実数ではないかと私個人は想っています。また今示されている「換気・密集・会話」という要素も大いに基準になると思います。

恐らく、日本の方針だとCOVID-19の災禍は長期化するでしょう(逆に五輪中止が決まったら一気に緊急事態宣言になりそうですが)。その中でリスクとライフを出来るだけ意識的に測っていきたいものです。基本は不要不急の外出は避けつつ。その為にはこんな高らかに歌われる音楽やWebコンテンツは非常に有用ですね。


by wavesll | 2020-03-16 18:31 | Sound Gem | Comments(0)
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