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箱根ラリック美術館にて≪シェフィールド (風の精)≫などを観る

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箱根へ行ってきました。
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目的地はラリック美術館。彼が創った宝飾品・ガラス工芸をみて。
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お目当ての≪シェフィールド(風の精)≫は透胎七宝にダイヤが輝き、風のそよぎが感じられて。

その他も初期からの代表作が展示され、≪四つの太陽≫という作品はレンズ効果を使って外の光を集めてなんと発光して。≪蝶の妖精≫のエマイユも美しく、≪蛇とエジプト風装飾≫というイヤリングもカッコよかった。≪戦闘≫というバックルはまるでダ・ヴィンチの≪アンギリアーリの戦い≫を想起させて。≪ツバメ≫なんかデザイン性の究み。

またラリックには日本趣味もあって。刀の鍔のような≪日本の林檎の木≫、≪雀≫という木目に銀の雀の室内装飾も日本的デザイン。≪カラス≫という屏風も。

そして意外なモチーフとしては蝉がよくて。ペーパーナイフ≪セミ≫やエメラルドブルーの翅が印象的なポーチ≪二頭のセミ≫、デカくてリアルな造詣の小箱≪セミ≫も良かった。箱根の山道ではヒグラシがカナカナと鳴いていて。ヒグラシなんて聴いたの数年ぶりかも。

また宿木の伝説を顕した花器≪ドルイド僧≫のほか、≪つむじ風≫という透明に黒の旋風が大胆に渦巻く花器も。

ブロンズの≪蝶の女≫も艶があり、≪ツバメと少女の横顔≫というブローチやメタリックゴールドの輝きが印象的な≪二頭のトンボ≫という髪飾りと言い最後まで楽しませてくれました。

ベルエポックというパリのラリックが活躍した頃を再現した一室や、サラ・ベルナールとの関わりの展示、ラリックが手掛けたシャンデリアも素晴らしかった。中庭にはモネの睡蓮や太鼓橋風の庭園がつくられて。またレストランにはラリックが内装を手掛けたオリエント急行の車両もありました。

箱根までの道は混んでいたけれど、横浜を9:00位に出れば11:30には仙石原に着け、ソーシャルディスタンシングを保ちながらアートを鑑賞することが出来ました。

うーむ、それにしてもこうなると≪蜻蛉の精≫もみたい。でもあれはポルトガルなんだよなー、なんとか日本に来てくれないものか◎

by wavesll | 2020-07-23 23:28 | 展覧会 | Comments(0)
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