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HEX - TOSHIO MATSUURA PRESENTS HEX 上質で野心的な'14の隠れた名盤

HEX - TOSHIO MATSUURA PRESENTS HEX
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HEX。2014年にex U.F.O.の松浦俊夫さんがKan Sano(key, Programming), みどりん:SOIL&"PIMP"SESSIONS(ds, per),伊藤志宏(p), 小泉P克人(b), zAk(Audio Recorded, Edited & Mixed)という布陣でProduceした新時代のJAZZプロジェクト。

松浦さんはInterFMのTokyo Moonで長年聴いていて。ゼロ年代はクラブジャズに嵌っていた人間だった私はこのプロジェクトに大いに心を躍らせ、Giles PetersonのイベントWorldwide Showcaseで生で観ることが出来たのですが、当時はどうも嵌りきらなくて。

ただ時々、想い出したように”HEXってどんな感じだったんだっけ?”となることがあって、で、Spotifyで「HEX Toshio」で検索するとPlayすることが可能で。そして聴いてみると、これがすこぶるいい!

生音ジャズに電子ビート感が入ってくる感覚は、クラブジャズの正統進化って感じで。自分の中であの頃”クラブジャズ”に期待していた音が那須基作さんの『JAZZ FOR MORE』等のタワレコ・コンピであったり、Sunaga y experience『クローカ』や『Double Standard』であったので、リアルタイムで聴いたときは”ダイナミズムに欠けるな”と想っていたのかもしれませんが、今聴くとちゃんとSweetな音の甘みを入れながら、それでもシャープさを失わないサウンドの運びで、とてもいい。

後半からブラジル・ラテンっぽさも入ってきて、さらには中納良恵(EGO-WRAPPIN’)Voによる「オーサカ・ブルース」、エヂ・モッタVoによる「トーキョー・ブルース」というホレス・シルヴァー「The Tokyo Blues」の大ネタ使い!これはすっごく楽しく上質な、刺激的なアルバムだなぁ!爆発的センセーションを起こさなかったのは残念だったけれど、その分「上品、されど野心的」という稀有なラインを引いた隠れた(と言っていいでしょう)名盤だと想います。

by wavesll | 2020-10-29 21:17 | Sound Gem | Comments(0)
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