人気ブログランキング | 話題のタグを見る

家、ついて行ってイイですか?イノマー回を見、ステージ4でステージに勃つ~イノマーと青春パンクロック~を聴いて

涙がこぼれた。本気で生き抜いていったイノマーの姿に涙するのを抑えられなかった。生きるって何か。死んでる場合じゃないな。

その後Tokyo FMで日曜深夜(月曜未明)にやっていた「ステージ4でステージに勃つ~イノマーと青春パンクロック~」を聴いて。
峯田、サンボマスター、コザック前田(ガガガSP)、綾小路翔、ガンガン&オノチン(オナニーマシーン)等がイノマーの話をして。

イノマー、メジャー契約解かれた後アル中になっていたのか…ただ診断が下った後すっぱり酒を断ち、全盛期を取り戻したように見えたところでの癌だったのか…。

家、ついて行ってイイですか?で感じた本気での生き抜き、その生きざまの本質がTokyo FMを聴いたことで分かった。それは「ステージの上に立つ人間の矜持」なのだと。

峯田はイノマーの前ではあくまで「銀杏BOYZの峯田」、イノマーも峯田の前ではあくまで「オナニーマシーンのイノマー」でありつづけたそうだ。それは綾小路翔との間でもそうで、癌が告知されたときも「いやー、馬鹿is not deadでしょうww」という軽いノリにイノマーはすげー喜んでいたらしい。サンボマスターの前でもそうで。ロックンローラー、パンクスはあくまで無敵に軽く生きていく、その生き抜きが筋金が入っている。

またコザック前田が語っていた「『線香花火』に自分が飽きていたとしても、お客さんがそれを期待している限り、やり続けるんだ」とイノマーが語り、そしてそれはイノマー自身が「童貞」だとか「青春パンク」に飽きていたとしても、まさに文字通り死ぬまでティッシュフェスをやり抜く、その舞台人の矜持。本意気。

本当に凄い、強い精神の気高さだと思う。ネタをやり続ける、自分の本当に恥ずかしいところを曝け出して闘う、偉ぶらないで、寧ろ貶されるようなネタをやり続ける。そんなドブネズミみたいな美しさを、俺も昔やろうとして、結局大学5年間はできたけれど、その後鬱になったときに破綻してしまった。青春ロックでありつづけるというのは本当に一種茨の道で。

そして童貞ネタに関しても、伊集院光が太宰の『人間失格』に「”でもあいつモテモテだったじゃん”と想った時に冷めたんだよね」と言っていたけれども、イノマーだって、峯田だって、そしてみうらじゅんだって童貞じゃないし。そして俺自身も童貞じゃなくなったし、そういうことに関心と言うか執着と言うか、そういうものが薄くなって、AMラジオよりFMラジオな人間になった頃もあったけれども、今「ステージの上に立つ人間の矜持」としてみせられると、ただただ感嘆してしまうのである。

舞台上の虚構なのだけれども、けれどもそれに本当の情熱を、人生を懸ける。本意気の感情が入る。その凄み。

ロック、その麻疹のような狂気に一時期、というか人より長くがっつり嵌り、そしてそこから精神を異化させていったけれども、汗水精液だらだら分泌して死ぬ気で生きる、その筋金は、やっぱり大事に火種を灯し続けなければならない、特に仕事を辞めたこれからは。と思った次第だった。

by wavesll | 2021-03-01 21:10 | 私信 | Comments(0)
<< エンタメとリアルさのフィクショ... 国立ベルリン・エジプト博物館所... >>